封印された叫び by 斎藤学
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
わたしが10年前の1999年に、に書き記した感想文です。
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自分の4~5才の潜在記憶を淡々と綴ろうと思いました。そうする
と、書いていくうちに、「おふくろの不在」に気がつきました。
実際には、おふくろと接してきているはずなのに、おふくろと一緒
に遊んだ想い出が案外ないのです。どうしたことだろうと考えて、
ふと本屋に行き、たまたま、斎藤学(さいとう さとる)の「封印
された叫び」の第一章に、「母の記憶が欠如した人生」なんてある
もので、ついつい買ってきました。
もっとも、この斎藤学さんは、まえまえから知っていました。トリ
イ・ヘイデンとの対話(トリイは「シーラという子」の著書で、日
本では知られた)で知っていました。
河合隼雄さんが「心理療法士」であるのに対し、この斎藤学さんは、
どちらかというと、その河合先生が手に負えない、精神病院に行く
くらいの人と接する精神科医なので、非常に話が重い。しかし、さ
らさらと2/3くらい読みました。
まだ、うまくかみ砕いていないので、大まかな話になります。
忘れていた幼児期、児童期の両親から、または養父・母からの、
「児童虐待」や「性的虐待」が、ふとしたきっかけでフラッシュバ
ックして思い出す。しかし、記憶というのは、とくに20-30年
前となると、結構、現在の自分の都合のよいように書き換えられて
いるので、どこまで正しいかわからない。
そうなると、その記憶が事実か想像なのか見分けがつかない。しか
し、本人にとってはトラウマ(心的外傷)になっているので、生活
に支障をきたす。それを精神科医はカウンセリングするのだが、進
めるうちにどんどんと心の傷が鮮明になる。そうすると内容が内容
だけに、過去の思い出が、犯罪扱いのようになってくる。
ここで問題なのだが、記憶自体は物的証拠能力がない。そして、そ
の記憶は事実なのか想像なのか、イメージの混合なのか分らない。
その加害者である人を問い詰めても、否定したり挙げ句のはては、
名誉毀損で逆に訴えられそうになったりするのである。しかし、患
者のトラウマは生活に支障をきたしている。もう、悪循環である。
その上、アメリカではその記憶を呼び起こした精神科医が、そもそ
も事件の源という扱いをされたり、訴えられた親の擁護団体まで発
足しているという状況だそうだ。いやはや、驚きである。
たまたま、「おふくろの不在」という個人的な記憶の呼び起こしか
ら、生じたことでこんな本を読むことになったが、驚きである。ま
してや最近の精神分析の最前線の話であるし。
それでも、自分なりに「境界例」や「リストカット」の症例は、読
んできたつもりであるが、この「児童虐待」や「性的虐待」となる
と、なかなか本人がスピークアウトしない限り出てこないので、現
実には氷山の一角なんだろうし、トラウマの度合いが非常に深い。
特に女性の場合が多いようなので、なんか気の毒になった。単に、
気の毒で片づけられる問題ではないが・・・。
もっとこういう事実を知っていかなくては、と思った。かといって
自分に何ができるか分らないが、こういうことを調べたり、伝えた
りして、再発防止につながれば。また、遭遇した時に適切なことが
話せるようにと思った。
いま、ホームページでも、結構心理学の関係がある。大部分は性格
占いや性格分析である。それも、自分を知る手がかりになり、また、
自分をよりよくしたい上昇志向の現れでいいと思う。
しかし、現実は心理学の世界では、水面下でこんなこともあると知
って、それを人に伝え、また、自分がそうならないよう、加害者や
被害者にならないよう、心がける必要があると思った。
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不幸を選択したアメリカ by 日高 義樹
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
著者の日高さんは、テレビ東京の『日高義樹のワシントン・リポー
ト』で有名な方で、日経新聞で大きな広告が出て、いつも見ようと
思いながら見過ごしていたのですが、この1月にやっと観ることが
できました。毎月1回ですので、一度見逃せば一ヶ月先なのです。
それを観て思ったのが、キッシンジャー博士との深い交流と、その
おかげで博士から深い話を聞きだせること。また番組中の要約のう
まさ。その2点には、とても感心しました。
その日高さんですが、現在、ハドソン研究所首席研究員として、ま
た、全米商工会議所の会長首席顧問を務めています。もちろんアメ
リカ在住なので、アメリカにはネイティブで詳しいのです。
そしてその日高さんが、なんと松本に講演会で来るというので、い
ままで、日高さんの著書を読んだことがなかったので、早速、最新
刊を読んでみました。
読んでみてわかったのが、「Yes,we can」のフレーズ、黒人初の大
統領ということで、手放しで喜んでいたわたしに、現実を直視させ
てくれた本でした。
もちろん「100年に1度の金融危機」をずっと追跡しているので、
なおさら参考になったのです。
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◆ぬるま湯の今のアメリカ
金融や経済が混乱していても、アメリカ大統領は、不安定でムード
に流されやすい国民大衆で選ばれている。その事実を直視する必要
がある。
クリントン政権の「デジタル革命」で世界的な競争を勝ち取り、「
減税」と「強いアメリカ」を享受した。そのアメリカの国民は、冷
戦なきあと、いまや安全を維持するために考えたり、努力する必要
がないと感じているという。
そして、アメリカ国内のドルの強さと購買力に安心しているのであ
る。そんななか、なんの根拠もなく2010年にはすべてがよくな
ると思っているのである。
◆誰がオバマを大統領にしたのか
実は、オバマ大統領を支持したのは、アメリカの保守勢力である。
冷戦がおわり、だれが大統領になってもいいムードで、国民の関心
が経済だけに集中した。オバマ自身が金融危機の危機意識を煽った、
そして政策というより巧みな宣伝であった。
金融危機は政治的には、単なる通貨システムの不備と位置づけられ
る。しかし、自然災害の猛威のあと、日常を支える金融システムの
崩壊という危機感があった。
国民の怒りと不安は、ブッシュ政権にNOをつきつけた。そして、
ブッシュ政権がイラクに勝ったことも忘れてしまった。それにもと
もと、アメリカには石油も食糧も、豊富にあるのだ。
そのため、アメリカの国民は、強い軍事力によって、ドルが支えら
れているという肝心なことを、忘れてしまっている。
◆オバマ大統領と米中問題
オバマ大統領自身が、クリントン政権の人材を積極投与するのは、
世界戦略を持っていないからだ。軍事的には、アジア極東戦略を見
捨て、中東戦略にシフトしている。
太平洋をアメリカと2分して支配しようとしている、中国に対する
基本的な戦略も持ち合わせていない。
金融危機の不信から、アメリカ経済を活性化する、中国の資金が入
ってこなくなっている。また、経済を回復させるためのグランドデ
ザインを、まったく明らかにしていない。
今後は、中国との貿易戦争は避けられないが、それに打ち勝つだけ
の経験も持ち合わせていないのだ。
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子どもたちに「未来の学力」を by 福田 誠治
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
いまフィンランドは、30年前からの教育改革によって、ないない
づくしで世界一の学力を実現しました。
その一方で、日本の学力は、詰め込みとテストの繰り返しで築かれ
る「過去問」だけに終始して、考える力を奪ってしまい、子どもた
ちに、挫折と絶望を強いているのです。
このままでは、日本の子どもたちを待ち受けるのは、グローバル化
する国際社会の「落ちこぼれ」にほかならないのです。
それでは、フィンランドと日本の学力の決定的な違いとは何でしょ
うか、と問うたのがこの本なのです。
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■取り残される日本
日本の学力観は「何を学んだか」を最重要視しますが、EUは「こ
れから何ができるか」にシフトしていったのです。「何を学んだか」
という古い学力観では、経済や時代の変化に対応がきかないのです。
これからの多文化、多言語、多民族が共存する、「新しい市民像・
新しい社会人像」を、日本はどう打ち出していけるのでしょうか。
教育には30~40年という長期展望が必要です。いまの日本に必
要なのは、学力の詰め込みという教育観や、受験や就職に役立つも
のが学力という学力観を変えることです。
■フィンランドを「世界一」にした教育
フィンランドは日本に対して、面積は90%、人口は4%足らずで
す。にもかかわらず「ノキア」のようなグローバル企業を生み出し、
「技術革新の文化」を持った国に変わってきています。
その根底には、「教育者の質」を重視しています。そのため「子ど
もが自立できるように促す」立場を重視しているのです。
そこでは、テストもないのに自ら学ぶという土壌がしっかりと形成
され、底上げすることによって、上も制限なく伸びるという好循環
があるのです。
教科書も高度な知識が満載で、自分で答えを見つけられるという教
育の仕方なのです。また、PISAはヨーロッパが示した「未来型
学力」でもあります。
■日本の教育改革のために
日本の教育予算は、OECD加盟国の最低です。教育の素人である
政治家が口を挟み、政策決定にあたる行政は無責任、教師は戸惑い、
親はわが子のテストの点数に一喜一憂しています。
競争を強いる教育が生んだものは、「低学力」化、そしてニートや、
やる気のない若者です。歪みきったまま、機能不全に陥った日本の
教育はいつまで続くのでしょうか。
いまこそ、テストと入試のためにだけする勉強から、「思考力・知
識の構成力重視」へとシフトすべき時なのです。
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こころと脳の対話 by 河合 隼雄, 茂木 健一郎
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
心理療法の大御所でいまは亡き、河合隼雄さんと、脳科学の分野で、
いまの脳ブームを、一手にしょって立っている茂木健一郎さんの、
三回に及ぶ対談集です。
茂木さん自身も箱庭を作って、それに関して河合先生と語り合って
いるところは、なかなかの名(迷)対談ではないでしょうか。
茂木さんは科学の分野でありながら、関係性や「割り切り」の科学
に対する、否定的な態度と、その科学でとらえきれない、こころの
分野を扱う河合先生の対談です。とても中味が濃いのです。
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●話を聞くだけで疲れてしまう人
カウンセリングにおいて、話の内容と、こっちの疲れの度合いの乖
離がひどい場合があるようです。わりとふつうの話をして帰ってい
ったのに、気がついたら、カウンセラーが、ものすごく疲れている
場合があるとのことです。その場合はもう、その人の病状は相当深
いそうです。
それは、こちら側が相手と関係を持つために、ものすごく苦労して
いる証拠。話のコンテンツ(内容)は簡単でも、そうでないところ
で苦労しているからです。
すごくしんどくなる人は、むずかしい人です。それは、言語的表現
と違うものが伝わってくるからです。人の知覚は、言語に頼りすぎ
います。しかし言語で表現されているのは一部分なのです。
言葉にするとき、その人の体験が、なかで動くのです。そういうの
をキャッチしているから、しんどくなることがあるそうです。また、
「しんどさ」は生きてるうえで必要なことです。だからもっとその
人を理解したりします。
●脳治療の倫理的課題
河合先生によると、立花隆さんの番組で、いちばんびっくりしたの
が、手足が震えるパーキンソン病のことです。
脳のある部分の神経伝達が、問題とわかっているから、脳の部分に
電極をあて調整すると、動きがふつうになり、オフにされると症状
が出る。オンにすると元通り。
もうひとつびっくりしたのが、ディプレッションのことです。「抑
うつ症」で、気分が沈んでなにもしなくなります。しかし、脳の中
の「悲しみ中枢」というところに電極をあてて調整すると、それが
完全に治って普通になります。
「身体脳」は、身体のあちこちを脳の指令で動かすところです。「
身体脳」をいろんな治療で治すのはよくわかるのです。しかし、「
抑うつ症」など感情を操作していいのかどうか。
ある脳科学者によると、「脳のこと全部わかったら、心のこと全部
わかると思わないでくれ」と強調していたそうです。
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☆いくらまとめても、まとめきれないとてもいい内容なので、数回
に分けて「つれづれに」にて、紹介していきたいと思います。
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大恐慌入門 by 朝倉 慶
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
今回の「100年に1度の金融危機」といわれて、とても経済につ
いて興味持って望んでいます。歴史的にみても、こんな経験はそう
そうできないので、単に悲観論や不安になっているのではなく、学
べるいい機会にしようと思っているのです。
そこで、この本を読んでみました。この朝倉さんは、船井幸雄氏を
して、著書のなかで、「経済の超プロ・K氏」として紹介されてい
るくらいなので、とても興味がありました。
率直なところ、分析は筋が通っていて、一貫性があるのですが、同
じような内容のことが何度も出てきて、読んでいてデジャブのよう
な気分になりました。
タイムリーに出版を合わせるため、緊急出版だったのでしょう。も
うすこし体系化されていれば、わかりやすかったと思います。
この手の本は、いかに経済予測や相場予測が当たったかはずれたか
が、ピックアップされがちです。しかし、最終章は、この手の本に
なかなかない、人間性について言及しているところがグッドです。
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●CDS5400兆円の問題
GDPの4倍近い金融資産が世界中を乱舞している。これは従来の
経済学の範疇にない。デリバティブの想定元本は、6京円を超える
といわれる。
今回は、そのうち想定原本300兆円の、サブプライムローンを含
んだCDO(債務担保証券)の大幅な値下がりが大問題となった。
時間の問題で想定原本5400兆円のCDS(クレジット・デフォ
ルト・スワップ)が崩壊の危機になる。サブプライムローンの損失
など、CDSにくらべればかわいいもの。
いまの大騒ぎは、実体がわからないから。自分ではわからないけれ
ど、扱っている人間は天才的にみえる。そこに巨大金融機関がかか
わるので、潤沢な資金がある。
それをいいことに最大限のレバレッジをかけ、証券化という技術を
駆使し、気がつけば世界全体で6京円になっていた。
●どう対処すべきか
混乱の時代にどう生きたらいいのか。資本主義システム自体が崩壊
し、激しい混乱に見舞われる。問題はこの認識度の差。
個々の生き方、人間そのものが問われる局面。お金すら役に立たな
くなれば、人間としての「信頼」に頼るしかない。ほんとうの自分
の財産(家族、恋人、コミュニティー)が一番大事なものになる。
最後は、その人の持つ人間力や人間性が問われることになる。
精神面では、「ピンチはチャンス」、いい転機がきたと思い、居直
ってみること。すべては必然的に起きていて、来るべき試練は自分
を成長させるためのもの。
混乱がチャンスを与えてくれて、自分の可能性を引き出し、好きな
ことをやることを許してくれる環境が来たと考えればいいのです。
幸せということを考えると、これからの混乱で、お金という観点か
ら考えると難しい。自分にとって本当の幸せとは何かを考えてみる
こと。明治維新以来の大きな変化。新しい時代を作ろうと気概をも
った人が、英雄になれるチャンス。
必要なのは志。「私」や「我」が先行しては大成できない。「公」
が大事。いま「有意の人」が求められている。
●「助け合い、共生を目指す人」
自分一人だけで生き残ろうなど思わないで、「みんなと手を繋がな
ければ生きられない」という意識が大事。生き方の哲学が重要にな
る。これからは「他者を追い落とし、奪い取って生き抜く人」と
「助け合い、共生を目指す人」に分かれる。
共生を目指す人になってほしい。そのほうが精神的には格段に楽。
助け合いの精神も大切。「有意の人」とは「自分やお金のことも大
事だが、それとともに世の中のルールや人間の正しいあり方などを
知り、正しく考え、正しく生きよう」とする人のこと。
資本主義が崩壊すれば、新しい全体的な考え方の変化が必要。事実
をしっかりと認識し、その結果、起きてくる状況を見据え、いち早
く「有意の人」に転換することが必要。
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自分で奇跡を起こす方法 by 井上 裕之
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
つい先日、1月15日(木)19時58分からのフジテレビ「奇跡
の体験! アンビリバボー」で、この本の再現ドラマがTV放映さ
れました。
どのくらいの方が観て、この本のことと気がついたのかは定かでは
ないのですが、翌日、本屋に行ってみると、かなり平積みされてい
ました。
全て実話に基づくのですが、簡潔に語ると、家族でドライブに出か
け、奥さんの運転していた車がスリップをおこし、事故により奥さ
んは植物状態になりました。その状態から、奥さんをよみがえらせ
たという奇跡の物語なのです。
そこには、著者の井上さんの苦悩と、人間としての成長、そして魂
の成長が書き綴られています。多くの著名人たちがネットで薦め、
クチコミだけで、たった一カ月で、クチコミだけで10000ダウンロ
ードを記録した、ということも話題になりました。
井上さんは、元々、歯科医師です。世界レベルの治療を提供するた
めに、ニューヨーク大学をはじめ、海外で世界レベルの治療を取得
し、その技術は、国内外で高く評価されているとのことです。
――――――――――――――――――――――――――――――
◆「心のあり方」
人生は、現実の問題よりも、現実をどう受け止めて、それを変えて
いくかのほうが大切。人は、心のあり方一つで変わります。自分の
心のあり方、取り組み方で、自分の状況を改善でき、人の見る目も
変わります。
◆「今を大切に生きる」
今を大切に生きること、この瞬間が最後の瞬間だと思って生きるこ
と、未来に期待するのではなく、今を大切にすることです。そして、
自分の手で人生を作るのです。
◆「本気」
奇跡をおこす力。それは、本気でやればチャンスをつかめるという
こと。本気には自分が望んでいるものを、引き寄せる力があります。
人は、本気という純粋な心に感動します。目の前の人に、本気を伝
えられるかどうかが勝負です。
◆「学びと行動」
人生の多数の問題を解決するものは、学びと行動。また運も引き寄
せます。学ぶと知性がつきます。しかし心がついていかなければ形
になりません。心を高めていくためには、いろいろな体験をする。
成功しようと思ったら、自分で学ぶ。最初は本を読む。素直にした
がって行動し、努力すると結果が出ます。そして自分をよく知る。
学びがすべての源泉。学びの質と量ですべてが決まります。
◆「お金儲けも学び」
「儲けたい」と言っているだけでは、絶対に儲かるようになりませ
ん。お金を持っている人と話す、お金の儲け方について学ぶ、お金
を儲けるセミナーに参加するとか、お金ということに対していろい
ろ学んで、まわりを高めていくということ。
◆「本物を学ぶ」
学ぶなら、世界で学べ。世界で評価されているものを学んだほうが
早い。王道を学び、それに取り組めば答えは出ます。本物を学ぶこ
との重要性に気づきます。幸せも幸運も成功も、すべて学ぶことで
しか得ることができない。
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目標達成する技術 by マイケル・ボルダック
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
著者のマイケル・ボルダックは、7歳のときに、実の父親が母親を
殺害するという衝撃的な事件を体験しました。そのショックから、
重度の吃音症となり、長年にわたって絶望的な人生を過ごします。
このストーリーを読んで、ちょっと驚いてしまいました。そんな人
が、17歳のときに自己変革に目覚め、世界No.1コーチと呼ばれる
アンソニー・ロビンズに師事し、トップセールスマンとなり、その
功績が認められ20代で副社長に抜擢されるという。
そんなシンデレラボーイのような話があるんだなぁと、ちょっと驚
いて本を手にしました。この本自体は、基本的に、著者自身がいま
までの経験をまとめた、「達成の化学」を浸透させるための、入門
書という感じなのでしょう。
どんな目標も達成できる、世界トップクラスの心理学やNLPを活用
した超実践的なスキル、ということです。結論的には、すべては
「行動」ということで、それを起こすために、認知行動心理学を応
用したスキルといえます。
現在はマイケル・ボルダック・カンパニー創業経営者として、個人
コーチングやセミナーを通して、世界中のクライアントに成功と幸
福を生み出し続けています。
以下、ポイントをまとめてみました。
◆人生の成功の80パーセントは心理面にかかっている
成功は学ぶことができるスキル。原因と結果の法則を理解したとき
変化します。成功哲学は考え方。人が行動する根本原因は、痛みか
ら遠ざかり、快楽を求めるという本能的なプログラム。痛みという
原動力は、人生を変化させます。
◆あなたの感情をマスターしよう!
感情が人生のすべての行動要因。行動するためには、感情的な理由
が必要。誰かのために目標設定すると、素直に本気になれることが
多いのです。
◆安楽の力
行動を起こさないのは、今の状態が心地良いという「安楽の力」。
「あなたの成長は、居心地の悪さから来るものなのです」「あなた
の成長は、居心地の悪さをどれだけ、居心地良くするか」。
◆フォーカスの法則
多くの人が目標を達成できない理由は、集中力、フォーカスの欠如。
フォーカスをコントロールする一番の近道は「質問」。質問をコン
トロールすると、思考のフォーカスをコントロールできます。
すべての意味付けの感情は、ネガティブな感情から。出来事そのも
のには意味はありません。あなたが意味を付けるのです。「この出
来事から得られるギフトはなんだろうか?」これが最高の質問。
◆あなたの可能性を最大限に引き出す!
人が成功するために、必要なことは、①正しい信念を持つこと、②
正しい方法で行動することです。信念とは、何かについてのあなた
の確信の度合い。信念とは、事実ではないのです。単なる思い込み。
◆決断すればいい!
本当に成功したいのであれば、決断をする。真の決断とは、自分が
決めたゴール以外のあらゆる可能性を受け入れないこと。それは退
路を断つこと。
価値観に一致する明確なゴールが、最高に力強いゴール。「やめる
人は決して勝てない。勝者は決してやめない」。とても重要な鉄則。
決断することによって、すでに成功している。
◆毎日の計画を立てる!
「成功する人々は、すべてのことをやるわけではない」。たいてい
は、20%の行動で80%の成果が出る。最高の状態にあり、正し
い価値観を持ち、毎日計画を立てれば、すでに成功した一日を送れ
る。あなたの成功は、自分の一日をどのように使うかにかかってい
ます。
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涙の数だけ大きくなれる! by 木下 晴弘
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著者の木下晴弘さんは、2001年にベンチャー企業を立ち上げ、「人
間とは、みんなで生き、ともに成長し、ともに助け合い、ほかの人
の役に立ち、そしてそれがうれしくて、生きていてよかったと感じ
る生き物だ」ということに気づきました。
その気づきを、「生きるメッセージ」として、これまで延べ6万人
以上の人たちに伝えてきました。人の心を揺さぶり、感動があるこ
とで、人が変われます。またその瞬間というものには、そこには
「涙」があります。
この本では、「勉強は何のためにするのか」、「幸せって何だろう
か」、「あきらめないこと」、「努力の本当の意味」、「感謝する
気持ち」などの、人生で大切なことに気づいたことを、10の珠玉
の物語と著者のメッセージで、構成されています。
涙で、こころを浄化してください。
■仕事がイヤになったら…
恵まれていることを忘れてると、自分の幸運も粗末に扱ってしまう。
あとから湧いてきた欲求がかなえられないからと、自分は不幸だと
文句をいう。それでは、目の前の幸せにも気づかない。
仕事がある幸福に気づくべき。人は生きるために仕事をするが、そ
れだけではない。仕事自体が生きがいで、仕事ができる幸福もある。
それが認識できれば、新しい価値観が生まれてくる。
視野を広げて、ものごとの価値を考え直すと、本当に大切なものが
見えてくる。
◆明日やめようと思って、今日を生きる
どこにいってもすぐに仕事がイヤになり、続かないで辞めてしまう
人がいる。しかし、たった1つの出会いによって、大きく人生が変
わることがある。
1つのことを一生懸命がんばって、本気で取り組んでいれば、同じ
ようにがんばっている人が集まってくる。応援してくれる人も集ま
る。そういう人がいるから成功できるのだ。
◆人生のゴールとは何か?
それは幸せな生活が送れること。そして、仕事も同じ。その仕事の
プロセスを通じて、自分の幸せをつかむこと。
■仕事がつまらなくなったら…
仕事から「感動」がなくなると、「惰性」の日々が始まる。労働時
間の切り売りに、情熱は傾かない。仕事は問題を解決すること。だ
から解決した相手から、感謝の言葉が返ってくる。
自分が何か行動するのは、誰かに助けられているから。そして人間
は、誰かのために力を出す時に、最も力を発揮できる。
◆どんな仕事にも必ず意味がある
基本的にどんな仕事も、間違いなく喜んでくれる人がこの世にいる。
そうすれば、仕事に大きな意義を見出せるのだ。
◆あなたは喜んでくれる人がたくさんいる
いっぱいの人を幸せにできる。それができるあなたも幸せなのです。
■人間関係に悩んだら…
「人間関係」に悩む人は多い。しかし、劇的に変えられることはで
きない。人間との関係は、まず相手を尊敬し受け入れることから始
まる。そうした態度が、人との関係を築くために必要なのだろう。
◆一生のうち、あなたは何人の人と出会うのか?
人との出会いを大切に考え、それに応えようとがんばると、結果は、
その心を反映したものになる。人との交わりに感謝する心が、人生
を豊かにしていく根本。
一人では限界がある。一人よりも二人。二人よりも三人のほうが、
力を出せる時がある。そしてゴールに到達すれば、喜びは数倍にな
る。あなたの人生の人間関係の意味を考えてほしいのです。
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100年に一度の金融危機から資産を守る方法 by 諸岡 実麿
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
「レバレッジ」経済を生んだ金融商品を設計した元外資系金融マン
が書いた!世界経済新時代の資産運用
☆2009年も、様々な変化が起こることでしょう。この経済環境
に向き合うことで、このような不安定な時代の中、自分らしく幸せ
に豊かに生きることになると確信しています。現実に向き合うこと
で、メンタル面でも強くなれるのです。
2005年に、ホリエモンがレバレッジを聞かせて、フジテレビの買収
を仕掛けることができたのか、その金融手法が、この本を読むこと
でわかった気がするのです。
プロローグから第六章まであり、第六章では具体的な運用方法が書
かれていますが、著者も書いているとおり、刻一刻と変わる経済状
況を、本の出版というスピードで示すのは、タイムラグが大きすぎ
るように思います。
補足であるように、最新情報は、著者のメルマガやHPなどをおす
すめします。
しかし、それ以外での世界経済のシナリオを解き明かしていく話は、
知っておいて損はないでしょう。特に、アメリカ至上主義で育てら
れた私にとって、現在のアメリカが4割を金融利益に頼って、キャ
ッシュが無く、借金で住宅や自動車を買っている状態には驚きまし
た。カジノ経営で、ギャンブル生活になっているのです。
以下、ポイントをまとめてみました。
◆金融危機は終わらない!しかし…
100年に一度の金融危機は、まだ七合目あたり。なぜならレバレッ
ジをかけて、元金の何倍もの投資を行っており、まだ全部の負債が
出尽くしていない。
アメリカ自身が「カジノ経済」を行っていた。しかし、2009年
中に、3番底が来て、やっと底を打つ。そのキーパーソンは、オバ
マ新大統領、サルコジ仏大統領、グリーンスパン前FRB議長の動き
だ。
◆暴落するのはわかっていた!
―「100年に一度の金融危機」前後のグリーンスパンの動き
グリーンスパンのFRBのもと、アメリカは金融業を基幹産業にし
た。ドルが国際決済通貨で、対米輸出の場合、ドルを外貨準備で持
たせ、それで米国債を買うことになる。
世界にばらまいたドルを、アメリカに還流させるため、金融マーケ
ットの名のもと、「カジノ経済」を作った。「賭場」はアメリカの
株式市場、債権市場、商品先物市場だ。
アメリカが胴元となっていたが、今回3000兆円という大損害を、
大得意先であるお客さま=優良投資家に与えてしまった。もともと
が投機性が高い商品を売るために、「各付け偽装」を行って信用さ
せていた。
グリーンスパンは、この金融カジノの脆弱性を知っていたので、
「危ないから早めに売れ」というサインを、マスコミへの発言とし
て発していたのだ。
結局、大口顧客を守るため、強者を救い、弱者をいかに切り捨てる
かが政策判断になっている。ヘッジファンドの解約売りがまだかさ
んでいるので、大口投資家はまだ下値があるとみている。グリーン
スパンも、まだ踏み込んだ発言をしてない。
☆この続きに関しては、「走川通信」にて、経済時事問題と平行し
て連載していく予定です。
続きを読みたいかたは、是非、無料メルマガ「走川通信」を申し込
んでくださいね。
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それでもなお、人を愛しなさい by ケント・キース
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
著者のケント・キースは、1968年、当時ハーバード大学生2年のと
き「リーダーシップのための逆説十カ条」を書きました。時は学園
が荒れ狂った60年代。体制を通して変革を達成すべきだと。その
ためには、持続的な努力が必要だ。
そして他人の心を思う気持ち、状況がいかに厳しくてもやり続ける
気力が必要だという思いから、一つの挑戦として書きました。その
挑戦とは、評価してくれなくても、正しいこと、良いこと、真実で
あることを常に実行することです。
その思いを綴った書が、30年の年月をかけて、彼の知らぬ間に、マ
ザー・テレサの言葉として、世界を駆け巡っていました。その「逆
説の十カ条」ができるまでの経緯を、詳細に著者自身が語った本で
す。
この本から、自分の人生の意味を発見してみては、どうでしょうか。
■「逆説」とは?
「逆説」とは、皆が信じている意見とは対照的な考えで、常識と矛
盾しているように見えますが、真実であるものです。それは、自分
にとって、正しい、良い、真実であると思うこと、や意味あること
を実行することです。
そして、「逆説の十カ条」を受け入れれば、自由になれ、個人とし
て独立宣言できるのです。人間としての意味を見出せば自由人です。
■うその友だちと本物の敵
成功することで、うその友だちと本物の敵を得ることになります。
うその友だちは、あなたを利用し終えたら、去っていきます。本物
の敵は、あなたへの個人攻撃と考えないことです。また、その人を
敵とみなす必要はないことです
むしろ、家族や長年の友人を宝物として大切にすることです。家族
は、あなたがあなたであるゆえに愛しています。長年の友人は、共
通何かがあって友情が続いています。
■最善を尽くす
最善を尽くすことで、感謝され、支持されるかもしれません。しか
し、人の羨望を買い、敵をつくるかもしれません。不純な動機があ
ると、責められるかもしれません。
偽者の友だちと本物の敵を、つくるかもしれません。撃ち落され、
破壊され、攻撃されたり、一人で戦わなければならないかもしれま
せん。
代償が高くついても、最善を尽くさない代償よりましです。あなた
にしかできない貢献があるのです。毎日実行することです。いまこ
の人生を、最大限に生かすことです。
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生きるとは、自分の物語をつくること by 小川 洋子, 河合 隼雄
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
小川洋子さんが作家として、深い自問の迷路にさまよっているとき
に、「偶然」、「うまいこと」、河合先生の著書とであっています。
そして「物語」の持つ本質的な意味を知るわけです。
それは、自分が作家として物語の創造主ではなく、既にそこにある
物語を書き写し、登場人物をサポートする脇役でしかないことを、
感じとりました。
これは、河合先生が倒れられる直前に、奇跡のように実現した、貴
重な最後の対話です。
■魂の定義。
心は1から2で、体は2から3とする。その間は無限。それを分け
ると大事なものが飛ぶ。それが魂の定義。その魂と魂を触れ合わせ
る人間関係で大事なのは、死ぬものということを共有すること。お
互いの死を共有していれば、お互いに尊重できる。それが、永遠を
感じる至福のとき。
■河合先生との出会いで成長
小川洋子さんが、ちょうど自分が作家としての存在について、果て
しなく深い自問の迷路にさまよっているときに、たまたま「偶然」
に、「うまいこと」、河合先生の著書とであっています。
そのなかで、「物語」の持つ本質的な意味を知るわけです。いたっ
て自然科学の見地に立つ医療現場において、「物語」という論理的
ではない媒体によって、人の深く傷ついた迷走するこころが、現実
の世界と折り合いをつけていく世界。
それは心理療法家という先生の力というより、先生が脇役になって、
患者という主役の内的能力をサポートする。
その姿に小川さんは、自分が作家として物語の創造主ではなく、既
にそこにある物語を紡ぎだし、というより書き写し、その物語に登
場する人物が、それぞれ生を持って現実とかかわってくることをサ
ポートする脇役でしかないことを、感じとりました。
それは、とても大きなパラダイムの転換であり、作家として成長し、
自由になり、またその責任の重さを痛感したのでしょう。
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プロカウンセラーの聞く技術 by 東山 紘久
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
東山さんのこの本との出会いは、よく覚えてないのですが、心理学
とか、カウンセリングに興味を持っていたので、購入したのだった
と思います。
何気に買ったのですが、どうやらそれまで読み続けていた、河合隼
雄さんのお弟子さんだったことが、後からわかりました。また当時
読んで、それほどよく理解してなかったのがよくわかるのが、最近、
ロジャースさんの療法を習ったおかげです。
来談者中心療法という、非指示的療法を知ることで、この東山さん
のこの著書が、いかに分かり易く、ロジャース流を紐解いてくれて
るのかがわかりました。
*以下を読むと、ロジャース流儀がほとんど解ってしまいます。
が、惜しげもなく、掲載しちゃいます。
■傾聴の原点
この本では、人間関係を良好にするために、「聞き上手」になろう
ということを唱えていますが、ロジャース流の丁寧な解説本に、十
分なっていると思います。
また最近のコーチングのベースにも、通用する内容です。このベー
シックをきちんと押さえておけば、単なる「聞き上手」ではなく、
カウンセラーとしても通用するほどの内容を網羅しているのです。
この本では出てきませんが、現在の「傾聴」の原点だと思いました。
■非指示的療法
まずロジャース流で一番誤解を受ける、非指示的療法ですが、この
本では、とてもわかり易くなっています。「聞き上手は話さない」
ということです。
しかし、全く話さないのではなく「自分のことは話さない」という
ことなのです。また非指示といっても、助言がゼロということでな
く、「情報以外の助言は無効」ということであり、「聞かれたこと
しか話さない」ということなのです。
■自己一致
聞き手自身が、自分の中の経験を否定しないで、自分自身と一致し
た状態を要求されます。それは簡単に言えば「嘘はつかない、飾ら
ない(オープンということ)」で、その態度があって、「素直に聞
くのが極意」ができます。また自分について「言い訳しない」し、
「説明しない」しないことです。
■受容的態度
無条件の肯定的配慮が大事なのですが、それは相手の話したことに
対して、まずは「相づちを打つ」こと。それも「相づちの種類は豊
かに」、そして「相づちはタイミング」が必要です。
ときおり話し手の感情が出たときには、相手の言葉をくり返すこと。
それも自分の言葉でなく、相手の言葉通りにです。「教えるより教
えてもらう態度で、素直に聞くのが極意」です。また「聞き上手に
は上下関係なし」という、平等的な関係が必要です。
話し手にとって、「したくない話ほど前置きが長い」ので、聞き手
としては、探りたくなるのですが、「聞きだそうとしない」ことで
す。あくまで「LISTENせよ、ASKするな」です。
そして、どんな話だとしても「評論家にならない」ことです。きち
んと話し手に関与しながら、「寡黙と『いま・ここ』の感覚」を持
ちます。
■共感的理解
話し手の私的世界を、あたかも自分自身のように感じとるのです。
それは「共感」なのですが、まず相手に起こっていることは、あな
たに起こっていることではなく、自分が主体ではないけれど、相手
と同じレベルになることです。
しかし、「共感とは芝居上手」なのです。でもフリではなく、傍観
するのでもなく、「相手の話は相手のこと(わかるが勝ち)」なの
です。
なぜなら「他人のことはできない」からです。とはいえ「相手の話
に興味をもつ」姿勢で、「話し手の波に乗る」のです。
■訓練が必要です
こう書いていくと、とても難しいですよね。やはり訓練が必要なの
です。そうは言っても「真剣に聞けるのは、一時間以内」です。
聞くことには秘密が多いのです。「秘密の話には羽がある」ですか
ら気をつけます。そしてすべて秘密にしていると、自分が壊れてし
ますので、「避雷針になる」ことです。地球にアースしてしまいま
す。
その点「昔の主婦は聞き上手」でした。それ秘訣は、井戸端会議に
あったようです。そして、「沈黙と間の効用」が解れば、上級者と
して終了証をもらえるそうです。
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「お金を稼ぐ!」勉強法 by 藤井孝一
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ベストセラーとなった『週末起業』の著者、藤井孝一さんの勉強法
です。単なる「お勉強」ではなく、社会人の勉強法です。勉強した
ことを、独立開業、あるいは会社で活用できるツールにするにはど
うすればいいか。
なぜ、同じ勉強をしても、稼げる人と稼げない人がいるのでしょう
か。その違いは、勉強したことを生かして(=アウトプット)、初め
てそこに人間、情報、そしてお金が集まってくるのです。勉強をし
ても、それを生かして稼げなければ、単なる宝の持ち腐れです。
勉強するならば、「稼ぎを生み出す仕掛け」にまで育てることです。
そして、そのキャッシュポイントはどこにあるのか、という「お金
を稼ぐための勉強」の考え方、発想法、ノウハウを余すところなく
紹介しています。
■好きを仕事に
著者の藤井さんを最初に知ったのは、「週末企業家」の小冊子が出
たころです。ちょっとそれに反響があり、ビジネス雑誌にインタビ
ューが出ていたりしたのですが、まあ、おもしろいところに目をつ
けたな程度で、要チェックまで行っていなかったのは確かです。
そのころはご本人も、まだほんとに会社勤めがあって、週末企業家
だったような気がします。
その後、官庁の「起業家塾」の民間委託事業をなさったり、メルマ
ガ発行、それからアンテレクトとして独立したのではなかったでし
ょうか。アンテレクトでは、著者を呼んでセミナーをやっているわ
けです。
藤井さんは、ある意味、ビジネス書のマニアな方なので、その本を
書いた著者にも、会って話をしてみたくなるでしょう。その夢をそ
のまま自分の仕事にしているわけです。
本を読むのがすきで、そのため書評を書いたり、要約をつくったり、
音声セミナーに変換したり。すべてが自分の趣味や好きを、ビジネ
スに変換してしまったわけです。
「好きを仕事に」を、まさに地でやっているわけなのです。
そういう意味では、うらやましい限りです。
わたしと年代もほとんど同じなので、その時代が持つ空気感にとて
も共感できます。そんな藤井さんの著書を今回始めて読みました。
きっかけは藤井さんのセミナーに参加するので、せめて最新刊くら
いは読んでおかないと、という動機だったのです。
■古典的エッセンスもあり
この本自体は、タイトルからすると、一見ハウツー物に見えます。
実用書と言った分類にもされがちではないでしょうか。しかし、し
っかりと読み込むとわかるのですが、さすがにビジネス書を多量に
読んできている方だけあって、古典書のエッセンスというか、王道
の部分が非常に多きなわけです。
勉強して稼ぐ方法といいながら、実は、ビジネス書としての経営の
観点、また、経営者としてのメンタリティーを押さえているのです。
奥の深い絵を描く画家は、たくさんの本物を絵を見て、知っていま
す。それは音楽家だって、おなじように、本物の音楽を沢山聴いて、
知っています。
藤井さんは、沢山の本を読んで、知って、学習しています。そうい
う根底を持った人が書いているので、一見、さらりとシンプルに読
めるのですが、かめばかむほどの本だと思います。
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自助論 by サミュエル スマイルズ(著), 竹内 均(訳)
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
自助論 by サミュエル スマイルズ(著), 竹内 均(訳)
―人生の師・人生の友・人生の書
本書は、1858年に最初に出版されました。日本においては明治四年
に中村正直さんが『西国立志編』として出版され、当時総計100
万部も売れたそうです。福澤諭吉の『学問のすすめ』と並んで読ま
れたといいます。
この本はその明治の大ベストセラーの現代語訳版(原題は『Self-
Help, with Illustrations of Character and Conduct』)です。
「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊の精神を広めた、古典
的名著でもあります。
▼自助論とは?
「天は自ら助くる者を助く」という言葉で、この本は始まります。
自助の精神の定義は、外部からの援助を受けないで、自分で自分を
助けようとする精神にこそ宿るといいます。また、ひとりひとりが
すぐれた生活態度を身につけることです。
自助というのは、勤勉に働いて、自分で自分の人生や運命を切り拓
くことにほかなりません。つまりは、他人や国にも頼らないことで
あり、「自己責任」という言葉が我が物顔でまかり通る現在には、
まさにぴったりの本ではないでしょうか。
この本には、努力、忍耐、常識、集中力、勤勉、忍耐、持続力、信
念、克己心、意志、活力、誠実、知恵、注意力、正確さ、手際よさ
時間厳守、迅速さ、正直などの言葉が何度も何度も出てきます。
まさにそれが自助を実践するための、エッセンスではないでしょう
か。
▼温故知新
この本が書かれた当時のイギリスは、世界最強の国でした。「ユニ
オンジャックが翻るところに太陽が没することはない」とまでいわ
れた時代なのです。世界最強だけでなく、世界からの富を集めて、
それをかなり上手に使って、文化貢献もしました。
ダーウィンが「種の起源」を著し、マックスウェルが電磁場の基本
方程式を導き、大英博物館が建立されたりし、最盛期のイギリスだ
ったのです。まさの自助の心をもったイギリス国民に支えられてい
たのでしょう。
しかしその後、現在のイギリスの勢いは衰え、いわゆる成熟病とな
っているともいえるのではないでしょうか。
この本の現代版が出版された当時の日本は、かつての世界の歴史に
なかったような自由と繁栄を謳歌し、そのイギリスのように、栄華
が果てないようにと警鐘を鳴らして出版されたのです。
当時はそういうイギリスの最盛期を再考しようという思いもあった
のでしょう。しかしその甲斐もなく、日本はバブル崩壊を向かえ、
繰り返される歴史に抵抗することはできないという原則を証明する
ことになりました。
しかしそうなったからこそ、いや、それゆえにこの本の重みが増す
のではないでしょうか。
▼ここが面白い
約150年前に書かれたとはいえ、そこにはいつの時代にも変わり
のないぼやきがあります。近頃の若い者は、低俗な雑誌や小説ばか
りを読んで、分別がないとか、常識に欠けているとか。
もうすでに紀元前2000年のころ書かれた書物にものあった内容
と同じことを言っているわけです。人類の歴史からみれば誤差の範
囲の期間ですね。
結局、人の世の営みは時代を経ても変わることなく、言葉や価値観
を少しずつ変えながら、本質のところは何にも変わっていないわけ
です。
自分の生きることができる人生よりも、もっと長い時間を経たこの
本に、不変性を感じて読めてしまうところに人というか、生き物と
しての面白さがあるのではないでしょうか。
大きな歴史という大波に身を浸すことができることが、日常からす
っぽりと切り離してくれて、ちっぽけな自分、でも、その中にある
可能性の大きさにも気づかせてくれる、とても面白い本です。
歴史的名著って、ほんとにおもしろいですね。
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白いネコは何をくれた? by 佐藤 義典
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
70%という不完全燃焼な日々を送るサラリーマン実直。かれは仕
事も恋愛もうまくいっていない。身も心もボロボロになったとき、
一匹の白い猫と出会う。
その猫によって実直の毎日が変わっていく。そして実直の人生まで
変えてしまった。白い猫は、いったい何をくれたのであろうか?
物語形式になっているので、楽しみながらマーケティング戦略が身
につきます。そして感動のストーリーです。
■戦略BASiCSとは?
戦略BASiCSというマーケット理論を本書で初めて知ったのですが、
正直なところ、主人公の実直と同じくらいの年齢で知っていれば、
わたしの人生も、もっと違ったものになったのではないだろうか、
それくらいのインパクトがありました。
それも単なるマーケティング理論に終わるのではなく、会社や仕事
での使い方から、個人で応用するとどうすればいいのかまで、応用
の仕方のヒントを与えてくれます。
■ここに感動した!
主人公の実直、智子、理香が、それぞれに戦略BASiCSで自分と会社
を知り、ハラを括ったからこそ、最後のクライマックスでは、流れ
るようなチームプレーのプレゼンができたのでしょう。
中小企業のサンデー広告が、大手のギガ広告の対抗策を考えるので
すが、残された期間は5日。予算も時間もない。あるのは情熱と知
恵だけ。
しかし自分たちの持てる資源を最大限に活かしたとき、それは、本
当に人のこころを動かすパワーとなるのです。
智子が黒のロングスカートから黄色のワンピースに変わる場面は、
友田社長がコメントしたように、まるでサナギから蝶に変わるよう
な瞬間でした。この場面は、友田社長のように、感動で涙が出てき
そうになります。
単なるマーケット理論書と違い、実践的で感動的な本です。
あなたも、今日を変えて、明日も変えてしまいましょう。
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相手を洗脳する文章テクニック by 宮川 明
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
心の潜在意識に働きかけるテクニックです。
ちょっと悪用すると、大変なことになりますよ。
もし、そうじゃない人は、是非、読んでください。
とても威力のある文章を、書けるようになれますよ。
説明書きにもあるように、NLP(神経言語プログラム)の理論を活用して、
と書いてあるのですが、どうやらNLP協会に承諾を得ていなかったのか、
NLP協会から、6ヶ月間の免許停止処分を受けたと、
ご本人のメルマガからお知らせがありました。
逆に言えば、そのくらいNLPでの技術を、
惜しみなく書いているということではないでしょうか。
クレームが入ったのもわかるような気がします。
これを読めば、NLPの大筋は理解できるのではないでしょうか。
苫米地さんの本にも共通しているのですが、
潜在意識に働きかけて意識や行動を誘導するという手法なので、
これを逆方向に動かせば「洗脳」を解く技術にもなりうるのです。
ということは、このテクニックは「洗脳」するということになりますよね。
実際、そういうことだと思います。
相手に「YES」といわせる、いいなりにする、誘導するというわけですから、
「洗脳」以外のなにものでもないですよね。
では、そのテクニックはというと、さまざまなキーワードがあります。
「ラポール」「バックトラッキング」「VAK分析」「ミルトンモデル」
「ネステッドループ法」などなど、なんだかわくわくしませんか?
詳しく知りたい方は、是非、読んでみましょう。
そうそう、購入者には、5250円相当のスペシャルCDの、
完全無料プレゼントがあります。
わたしも入手して、何度も聴いています。
本と併用すれば、効果も相乗効果が出ますよ。
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私はどうして販売外交に成功したか by フランク・ベトガー
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ここのとこ新刊書にばかり目が行ってしまい、
久しく名著と呼ばれているものを、読む機会がありませんでした。
もっともこれだけ情報化社会になってしまうと、
ネット、メルマガだけでも目を通すのに時間をとってしまい、
新刊書でさえ、読む時間を取れなくなっていたりします。
世の人もそれは同じで、だから本が売れなくなっているのではないでしょうか。
そこで今回は思い切って、過去の名著を読んでみました。
尊敬する経営コンサルタントの竹田陽一先生も、これを何度も読み、
座右の書としていることを聞いて、前々から読もうと思ってました。
この本は、何と1964年(昭和39年)の初版以来、
28版を重ねるに至っているという、いまでは考えられない本です。
著者のべトガーさんは、もともと大リーグの選手で、
骨折から引退を決意し、その後、セールスマンに転身するのですが、
もちろんそう物事は簡単にいくことなく、紆余曲折し、
それでも持ち前の根性で乗り越え、学び、
その結果、トップセールスマンとなり財を築き、
なんと40歳にして引退をして、その後は講演活動などしてた人です。
内容は、小手先の営業理論ではく、「聞く技術」という、
いまほんとに見直されている、ハートウォーミングな営業方法で、
最近の営業の本などは、この名著に色づけしてもっともらしく書かれたものが、
いかに多いかということが、読んでみて本当にわかりました。
決して奇をてらったところがなく、人のこころを大切にするという、
オーソドックスで基本に忠実なものです。
しかし本当は、この基本を抑えておかなくては、
決して応用が利くものではないのではないでしょうか。
読めば超ロングセラーの意味が、よくよくわかる本です。
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じゃんけんはパーを出せ! by 若菜 力人
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
じゃんけんはパーを出せ! by 若菜 力人
~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」
「ゲーム理論」という、聞き慣れないキーワードが
出てきます。
本文のなかから抜粋させていただくと、
「ゲーム理論」とは、2人以上のプレーヤーの意思決定を
研究したものです。
プレーヤーとは、人間から企業、国家まで
広範囲に及びます。
この「ゲーム理論」は、ジョン・フォン・ノイマンという
天才数理科学者によって、
1928年につくられました。
相手の行動を考慮した、経済理論を考え出したのが
始まりです。
その後、生物学に適用させたりと進化していき、
いろいろな分野に使えるようになりました。
米ソの冷戦時代には核戦略にも使われましたし、
「ゲーム理論」における功労者のジョン・ナッシュ博士の
人生を描いた
映画『ビューティフル・マインド』はアカデミー賞を
受賞しています。
ということになります。
つまり、「ゲーム理論」はビジネス・恋愛などの
あらゆる分野で使える最強の技術なのです!
ということで、読めば以下の謎が解けてきます。
・合コンでは会計男とイケメンはどちらが得するのか?
・普通の女性がセレブになる方法
・ラクして儲ける方法
・投資信託は本当に儲かるのか?
・なぜ、オタク男は子孫を残せるのか?
・航空会社のマイレージは合法的ドラッグ?
とても引用が多くなりましたが、引用が多いということは、
まあ、読み終わった後に、自分自身の活性化が
少なかった、ということでしょうか・・・
まあ、さらさらと読めるので、
首都圏の電車通勤の方などには、
雑学として読むと、なかなかおもしろい本ではないでしょうか。
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金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った by 安部 芳裕
金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った by 安部 芳裕
最初の1章から3章までは、お金の歴史、
金融の歴史と、経済学の基本だと思います。
改めてお金の成り立ちを知ることで、
お金に執着することが、お金に振舞わされるということが、
よくよくわかってきました。
それからお金の仕組みの基本を知ることは、
大変にためになることです。
金融のシステムを紐解いていくと、
この本にあるように「利子」という仕組みが、
なぜ「椅子取りゲーム」なのかがわかってきます。
そして、いまのわたしたち、あるいはこれから産まれてくる子どもたちも、
産まれたときから、利息つきの借金を背負ったまま人生を歩むことになります。
その利子をとる仕組みを設計したというのが、
ここでいうロスチャイルドというわけです。
4章からは、ロスチャイルドにまつわる「トンデモ本」の展開となるのですが、
ノストラダムスの大予言とは違い、とても現実的です。
しかし、つじつま合わせ的な部分も感じるのです。
気になるのは、著者が「反ロスチャイルド」ネットというのを、
立ち上げているところです。
そうは言っても、しっかりした研究はなされています。
意外と最後の「未来への提案」は、いい内容です。
そこでは、わたしたちが子どものころ聞いた、
「空想未来」の予想図とは大幅に違い、
メカに溢れた世界ではなく、環境・リサイクルに根ざした、
循環社会で、土着的なのは、最近の科学者の未来への提言とも通づるものでしょう。
こう考えると、大量消費社会も、ロスチャイルドの仕組んだ計画だったという気が、
しないでもありませんね。
たのしく、読ませてもらいました。
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サブプライム後の新資産運用 by 中原 圭介
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
サブプライム後の新資産運用 by 中原 圭介
―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
資産運用っていっても、さしあたり手持ちがない。
そういう人にも、是非、読んでもらいたいのです。
せめて、「おわりに」の「日本経済が生き残る道」だけでも、
立ち読みする価値が、十分にありますよ。
高齢化社会を克服するためには、どうしたらいいのか。
日本の経済を復活させるためには、どうしたらいいのか。
税制をどうしたらいいのか。
あるいは、ほんとは、これを書きたかったのではないでしょうか。
「資産」よりも、まず「健康」と「仕事」を大事にしていこうって。
「おわりに」だけでも、読んでみてください。
さて、では資産運用を考える方に。
「国際分散投資」「長期保有」「投資信託(ETF以外)」
そして「FX」です。
これって、証券会社や投資信託会社の方にすすめられてませんか?
とってもすばらしい運用方法だって、すすめられてませんか?
でも、それが間違いってこと、この本読めば、そのカラクリがわかりますよ。
じゃあ、どうしたらいいの?
まず、この本を読んでみること。
そして年齢別に、ポートフォリオを組んで、
「外貨預金」「ETFへの投資」などを検討します。
その際、景気動向を含めた着眼点があります。
見落としてはならない、ポイントがあります。
さて、それはなんでしょうか。
是非、この本を読んで学んでください。
なんせこの著者は「サブプライム問題」を予言して、
的中させたことのあるファイナンシャルプランナー兼エコノミストの方ですから。
週2日だけ働いて 農業で1000万円稼ぐ法 by 堀口 博行
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ここ半年くらい、京都の仲間とクラインガルテンを借りたので、
にわかではあるけれど、農業をやってきました。
じゃがいも、枝豆、とうもろこし、トマト、なす、ピーマン、
かぼちゃ、さつまいも、ねぎ、ハーブ類などなど、
半年といえども、結構、いろいろと実践のなかで経験を積んできました。
まだその際、近所で7年くらい菜園をやっているおじさんたちからも指導を受け、
自己流かもしれませんが、農業を学んできました。
そのため、こういう本の出会うと、ちょっとマジに勉強してしまいました。
たしかのタイトルにつられたとこもあります。
たった週2日、一生懸命やるだけで、年収が1000万円もプラスになるの?
と、少々簡単に考えて、つられたところもありますね。
しかし、読んでいくうちに、あながち不可能ではない部分の核心もあります。
ただ、著者の場合は、1年目400万円、2年目600万円、
そして3年目で1000万円と計画的に増やしてきています。
また天候に恵まれて、予定以上の収穫があったこと。
もともと両親が農家をやっていたので、
参入のハードルが低く、予備知識もあったことなどがあります。
ただそのなかで、計画性をもってやる、段取りをよくやる、
効率性を考える、経営的視点の臨むなど、
いままで、わたしが知っている農業というイメージとは違い、
マネージメント性のある農業のやり方が書いてあります。
とはいえ、あのワタミフーズも農業に参入したけど、
なかなかうまくいかずに、撤退したという経緯があるくらい、
農業を単にビジネスライクに考えられないところもあるわけです。
しかし、ある意味、これからの景気減速の社会で、
農業というキーワードを、ビジネス的観点で考察してみるのも、
一つの方法だとも、おもいます。
先日も、東京の渋谷のど真ん中で野菜つくりをやるとか、やってました。
家庭菜園、ベランダ菜園もちょっとしたブームで、
種苗会社は、ちょっとした好景気だそうです。
この本を読んで、経営的に優秀な農家でアルバイト修行し、
その間、基礎的な学問としての農業も習得し、
かつ単調な農作業にも、魅力を感じることができるなら、
たしかに、この本にあることは実現不可能ではありませんよ。
雑学としても、おもしろい本です。
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英語は逆から学べ! by 苫米地英人
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
英語は逆から学べ! by 苫米地英人
~最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法~特殊音源CD付き
苫米地先生の本は、いままでも紹介させてもらっています。
まったくの天才肌の方なので、すごいのですが、
それが、かえって眉唾のように感じるときもあります。
どこまで本当なのかなって。
しかし、読みすすめるうちに、脳機能学者だけに、
説得力があり、引き込まれてしまうのです。
そこがすごいところでしょうか。
まず、「8~13歳までと言われる言語のクリティカルエイジ
(脳の学習限界年齢)を克服する勉強法でないと、
話せるようにならない」
そのためには、クリティカルエイジに関係なく、
いままで使っていない脳の部分を使うことになります。
そして、
「日本の英語教育は脳の仕組みと逆のことをしている」
ということなんです。
脳の機能からすると、日本語と英語では、
脳の使う部分がまったく違うわけです。
要は、日本語脳と英語脳という風にわかれます。
だから二重人格になるというイメージになります。
英語を使うとき日本語訳をしたり、日本語を英語訳するという、
いままでの日本の英語教育では、日本語を活性化しながら、
英語脳を鍛えようとするので、一向に上達しないのです。
英語の勉強をするときは、英和辞書を使わないとか、
一切日本語に接しない、という徹底した勉強法になるわけです。
そして、英語脳を作るためには、できるだけ多くの英語を聴く。
聴くだけでなく、五感すべてを働かせるということなんです。
おすすめの方法としては、海外の昼メロドラマを流して、
意味がわかろうがわからまいが、とにかく最初から最後まで眺め、
何度も繰り返していくということです。
それもリラックスして。
まあ、言いたいことは、よくわかるのですが・・・
という本だったりします。
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Google経済学 by 柴山 政行
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
Google経済学 by 柴山 政行
10年後にトップに立てる新経済学入門
最初は、グーグルの会社の分析本なのかなと思ったのですが、
グーグルから最先端の経済・会計・金融・ビジネスを学ぶ本ということで、
そんな都合よく、全て網羅できるのだろうか・・・
ということで読み始めました。
しかし、確かに読み進めていくうちに、いろんな最近の経済が見えてくるのです。
それもなぜかさらさらと読めて、わかりやすいんです。
逆に、これだけ解りやすいと、その解説のために、
著者は、相当、あたまをひねったのだろうなと思いました。
グーグルの会社、またビジネスモデルのすごさがわかるだけでなく、
デリバティブ、スワップ取引、REITのこと、
はたまたCo2排出権ビジネスのことまで、
聞き覚えがあるのに、しっかりとした内容を知らなかったことが、
いとも簡単に理解できました。
これはすごいですよ。
なんと、著者の柴山政行さんは、わたしと同じ歳です。
現在は、柴山政行公認会計士・税理士事務所を経営されております。
特に、実務に関連づけたユニークかつ合理的な講義は、
受講者から絶大な支持を得ているというのも、
この本からなるほど納得です。
グーグルニュースから学んで、世界や日本の経済の行方も、
なんとなくわかってくるんです。
それに、付録では、いまさら聞けないグーグルの使い方も、
やってみると、なんでいままでそういう使い方しなかったのだろうって、
知らないと、とってももったいないですよ。
是非是非、あなたもこの本から、グーグルをマスターして、
経済通になってみてはどうでしょうか。
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会社のお金はどこへ消えた? by 児玉 尚彦
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
会社のお金はどこへ消えた? by 児玉 尚彦
“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則
はっきり言って、みなさんに読んでほしくない本です。
それくらい、ここには、お金を呼び込むテクニックが凝縮されています。
それもそのはず、1,000人以上の社長に会い、
お金を減らさずに経営する知恵を教えてもらい、
その10年に及ぶ経験を、この1冊の本にまとめています。
著者が「おわりに」に書いているように、
「3日分のセミナーを受けるくらいの内容」になっているのは確かです。
著者の児玉さんの本に出会ったのが、2002年。
「経理合理化プロジェクト」を発足して、全国約200の会計事務所と提携し、
企業の経理業務の改善で、3000社以上の成果実績を挙げているときでした。
『キャッシュレス、伝票レス、社員レス! ココまでできる経理の合理化』
の本を手に、まさに実践で、わたしも社内の経理合理化をしました。
そのため、当時、経理の仕事がほんとに少なくなり、
人員を削減していき、最後には派遣の方ですむようになりました。
酷といえば、酷な話なのですが、自分自身が実践して、
ほんとに合理化できたことは、機会があれば、
セミナーなどを開催してみたいと思っているくらいです。
当時もいまも児玉さんは、中小企業のキャッシュフローの改善に、
重点を置いたサポートやセミナーを行っています。
もう有名な講師になられたので、セミナー代もそれなりになっています。
その著者の最新刊がこの本なのです。
「会社経営の悩みは、すべてお金に集約されます。」
ということで、お金の問題に真正面から取り組み、
勝ち残る会社と消えていく会社の違いを、
新しい手法で、わかりやすく解説していきます。
それが、「キャッシュバランス・フロー」という新しい図です。
わたし自身、サブタイトルにある、
“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則を、
よくよく自分なりに咀嚼して、若い経営者の方にも、
自分の経験を交えて、伝承していけるといいなと思える、
教則本になりそうです。
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あなたもプロ講師になれる 改訂版 by 佐藤 寛
今日は、水曜日です。
「本」当のおすすめのコーナーです。
改訂版というだけあって、ロングセラーです。
初版が2001年に出ています。
いまの出版不況の時代に、こういう本って珍しいと思います。
副題に、「講師、インストラクターのためのチェックリスト」、
とあるのですが、実例がふんだんでかなりの実践書です。
また、内容も初心者からベテランの方が読んでも、
読み応えのある、基本に忠実な本です。
ある意味、固いともいえますが、やはり基本の大切さを、
教えてくれる本であるし、またそれがロングセラーなんでしょう。
作者の佐藤氏は、人材活性化コンサルタントで、
有限会社トーク人財開発の代表取締役であり、
キャリア開発論の元大学教授もしていたかたです。
人材活性化というのが、得意分野のかたです。
そういう経歴のせいか、体系的によくまとまっていて、
奇をてらったところがなく、手堅い本となっています。
だから単に読むというのではなく、本気でプロ講師を目ざしている方は、
この本を実践書として、また自分のチェックリスト用として、
手元においておくと、とても役に立つ本であると思いました。
講師養成本は、いくつか読みましたが、何度も繰り返し読むにたえ、
なおかつ所有しておく本というと、この本のなると思います。
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おかあさん☆おとうさんのための行動科学 by 石田 淳
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
最近では、行動科学の分野であちこちの雑誌でも登場しています。
また以前、わたしのブログでも、『「続ける」技術』で紹介しました。
http://www.matsuaz.biz/chuo-s/2008/03/05/1204673503302.html
今度は、そのビジネスや教育の分野で活用してきた、
行動科学の理論を、子育てやしつけの分野で応用したのが、
今回この出版された本です。
子育て中のおかあさんたちも対象としたせいか、
比較的大きな字で、ほどほどの厚みの本なので、
早いかたなら、さらさらと読めてしまうかもしれません。
おとなだって、英会話やダイエットなど、こつこつ続けていかないと、
成果のでないものは、なかなか続けられるものではありません。
それは、こどもの毎日の生活習慣や勉強だって、同じだとおもいます。
それを可能にして、なおかつ楽しくやっていけるようにするのが、
この行動科学の手法です。
「続かない」には、理由があります。
そこには2つしか理由がありません。
1つめは、「やり方がわからない」
2つめは、「続け方がわからない」
それだけです。
この2つのの方法論がわかれば、「続ける」ことが可能になるのです。
では、ポイントをざっとあげると、
「やり方」には、3つのステップがあります。
ステップ1は、行動を分解してみる。
ステップ2は、その分解した行動のチェックリストをつくる
ステップ3は、チェックリストでつまずくところを、
反復トレーニングすることです。
それから「続け方」については、
よい行動を増やしていくには、
ポイント1、行動をヘルプしてあげる
ポイント2、動機付けする
ポイント3、ハードルを低くする。
逆に減らしたほうがいい行動は、
この3つのポイントの逆を設定すればいいのです。
ここまで書いてしまうと、あとは本屋さんで流し読みすると、
「続ける技術」を習得してしまうかもしれませんね。
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1日15分! 会計最速勉強法 by 平林 亮子
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
会計や経理の本というと、少々小難しくて、
読んでいて段々といやになって、
結局、読破できないというパターンがないでしょうか?
わたしもいままでいろいろと読んできましたが、
今回は、さらさらと読破してしまいました。
その理由として、この本は、ストーリーがあって、
そのストーリーが謎解きのような形になっていて、
章の末には、ドリルがあって、
そこまでの理解度テストという形式になっています。
また、会計って数字の羅列でおもしろくないなぁって人もいるかもしれません。
しかし「数字」は白黒がはっきりしている分、
その背景には、「お金の裏に隠されたドラマ」や「世の中の裏側」があるのです。
ほんと、ミステリーですよ。
ちょっとしたヒントから、回答を導きだす。
なかなかスリルがありますよ。
でも、そのためには、基礎的な知識の勉強が必要です。
作者の平林さんは、公認会計士でもあります。
平林公認会計士事務所所長でもあり、
女性士業プロジェクトSophiaNet プロデューサーでもあります。
なんと、お茶の水女子大学3年在学時に公認会計士2次試験に合格しています。
在学中から太田昭和監査法人(現新日本監査法人)に勤務し、
国内企業の監査に多数携わっています。
公認会計士3次試験に合格すると同時に独立しました。。
現在は、経営コンサルタントとしても活躍する一方で、
大学、セミナー、企業研修等で講師も務めているそうです。
さて本書の内容ですが、おもしろいですよ。
「なぜ、異なる業種の会社を買収するのか?」
「 なぜ、赤字企業の株価が上がるのか? 」
「なぜ、赤字でも会社は倒産しないのか? 」
「なぜ、社長は粉飾決算をするのか?」
この謎解きが終わったとき、あなたは自分でもおどろくような会計知識が身についてますよ。
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2次会は出るな! by 中村 繁夫
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
たまたま読もうと思って買っていたら、
著者の中村氏は、なんと8月25日の「カンブリア宮殿」に、
テレビ出演していました。
いまをときめくレアメタルの業界では、日本でトップクラスの方です。
若いころからレアメタルの分野で、カリスマ商社マンとして生きてきて、
その生き様は、本人も言い表しているように、まさに「現代の山師」です。
そのうえ、現在は、20人で340億円の年商の会社経営者でもあるわけです。
27歳までヒッピーとして放浪生活をして、
それから就職し、55歳で会社をクビになって、会社を立ち上げた方でもあります。
なんとも劇的な人生劇場を歩んでいる方です。
その中村氏が満を持して、出版したのがこの本となるわけです。
「2次会は出るな!」という奇抜なタイトルもそうですが、
この本を読むと、「稼ぐほど損を出す」とか「八割が賛成する意見は失敗する!」とか、
かなり、いままでの概念をぶち破るような内容です。
そうはいっても、基本的には実践的な、「稼ぐための考え方」「稼ぐための行動」
「稼ぐための心構え」がふんだんに書かれています。
わたしとしては、レッスン8の項の「商人道を極める方法」というのが、
とても参考になり、やはりいっぱい付箋がつきました。
ここには、この本のエッセンスがいっぱいつまっています。
なんだか、いままでの既成概念をぶち壊してくれるような話が多いので、
どう表現していいのかわからないのですが、
とにかく新しい何かを挑戦しようとか、前例がないけど自分の信念で突き進みたいが、
躊躇して一歩踏み出せないという方には、
是非、おすすめの本です。
失敗することを恐れる必要がなくなるし、またそれができなければ、
所詮、人同じことをして、ありきたりな人生を歩むしかないことに、きっと気づくはずです。
また著者は、そのことを「探検」という言葉で表わし、「冒険」とは一線を画しています。
それは、「探検」は、さまざまな洞察力を持った、スペキュレーション(思索・投機)であり、
なにも考えないで進む「冒険」とは違うということなのです。
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驚異の集客テク! 90日で鬼のように儲けるブログ術 by 林 夏樹
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ブログで集客し、商品を販売して儲けようというハウツー本です。
こう書くと、とても安っぽい内容に聞こえるのですが、
実は、中味がとっても濃くて驚きました。
商材選択から、PR方法、集客などなど、
ITという手段をつかった現代のマーケティングなんだと思いました。
リアルショップではなく、ネットで稼ごうと思うなら、
ここに書いてある内容は、最低限にマスターしておかないと、
とても競争原理には勝てないと思います。
著者の林さんは、この時点で35歳です。
28歳で会社を退社し、ビジネスを始めるのですが、うまくいかない日々が続きます。
そんななかブログに出会い、実践を重ねていくことで、
この本にあるノウハウを吸収していったとのことです。
やはり経験に裏付けられたものは、説得力があります。
そうはいっても、この本とて2年前に出版されたもの。
なかには、もうすでに古い情報となっているものもあるでしょう。
この本の通りにやってみても、すでに多くの方が実践して、
まったく効果のないこともあるでしょう。
あるいは、その情報自体が情報商材として、
かなり流通しているのも、たしかでしょう。
それくらいネット社会というのは、日進月歩ですごいスピードで進んでいるのですね。
しかし、この本のなかには、単に小手先のテクニックではなく、
「ニーズが多くて、競合が少ないものをみつける」
ということから始まり、お客さんのニーズだけでなく、
マインドを満たす、こころをくすぐるエッセンスもあります。
商売の本筋の話もあります。
その部分は、どんな仕事にも役立つし、
またブログ関係で、乗り遅れてるなって感じてる方には、
とても役立つものと思います。
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年収2000万円の転職術 by 神川貴実彦
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
すごいタイトルだと思って読んでみました。
こういう本の感想って、結論的なことを最後までひっぱると、
とっても怒りたくなると思うので、結論的なことから書きます。
いまこれをお読みになっているかたで、次の条件に当てはまる人は、
この本を読んで転職して年収2000万円は、可能でしょう。
まず、高学歴である。
高学歴といっても、東大以上のみです。
ハーバード大学とかの出身なら、OKだと思います。
それから社内でも「問題解決」や「企画立案」を専門的にやってきて、
そのロジックを、明確にプレゼンテーションできる。
あるいはしっかりとした経営者であったとか、その右腕であったとか。
そして年齢は30歳前後くらい。
かつ転職先は、外資系コンサル会社希望。
もしこの条件を満たしていれば、十分可能です。
どうです?
世の中そんなに、甘くないですよね・・・
やっぱそうかと思いましたよね。
しかし、無理だなということから、自分はなにができ、
なにを大事にし、どういう生き方を選ぶかという参考になるのです。
作者は、あとがきにもありますが、早稲田大学法学部卒業後、
ボストンコンサルティンググループで、花形として勤務するも、
27歳にして体を壊して入院し、その後、路頭に迷って、
1997年に株式会社ムービンを設立して、戦略的な転職をサポートする事業をやっています。
そのため、まず「お金」という、だれもが欲しいと思いながら、
現実に向き合うことをためらってしまう課題に、
「年収2000万円」というテーマで向き合ってます。
そして、自分自身のお金のこと、キャリアのこと、人生設計のことになると、
多くのかたが、案外、成り行きで生きているのではないでしょうか?
そういう課題にきちんと向き合った上で、自分にとっていい仕事とはなにか?
給料が安い安いといっても、いくらあればいいのか?
そのためには、どういう仕事をすればいいのか?
あるいは、その年収を尊重するのか?
自分の「やりがい」や「夢」追求するのか?
この「年収2000万円」というハードルを目の前にしたとき、
それが達成できるかできないかという、低い次元の話題ではなく、
自分の置かれている環境、立場、価値観と向き合わなくてはならなくなります。
そういう意味で、とても考えされたのは事実です。
「10年後、20年後、あなたはどんな生活がしたいですか? 」
この答えに明確に答えられたなら、
あなたはいま、とても自分にとって充実した生活をしてるといえるのだと思います。
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一気に業界No.1になる!「新・家元制度」顧客獲得の仕組み by 前田 出
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
今回の著者もまた、神田昌典さんのオーディオセミナーを聴いて知りました。
最初に聴いたときは、なんだかわかるようなわからないような。
いままでの経営とか、ビジネスモデルが全くといっていいほど、当てはまらない内容なので、
なんだかピンと来なかった、というのが正直なとこでした。
簡単にいうと、この本にあるインストラクター事業とは、
先生を育成し、その先生一人一人が発信して生徒さんを増やしたり、
教材を売っていくという仕組みです。
ある商品を創り、その販売拠点、販売員を作っていくことと同じといえば、同じです。
しかし、そこに公益性、社会貢献性、そして参加者の充実感が、
いままでの商売、あるいは販売という事業とは一線を画したところに、
まったくの違いがあるのです。
またそこがいままの知識・経験では見えにくいところであったり、
わかりづらさになったのかもしれません。
その後、著者の前田さんと神田さんは、このオーディオセミナーの内容を、
現実のセミナーとして実施しました。
とても興味があったので、参加したかったのですが、
63万円の「インストラクター事業構築セミナー」ということで、
正直、一気に引いてしまいました。
ずっと気にはなっていたけど、まあしょうがないなと思い、
またオーディオセミナーのCDを再聴しました。
著者の前田さんは、現在(株)コロネット代表取締役会長、
(財)日本余暇文化振興会理事です。
15年間、和歌山と東京を往復の勤務状態です。
女性起業支援として、「好きを仕事に!」をテーマに、
文部科学省許可(財)日本余暇文化振興会(JALD)の監修・認定で、
ホビークラフト(ビーズ、キルト、押し花等)の「先生」をつくる講座を開講してきています。
楽習フォーラムにて、6年間で2万4000名の「先生」を養成し、
2007年よりホビークラフト以外の分野で、
インストラクター事業を展開し始めたということなのです。
今回、満を持して、この本が出版されました。
正直なところ、自分がいろいろと教科書にしたいので、
あまり人には教えたくないというのが、本音なんです。
280ページの本なのに、ノウハウ、事業モデルが山ほどつまっております。
また消化しきるためにも、いままでの自分の既成概念も壊さなくてはなりません。
しかし、自分の経験や「好き」を本当に活かしきるなら、
とてもやりがいのあることではないでしょうか。
もし、これを読んでなにか立ち上げたい、しかし、ひとりではと思う方へ。
「一人で見る夢は夢でしかない。誰かと見る夢は現実だ。」 by オノヨーコ
わたしもいっしょにサポートできるかもしれません。
是非、ご連絡ください!
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ワクワク楽しみながらついでに月収を7万円増やすしくみ by 井上 香織
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ここのとこ、経営書の固い内容が多かったので、
ひさびさに俗っぽい内容の本を読んでみました。
こういう本は、タイトルで過激なことを書いて、
たとえばいまの年収をひと月で稼ぎ出す副業などと、
かなり無理で、破天荒なものが多いのですが、
「月収7万円を増やす」というと、
なんとなく越えられそうなハードルかなと思い、
この本を読んでみました。
結論からいうと、この本の中にあるとおり行動して、
さまざまな経費を加味していくと、
ちょっと無理があるよな・・・が本音です。
たしかに自分の「好きを仕事に」という方向にはいくでしょう。
そのかわりに本業がある程度犠牲になったり、
休日の時間もその副業のために、それなりの手間隙をかけないと無理です。
要するに、楽しては儲けられないということが分かってきます。
ただ売り文句にあるように、仕事を辞めずに、
定期的な副収入が入ってくるという程度で、
自分のノルマをかせないでおくなら、案外楽しめるかもしれません。
著者の井上香織さんは、その趣味の副業が高じて、
デラックスジャパン代表、仕入れ塾主宰者、
輸入サポート・ネット販売コンサルタントなどを営んでいます。
そのなかで、どちらかというと講演・輸入サポート業などで稼いでいるようです。
この本で、むしろ参考になるのは、
ネットオークションのやり方や活用のしかたです。
最新情報も満載なので、この本をマスターすることで、
ネットオークションのやり方講座などができる要素が、たくさん掲載されています。
また、「個人で副収入を得ることによって、
環境に振り回されずに自分自身の生きる力、
ライフスキルを身につけることを多くの人々に推奨している。」
という部分は、たしかにこの厳しい時代を生き抜くためには、
とても必要なことだと思います。
そういう部分も、参考になる部分ではありました。
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人生のすべてを決める鋭い「直感力」 by リン A.ロビンソン (著), 本田 健 (翻訳)
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
「直感」というと、虫の知らせとか、なんだか根拠のないもので、
それに頼ってしまうと、判断を誤ってしまったり、
占いなどと同じように、一種の賭けのような気分になると思います。
そうはいっても、その虫の知らせの「直感」を無視したため、
逆にしくじってしまったとか、直感の通りに従っていれば失敗しなかったのに。
そういうことが案外ないでしょうか?
実はこの本を読んでみると、その「直感」が本当は、
正しいものであるということが、分かってくるのです。
「お金の専門家」である本田健さんの翻訳ということで、この本を手にしました。
アメリカには「直感」を使ったコンサルタントというのがあるのですね。
著者のリン・A・ロビンソンさんは、その分野で成功を収めているコンサルタントです。
本を読み進めていくうちに、「直感」とは自分の中の常識や偏見をまず取っ払い、
こころを開いて、こだわりを捨てた状態のものなので、創造的であり、
本当は、自分の「内なる声」に耳を傾けるので、本来の自分に向き合うことになるのです。
もちろんそこには、いままでの経験と知識という裏づけがあるので、
自分自身も常に磨きをかけていないと、質の高い「直感」が出てこないことになります。
しかし質の高い直感が出てくるようになれば、その直感を信じて、
流れに乗って成功へと導かれていくようになります。
この本の中には、他にも「直感」の活かし方、磨き方があります。
仕事や生活において、よりよい判断、よりよい問題解決の方法を身につけることができれば、
「自分の納得のいく人生」を生きていくことができるかもしれません。
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脳を活かす勉強法 by 茂木 健一郎
脳を活かす勉強法 by 茂木 健一郎
最近、巷ではちょっとした脳ブームのようで、
テレビや本でも、脳がテーマになっているものをよくみかけます。
わたしもその影響うけてか、NHKの「プロフェッショナル」の司会でおなじみの、
また「アハ体験」でおなじみのといったほうがいいのか、
最近、テレビの出演で有名な、茂木先生のこの本を読んでみました。
茂木先生自体は、1962年生まれで、若くして博士号を取り、
現在は、脳化学者として、著作者として、またソニーコンピューターサイエンス研究所の
シニアリサーチャーとして、またさきほど書いたように、
テレビにも出演していたりで、巷では有名人になっているかたです。
この本は、タイトルにあるように、勉強法を軸に書かれた本です。
茂木先生の幼少期からの話で、なぜ勉強ができるようになったか、
そのコツというか、ポイントがかかれています。
先生のように天才的な科学者の話だと、
ちょっと手に届かないような気がしたりもするのですが、
ちょっとしたコツで、天才科学者にはなれなくても、
仕事や読書で、そのコツが十分に活かせて、それだけでなく、
実は勉強していくことで、自分の充実感、満足感を手に入れる方法がわかってきます。
特に、本書のはじめにでも書いていますが、脳を喜ばせる3つのしくみ、
①「ドーパミン」による「強化学習」によって、脳を強化する。
②「タイムプレッシャー」によって、脳の持続力を鍛える。
③「集中力」を徹底的に身につける。
これだけでも知っていると、なにかと活かせる知識です。
そのほかにも、あわせて37の勉強法を公開しています。
もう社会人になっているので、いまさら勉強なんて、なんて思わないで、
この本の脳のしくみを学ぶことで、
もっともっと充実した、人間性を向上させていく方法を、
見につけることができるるようになるかもしれません。
茂木先生の本は、とても分かりやすく、読みやすいです。
「シンプルな言葉」ゆえ、研ぎ澄まされている文章なんでしょうね。
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セールスのプロが教える!相手を思いどおりに動かす超数字術 by 菊原智明
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
いざ売り上げを上げる方法、営業の仕方というのは、
上司や先輩に聞いても、具体的に教えもらえないのではないでしょうか。
また営業ツールには、「セールスレター」、「広告」、
「看板」、「HP」、「セールストーク」などなど、
いろいろありますが、ほんとうに集客できるためのノウハウなんて、
具体的に示せる営業マンなんて、ほとんどいないのではないでしょうか。
そういう問題に直面したときに、具体的な手法を学ぶことができるのが、本書なんです。
まして、「マーケティング」、「営業方法」、「プレゼン」、「企画書」にまで、
役に立つノウハウ満載っていうことになると、気になりますよね。
その技術が、本書でいう「数字術」なのです。
ではなぜ、「数字術」が重要なのでしょうか?
なぜなら、「人間の情報収集は視覚が83%」だからです。
著者の菊原さんは、トヨタホームへ入社して7年間、
ダメ営業マン時代をすごしたといいます。
そしてクビ寸前の状態から、小さなきっかけによりトップ営業マンになり、
それを4年連続続けたとのことです。
その後、売れなくて悩んでいる営業マンをサポートしたいという思いから、
同社を退社し、コンサルティング会社を設立しました。
そして今回、この数字術を完成させるため
「7年間100パターン」以上の事例を研究したそうです。
おまけに、この数字術を使い始めて、
トヨタホーム時代には、売上げが9.7倍になったという人です。
わたしは、早々にこの本の要点をまとめ上げてみました。
するとそれ自体をテキストにすると、
営業マンのための売り上げアップ法ということで、
セミナーができそうな、とってもお役立ちな内容だと思いました。
気がついたら、いっきに読んでいました。
是非、手にとっていただきたい本です。
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一瞬で人生が変わる!「自分のルール」の作り方 by マーク・M・ムネヨシ
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
なかなか純粋な日本人には、語ることのできない表現で、
自信たっぷりにつづられた本です。
昭和30年代後半に、アメリカに渡り、
仕事においても人間関係においても、大成功をおさめた方です。
第一章から第四章を実践することで、
良い「出会い」を引き寄せてほしいということを書かれています。
著者のマークさんは、高校卒業まで日本で育ち、
ロータリークラブ交換留学生として渡米しました。
米国名門校パーデュー大学の経営工学を卒業して、
米国において環境関連機械の製造、経営分野の部長を経た後、
NYSE上場会社の日本法人の社長兼北アジア担当経営責任者を歴任し、
米国ハイテック関連の日本法人の社長兼北アジア担当責任者を歴任しています。
2000年を期に独立し、カリフォルニア、日本、ハワイを中心に、
企業の経営者、幹部のエグゼクティブコーチングは定評があるそうです。
サブタイトルにあるように、ハワイ在住No.1コーチが教える、
ワークライフバランス25の方法があるのです。
それは、「ビジネス」「お金」「人間関係」「恋愛」
「リーダーシップ」に役立つ25の方法です。
また、著名人との交流も多く、本書もベストセラー作家、
「渡辺淳一氏の推薦」になってこうコメントしています。
『本書には、人生という複雑な方程式を解く鍵が潜んでいる』
かいつまんでみますと、第一章では、「実現する力」「逆転する力」について。
第二章では、「経済力」の鍛え方。
そのなかで印象的なのが、「三本の木」を育てること。
それは「職業の木」「副業の木」「人生事業の木」ということです。
第三章では、「人間関係力」「リーダー力」について。
そこでは「聞く力」の大切さ、
そして相手の目線に立つことのたいせつさを説いています。
第四章では、「遊ぶ力」の鍛え方。
それはメリハリの生き方の実践法です。
そして、最後の第五章では、第四章までを実践するなかで、
「出会い力」の鍛え方を語ります。
シンプルだけど、ライフ(人生)を俯瞰的に書いています。
これは、若い方には、絶対に書くことのできない本ではないでしょうか。
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誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法 by 松尾 昭仁
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
わたしは、「セミナーおたく」です。
単なるセミナーおたくではなく、自分がセミナー講師になってみたい。
またセミナー主催者になってみたい。
そういう風に思ってます。
そういう動機から買った本です。
かれこれ2年前の出版なので、最新情報、最新ノウハウではないかもしれません。
しかし、セミナー事業のハウツー本としては、原点に近い本だと思います。
そういう意味では、とても基本に忠実な本です。
作者の松尾さんは、ネクストサービス株式会社の代表取締役です。
大学卒業後、世界最大級の総合人材サービス企業に入社して、
入社2年目には、新入社員研修をおこなってます。
その後、ネクストサービスを35才で企業し、
現在は「セミナープロデューサー」として活躍しています。
この本は、超・短期間で、「人気講師」「儲かる主催者」になれる!
というキャッチフレーズのもと、さまざまな経験からのノウハウが書いてあります。
そして、そのノウハウは、セミナー事業という枠組みだけでなく、
「売れる仕組み」にまで発展させることができるのです。
なぜなら、セミナーとて集客が命です。
もちろん普通の事業だって、集客が命です。
その集客をするために、どうマーケティングすればいいか、それの研究本でもあるわけです。
2年たった今では、このノウハウがあたり前かもしれません。
しかし、そのあたり前のことができているのか、
きちんとチェックするには、もってこいではないでしょうか。
それは、ブログの充実、HPの充実、アンケート、無料セミナー、メルマガ、
FAXDM、はがき、口コミなどなど。
あなたの事業で、それがすべて整ってるでしょうか?
それの点検にもなりますよ。
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上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか? by 松本 順市
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
正直、耳の痛くなる本でした。
若手が短期間で辞めていくというのは、いまどの会社でも起こっているようです。
人材派遣の会社の人でさえ、嘆いていました。
そこには、どんな問題があるのでしょうか?
転職があたり前になったとか、価値観が多様化したとか、
いろいろとあるでしょうが、最後は、というか、
いつの時代も、といったほうがいいでしょう、
自社の雰囲気や人ということになるでしょう。
その原点で、当たり前のことが、当たり前にできなくなっていることに、
この本を読んで気がつくわけです。
著者の松本さんは、現在は(株)多摩研代表取締役で、
人事コンサルタントをなさってますが、
大学3年生より、株式会社「魚力」にアルバイトとして入社しました。
大学4年生より社長室担当となり、社長の参謀役を務め、
大学院中退後に社員となり、社長の強い希望により労働環境の改善に取り組みました。
「3K」産業と呼ばれる魚屋の業界において、業界初のサービス残業なし、
週44時間・完全週休2日の勤務体制を実現しました。
その後、社員の成長を支援する人事制度を構築し、
定着率を飛躍的に向上させた実績を持っています。
そしてその結果として同社は、30年連続増収増益、
東証二部上場に至るという偉業を成し得ています。
そういう著者が書いているので、「うちは業界が悪いからな」などということが、
まったくのいいわけにならないわけです。
この本でのポイントは、「褒める」技術を磨くということに集約されます。
若手や部下を定着させ、成長させるには、まずは相手を「認める」。
相手を「認める」ためには、自分自身を「認める」。
認められたほうは、それに対し「ヤル気」を起こします。
その「ヤル気」の芽が、花になるまで時間はかかるでしょう。
しかし、すぐに結果が出なくてもあきらめない。
その結果、若手や部下が成長した暁には、
実は、自分自身が成長していたことに気がつくわけです。
内容は、少々オーソドックスかもしれません。
しかし、そういうものの中に、本質が隠されているものなのです。
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「1日30秒」でできる新しい自分の作り方 by 田中ウルヴェ京
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
「人前で何かするときでも、あがらなくなる」
「不安やストレスをプラスに変える心を作れる」
「プレッシャーに負けない心が作れる」
「人間関係がうまく取れるようになる」
「精神的に強くなれる」
「どんな環境でも力を発揮できるようになる」
「毎日をポジティブに生きられるようになる」
こういうことが1日「30秒」という短い時間で簡単にできるようになる、
選りすぐりの技術があるとすれば、知りたくないでしょうか?
それがコーピングという技術なのです。
直訳すると「コーピング」は「対処」と訳されますが、
ここで紹介されるのコーピングスキルは「ストレス対処スキル」です。
コーピングの技術はそもそも、自分の「感情コントロール」の技術です。
もともと臨床では、感情のコントロールが、
自分でできなくなったクライアントに、治療のためにおこなうものです。
たとえば、怒りのコントロールができなくなった人に対して行われます。
また何に関しても、悲観的な考え方しかできなくなってしまった人にも使われます。
アメリカでは、うつ病の方へコーピングを行い、
それが投薬治療よりも効果があったという報告さえあります。
作者の田中ウルヴェ京(みやび)さんは、
1988年ソウルオリンピックのシンクロ・デュエットで銅メダルを獲得し、
その後、長いアメリカ留学で心理学を学び、
現在はビジネスパーソン・オリンピック選手・プロゴルファー・
Jリーガーなどを指導している一流メンタルトレーナーです。
2001年起業。(株)MJコンテス取締役として、
6事業部、社員20余名の経営に携わるかたわら、プロスポーツ、
オリンピック選手から一般まで広くメンタルトレーニングや
キャリアプランニングを指導。企業研修、講演は年間200を数える。
著書、訳書多数あります。
夫はフランス人で、二児の母でもあります。
そして、本書で紹介しているコーピングは、
認知行動療法で使われる、「感情をコントロールし、心を強くする」技術です。
一言で言えば、ストレスやプレッシャーを激減させ、
その人が本来持っている力を、発揮させることができるスキルです。
ここまで書くと、すばらしい経歴を持った作者が、
いいことずくめで、かえってそらぞらしい感じがしたのですが、
「おわりに」を読んでみると、いかに作者が自分の苦難を乗り越えたか、
またそれによって、このスキルをどうつかんできたかわかりました。
それを踏まえて、再読すると、よりいっそう説得力のある本だと思いました。
この本で、あなたにあったコーピングを見つけてみてはどうでしょうか?
それに、必要な時間は「1日30秒」です。
認知行動療法に基づいた手法だから、効果は実証済みのものばかりです。
自分の持っている本当の力が発揮できますよ!
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1歳から100歳の夢 by 日本ドリームプロジェクト
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
あなたの「夢」は、なんですか?
即答できるでしょうか?
わたしは、この本を読むまでは、すぐには答えられなかったです。
しかし、読んでみると、なんか見えてきました。
「夢」は、青春時代の人だけのものじゃないんです。
まず、この本、とってもおもしろくて、とってもワクワクする本です。
1歳の夢から始まって、最後は100歳の人の夢まであるのです。
そして、ひとりひとり写真もあり、生活時間帯まで書いてあるのです。
健全な夢を持つ人は、健全な生活をしています。
早寝早起きです。
そして趣味やいい仲間に、囲まれているようです。
100歳のおばあちゃんなんて、6時半に起きて、
10時に羊羹を食べて、庭を見ます。
15時に、するめを食べて、編み物をしたり、
新聞や婦人公論を読みます。
20時には、養命酒を飲んで、21時には寝ます。
生きるって、すばらしいことなんだって、
これだけでも、思ってしまいました。
それから、自分と同じ年齢の人の夢を読んでしまいます。
そしてなるほどなるほどと。
わたしの場合、いま42才ですから、40代の人の夢が気になります。
それから50代の人の夢を読んで、10年後の自分を想像します。
そして60代の人の夢を読んで、20年後の自分を想像します。
なんだか、何十年後のワクワクする自分が想像できて、
ワクワクできるんです。
夢は、大きい小さいなんて、関係ないんです。
いかに自分らしく生きていくか。
それをいかに「夢」に落としこめるか。
ひとりでも多くの人に読んでもらいたい本です。
ほんとに、おすすめなんですよ!
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「先読み力」で人を動かす by 村中 剛志
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
最近、仕事の成果を出す方法の本を読むことが多いです。
なにか結果を出したくて、焦っているのでしょうかね。
今回も、圧倒的成果を出せる本です(笑)
先手で行動する「先読み力」で、問題が発生しなくなります。
逆に、後手で対応すると、問題が派生します。
そして、作者は定義します。
「先読み力」とは、起こりうる問題(出来事)を推測する力。
「プロアクティブ」とは、推測をもとに一歩先に行動すること。(先手の行動)。
この2つの考え方、行動で、圧倒的成果を出せるのです。
作者の村中剛志さんは、まだ30代半ばだそうです。
1996年、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社しました。
長野オリンピック、金融業界を担当するITエンジニアを経て、
3年間イギリスに赴任し、リーダーとして国際プロジェクトを率いたそうです。
帰国後、役員補佐を経て、IBCS(IBMビジネスコンサルティングサービス)に出向しました。
現在、IBCS金融事業本部にてプロジェクトマネージャを務めているそうです。
2007年には同社、年間最優秀プロジェクトで表彰されています。
やはり、人生のテーマは「プロアクティブ」。
この本は、特に若い人に読んでもらいたいですね。
30代を迎える若い方が読むと、リアルタイムで参考になると思います。
わたしも、30代半ばのころには、これに近いことを実践していたことがあります。
そして、いまでも継続していることもあります。
スケジュール立て方、チームのあり方、ミーティングの仕方などなど。
すべてが実践に基づいているので、まずは本に書いてあることを、
そのままマネてやることを進めます。
というより、これだけできるなら、かなり優秀な人ですよ。
作者、おそるべし、若者ですね。
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「仕組み」仕事術 by 泉 正人
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
最小の時間と労力で、最大の成果を出せるなんて、
そんな都合のいいことがあったら、やりますよね?
あるいは、5分で終わる仕事に、1時間も2時間もかけてませんか?
「能力」や「根性」がないから、成功は難しいや。
なんて思ってませんか?
そんなもろもろの問題を解決する方法が、
「仕組み」を作るということなんです。
作者は定義します。
「仕組み」とは、誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出るシステムだと。
そんなことで、ほんとうに解決できるのでしょうか・・・
作者の泉 正人さんは、日本ファイナンシャルアカデミー㈱の代表取締役の方です。
5つの会社を経営し、世界を飛び回りながら、仕事は毎朝2時間で片付け、
週末はサーフィンを欠かさないといいます。
それは、仕事の「仕組み」をつくったからだというわけです。
それが可能なら、実行してみようと思いませんか?
この本のなかには、失敗を「仕組み」にし、続けるための「仕組み」、
その3つの黄金ルール、そして7つの習慣と、具体的に、
しかしシンプルに分かりやすく解説した、ビジネスの実務ノウハウ書なのです。
内容的にも、スラスラと読めます。そして簡単な内容なのです。
その程度でうまくいくのだろうかと思います。
しかし、当たり前のことを、当たり前にやることがいかに難しいか・・・
多くの人が悩む続けているわけです。
それを「仕組み」にしてできる方法です。
実行できれば、うまくいきます。
最後の締めの言葉がいいです。
「才能とは、努力を継続する力である」
将棋界の羽生さんの言葉です。
なるほどですね・・・
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3つの原理 by ローレンス・トーブ
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
紀元前3000年の過去の世界から、2150年の未来にまで、
壮大なテーマで書かれた本です。
なんだか最近は、ビジネス書を中心に、どちらかというと現実的というか、
目の前のことに対する本を、読むことが多かったせいか、
この宇宙規模的なテーマには、なかなか溶け込むことができませんでした。
しかし、ひとたびこの世界に入り込むと、目の前のことを考える自分が、
いかにちっぽけなんだろうと感じさせられました。
作者のローレンス・トーブさんは、この本が処女作になります。
歴史家であり、未来学者です。10ヶ国語を話し、
おまけについ最近まで、20年ほど日本に滞在していました。
なぜ日本に住んでいたのかは、本書を読むと、とてもわかるような気がしました。
過去歴史については、さまざまな本で書かれていることなのですが、
その切り口の斬新なところには、ほんとに驚かされました。
その切り口とは、「セックス(性)」「年齢」「カースト」という、
いままで、いろいろな人がなかなか踏み込んできていない領域で、
歴史を分析し、それだけの及ばす、150年くらいの未来まで、
自論で書き進めていきます。
「ええ?そんなことあるの?」と最初は読んで思うのですが、
読み進めるうちに、妙になっとくできるのです。
世界が国ごとではなく、ブロックに統合される。
そして、その頂点に立つのは、アジア圏を中心にした「儒教圏ブロック」であると。
そして第二位は、ヨーロッパを中心とした「欧州ブロック」。
おどろくことに、第三位は、アメリカ、ロシア連合の「北極圏ブロック」。
とても突拍子もない話に聞こえるのですが、現在世界で起きている社会的現象を見ていると、
なんだか納得できるのです。
後半は、精神・宗教の時代へと変わっていく世界を描いています。
最後はもう、絵空事とは思えなく、タイムマシーンに乗って、
未来を見せられているような気分になってしまいました。
約380ページもあり、正直、読むのは大変でした。
大変でしたが、その分、3時間半くらいある超大作映画を、
観たような気分になったのも確かです。
そう「未来の教科書」って感じがしました。
とても長い本なので、読み切る自身のある方にだけ、おすすめします。
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能に学ぶ「和」の呼吸法 by 安田 登
今日は水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。
織田信長って、冷酷、冷血、勇猛、狂気などなど、
人並みはずれた、冷たいと形容される性質を、
ことごとく網羅した人物だと思ってました。
でも実は、かなりの臆病で、人一倍恐怖心の強い人だったんだそうです。
そんな信長が、負け戦が確実といわれた桶狭間の戦いで、
前夜に敵が攻めてきても、デンと構え、
なおかつ、出陣まえに「敦盛」という「能」を舞ったそうです。
なぜそんなことをしたんだろう・・・?
信長がストレスをパワーに変えた秘密とは?
それがわかれば、わたしたちの人生に、すごく役立つでしょう。
作者の安田さんは、1956年生まれで、下掛宝生流ワキ方能楽師です。
また日本で数少ない米国Rolf Institute公認ロルファーの一人です。
ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳のときに入門。
現在は、国内外を問わず多くの舞台を勤めるほか、
小学校をはじめとする学校での能の特別授業など、
さまざまな形での能のワークショップも行なっています。
また、人間性心理学会や心理学関係の大学でもワークショップを行ない、
心理学の分野での活躍もめざましいかたです。
さきほどの話の続きですが、戦の敵に向かう死の恐怖を、
「能」の呼吸法である、深い呼吸と声によって克服し、
行動エネルギーに変えた、ということなんです。
大きなストレスを、あえてぎりぎりまでため込み、
深々とした呼吸と声を使い、信長は自身の深層の力を引き出したということです。
この信長の呼吸法は、「反復律動性の呼吸」といわれています。
その「能」の動きをもとした「和」の呼吸法を、
誰にでもできるエクササイズとして紹介します。
誰でも、強いストレスを感じながら生活を送っています。
ストレスをパワーに変えるエクササイズを、ぜひ実践してみてください。
そしてこの本は、言葉の語源の解説がすばらしいです。
そういう意味でも、とても博学になれますよ。
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「世界征服」は可能か? by 岡田斗司夫
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
「世界征服!」
子どものころ、仮面ライダーごっこをするとき、悪役をやることになると、
このセリフをいうのに優越を感じました。
いや、ごっこだけでなく、世界征服ってできるのだろうか・・・
漠然と考えたこと、ありませんか?
著者の岡田斗司夫(おかだとしお)さんは、1958(昭和33)年大阪生まれ。
85年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを設立、92年退社。
大阪芸術大学客員教授。著書に『オタク学入門』『「世界征服」は可能か?』などを執筆しています。
もしあなたが悪の組織を結成し、「世界征服」を企んだとすると、
どうなるかをシミュレーションを行った本です。
変な本でしょう。
それでも、まじめに分析します。
世界征服する悪の組織には、4つの目的に分類される。
そしてその支配者には、4つのタイプがある。
なおかつ、世界征服には手順があると。
第一段階として「目的設定」をする。第二に「人材確保」。
第三に、「資金調達と設備投資」。第四、「作戦と武装」。
第五、「部下の管理と粛清」。最後の段階・・・
なんだか、こういう目次を見ると、なにかと似ていませんか?
そうです。経営書なんですよ。この本は。
いきつくとこは、同じなんですよ。
それに世界征服が仮にできたとして、明るい悪の社会があるわけではないのです。
もしあなたが悪の組織で、世界征服できたとしても、
その次には、その社会を維持しようと、秩序のある社会にしようと思うでしょう。
そうした瞬間から、ライバルが出現し、支配が崩れる。
それに、悪の組織とはいえ、子どもに継承しようと考えると、
聡明で人格的にいい人間に育てようと思うのではないでしょうか。
そうすると、征服などできなくなるのです。
なんだかパラドクス(逆説的)ですよね。
そして最後には、現在の「自由主義社会」「情報の自由化」に対して、
警鐘を鳴らしてくれます。
いずれにせよ、人をまとめるというのは、大変なことなんですよね・・・
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頭の回転が50倍速くなる脳の作り方 by 苫米地 英人
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
頭の回転が、50倍も速くなったら、どうしますか?
というか、そうなると、なにができるようになると思いますか?
想像つかないですよね。
苫米地さんの本は、そういう意味でも、タイトルのつけ方、うまいよなぁ・・・
著者の苫米地さん自身の紹介は、以前のコーナーでご紹介したので、
今回は割愛させていただきます。
そんなわけで、さっそく、この本の内容に入るわけですが、
まあテーマは尽きないですね。
苫米地さん自身の脳が、普通の人の50倍速で動いているのが、
本からも伝わってきます。
だからキーワードも盛りだくさん。
「英語脳」「クリティカルエイジ」「抽象度を上げる」などなど、
造語大賞なるものがあるなら、表彰ものです。
ちなみに苫米地さんのセミナーは、参加費が1回15万円もするようなセミナーです。
それを受けることで、どれくらいの効果があるのかは定かではないですが、
そのセミナーの内容と同じものが、100分の1の価格で読むことができるわけです。
ちょっとお得ですよね。
そして、秘伝トレーニングが出てきます出てきます。
リラクゼーション、コンセントレーション、共感覚、プライミング、
抽象空間のリアリティー、パラレル思考、超並列脳、止観などなど・・・
読み終わったのですが、残念ながらわたしには能力がないのか、
50倍速は、まだまだ実現しそうにないです。
みなさん、挑戦して、50倍速脳になってみてください。
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レバレッジ人脈術 by 本田直之
レバレッジ人脈術 by 本田直之
もっと人脈があったら、もっといい仕事ができるのに・・・
あるいは、せっかくいい人を紹介してもらったのに、
その後、継続して交流を持っていくことができない。
いや、そもそも紹介されることもない。
どうしたらいいんだろう・・・
そういう悩みは、多いのではないでしょうか。
「人脈」というと、すぐに人脈をつくりたいとか、
有名人や実力者と知り合いになりたいとか、
人脈を利用して、自分だけ得したいとか、
不特定多数の人が参加する会を主催したいとか、
そういう期待があるのではないでしょうか。
ベストセラー『レバレッジ・シリーズ』を書いた本田直之さんが、
最小の労力で、関わった人のすべてが最大の成果を生む「人脈術」を書きました。
著者の本田さんは、レバレッジコンサルティング株式会社、
代表取締役社長兼CEOをしています。
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、
常務取締役としてJASDAQへの上場へ導きました。
現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、
少ない労力で多くの成果をあげるための、
レバレッジマネジメントのアドバイスを行っています。
それに、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごしているそうです。
そんな著者の考える人脈は、何かをしてもらおうというのは、
とてもパッシブ(消極的)な考え方で、人脈をパッシブではなくて、
アクティブ(積極的)に考えていくのが、レバレッジ人脈術なのです。
それを「コントリビューション(貢献)」というテーマを軸に書き進めています。
それは、頼むのではなく、相手に対して何ができるのかを考えていくということなのです。
仲間内に意識が伝染し、「難しい」と思っていたことが簡単になり、
「できない」と思っていたことが可能になる。そういう相乗効果によって、
全員が大きく成長できるわけです。
そして、自分の価値観にあった仲間を見つけ、つながりを持ち、ともに高め合うことが、
「レバレッジ人脈術」の大きな目的なのだということだそうです。
あなたは、自分の目的、自分の得のためだけに、人脈作りを考えてませんか?
この本を読んで、ほんとうに充実した人脈つくりを考えてみては、どうでしょうか?
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ミリオンセラーのつくり方 by きむらゆういち
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
電話帳が、かくれたベストセラーであるという話を聞いたことがあるが、
特に販売してるわけではないので、セラーということはないと思う。
しかし、それくらい部数が出ているのに、書店や雑誌でのランキングに出てこないため、
知られていない出版物があったりするのである。
幼稚園向けでミリオンセラー、赤ちゃん向けで900万部、
そして映画化された「あらしのよるに」のシリーズで300万部と、
もうその世界ではいわずと知れた方である。
しかし、一般的には、「あらしのよるに」がヒットするまでは、
それほど知られていなかった、ミリオンセラー作家だったのである。
もともと造形作家で、雑誌付録の考案者として活動していたのであるが、
その後、童話作家になり、幼児向けの絵本作家となった人です。
ミリオンセラーの書き方というタイトルですが、書き方というより、
売れるものと売れないものの違い、という比較論が軸になっています。
それは本だけではなく、音楽、タレントなどなどにも共通して言えることとして捉えています。
その違いとは、「ほんのちょっとの違い」であると。
その「ほんのちょっとの違い」とは、ほんのちょっとの違いに気づくことから始まり、
キーワード的には、「アンテナ」「主観と客観」「味と色気」「プリズム」ということなんです。
詳細は、読んでからの楽しみですね。
デビューから、「あらしのよるに」に至るまでの、なぜ売れたかの分析。
そして分野にこだわらない、成功した交友関係のかたとの対談のなかで、
ほんのちょっとの違いを探り、最後は、「あたり前」についてで閉めます。
ミリオンセラー作家って、なにか特別なわけじゃない。
でも平凡でもない。
そのほんのちょっとの違いをつかんだとき、自分のとっての成功が待っているのでしょう。
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新・いますぐ本を書こう! by ハイブロー武蔵
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
そもそもわたしは、オリジナルの曲をつくり続けていました。
モノを創造していくという作業は、とても好きなことです。
創作中は、産みの苦しみを味わってて、こんなこと続けたくないと思ったりするのですが、
やはり完成したときの達成感、そしてそれは苦しんだほど高くなることを知っているから、
辞められなくなったのでしょう。
あれから、16年近く経ちました・・・
いまは、メルマガやブログでそういう創作意欲を満たしているのかもしれません。
かつてのように、10曲入りのオリジナルアルバムを定期的に制作することもなくなったので、
自分の書いた文章で、小冊子でも作成したいなと思い始めました。
そういう動機もあり、この本を読むことにしました。
作者のハイブロー武蔵さんは、1954年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業して、
海外ビジネスに携わった後、数社の会社を経営し、現在、ビジネスエッセイストと
いうことで活躍しています。会社経営も、まだ続けているようです。
エッセイのテーマは、読書論、人生論、人間関係論、成功法則など中心にしています。
この本は、早稲田大学エクステンションセンターの「本の書き方講座」のレジュメを、
改訂したものです。
本を書こうと決意することにより、原理原則を守っていかなくてはならない。
それは、意欲・向上心・志をもち、読書を継続し、文章に磨きをかけること。
しかし、その見返りとして、まず自分を見つめ、自分の生き方を探り、
成長するきっかけを作ると著者はいいます。
なんだか読み終わってみると、曲創りをしていた極意と変わらない気がしてきました。
そして、継続していくためには、書いた文章に対して、読んでくれて、
ほめてくれて、感動してくれる人がいることだそうです。
それは音楽でも、同じことが言えたと思います。
わたし自身、この本のおかげで、まずはメルマガとブログを継続していきたくなりました。
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心の力 by 北川 八郎
今日は水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
この本は、京都の心友から紹介されました。
わたし自身が、とてもこころが弱っているという時期でもあったため、
なにかこの本を読んで、光が射してきたような気持ちになれました。
その後、北川さんの自費出版の本(全5冊)を全部読破したとき、
池袋でご自身の陶器の個展があるという案内を頂き行ってきました。
もしかしてご本人がいるかもと思い、まわりをうろついていると、
ほんとに出会うことができました。
その際、少しばかりですが話しをする機会があり、
翌月、東京で講演会があることを教えてもらい、講演会にも出向いてきました。
立て続けにお会いすることができて、感激したのを覚えてます。
「またお会いしましょう」という言葉をいただきました。
それからまた偶然とはいえ、紹介してもらった京都の心友が、
いっしょに懇親会をしてるということで、電話でお話をさせてもらったこともあります。
作者の北川さんは、大手企業に就職してましたが、その後、
利を追求した競争社会に、別れを告げ、長野県に移住し、
それから阿蘇外輪山の南小国町に移住しました。
そこで満願寺窯を開窯し、自然灰釉の研究をする傍ら、
41才のとき、41日間の完全断食を山中にて行い、
また43才のときには、43日間の完全断食を再び山中にて行いました。
まさに、仙人のような方ですし、ご本人にお会いしても、
まったくそのままのイメージと雰囲気の方です。
そういう仙人のような方の講演会を本におこした内容なので、
わたしが感想を言える領域を、超越しています。
欲や利を追求して生きていくことの情けなさ、それとは反対に人に徳をつんで、
人に与えることに喜びを感じていくことの大切さ、
瞑想することで、「感情をコントロール」していくことの大切さなどなど、
とてもすばらしいことが、書かれています。
逆に、お金持ちになりたい、有名になりたい、野心をかなえていきたいという方にとっては、
まったく役の立たない本だと思います。
どちらの人生を選択するかは、みなさん個人個人の選択です。
わたしがどうこういう問題ではないでしょう。
ただ、北川さんのおっしゃっている、
「あの世には、人に与えたよろこびと悲しみと秘密だけを持ってゆく」
これは、真理なのではないでしょうか・・・
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天国体質になる! by 鶴岡 秀子
天国体質になる! by 鶴岡 秀子
仕事を楽しむ52の秘訣
天国体質ってなんでしょう?
そのまえに「天国」と「地獄」の違いって知ってますか?
実は天国も地獄もまったく同じで、3メートルくらいの大きなテーブルがあるそうです。
そこには端から端まで届くような長い箸があるそうです。
そしてテーブルの上には、おいしい食べ物がいっぱいあります。
地獄にいる人たちは、その長い箸を使って自分で食べようとするから、
食べ物を落っことしてしまうんです。
落ちた食べ物は、消えてしまって、みんなおなかがすいてて、ケンカが絶えないそうです。
一方天国は、その長い箸を使って、自分の反対側にいる人に、
「お先にどうぞ」と食べさせてあげているそうです。
そうすると反対側の人は、「ありがとう。次にあなたがどうぞ」とお互いに、
食べさせあっていて、おなかは一杯で、お互いに感謝しているそうです。
これがこの本の、すべてのエッセンスだと思います。
さて作者の鶴岡さんですが、
アパレル⇒外資系コンサル⇒インターネットベンチャー創業
⇒コンサル事業創業⇒ホテル事業を創業と、
転職、転機を繰り返しながら、どんどんスキルアップをしています。
10歳のころから起業を目指していて、そして現在4歳の子持ちなのに、バリバリの現役。
とてもすさまじいスーパーウーマンです。
いまでは講演会や執筆活動にも、大忙しという方です。
ずっと「なりたい自分」を探し続け、ついに「伝説のホテル」を創りたいとのおもいで、
いままでのキャリアをすべて投げ捨てて、とにかく準備をしました。
そのとき浮かんだ「7つの教え」を自分のビジョンにしたとたん、
つぎつぎと「伝説のホテル」に向かって、駒が進み始めたようです。
そんなスーパーウーマンが書いた、すてきな本です。
女性ならではの、とてもわかりやすく、丁寧な内容。
これなら、自分だって天国体質になって、成功できると思います。
是非、読んでいただきたい一冊です。
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夢をかなえる洗脳力 by 苫米地 英人
あなたがいま描いている「夢」は、本当の「夢」ではないかもしれませんよ。
なぜなら、その「夢」は、親からそして、世間から洗脳された「夢」なのです。
そんなことないというかもしれませんが、本当の「夢」を持っている人なんて、
ほとんどいないことが、この本を読むと、はっきりとわかります。
公安当局の依頼で、「オウム真理教」の信者を脱洗脳した人として名をはせた方です。
また脳機能学者で、カーネギーメロン大学博士でもあります。
それだけでなく、計算言語学者・認知心理学者、角川春樹事務所の顧問など、
すさまじい肩書きを持つ方です。
現在も「洗脳」の世界的エキスパートとして、各国政府顧問もやっています。
わたしが知ったのは、神田昌典さんのオーディオセミナーの限定版でした。
とても中味が濃く、濃いというより、聞き終わった後、もやもや感が残り、
いままでの自分の価値観が、ガラガラと崩れていくような気分を味わいました。
とても下世話な話ですが、このオーディオCDは、
限定版ということもあり、ヤフーオークションで、
定価5,000円のものが、25,000円で取り引きされていました。
わたしもあわてて出品したら、18,000円で売ることができました。
それくらいカルト的な人気のある先生です。
その苫米地先生が書いた、「洗脳力」をタイトルに持つ本がこの本です。
では、本当の「夢」を見つけるにはどうすればいいのか・・・
抽象度を高めることです。
「抽象度」?聞きなれない言葉ですね。
その「抽象度を高める」ためには、どうしたらいいのでしょうか・・・
そして最後には「即身成仏」というところまで行き着きます。
これを読んで、あなたのいままでの「常識」という「洗脳」から解かれること、期待します。
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『雨がふってもよろこぼう!』 by 嶋津 良智
『雨がふってもよろこぼう!』
~人生が良い方向に向かう!「心を鍛える25の習慣」~
著者の嶋津さんは、2度の株式上場を果たし、
現在はシンガポールを拠点に、教育事業を展開しています。
「上司」について極めた、「上司学」が好評を博して、
企業研修などを行っている方でもあります。
そんな嶋津さんが初公開した、
成功に近づく「感情をコントロールする方法」を紹介しています。
また、ベストセラー著者であり、経営者でもあります。
そんな経歴をもつ嶋津さんだから、とてもハードルの高い話があるのかと思うと、
そうではなく、読み終わってみると、とても当たり前のことで、
なおかつ、ちょっと心がけすればできそうなことが、たくさん書いてあります。
すごく目からウロコが落ちた、ということもないのですが、
「うん、できるできる。やってみよう!」となるのです。
まず、命と時間を大切にするために、
感情をコントロールして、怒らないでおこう。
そして、人生はままならないもの、だから楽しい。
また、苦悩と喜びは、ワンセットになっていますという、
この3つの考え方が基本ベースになってます。
そして、成功者は、とにかく感情をコントロールしている人だということから、
感情をコントロールするため、嶋津さん自身が「怒らない」と決めて、
成功をしていった習慣を、記しています。
まず「イライラ」をなくす習慣。そして自分を気持ちよくする習慣。
それを25個上げています。
そして、それでもダメなら、ダメ押しの11個の特効薬を紹介してくれています。
難しい話ではなく、なんとなくできそうだよね。
言われてみれば、そうだよね。
そんな話で構成させてます。
そんなハードルの低い話ですが、それを習慣として成し遂げたときには、
成功が待ち受けているという感触が確かにあるように思われました。
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「続ける」技術 by 石田 淳
英会話、ダイエット、整理整頓などなど、
よしやるぞと決めて、数日は続けたのだけど、
やっぱ途中で挫折してしまい、「おれって三日坊主なんだよなぁ・・・」
「意志が弱いんだよなぁ・・・」と何度も挫折したことがありませんか?
というより、ほとんどの方が、挫折してるのではないでしょうか?
だから成功者の話は、本や講演会になったりするのだと思います。
では、それがもっと科学的に続けることができるとしたら、
いい話だとおもいませんか?
科学的ですから、だれがやっても、きちんと同じ手順を踏めば、
同じ結果が出るということです。
理科・科学の実験を思い浮かべてみてください。
百人百様の結果が出てしまうと、科学的ではありません。
確立論の話ということになります。
その科学的根拠として、人の「意志」の力、いわゆる、やる気、根気などに
頼るのではなく、「行動」に焦点をあてて「行動分析」をしていく、
行動科学の手法をやさしく教えてくれます。
この行動科学の分野は、もともと重度障害者のこどもさん、
特に自閉症のこどもさんでも、自己表現ができるようにと、
開発された手法です。
それを応用して、行動分析から入り、ある行動を「続ける」ためには、
なにをどのようにしていけばいいのか、それを解説しています。
著者の石田淳さんを知ったのは、数年前、ある経営コンサルタントのかたから、
雑誌「AERA」の記事のコピーをもらったことでした。
その当時、石田さんは、上場直前の企業を退社して独立し、
学習塾を起こして5年間で直営90教室を開校して、話題になっていました。
その後、石田さんは渡米して行動科学マネジメントのライセンスを取得して、
いまでは、教育分野の学習マネジメントだけでなく、
企業の経営マネジメント手法に応用したりと幅広く展開しています。
去年、神田昌典さんのオーディオセミナーに登場され、わたしは何度も聴きなおし、
先日は、やっとご本人のセミナーにも参加してきました。
イケメンというと軽く聞こえて、あまりいい表現ではないのですが、
まぎれもなくイケメンで、とてもすてきな方でした。
是非、この本で「続ける」技術を学んで、今年こそは、なにか一つでも目標達成をしてみませんか?
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大人の友情 by 河合 隼雄
生きていくのに疲れた、というと大げさですが、
ほんとに本人はそう感じていた時期、ひたすら本を読んでいました。
科学書から始まり、哲学書に移行し、その後、なぜだか心理学に行きました。
そのなかで、ツボにはまったのが河合先生でした。
硬い話なのに、なぜだかユーモアが必ずあって、
「いい」かげん感覚を教えてもらったと思います。
その後、講演会に出席したり、全著作集が出版され、第一期は全巻そろえて、
第二期もぽつりぽつりと買い揃えています。
当時は、まだ生きているのに全著作集なんてなぁと思いながら、
これも河合先生のユーモアなのだろうと思っていました。
1999年当時、まだブログもSNSもない時代に、
ネットでファンクラブでも作ろうかなってくらいファンになりました。
先生は、それから文化庁長官にまでなってしまい、驚いていたのを覚えています。
残念ながら、昨年、ほんとうにお亡くなりになりましたが、まだなんか実感がなく、
永眠という「夢」のなかで、ご自分の夢分析でもしてるんやろうか・・・
なんて、思ってしまいます。
なんだか河合先生の話となると、ファン的な話が先行してしまいました。
そんな河合先生の本をどれを選ぶかとなると、賛否両論になるでしょうから、
あえて、たまたま洋服ダンスの上にあったこの本を読み直して、ご紹介することにしました。
まあ成り行きという感じが、自分でもいい感じやな・・・と思っている次第です。
改めて読み直すと、完結でシンプルな内容ながら、奥の深さを感じさせるのは、
さすがに「こころのひだ」を解きほぐしてきた先生のことはあります。
またこの本は「論座」に掲載されたものを加筆してできた本で、
まとまりがあって読みやすいのです。
みなさんは、「友情」について、それも「大人の友情」について、
向き合って考えたことがあるでしょうか?
まだ社会人ではない、純粋な時期であれば、
「友情」ってことも、すなおに論ずることができるでしょうが、
おとなの友情って、どうかこたえることができるでしょうか。
友情って、気の合う仲間とどんどん波長が合い、一心同体的感覚を体験して、
そのままの友情を保つことができるでしょうか?
男女間の友情なんて、成り立つのでしょうか?
友人の出世を喜べるでしょうか?
人はなぜ、裏切るのでしょうか?
こんな問いに、河合先生はユーモアでみごとにすっぱ斬りします。
なんだか、読んでみたくなったでしょ?
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何のために働くのか by 北尾 吉孝
人は何のために働くのか。こう問われたら、あなたは何と答えるでしょうか?
「何のために生きるのか」と並ぶくらいに、非常に難しいテーマであると思います。
この質問に、明確な回答を答えられる人は、まずいないでしょう。
しかし、人が生きていくためには「働く」ということは、
必要不可欠なものであるので、避けて通ることはできません。
そして、その「仕事の思想」や「仕事観」というものは、
後世に受けついでいかなくてはならないことだと、わたしは思います。
仮に、その「仕事の思想」や「仕事観」を教えるという立場にたったとしたら、
わたしは、この本を教科書として選びます。
著者の北尾さんは、ライブドアがニッポン放送を買収しようとしたとき、
ホワイトナイト(下に註釈)として登場して、
テレビ・マスコミにインタビューに毅然たる態度で登場し、
その力強い発言に驚かされたのを、記憶している方も多いと思います。
元々、野村證券に就職し、その後ソフトバンクの孫さんにスカウトされ、
いまではSBIホールディングとして独立し、代表取締役CEOを勤めている方です。
北尾さんは、仕事とは公のため、天命のためという根幹となる思想を持っていて、
仕事を通して、自分のことをよく知り、
いかに生きるべきかということを問うことになると説いてくれます。
そして「志」の大切さ、人としてのおもいやりの大切さなど、
自分の学んできた古典の思想を通して語る姿は、
まぎれもないホンモノなのだなと痛感させられました。
単にビジネス書ではなく、最後は死生観までをきちんと語りとおした、
哲学書ともいえる本だと思います。
教育崩壊がささやかれるいまこそ、受験や点数主義ではなく、
このようなホンモノを教える必要があるのではないかと、わたしは感じました。
後世まで、読み継いでほしい本です。
*註:ホワイトナイト
敵対的買収を仕掛けられた対象会社を、買収者に対抗して、
友好的に買収または合併する会社のこと。
白馬の騎士になぞらえて、このように呼ばれる。
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ホワンの物語
*「走川通信」161号で紹介させていただきました。
それの再録です。
この本は、アメリカのビジネスの世界で成功した、
億万長者のロバート・ペトロが、
ブラジルの作家パウロ・コリーリョの「アルケミスト」に、
インスパイア(鼓吹)されて書いた小説です。
最近よくある、物語風の自己啓発書やビジネス本の形式をとってますが、
その先駆けになった本といえるかもしれません。
貧しい少年ホワンが不遇から、一頭のロバを引き連れて都会に出るという話です。
本を読み進めていくうちに、主人公と一緒に成長し、
成功やビジネスについて学んでいくというスタイルになっています。
目次にもあるように、
・チャンスはどこにでもある
・挑戦
・道を発見する
・計画の発展
・信頼を学ぶ
・創造的に思考する
・お金を増やす
・チャンスをつかむ
・本当にしたいことをする
など、幅広いテーマが一冊の物語としてまとめられています。
そして物語の中にはサブタイトルのように、
「成功するための50の秘密」があります。
このなかでも大切なことは、
「危険の中にチャンスがある」ということではないでしょうか。
また大事なところは太字になっていますし、
最後には50の教えがまとめて書かれています。
内容も難しいことは書かれていませんので、
小学生や中学生にも推薦できる本になっています。
みなさんも、もしよろしければ読んでみて下さいね。
なお、この「成功するための50の秘密」は、
「走川通信」にてすこしずつ紹介させてもらってます。
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ダメなら、さっさとやめなさい!
ダメなら、さっさとやめなさい!
No.1になるための成功法則 by セス・ゴーディン
薄い本です。
薄いのに、わたしは、読み終わるまでに時間がかかりました。
なぜなら、いままでの概念とは違う、
自分のパラダイム(枠組み)を壊される理論が展開されているからです。
内容は至ってシンプルです。
1.「運命の谷」を這い上がること
2.「行き止まり」に迷い込んだら、引き返すこと
この2つの区別の方法を教えてくれます。
■「運命の谷」とは?
蝶がキレイな成虫になる前に、サナギとなって、閉じこもる時があります。
その時は一見成長が止まったように見えて、中ではすさまじい変化を起こしているのです。
その瞬間が「運命の谷」なのかもしれません・・・
わたしは、そのイメージを連想しました。
■「行き止まり」とは?
わたしたちは、学校教育、そして社会人になってから、
「けっして、あきらめてはならない」というスローガンを何度も何度も教えられてきます。
しかし、それは真理でしょうか?
どんなにがんばっても、報われないことがあります。
それなのに、報われないところに「けっして、あきらめてはならない」と言い聞かせ、
下りのエスカレーターを登っていこうとしても、ムダなだけです。
むしろそのエネルギーを、自分の才能のある分野に注ぎこんだほうが、
よほど成功の可能性は高くなります。
そして作者のセスは、「やめる人が、成功する!」とまで言い切っています。
では、やめるためのタイミングは、なんであろか・・・
それは、本書のなかで7つ、語られています。
また、以下の思想を、事例を混ぜながら語ってくれます。
「成功はどれも同じ。失敗もまた、どれも同じ。
たぐいまれな何かを成し遂げると、成功できる。
あきらめが早すぎると、失敗する。
それぞれの世界で頂点に立てば、われわれは「成功した」と胸を張れる。
本筋とは違うことに気を取られ、やめるにやめられないでいると、失敗する。」
この本筋を、本書で、読み解いてみては、いかがでしょうか。
おまけに、神田昌典さんの解説も、シンプルながら読み応えがありますよ。
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「人生の旋律」 by 神田昌典
雑誌「GQ」で、日本で一番のマーケッターに選ばれた、
神田昌典さんの第二弾ドキュメンタリー小説である。
2005年に出版されたのであるが、いまになって読むことができた。
この本自体は、ヒット作ではなかったようであるが、内容は濃い。
どうしても神田さんといえば、簡単にすばやくビジネスで儲ける方法を教える人、
という印象をもった読者が多いためであろうか・・・
物語は88歳3ヶ月で生涯を終えるトウタさんが主人公で、物語はすすめられる。
トウタさんは長寿というだけでなく、かなり稀にみる破天荒な人生と、
その人脈と、つぎからつぎへと起こる出来事が、小説などとは一線を画する。
このリアリティーには「事実は小説より奇なり」という言葉さえ陳腐である。
トウタさんは戦前、戦中、戦後と激動の変化の時代を、持ち前のタフさで、乗り越えていく。
乗り越えるだけでなく、ときには大成功し、ときにはどん底の谷底に落とされる。
しかし、そのすべてのなかで一貫しているのは、
どんなときにも、くじけない、逃げない、そして最後の最後まで、
一日一日を丁寧に生きていく、その姿は圧巻ものだ。
あとがきで、神田さんが書いているように、
世間がぼんやりと考える幸せ。それは金銭的成功、贅沢な生活、自由な時間。
そんなものが、決して満足を保証するものではないことを痛感させられる。
「幸せ」とは、いかに生き、いかに死ぬか、という死生観があってはじめて得られる。
死をリアルに感じることができなければ、生もまたリアルに感じることができない。
不幸をきちんと生きなければ、幸福をきちんと生きることができない。
「幸せ」とは、そうした人生のパラドックスの中から、
自分自身が、自分の物語を引き出すこと。
このような、神田さんの持ち前の経営コンサルとしての経験、
かれの人生観もふんだんに盛り込まれて、とても密度の高い作品である。
わたし自身は、物心をついてから、おじいさんとは縁がなく、
老賢者の実体験を聞くことがなかった。
またこんな変化の激しい時代に、古い人の話を聞いたところで、
たいした役にも立たないと思っていたが、
いまさらながら「温故知新」の大切を認識させられたのであった。
「本」当におすすめ
本日は、水曜日です。
水曜日は、「本」当におすすめ、と題してブログを書いていきます。
タイトルを見れば、お分かりと思いますが、
「本当」と「本」をかけておりまして、
「本当」におすすめな「本」を紹介するテーマで書いていきます。
比較的、読書家なほうなのですが、
コンスタントに読書をしてるといいのですが、
ちょっと読書タイムがなくなると、本から遠ざかってしまうんです。
映画なんかもそうだと思うのですが、
一度観に行くと、あれも観たい、これも観たいと、どんどん観てしまうのですが、
ひとたびその流れが止まってしまうと、
映画館から遠のいていきます。
こういう経験、みなさんもあると思います。
そこで、週1回、読書感想文を書くとノルマを決めれば、
これは、本を読まざるをえませんよね。
それも、その感想文をブログで公開するとなれば、
安直な本など読んで、お茶を濁すことはできません。
タイトルが、タイトルですしねぇ・・・
というブログになります。
本を読みたくて、買ったままで山積みで、
なかなか読書タイムを取れないで困っている、あなた。
この方法をやってみるのは、いかがでしょうか。