大天荘 スタッフブログ
朝の雪景色と、表銀座縦走路の様子。
2017/10/26
さかきです。
昨日の夕方に続き、今朝も素晴らしい雪景色。
これでもか!というくらい写真掲載してしまいましたが、雪を纏い始めた大天井岳頂上からの眺めは、じつに最高でした。外気温こそ大天荘の温度計で-3℃、快晴無風。しっかり防寒対策さえしていれば、凌ぎやすい日の出タイム。正直お客様がいることをすっかり忘れてしまうくらい、山頂での日の出を満喫させて頂きました・・・いけませんね。
昨日のブログでも記しましたが、小屋前のテント場辺りは、平均50~60㎝程の積雪。雪を整地して張るテントの光景を、目にするとは思いもよりませんでした。一見しただけでは、「そんなに積もっているのかな?」とお思いでしょうが、よーく積もっています。
ところで、今日昼前に、所用兼ねて、この度の降雪による表銀座縦走路 大天荘~燕山荘の登山道の様子を確認に、視察に出かけてきました。
▲大天井岳 北側斜面 ▲同じく
通称“切通”分岐~大天荘は、夏道の通行です。平均、膝辺り、吹溜りでは腰上程。 ▲表銀座縦走路を燕山荘方面に見る
今日のところは、普段の登山道は全て雪で埋没し、この道を歩き慣れている私でさえも、時々通常のルートを部分的に外れて歩いていた箇所があった程(もちろん修正はしました)。それぐらい、この縦走路も積雪がありました。平均、踝から膝下程、吹溜まりでは腰下の箇所もありました。 ▲大天井岳全容
普段雪が無い時、私の普通のペースで大天荘から燕山荘まで1時間20分程かかるところ、今日は約3時間強かかりました。ちなみに“かんじき”をつけて歩きました。
明日明後日の晴れ間と気温で、いくらか融けるかとは思いますが、部分的には根雪になるでしょう。昨日のブログでもお知らせ致しました通り、燕山荘から大天井岳方面縦走をお考えの方は、アイゼンとピッケルの携行をお勧め致しますと同時に、降雪直後は加えて“かんじき”装着のほうがベターかと思われます。
とは言うものの、風雪で視界が効かない中での行動は、先も申し上げました通り、今日つけましたトレースが消え、どこを歩いているのか、どこが道なのかわからなくなる可能性がありますので、無理だけはなさらないよう、お願い致します。
プロフィール
北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
カテゴリー
カレンダー
最近のコメント
- Re: 雲海。
サカキ様 相変わらず頑張り過ぎてますね!! 何時も良い写真を有難う御座います毎年、有明荘、燕山...
- お世話になりました
週末は、色々と大変なご事情の中、 本当にお世話になりました。 おかげさまで、ゆっくり過ごすこと...
- Re: 今年初の水源地。
悪天候の中、お疲れさまでした。 スタッフの苦労を見るたびに水の大切さがよく分かりますが、シーズ...