スタッフブログ
「親切」。
2016/10/08
さかきです。
昨日は、燕山荘の冬のスノーシューツアー(昨年の模様)で、毎年大変お世話になっている、栂池高原にあります「ホテル雪倉」オーナー平林さんと息子さんがお見えになられ、昨夜は、ささやかながら楽しい酒宴となりました。
「ホテル雪倉」、じつに居心地の良いお宿です。
雪倉さんのHPによると、『ホテルという言葉は、もともと「旅人をもてなす」とか「親切にしてさしあげよう」という意味から出た言葉だそうです』。
そして、雪倉さんは、この『親切にしてさしあげよう』をモットーに運営されています。
親切心が体全体からにじみ出るような人柄、同じ宿泊業に携わる身としては、まだまだ修行が足りないな、といつも思わされます。
最も山小屋は、直接自然と対峙する機会の多い宿泊施設なため、時としてお客様自身、生命に関わるような行動を取られた場合は、改善して頂くような勧告をすることはあります。それでも、そういったこと全てひっくるめ、汗水流してやっとお越し頂いたお客様方です。ひとえに親切といっても難しい局面はあるのですが、うまくバランスとって、これからも根底は「親切」をモットーに私も接していけたらな、と昨晩は改めて思った次第です。
また冬にはお世話になります。
この度は、ありがとうございました。
ちなみに、体育の日連休初日の今日、ここ大天井岳周辺は風雨の強い一日でした。
明日の午後からは天気回復のようです。
コメント
コメント追加
プロフィール
北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
カテゴリー
カレンダー
最近のコメント
- Re: 雲海。
サカキ様 相変わらず頑張り過ぎてますね!! 何時も良い写真を有難う御座います毎年、有明荘、燕山...
- お世話になりました
週末は、色々と大変なご事情の中、 本当にお世話になりました。 おかげさまで、ゆっくり過ごすこと...
- Re: 今年初の水源地。
悪天候の中、お疲れさまでした。 スタッフの苦労を見るたびに水の大切さがよく分かりますが、シーズ...
10月7日1泊でお世話になった者です。当日は、中房線が台風倒木被害により午前7時にようやく開通し、夕刻近くになって大天井岳への最後の急坂を息を切らして登っていると、山荘スタッフが仕事人の如き山道整備をしていて感銘し、山荘に到着すれば接客スタッフの手際や応対の良さに居心地良さを感じました。
夕食時、スタッフの案内で明日の天候情報があり、雨風強くルート選考等十分な注意検討を願いたい旨
翌日はヤマテン予報どおり、視界無しの荒れ模様の中、集中して燕山荘向け進みましたが、蛙岩も過ぎ、じき山荘だと安堵して歩いていたところで何を思い違ったか、僅かな踏み跡をトレースと勘違いして西側の川九里沢向け降り始めてしまいました。
途中、違う戻れと自答し、斜面を行ったり来たりして、遂には他の登山者を探せと立ち止まっていたところで、今回ブログ投稿している平林さん親子と思われる2名が、自分より20~30メートル上方の稜線側を歩いていて、後続の平林さんが私を見つけ、声は聞こえませんでしたが
大丈夫かい?こっちだよ
と目で合図してくれました。
私は軽く片手を上げて応答して平林さんを追い、そうして無事登山道に復帰できました。
この後、平林さんは後ろを振り返って私が後続しているのを確認してくれました。この事は私は分かりました。
私は着かず離れずで先行の平林さん一行を追い、こうして無事燕山荘に到着しましたが、どうやらすぐに燕山荘には入られた平林さんには結局御礼の言葉を申し上げられませんでした。この場をお借りして御礼申し上げます。
様々な方の親切に接しました。