北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

晩秋へ。
2016/09/30



さかきです。


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数日ぶりです、じっくり大天荘の前からのご来光を拝むことが叶った9月最終日。陽の出る位置も、浅間山からだいぶ離れてきました。
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 ▲槍・穂高連峰
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パッと見、稜線トップの紅葉の盛りはどうも過ぎた感がありますが、朝日を浴びるこの山肌の渋めの色合い、個人的には好きです。
稜線の季節はそろそろ晩秋へと移ろうとしています。
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大天荘のシンボルツリーであるナナカマドの実。秋を感じますね。


そうなると大天井岳周辺の人通りは、平日に限っては落ち着いてきますので、静かな北アルプスを楽しみたい方にとっての登山シーズンはこれから始まる、といっても過言ではないでしょう。





大天井ヒュッテさんでもここのところ秋の道直しが始まったようですが、我々大天荘チームも、これから人通りの少ない、小屋閉め作業始まるまでの数日間、よっぽど天候悪くなければ、道直しに勤しむ日が再開します。
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夏山シーズン前に中途半端状態であった現場から作業開始。ただやはり季節は秋。今日は晴れ間はあっても、西風が冷たく、ちょっと手を休めると肌寒く、防寒着として持ってきた雨具は重宝しました。
そのちょっと手を休める時、表銀座縦走路を見ると、山肌の色合いがじつにきれいだった。
 ▲切通分岐から先、西側斜面
 ▲同じく東側斜面
この斑模様も、日に日に色濃くなってゆくことでしょう。


さぁ、明日から10月。

大天荘の営業も残り3週間弱。どんな日々の移ろいが待っているのでしょう。


今シーズンの初雪はいつかな・・・



雷鳥に救われた・・・
2016/09/29

さかきです。


今年の9月は、何とも天気の悪い日の多かった印象のある月でした。

そんな9月も明日でおしまい。


ちなみに今日の空模様は、昨日に引き続き、午前中を中心にいい雨降り。

とても身構えてシャッターを切れるような陽気ではなく、せいぜい取れたワンショットが、

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朝の掃除中に窓越しから見えた雷鳥達。今日はあなた達に救われましたよ、ブログの話題的に。ほんとうに。
実際は4羽いましたが、ファインダーに収まったのは3羽。
今日は雷鳥クイズにするまでもないでしょう。


明日はお天気よさそうですが、朝少々冷え込む予想。
そう言われると、確かに夕方から足元が何となくひんやりする感じ。


その後の紅葉の模様など撮れたらいいのですがね・・・



槍ヶ岳ずくめ。
2016/09/28



さかきです。


今日はいい雨降りの中、びしょ濡れになりながら、ヒュッテ大槍より戻ってきました・・・そう、昨日は毎年この時期恒例の燕山荘イベント「槍ヶ岳登頂 表銀座縦走ツアー」に同行の為、槍ヶ岳へ出かけておりました。

このツアーのメインである昨日2日目は、午後こそやや霧が出てしまったものの、午前中を中心に清々しい青空が広がり、参加者皆さん十二分に“槍ヶ岳”を満喫。
私自身も久しぶりの縦走、今年も表銀座縦走路から見る紅葉見物を楽しませて頂きました。

ではダイジェスト版でお送りします。

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5:30過ぎ大天荘を出発する頃、ちょうど日の出と重なりました。幸先のいいスタートです。
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大天荘直下から見る槍・穂高連峰は素敵なモルゲンロート。皆さんシャッター切りまくりでなかなか進みません。
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大天井ヒュッテ玄関先からの穂高連峰の眺め。
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ビックリ平より少し先から望む槍ヶ岳。この辺りから望む槍ヶ岳と北鎌尾根はじつに素晴らしく、それに紅葉も相まって、ビューポイントの一つです。
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ヒュッテ西岳までの道中から東側 常念山脈。
槍ヶ岳と澄み渡る青い空。
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振り返り大天井岳。
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槍ヶ岳望むに最高の表銀座縦走路。
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ヒュッテ西岳と穂高連峰
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ヒュッテ西岳より槍ヶ岳。これから踏破する東鎌尾根がすぐ目の前です。
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東鎌尾根から望む槍ヶ岳① 
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東鎌尾根から望む槍ヶ岳➁
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東鎌尾根から望む槍ヶ岳③ 
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ランチタイムは北鎌尾根を真正面に見ながら。
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今日スタート地点である大天井岳がはるか先に。ずいぶん歩いてきました。

その後、雲や霧に視界が阻まれる事多くなり、ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山頂の間、シャッターチャンスはお預け・・・

そしてついに、
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槍ヶ岳登頂!
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 ▲眼下、槍ヶ岳山荘
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 ▲同じく右下殺生ヒュッテと左下ヒュッテ大槍 
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かろうじて雲の隙間から、大天井岳はじめとする常念山脈と、今日歩いてきた表銀座縦走路が。
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ヒュッテ大槍戻った後、夕食はウエルカムワインで、今日の槍ヶ岳登頂成功を祈念して乾杯!



大天荘スタッフより、ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。そして楽しいひと時をご一緒できたことに感謝。また山の上で再会できる日を楽しみにしております。



紅葉見物週間。
2016/09/25

さかきです。


昨日は諸事情により更新滞ってしまいましたが、昨日も今朝も久しぶりに清々しく朝日を体いっぱいに浴びることができました。

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太陽は、いつの間にか浅間山より右側から上がるようになり、その時間も5:35頃。



さて、ここのところの雨続きと日中の気温の低さで、紅葉の進み具合はどうなったかと言いますと・・・
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 ▲大天井岳山頂付近から槍・穂高連峰
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 ▲燕山荘方面(表銀座縦走路)
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 ▲槍ヶ岳と牛首展望台斜面
すっかり変わりました、錦色に。
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まだ色濃くという程まではないものの、斜面一つ一つ切り取ってみると、いい感じに。
ここ大天井岳から望む紅葉見物は、今週いっぱいが見頃かもしれません。



あとは晴天の空模様が望まれますが、この一週間はどんなお天気となりますか・・・




明日こそ期待してます。
2016/09/23



さかきです。


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▲大天荘テント場
結局、今週日曜日から今日に至るまで、雨の降らなかった日は一日もありませんでした。概ね夕方は毎日こんな感じ。
ちなみに、一昨日予定日であったヘリコプターによる物資輸送作業も、この天候です、当然ながら延期続き。
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黄色のテントの左隣は、青いテントではなく、ヘリコプターで下げる荷物。雨避けのブルーシートが掛けられてある状態です。

しかし、明日明後日は、気象庁発表の長野県下の予報、並びにヤマテンの予報共に、北アルプス南部周辺は好天予想です。

最近、予報通りの展開にならなかった時もありましたが、それでも“晴れ”そうな予報出れば、真偽のほどはわからないけれど、気分は盛り上がります。

錦色に染まってきているであろう北アルプスの山肌を、是非明日は大天井岳頂上から眺めたいものです。



一方、大天荘のシンボルツリーであるナナカマドの色づきはというと・・・
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霜が降りる程の冷え込みが無かった分、じわじわいい色になるかと思いきや、今年も残念な結果となりそう。接写したものの、葉っぱ痛々しいので、掲載は控えます・・・



2009年と2012年は、しっかり紅くなったんですがね・・・




秋分の日だというのに・・・
2016/09/22

さかきです。


・・・いったい何日、太陽の日差しから遠ざかっているでしょうか。
手元の業務日誌を見ても、“晴れ”のフレーズはここ4~5日見当たりません。


結局のところ、太平洋高気圧が今頃になって頑張っているおかげで、秋雨前線がなかなか南下してくれず、愚図つき模様が続いている、こういう図式のようです。

普段このブログに掲載する画像は、このカメラ達。
今日は秋分の日。せめて雨さえ降らなければ、“秋分の日”を素に、何かしら撮る材料をみつけるものを、こうも雨続きだと、正直撮る意欲が失せます・・・




今日はこの辺りでご勘弁を。


グングン進む。
2016/09/21

さかきです。


報道を聴きますと、台風16号も、それまでの台風同様、各地に被害をもたらしてしまったようです。被害に遭われました方面の方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。


※お問い合わせを少々頂きましたが、この度の台風16号による、大天井岳周辺の登山道への影響はありません。



ここ大天井岳周辺、昨日の天気予報からして、台風一過は無理としても、うっすらご来光が拝め、比較的晴れ間の広がる一日になるのかな、と思いきや・・・霧雨が降ったり止んだりの愚図ついた空模様となっている今日の昼下がりです。

それでも、適度な気温の低下により、小屋周りの草紅葉は一段と進んだ感があります。

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 ▲オヤマソバ
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 ▲ミヤマダイコンソウ
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 ▲クロマメノキ
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 ▲ウラシマツツジ
オヤマソバにおいては、ドライフラワーと化した物もあり。
恐らく山肌の色づきもかなり進んだことでしょう。


週間予報を見る限り、晴れ間が望めるのは今しばらく先になりそうですが、そろそろスカッとした晴れ間の下、錦色の秋を楽しみたいところです。



なんて元気な人達だ・・・
2016/09/20

さかきです。


今、ブログの更新作業開始し始めたのが午後8時前、台風16号による雨脚のピークは過ぎたようです。

午前中こそ雨の止み間はありましたが、昼過ぎから断続的に降り続き、夕方6時前後が最も強い降りだったように思います。

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天気が悪い時によく出る画像ですね。風はさほど強くはなかったものの、昼過ぎから気温が下がりはじめ、夕方には5℃前後となっています。

こんな天候にも関わらず、びしょびしょになりながらも足を運んで頂いたお客様数名、さぞ寒かったことでしょう。



・・・と、夕方4時を回る頃、常念岳方面から、強い雨・低い気温ものともせず、元気に歩いてくる外国パーティー12名。
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遠くオランダからお越し頂きました。どこか体の構造が我々日本人と違うのでしょうか、全くこの天候問題なし、と言わんばかりの元気の良さ。明日は槍ヶ岳方面。
気になる天気は・・・「ヤマテン」発表の予報見ると、明日明後日は概ね晴れとのこと。“日本のマッターホルン”を存分満喫できる山歩きが楽しめることでしょう。


一応明日は台風一過となるのかな。

紅葉の色づき具合どこまで進んでいるのか、どんなご来光となるのか。




気になって眠れそうもないな・・・なんてことはないか。


紅葉進んでいます。
2016/09/19


さかきです。


一昨日夜から降り続いていた雨も、今日の午前中は一端小康状態。にわかに表銀座縦走路の山肌が、一瞬チラッと。

 ▲大天井岳直下より
ちなみに今日は槍穂のてっぺんは拝めませんでした。
しかしこの2日間ほどでだいぶ山肌は赤や黄に色づいたように思います。
 ▲牛首展望台東側
 ▲同北側
とにかく今年はまだ朝晩氷点下まで下がるほどの強い冷え込みがまだなく、雪融けの早さとは対照的に紅葉の進み具合はゆっくりのような気がします。とりわけ去年が早かった感がありましたので、余計そう感じるのかもしれません。

ということで、いつもだと、いい色に色づく前に霜にやられてちりぢりに葉が傷んでしまうこの子。
大天荘のシンボルツリーであるウラジロナナカマド。少しずつではありますが、いい感じに色づき始めているように思います。実は真っ赤に熟していい感じ。
今年はきれいに紅く染まってくれるでしょうか・・・


とにもかくにも台風16号には一刻も早く通り過ぎて頂き、待望の秋晴れの下、錦色の北アルプスを堪能したいものですね。



今日の最後は、今年このブログで一度も日の目を見ていない彼らに登場して頂きましょう。
かなりの雨で、大天荘のテント場あちこちに、にわかにできた水溜り。イワヒバリ達のたまり場になっていました。
近くに池や沢など、普段水気のない場所だけに、こういう水溜りは、縁の無い彼らにとっては嬉しいものなのでしょうね・・・

しばらく見入ってしまいました。



台風と秋雨前線に泣かされ・・・
2016/09/18

さかきです。



 ▲夕方の大天荘
・・・ここ数年、秋の連休は前半後半どちらかは、晴れ間が広がり、徐々に色づいていく山肌の変化を楽しめる機会多かったように思いますが、正直、今年は台風と秋雨前線に泣かされています。連休中日はご覧の通り。テント泊においてはゼロ。

今日は朝から風雨の強い天候、そういう意味においては、身の安全を最優先に行動された方多かったということで、致し方ありません。


山は逃げませんし、天気のいい時を狙って再チャレンジして頂ければ・・・と思います。


台風が過ぎ去った後の山肌の変化を楽しみに、ここはひたすらじっとするしかないようですね・・・


レンズ雲。
2016/09/17

さかきです。


連休初日の今朝、槍穂の上空には、ある意味、見事なまでのレンズ雲が掛かっていました。

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最もレンズ雲が掛かると、天気は下り坂というのが定説ではありますが・・・



それから6時間後のお昼時の槍・穂高連峰は、
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所々上空には青空も広がる最中、風が少し出てきたようです。


もう、今日この場に及んで連休中のお天気の話はいたしませんが、重ねて、お越しの方は防寒や濡れの対策は十分になさってお出かけ願います。


悪天時の稜線はご注意を(9/16その2)。
2016/09/16

さかきです。



稜線上を3~4時間かけてお越し頂く小屋、情報は正確にと思い、最新の気象情報の概要を。

有料サイトになりますが、山岳の気象情報専門サイト「ヤマテン」も併せてご参考されると、より有意義で安全な山行になるかと思います。

どうも明後日18日の予報は、稜線上においては朝から風雨の可能性が高いようです。

もしそういった天候になった場合、大天荘までお見えになるようでしたら、必ず寒さや濡れに耐えうるだけの防寒着や着替えをご用意されるよう、入念なご支度をお願い致します。

そして、もし途中行けるかどうか不安をちょっとでも感じられるようでしたら、引き返す勇気も持ち合わせて、適切な判断を重ねてお願い致します。


一旦天候悪くなりますと、稜線歩きにおいては、この時期、夏とは違う気温や寒さとなり、低体温のリスクが高まります。

慎重な行動を心掛けてお出かけください。




防寒着お忘れなく・・・
2016/09/16

さかきです。


にわかに薄日はさしますが、概ね曇天の大天井岳はじめとする北アルプス。

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 ▲槍・穂高連峰
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 ▲表銀座縦走路 遠望 剣立山、鹿島槍方面
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 ▲有明山越しに麓安曇野平
厳しい冷え込みは、8月31日の早朝2℃くらいまで下がったのを最後に記憶にないですが、確実に朝晩は一桁台の気温まで下がるのが日常化してきました。ましてや今日は、薄日程度の曇天、10℃前後までしか上がらず、結構肌寒さを感じます。


さて、明日からの連休、お天気はと言いますと・・・
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 ▲気象庁HPより(2016年9月16日11時発表)


うーん、という感じですね。


何にしましても、連休中北アルプスにお出かけ予定の方、気温は平均的に下がってきています。仮に雨などとなりますと、稜線歩きはそれに風も加わりますので、体感的には下界の冬並の寒さと同じになります。必ず薄手のダウンの携行など、防寒対策を怠りなくお出かけ頂きたいと思います。

また、18時頃に到着される方がここ連日見受けられますが、日没も17時台になってきており、夕方は急激に気温が下がってくる時期でもあります。そういった条件での山歩きは、体温も奪われやすく、体の動きも鈍りがち、リスクが多くなってきます。
登山の基本であります早出早着を念頭に、遅くとも16時頃までには到着できる予定をお立て願います。



それでは、明日から山にお出かけの皆さん、安全で楽しいよい山旅を!


※この記事の更新は9月16日お昼過ぎでしたが、その後さらにいろんな気象情報が入ってきましたので、同日夕方、一部内容を変更させて頂きました。




中秋の名月。
2016/09/15

さかきです。


秋の連休がいよいよ明後日に迫ってまいりました。皆さん気にしていらっしゃるお天気ですが、各気象情報機関をいろいろ見比べてみると、どうも台風や前線の動き次第で各社まちまちの予報が出ている模様。ただ、今のところ、少なくとも日曜日の日中までは“大きな”天気の崩れは少ない感じです(私の雑感では)。


・・・ということで、大天荘周辺の紅葉の進み具合は、

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▲いずれもウラジロナナカマド
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 ▲大天井岳山頂より槍穂方面
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 ▲上の画像拡大 牛首展望台の山肌
ざっとこんな感じです。赤や黄で染まり上がった山肌にはまだほど遠いですが、個々に見てみると、だいぶ色づいてきてるもの多く目にします。お天気はともかく、秋山らしい稜線歩きが楽しめる状況は整いつつあります。

ちなみに、
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イワツメクサはまだまだ元気。小屋周りのあちこちに咲いています。赤や黄の草紅葉が進む中、この白い可憐な姿はインパクトあります。最もここより標高の低い燕山荘~大天荘の稜線や大天荘~常念小屋間では、まだまだ楽しめる高山植物はありそうです。


明日昼頃までに出そろう天気予報で、あらかた皆さんの行動予定も決まることだと思われます。
悔いのないご判断を・・・。










そして今日のラストは、
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雲で霞んでいますが、見えます。

午後8時すぎ、2016年大天井岳直下から望む、中秋の名月です。





晴れマークがついて欲しい週末。
2016/09/14


さかきです。


確か先週もそうでした・・・

週初めに出た週間予報では今週一杯雨マークがぞろっと並んでいたはずですが、今のところ雨が降ったのは昨日の午前中だけ。明日も明後日もそんな悪い天気予報ではなくなってきました。そして、長野県の天気予報、週末土日からも雨マークは無くなっています。予断を許しませんが、まずまずのこの先数日間となりそう・・・

ということで、今日のお昼時の模様を。穏やかな秋の陽気です。

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 ▲槍・穂高連峰
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 ▲槍ヶ岳と牛首展望台
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 ▲常念岳から蝶が岳方面
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 ▲双六岳から水晶岳にかけて(裏銀座)
なんとなく山肌の所々、赤や黄が点在し始めてきた感があります。
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 ▲大天荘と大天井岳
小屋周りの草紅葉が見てとれます。

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 ▲以上二つオヤマソバ
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 ▲トウヤクリンドウにウラシマツツジ
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 ▲クロマメノキ
足元に点在する植物達も、実を付けたり紅くなったりと秋の装い。今日のような穏やかな日は、のんびり稜線散歩するのに絶好です。
それにしてもクロマメノキ、びっしり実がたくさん。一般的にはジャムなどに最適です(ただし、ここは国立公園内にて・・・)。



さぁ、週末の週間予報に晴れマークを登場させるため、てるてる坊主にひと踏ん張りしてもらうとしますか・・・
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<いつもありがとうございます>
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昨夜は、地元安曇野警察署から山岳救助隊の方がパトロールにて来荘。この辺りでは主に蝶が岳から燕岳にかけてが管轄。“山においては行動のすべてが自己責任”とは言ううものの、いざ何かあった時にいち早く駆けつけてくれるのがこの方々。
これから紅葉シーズン、夏と同じ賑わいがこれから10月頭にかけての週末訪れますが、くれぐれも事故怪我なく安全な山旅を送って頂き、この方々のお世話になることのないよう、皆さん気を付けましょう。
私も含めて・・・



9月も半ば。
2016/09/13


さかきです。


未明からの雨は弱まりつつも、お昼時の今も降り続いています。
風も弱まってはきましたが、小屋を巻くように吹き続けています。

・・・とうことで、9月の平日、行き交う人はほとんどいません。

昼頃になると、気象庁はじめ、いろんな気象会社から新しい週間予報をはじめ、情報が揃い始めるので、ここぞとばかり、今週末17日以降の天気予報を各社見回してはいますが・・・まだ何とも言えない感じ。決め手は秋雨前線の動き次第というところでしょうか。
夏休みとは違い、皆さん、休みの融通の利きにくい秋の連休、なんとか晴れてもらいたいですね。


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と、受付にてパソコンをいじりながら、ふと玄関先のナナカマドを見入れば、改めて実の色づきが増してきたようで。気付けば9月に入った頃、ぼちぼち色づき始めたな、なんて思っていましたが、そうか、もう9月も半ば。あと半月もすれば、稜線上は紅葉シーズン。
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葉っぱはまだ青々。朝晩もう少し冷え込んでくれれば、葉のほうも徐々に色づき始めることでしょう。


ちなみにこの子、小屋まわりは少々気温が高めなため、稜線のナナカマドより色づき開始はやや遅いんです。なんせ、小屋の壁の色が黒っぽいので、陽ざしが届けばぬくぬくですから・・・



お似合いです!
2016/09/12

さかきです。


様々な気象情報の週間予報みると、目も当てられないような状況が数日続きそうである中、今日は比較的柔らかな日差しも降り注ぎ、穏やかな秋の平日となっています。

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 ▲大天井岳と大天荘
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 ▲槍・穂高連峰
     ▲常念岳方面
秋雨前線の南北方向への微妙な動き次第で、予報と実際とでは大きく変わることもあるのが、今の時期や6月の梅雨の時期。以前関係者にお聞きしたら、冬とそれ以外の時期を比べると、春から夏過ぎにかけての予報の方が難しいのだそうです。
そろそろ今週末17日以降、秋の連休の予報が気になってくるところですが、どうなるでしょう。しばらく週間予報と睨めっことなりそうです。



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さて、昨晩は今シーズン2回目の「ランプの夕べ」。“比較的”多くの方にお越し頂きましてありがとうございました。その中に数年前の燕山荘スタッフのご両親グループがご宿泊。普段からランニングをされているのか、皆さん身のこなしが軽く、そして何より元気一杯!
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そして女性5名皆さん、大天荘のオリジナルTシャツお買い上げいただき、早速今日おそろいで出発。
また機会作って頂き、是非お待ちしています。


その際は、またこのTシャツでお越し頂けたらうれしいな・・・
ありがとうございました。








また来てね!
2016/09/11

さかきです。


今日は、久しぶりに夕刻の山頂へ。

最も、小屋を出る17:40過ぎの時点では、辺り一面真っ白。そう期待していたわけではなく、お客様の夕食を出し終え、たまたま時間が取れたため、雷鳥の一羽でも見つけ撮れればいいかな、そんな気軽な気分で向かった大天井岳頂上。

案の定、真っ白け。ただ、にわかに上空が明るかったのと、風が弱い割には雲の動きが早かったため、これはちょっとしばらく腕組みして待ってみようかな・・・。

などと思った次の瞬間、
久しぶりの夕刻山頂にしては、とても劇的でした。
雲海が入ったため、はっきりはわかりませんが、日の入りは概ね18:10頃でしょうか。だいぶ早くなりましたが、気付けばシャッター構える手は少々冷たかった。小屋に戻り、温度計見れば8℃。最後に夕刻を撮りに行ったは、8月終わり頃。その頃に比べれば、だいぶ寒くなりました。


とはいえ、久しぶりに今日の夕方はいいものを見させてもらいました。


<また来てね>
長野は戸隠から来てくれた6歳小学一年生。昨日の午後に小屋に着きましたが、疲れた様子ほとんどなく、ごはんもモリモリ食べ、元気一杯。
聞けば、以前槍ヶ岳に行ったそうですが、その際もグイグイ鎖や梯子段を難なくクリアし、あっという間に槍の山頂に着いたそう・・・。普通の登山道でも、あえて岩のごつごつした場所を見つけては、そこを通るのだとか。将来楽しみなちびっ子登山者です。
親御さんと共に一の沢方面へ出発していきました。こうやって並べば、まだまだ小さい体なのにね。


また来てね!



ランプの夕べ。
2016/09/10

さかきです。


今日はお知らせを。


大天荘、秋の恒例イベントであります“日本一標高の高い芋煮会+ランプの夕べ”、今年も先日9月4日に第1回目を行いました。

あくまでも、このイベントそのものが、主たる目的なのではなく、このイベントを通してお集まりいただいた、互いに見ず知らず登山者同士、山談義に華が咲き、くつろぎ、楽しんで頂くきっかけの場となれば・・・そんな思いの催しです。
以降開催日は下記の通りです。

 9/11(日)→ズバリ明日!、9/19(月)、9/30(金)

詳細は、燕山荘HP大天荘トップ画面のイベント情報をご覧ください。

このイベントにつきものである芋煮。
イベント以外の日でも、ご用意できることがあります。冷え込んで来る秋の夕暮に、このあつあつの芋煮は格別です。


お召し上がりに、一汗かいてみませんか。

素敵な朝と晩。
2016/09/09



さかきです。


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昨日の雨と、少々の冷え込みがもたらした、今朝の“何もかもが輝き放たれた”とでも表現しましょうか、素敵な朝でした。
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日の出から約20分経った頃。太陽の真下にあるのが浅間山です。あと2週間もすれば、この浅間山辺りから日が昇るようになります。
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 ▲燕山荘方向
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 ▲槍・穂高連峰
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 ▲大天井岳方向上空
秋の雲の代表格とは言い過ぎかもしれませんが、鱗雲があちこちにお目見え。いい感じです。

その後日中は晴れ間が広がる時間もありましたが、概ね大天荘界隈は霧の中。

そしてお客様の夕食が終わる頃、
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先陣切って槍が姿を現し、最終的には
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上弦の月がぽつんと浮かぶ、これまた素敵な夕刻。



素敵な秋の一日でした。



寒い時は芋煮です。
2016/09/08



さかきです。

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今日は朝からずーっと雨降り。昼頃には、久しぶりに雷鳴も聞こえました。そんな中、びしょ濡れになりながらも、わざわざお見え頂いた登山者がちらほら。
さぞ稜線上は寒かったことでしょう、受付用紙を書く手、皆さんブルブルしながら書かれている姿から想像できました。

今日の大天荘の温度計は、日中10℃前後。これからの時期は、天候愚図つくと、昼間でも一桁台の気温までしか上がらないことも珍しくなくなります。何度もお伝えしますが、これからの時期、特に稜線歩きを含んだ山行をされる方は、防寒対策入念になされた上での入山をお願い致します。


ということで、今晩は熱々の芋煮を食べて、体の芯から温まって、ゆっくり休み、明日明後日いいお天気の中、元気いっぱい秋山満喫してもらいたいと思います。


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ネギたっぷりかけると、より美味しいんです。



言うほど悪くなかったり。
2016/09/07


さかきです。


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 ▲早朝 東の空
もともと今週は、全般的に週間予報が悪かった・・・けれども、実際のところは一日一日切り取ってみると、晴れる時間もあり、意外に悪くないんです。今日も早朝はご覧の通り。
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ちなみに、雨雲レーダーを見ていたら、今朝はちょうど群馬県から栃木県にかけて雷雨があった模様。その雲を大天荘から見るとこんな感じに。

先ほども言いましたが、いかんせんもともとの週間予報が悪いのと、それに加え、また13個目の台風が日本沿岸にやってくる、となれば、自然と山歩く人少なくなり、ましてやテント山行の方は激減。ここ数日大天荘のテント場は、誰一人いません。
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今朝も、せっかく槍穂がテント場からこんな感じでお目見えしているというのに・・・こればっかりは致し方ありませんね。


さて、今日は、時たまお伝えするヘリコプターの物資輸送の話題。
今シーズンの輸送作業は、なかなか予定日に飛べない程、天候に大きく左右される回が多い中、今回今日がその予定日なれど、珍しく朝から順調に。何せ週間予報の悪さから、週末までお預けかな、と覚悟していました。それどころか、前倒しで昨日の夕方にあらかた荷物が滞りなく揚がったからビックリ。いつもお世話になっている東邦航空の計らいも手伝ってのこの度の輸送は、全て順調でありました。
ということで、今日はヘリコプター画像で締め。
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 ▲燕山荘真下を飛ぶ
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 ▲回収荷を吊り上げる
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 ▲日没間際でも果敢に
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 ▲ヒュッテ大槍から帰還途中(左下です。わかりにくい・・・)
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 ▲穂高をバックに
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 ▲任務終了、帰還


ちょっとしつこかったですかね。

ま、たまにはいいですね。


小さなことですが・・・
2016/09/06

さかきです。

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 ▲大天井岳と大天荘
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 ▲中天井岳から槍、穂高
なんとも穏やかな昼下がり。気温は、大天荘の温度計で20℃近くまであがり、昨日とは打って変わって凌ぎやすい日中です。

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雲の間から垣間見える安曇野平は、日に日に田んぼが色濃く変わってゆきます。
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先日、地元の方が大天荘まで登って来た時にお聞きしたら、飼料用の稲刈りは既に始まっているとのこと。“秋”の声ですね。

と、上を見上げれば、彩雲の中を飛行機の軌跡が交錯。
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ちょっと面白い感じ。
それでもって、登山道の脇を見渡せば、昨日ご紹介したオヤマソバの草紅葉が点々と。
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今日はこんな小さな発見がよく目に留まりました。


最後に、
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コンパクトデジカメの望遠機能を使っての今日の涸沢カール界隈。
ちなみに、去年の今頃の涸沢カールは以下の感じ。
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改めて見ると、今年の残雪量の少なさがよくわかります。


以上、小さな発見シリーズでした。


草紅葉、進む。
2016/09/05




さかきです。


ご来光こそ拝めたものの、日中は濃霧。
陽ざしが届かないこともあって、今日は肌寒い・・・昼回っても、大天荘の温度計は12℃止まり。このようにして気温は徐々に下がっていき、秋が深まってゆくのですね。

小屋周りの道端にある花達は、徐々に草紅葉へ。

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 ▲オヤマソバ
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 ▲ウラジロタデ
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 ▲ウラシマツツジ
2,900mの稜線、森林限界をこえているゆえ、目だった木のないここ大天井岳周辺では、草紅葉が“紅葉”のメイン。葉っぱのグラデーションが楽しめる時期になってきました。

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大天荘のシンボルツリーであるこの子。ここ2、3日の間に、新館玄関側の実がかなり赤みを増してきました。
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このナナカマド、さて今年はどんな色づき具合となりますか。


草紅葉、草紅葉・・・とはいえ、まだ元気に咲いている花もあるんです。
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 ▲ウサギギク
この鮮やかな黄色が、草紅葉し始めている小屋周りの草木の中で、ひと際目立っています。それにしても、ほんと思うんですが、ごくごく一般的に皆さんが書く“花の絵”の王道を往く、可愛らしい花だと思いませんか・・・私だけですかね。



雲の演出。
2016/09/04

さかきです。

日の出間際まで霧に覆われていた大天荘周辺。5時を回る頃からみるみる視界が開けたと思ったら、荘厳な朝焼けと化し、小屋で悶々としていた人々は、蜘蛛の子を散らすように、サーッと外に出て行った・・・

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久しぶりにこんな朝焼けを見ることができ、私も少々興奮気味であったのを覚えています。

そして5:20過ぎ。
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劇的でした。
と、ご来光のお次はモルゲンロート。
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やっぱりここ大天荘周辺から望む頂で、一番人気なのはやはり槍ヶ岳なのでしょうね・・・

このような劇的な朝の中、松本市内から昨日登ってこられた中学校の有志グループ。
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生徒9人の心の中に、今朝の一幕はどのような印象として残ったのでしょう。

その後も、雲のにくい演出により、ちょいちょい小屋周りをうろつく羽目になった私。
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 ▲燕山荘方面、遠く鹿島槍方面、上信越の山々
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 ▲槍・穂高連峰
いい朝でした。


と気づいたら、
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これまた久しぶりのブロッケン。牛首山の右側です。


さて、今晩は今シーズン第1回目のランプの夕べ。

にくい演出など到底できませんが、手作り感満載でいきます!


“紅”
2016/09/02

さかきです。


筆でササッとしたためたような雲が、ちょうど太陽の真上に重なり、何ともいい感じの今朝の空模様。
槍・穂高連峰の上空にもササッと。
こちらはササッとではありませんが、空の広がりを感じさせる雲模様。

ほんと、秋は青空に漂う雲一つで、芸術性のある空を構築してくれるので、朝から晴れれば、一日のうち暇さえあれば惜しみなく目線を空に投げうちます。
また、撮るのも楽しくなります(予め申し上げますが、私、写真技術は全くのど素人です。ただシャッター押すだけ)。



ちなみに、今朝写した後、写真を見返している中、これを見て、あっ、と思いました。
気付けば登山道の脇のウラシマツツジ。
紅いじゃないか、と。


これからの写真には、“紅”がワンポイントになる機会増えますね。


上も下も見るに、気の抜けない季節となります。




ジッパー開けたら・・・
2016/09/01

さかきです。


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 ▲大天荘と大天井岳
夏空とも秋空ともつかない、されど気持ちよい青空が今日も広がりました。
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 ▲朝の陽ざし
今日辺りで日の出は5:17頃。ちょうど朝食を用意する時間とかぶるため、なかなかご来光の瞬間撮れないのがここのところ続き、やや歯がゆい感じですが、私個人的には、日の出後しばらくたった、これぐらいのほうが、好きです。
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 ▲テント場から槍ヶ岳
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 ▲同じく穂高連峰
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 ▲同じく剣・立山連峰
「いろんなテントサイト利用していますが、こんな穴場で、しかも穂高や剣、白馬方面と、一度にこれだけ名だたる主峰見れるところは、ないですよ!また必ず来ます!」
やや興奮気味に出発されていったテント泊の方。・・・そうか、そうかもしれないな。



ジッパー開けたら槍、穂高、剣、立山。


確かに贅沢な場所ですね。



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北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。

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