大天荘 スタッフブログ
雪の重み。
2014/07/01
さかきです。
今年は小屋周りの残雪が多いということは、ここ数日間でもお伝えしていますが、雪の重みに小屋は敏感に反応するのだと、今日改めて実感した次第です。
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この倉庫の屋根には、今朝まで2m以上の、まさに氷のような固い雪が乗っかっていました。つまりはまだまだサポートは外せない状況・・・。
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それを、今日も一心不乱に除雪を進め、ほとんどの雪を取り除きました。
これで一両日中にはサポートを外してもいい状態になろうかと思います。つまりは、雪の重みで歪んだりへこんだりした小屋全体が、徐々に起き上ってくるわけですが。
・・・それで。
小屋が敏感に反応しているのを実感した出来事がこちら。
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昨年竣工したばかりのトイレと本館とを結ぶ通路の出入口の扉。
鍵は開いているのに、昼前まで微動だにしなかった扉が、
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除雪を進めたおかげで、1時間足らずの昼過ぎには見事に開くようになったのです。
恐らく、わずか1mmにも満たない幅で小屋が起き上ったことで、扉の引っ掛かりが解消されたのだと思います。
これだから、どこの小屋も、入山すると除雪を急いで、雪の重みから小屋を助け出してあげるわけ、ですね。
最盛期に向けての準備は、まだまだ続きます・・・
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北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
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サカキ様 相変わらず頑張り過ぎてますね!! 何時も良い写真を有難う御座います毎年、有明荘、燕山...
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