今後の世界情勢と日米関係 1
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
平成21年2月16日に、松本において、日高義樹氏を講師に招き、
「今後の世界情勢と日米関係」と題して開催された講演会のダイジ
ェストを5回にわたって掲載いたします。
日高さんの著書と合わせてご覧頂くと、より理解が深くなります。
■1.世界が変わっている
世界が変わってきている。それはまず、サブプライムの件で、ヨー
ロッパの人は、だまされたと思い、ウォール街を信用しなくなった。
EUがアメリカを信用しなくなった。
次にアメリカでは、政治中枢に女性の指導者が増えた。これもアメ
リカが大きく変わったことである。そして、アメリカが、これから
の世界をどう導けばいいのか、方向性を見失っている。
オバマ大統領は、女性を立て、世界の声を聴くというのはいいが、
これから「どういった世界」を作るのだろうか。また、4~5年の
経済サイクルがあったが、今は予測できない。それは「世界が変わ
っている」からだ
そして日本は、第二次大戦が終わり、冷戦を向かえ、やがて世界平
和の時代になり、アメリカの体制の下、経済だけを考えていればよ
かった。これがいままでの日本であった。
(つづく)
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高収入の人とは?
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
リスクや自己責任の請負の度合いの高い人。
もし、そうでないとすれば、給与泥棒かもしれない。
少なくとも、そういう意識がなくてはならない。
(2002.01.22記述)
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ビジネスリーダーの条件
今日は、火曜日です。
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決断力と原価意識。
これ2つがあればなんとかなる。
逆にリーダーでありながら、どちらか1つでも欠けているなら、
いますぐリーダーの座から降りること。
なぜなら、みんなに迷惑がかかるから。
(2002.01.22記述)
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小心者は・・・
今日は、火曜日です。
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ハイリターン(高収益、高い見返り)は、
ハイリスク(高い危険、先行投資)なくしては、
得ることができない。
小心者は、リスクなくしてリターンを得ようとするから、
結果として得るものがないのである。
(2002.01.22記述)
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経営判断
今日は、火曜日です。
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経営判断とは、よりよい方法の決断というより、
むしろAよりBの方がましだ、という、
消去法の連続である。
(2001.10.03記述)
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「愚痴らない」
今日は、火曜日です。
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自分たちは、こういう会社にしたいと想い、
こういう人財が欲しいと思い、採用し、
そしてきちんと教育したなら、
「なんでこういうヤツがうちの会社にいるんだ」
という発言ができるわけない。
経営者までもが従業員と一緒になって、
社員の悪口を言うようでは、
ダメである
(2001.08.21記述)
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お客様が、最大のカウンセラー
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
お客様から来た、クレーム、改善点を素直に受け止め、
それを新たな付加価値のあるものとして送り出せば、
技術力も市場も、拡がり始めます。
(2001/06/12記述)
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「心のケア」
今日は、火曜日です。
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お客さんは、何に対して付加価値分の価格を払っているのか?
材料費、人件費などは想像がつくし、実際はどこも横並びのはずで
ある。
その違いは、「心のケア」の違いではなかろうか。
つまり、顧客満足度とは、お客さんの「心のケア」の度合いではな
かろうか。
(2001/05/07記述)
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『石田淳講演会』(その11)
今日は、火曜日です。
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●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■ステップでの進め方
ステップ1.継続すべきかどうかを決定する。
メリット、デメリットという観点で。
ステップ2.どの行動をターゲットにしたいか。
ターゲット行動、ライバル行動を決める
ステップ3.ゴールを設定して、まわりに公開します。
スモールゴールとラストゴールの設定
普段の行動で、どこかで30分とれないか?
続ければ40分に
スモールゴールをより細かくする
ステップ4.メジャーメント、計測すること
いかに簡単にするか
ステップ5.チェックすることです。
(おわり)
*『石田淳講演会』は、今回で終了です。
長期に購読、ありがとうございました。
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『石田淳講演会』(その10)
今日は、火曜日です。
「経営」ノートのコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■60秒ルール:いいと思ったら60秒以内に褒めること。
2週間に1回は、ごほうびを出す仕組みが大切です。
セルフマネージメントでは、せいぜい1週間です。
1週間に1回は、自分へのごほうびを出してあげてください。
■ライバル行動(競合行動)とは?
誘惑によって、邪魔されやすいもの
■自分がやりたいことを、ターゲット行動とライバル行動に分けてみましょう。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その9)
今日は火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■継続するための行動科学とは?
不足行動と過剰行動は、「ターゲット行動」と言います。
それを発見することがポイントです。
ターゲット行動の発生を増やす3つのポイント
①行動のヘルプ(補助)をつくる
②動機付け条件を作る
③行動のハードルを低くする
■不足行動を増やしづらい理由は?
→すぐに成果を確認できない
すぐに成果が出ないものは、人は行動しないものです。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その8)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■部下への、子どもへの、セルフへの、かかわり方が重要になります。
■目標だけでは、行動を持続できません。
■結果次第で、行動を持続できるのです。
叱るときは、行動を叱ること。人格を叱ってはいけません。
本当は、褒めることがベストです。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その7)
今日は、火曜日です。
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●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■ABCモデルというものがあります。
A=antecedent 先行条件
例)目標、ゴール
締め切り
知識
トレーニング
優先順位
準備
環境
比重は、0~20%
B=behavior 行動
例)行為、発言、振る舞い
MORSの原則で決定した行動
C=consequence 結果
例)行動中・行動後に起こる結果や環境
比重は、80~100%
すべての行動は、
このA→B→Cという3つの要素で成り立っています。
いかに、結果が大事かということです。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その6)
『石田淳講演会』(その6)
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■では、行動とは?
行動でないものとは?
以下のうち、行動はどれでしょうか?
・ダイエットする
・英会話をがんばる
・きちんと整理整頓する
・モチベーションをあげる
すべて行動ではありません。
そして、行動ではないものは、評価できないのです。
■たとえば、こどもたちに「ちゃんと挨拶しなさい」というのは、
行動ではない。だからできないのです。
具体的には、挨拶線の前で、「よろしくおねがいします」と、
そこまで言って、やっと行動できるのです。
■人は評価されないものは、行動しないのです。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その5)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■メジャーメント→計測する
計測できるようにすることが大事です。
■優先順位に番号をふることで、効果があります。
■行動を増やしたいのか?減らしたいのか?
不足している行動を増やすこと。
増やしたいものは、want to(やりたい)、つまり積極行動です。
過剰行動を減らすこと。
減らしたいものは、have to(やらなければならない)、つまり消極行動。
■もともとできる人の行動を持続させるには、3ヶ月持続できれば、
あとは不定期でもよいのです。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その4)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■「人ができない理由」
1.やり方自体がわからない。
そこには、2つの理由があります。
①知識がない
②技能がない:ほとんどの会社は、技能のトレーニングをやって
いない。
2.やり方はわかっているが、継続することができない。
セルフマネージメントの場合は、ここが特に問題です。
また、それは自分の意思のせいではありません。
■では、やり方がわからない場合どうするか?
①行動を分解する
分解する場合には、自分がやる分解の1.3~1.5倍に分解する
②チェックリストを与える
③反復トレーニングさせる
(つづく)
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『石田淳講演会』(その3)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■部下の教育も、子どもの教育も同じことです。
■楽しいセルフマネージメントは続きません
■行動科学とは、科学というだけあって、
実験再現性のある手法です。
それはカリスマ的手法ではありません。
■行動を分析してみて、文章に書くか、
言葉で話させるということがポイントになります。
■1つできただけで、ポイント(評価)を
与えてあげることが大切です。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その2)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■①持続力は、どうやって環境を整えることができるかにかかってます。
例)ダイエット:いろいろな本が出てはいますが、実際には、
運動量を増やすか、カロリーを減らす以外には、
方法はありません。
ブログで、その日の結果を公表するのは効果的です。
例)どういう環境で、勉強をやり続けることができるか?
そういうことも考えてみます。
②大きなゴールに到達する前に、スモールゴールの設定が必要です。
③毎日、早寝、早起きをすることから、はじめてみましょう。
急激な行動変化は持続しません。少しづつ、少しづつ
■「甲子園への遺言」という本がありました。そのなかに、
①才能は逃げ出さない
②平凡のつみ重ねが、非凡になる
これはイチローも言っていました。淡々とやっていくこと。
とても行動科学に、あっています。
(つづく)
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『石田淳講演会』(その1)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
●「本気で目標達成したい人のための『続ける技術』」
2008年2月28日に、東京の機械振興会館で行われた、
講演会のダイジェスト版です。
■セミナーを聴いて、1ヵ月後そのなかで、
なにか1つでも続けることができる人は、2%程度です。
■人の95%は、無意識で行動をしています。
ということは、いかに行動化して無意識にやれるか、
ということが大事なのです。
■POINT:自分にきびしくしないことです。挫折してもいいと思うこと。
→そのかわり環境条件の見直しをする。
■人は3ヶ月続ければ習慣化します。
そのためには、まずは3週間続けられることを考えます。
(つづく)
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「勝ち組」になるための経営戦略(その2)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2001.04.03に、あさひ総研のセミナーに参加しました。
そのときの議事録です。
講演者は、「『勝ち組』に入るための小さな会社の経営戦
略」を、出版したばかりのときの小林 正博さんでした。
(4)「勝ち組」の得意技
①クリティカルパスを抑える・・・根幹設備
②ブランド戦略で成功する
③新製品開発で売り上げを倍増する
④クレームへの対応で顧客の信頼を・・・「クレームゼ
ロへの挑戦」
⑤コストダウンとは省くことだ
例)「メーカーの生命線」・・・粗利益30%
*わたしのコメント:
インフラの業界である、年数にともなったブランド力
を持っている、新製品を送ることで売り上げが上がる、
クレームを活かす、ムダをばっさりと、おもいきって
省くことができる・・・
会社の景気がいいときこそ、こういうことをやってい
ないと、弱ってから始めても、徒労に終わってしまい
ます。
(5)社長が先頭に立ってやるべきこと
①自社の弱点を認識せよ・・・現状把握
②得意技をどう構築するか・・・競争力を創る
③仕事のできる人をリーダーに選べ・・・決断のスピー
ドアップ
④方針は単純に簡潔に・・・意思の疎通
⑤戦略集団づくり・・・強い戦力
⑥重点思考を徹底させる・・・攻撃目標の明確化
⑦戦略展開を社長主導で・・・知恵で勝つ
TOPIC:「真剣だと知恵が出る。中途半端だとグチが出る。
いいかげんだと言い訳ばかり。」
TOPIC: 孫子の兵法
「疾(と)きこと風の如く、その徐(しずか)なること
林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如し、動
かざること山の如し、知り難きこと陰の如く、動くこ
と雷逞(らいてい)の如し。」
*わたしのコメント:
現実から目を背けて、自社の得意分野が見えなくなり、
YESマンをまわりにおき、ややこしい経営計画をた
て、無難な人をたてて、地域やお客を絞りこむことが
できず、まるでよろずやの状態になり、みんなの意見
を聞き始めると、どんどんダメな会社になります。
*経営者のみなさんの、お役にたつことを祈って。
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「勝ち組」になるための経営戦略(その1)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2001.04.03に、あさひ総研のセミナーに参加しました。
そのときの議事録です。
講演者は、「『勝ち組』に入るための小さな会社の経営戦略」を、
出版したばかりのときの小林 正博さんでした。
(1)根本的な相違点
勝ち組:極めて挑戦意欲が高い
負け組:勇気が欠如しれいて決断もしないし、実行もしない
*わたしのコメント:
保守的なことと、挑戦意欲が低いことは違いますが、変化を恐れて、
挑戦することをしない企業、人はやがて限界に行き着くということは、
間違いないと実感しています。
(2)自社の得意技は?
①コスト競争力はどうか?
②企画力(新製品開発や販売促進について)はどうか?
③セールスパワーはありますか?
④優良顧客を持っていますか?
⑤技術力(特許があると強い)はありますか?
⑥総合的な経営力(経営戦略に凝縮される)はありますか?
「販売なくして経営なし」:売り上げの拡大、安定なくして経営の安定はありえない。
*わたしのコメント:
自社なりの仕入れルート、お客さんへのPR力、売る力、
リピートしてくれてファンになってくれてるお客さん、
他社にはないオリジナルの商品・技術、
バランスのとれた経営の力・・・
これらのものがすべてそろえば、その地域、あるいはその業界で、
かならずNO.1となるものができます。
それがその会社の「強み」になります。
かつては、当社も、長野県の中信地域で、空調設備部門では、
業界シェアでNO.1になるという目標を持って達成したときには、
とても強い会社でした。
(3)負け組は、負けるべくして負けている
①会社全体がコンサーバティブ・・・古色蒼然たる趣
②将来展望が欠如・・・将来に希望が持てず若い人が辞めていく
③人事の停滞・・・下の者は昇進の希望を失って、やる気喪失
④硬直化した組織・・・すべてに上司の指示を仰ぎ承認印が必要となると、
もう会社は危機な状態
⑤営業基盤が弱い・・・少し不景気になると売り上げがガタッと落ちる。
特定の顧客に売り上げの大半を依存している。
⑥マンネリ化・・・挑戦意欲を失っている集団
*わたしのコメント:
会社が衰退期を迎えたときには、まったくこの症状が出てきます。
過去にとらわれる、将来が見えない、昇進するステージがない、
変化できない、営業力が低下する、毎年同じことをしようとする・・・
こういう症状が出てきます。
*経営者のみなさんの、お役にたつことを祈って。
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渡邉美樹講演会 その23
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。
渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q9. 最後に会場にお越しの方にメッセージをお願いします。
仕事は好きなことをやるべきです。
毎朝、ワクワクして起きられるような仕事です。
月曜日の朝、職場に行きたくないということではいけません。
仕事に行くのが楽しくて仕方ないというようになってください。
そのために、好きな仕事をしてください。
そして、一所懸命頑張って、素敵なプロになってほしいと願っています。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(おわり)
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渡邉美樹講演会 その22
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。
渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q8. 幸運を招き寄せる秘訣はありますか?
(以下、インテリジェンス鎌田社長)
松下幸之助さんも、成功した理由は『運』だと言っていました。
成功しているといわれるビジネスパーソンに調査したところ、
83%が『運』だと答えています。
これが本当なら残酷で、絶望的な話しです。
しかし、渡邉美樹社長は一所懸命努力をされている。
努力することは十分条件でないかもしれないけど、必要条件であると信じています。
(以下、渡邉美樹社長)
運を引き寄せるには、死ぬ気で頑張るのは当然です。
頑張って、頑張って、頑張らなくては話しになりません。
しかし、いくら頑張ってもうまくいっていない人もいます。
そう考えると私は『運』が良かっただけだと思います。
幸運を招き寄せる秘訣ではありませんが、『運』がいいことを続けていくために、
自分のなかに“方程式”みたいなものがあります。
それは以下の4つです。
① 理論的であること = 原理原則がなくては対応できないことが多いものです。
② 明るいこと = 笑顔であいさつをすることは最低必要です。
③ 死ぬ気で努力を続けることです。これがないと話しになりません。
④ 心のなかに一点の曇りもないこと = 人と接するときは良心を持つことです。
(以下、インテリジェンス鎌田社長)
私も同じように考えています。
たとえば、どうなるか予測が見えないときの対処は、
最後は理論的になるしかないと思っています。
また、この世界には本当に悪い人がたくさんいます。
そう言う人に対応するには、こちら側の心のなかに曇りがあってはいけません。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その21
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。
渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q7. 会場のお客さんのなかには転機を迎えている人もいるかと思いますが、
そうした人にアドバイスお願いします。
私には“転機”というものはありません。
強いてあげれば、それは『運』です。
私は、起業するために、佐川急便で1年間働いて300万円を貯め、
その金を元手に2,000万円借金し、飲食店を開業しようと決めていました。
まさに、明日契約しようかというときに、つぼ八の創業者に会いました。
そこで、つぼ八の創業者に相談したところ、「その計画は失敗する。
つぼ八の直営店を使って、そこで勉強しなさい」と言われました。
いまの私から見たら、その飲食店は、自分でも失敗するとわかります。
仮に、そのとき、つぼ八の創業者に会わなかったら、その事業に失敗し、
佐川急便に頭を下げて再入社し、いまでも佐川急便の一社員だったと思います。
また、先ほど話した酒屋さんの2,000万円のときもそうでしたし、
唐変木というお好み焼きチェーンで失敗したときも、1億円の無担保融資が受けられたりするなど、
失敗したときに恐ろしいほど幸運が舞い降りてきます。
そして、その恩をお返ししなければいけないという気持ちで一所懸命働いています。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その20
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。
渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q5. 先ほどから、働くことで、社会に貢献するという話しをされていますが、
具体的にはどう考えたら良いでしょうか?
人として生まれてきた意味は、
働くことで『存在対効果』を高めていくことだと思っています。
他人の幸せに、関わってきたいと願っています。
そうして幸せにした人も、いつかは亡くなります。
それは人の宿命なので仕方ありません。
そうだとしても、人生を生きた証、舟で言えば航跡が美しければ、
それでいいと思っています。
Q6. 話しを聞いていると言葉を大切にしていると思ったのですが・・・
確かに言葉はとても大切です。
自分の思いを伝えるには、話すことと書くことしかないからです。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その19
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。
渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q4. インテリジェンスのCMで、「はたらくを楽しもう」というものがありますが、
その真意を教えてください。
(※ 先にインテリジェンス鎌田社長が回答、以下、渡邉美樹社長)
このところ、ハッピーリタイアメントした方、何人かと会う機会がありました。
ハッピーリタイアメントとは、投資などで何億という資産を手にし、
40歳程度で仕事を引退し、悠々自適に、ゴルフやヨット、
(40歳程度の方ですから小さい子どもがいるケースが多く)
子育て等をしている人たちのことを言います。
そうした人たちを見ても、決して幸福だと思いません。
人は、働くことで、人との関わりのなかから、幸福を見つけるべきものです。
仕事をすることが幸せなこと(=楽しいこと)なのです。
聖書には、「禁断のリンゴを食べた罰として、
アダム(人)は労働しなくてはならなくなった」と書かれています。
そのため、欧米人のなかには、
「労働」=「苦役」として捉えている人が多いことも事実です。
しかし、日本神道は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が自ら、
畑を耕すという仕事をしていると書かれています。
日本人は、昔から労働を前向きなものと捉える考えがあります。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その18
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
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渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q3. インテリジェンス鎌田社長は、転職などキャリアアップの仕事をされていますが、
キャリアの積み重ね方を教えてください。
(※ 先にインテリジェンス鎌田社長が回答、以下、渡邉美樹社長)
何のために仕事をするのかを考えてください。
仕事を通じて人間性が高められるかどうか考えてください。
ワタミで仕事を選択する基準は、この仕事をやったら“とびきりのありがとう”
を集められるかどうかです。
しかし、最近は“給料が高い”とか“休みが取りやすい”など、
誤った選択肢で仕事を選んでいる人が多いような気がしています。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その17
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渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q2. ワタミのキャラクターは亀ですが、
一歩ずつ着実に登るというイメージで亀にしたのでしょうか?
26歳のときに1億円稼ぎましたが、その後、天狗になってしまい、
27歳のときに大失敗を犯しました。
立地を間違えたのです。
経理の知識はある程度ありましたが、キャッシュフローを考えていませんでした。
そこからの半年間はいつ、会社が潰れてもわからないような状態でした。
銀行の融資担当者からは、「お前の人間性に金を出せない」とまで言われました。
本当にどうしようもなくなったときに、知り合いの酒屋さんが、風呂敷袋を持ってきて、
「ここに2千万円あるから使ってくれ」と借用書無しで、お金を貸してくれました。
私は、泣きながら、その2千万円を受け取りました。
このとき、これからは一歩一歩、着実に歩いていこうと決意しました。
そのことを“体の重い亀”に例え、社内報で書いたところ、
いつの間にかワタミのキャラクターのようになりました。
そのとき大失敗したこと、また、いま仕事を進めているうえで、
勉強の必要性を痛感しています。
「本」には、いままでの人が失敗したことの集積が書かれています。
「本」を読むこと、勉強することで、それらを吸収したら、
恐ろしいほどの知識が身に付きます。
先日、経営学の教授とお会いする機会がありましたが、
その人は、私が一所懸命仕事し、
身につけた知識よりも、たくさんの知識を持っています。
経営には、あと経験も必要ですが、勉強はしておいた方がいいと思います。
勉強は奇跡を起こします。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その16
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渡邉美樹パネルディスカッション議事録
講演会の議事録の続きです。
Q1. 1984年に外食の会社をはじめられて、
いまでは、介護、農業、環境と進出していますが、
22年前にいまの姿は想像できましたか?
A:まったく想像できませんでした。
経営は山登りに似ていると考えています。
最初は目の前の山を登ることに全力を注ぐことです。
山を登っている途中で、もっと高い山が見えてきます。
山の頂上まで登ったら、もっともっと高い山が見えてきます。
ひとつの山を越えたら、次にもっと高い山を登る。
いままで、このようにしてきました。
そして、これからも一生挑戦し続けたいと思っています。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その15
今日は、火曜日です。
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15.100年後の人からみて、いまの私はどうなのか?
私の根底に「100年後の人からみて、いまの私はどうなのか?」という考えがあります。
そう考えれば、どこの大学を出たとか、年収がいくらかなんて、どうでもいいことです。
ここで、三浦綾子さんのエッセイを紹介します。
三浦さんの知人のある大工さんが亡くなったときのことです。
とても親切な大工で、そのお葬式には1万人という人が訪れました。
そのとき、ある人が「大工が悪口を言ったのをみたことがない」と言いました。
そしたら「そういえば私も大工が悪口を言ったのをみたことがない」と数珠繋ぎのように、
みなが言っていたというエピソードです。
その大工の生き方は素敵だったと思います。
100年後の人からみて、本当に必要な人はこういう人ではないでしょうか。
損得がある場合、得ばかりとるような人には、決してなってもらいたくありません。
誠実になってもらいたいのです。
会社も同じことです。
だから、ワタミは決算をごまかすということはありません。
他人の幸せを、自分の幸せと重ね合わせられること、誠実に生きることが、
人として幸福なことであるという話しで、本日の講演会を終わらせていただきます。
ご静聴ありがとうございました。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その14
今日は、火曜日です。
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14.総論賛成各論反対
最近、教育について発言を求められることが多くなっています。
そのときに言っているのは、「総論」と「各論」の話しです。
いまの教育の問題は、子どもたちが先生を信じていないことです。
神奈川県の教育委員をしていることもあって、
神奈川で“子ども110番”を始めることを提案しました。
これには、みな賛成してくれました。
しかし、当初、神奈川県教育委員会がつくった案は、
相談時間が午前7時から午後5時までだったのです。
「なんで、24時間じゃないんだ。
子どもが相談したいのは午前7時から午後5時までじゃない!」
と思いました。
そこで、そのことを言って24時間にしてもらいましたが、
総論と各論とは、そういうことなのです。
また、農業をしている関係で、農家の人たちと会うことあります。
米農家には、減反という国の施策があります。
これは、農業をしないと、土地の広さに応じた利益分のお金を、
国からもらえるというものです。
農家の人に聞くと、「そんなことをしたら、日本の農業は弱体化する」と言っています。
しかし、そう言っている人も、お金はもらっているのです。
いまの日本は総論賛成各論反対ばかりです。
介護を始めたときも同じです。
介護士さんたちに、「親だと思って介護してください」と言いました。
600人の介護士さんたち全員から、賛同してもらえました。
そのために、食事は作り置きしたものでなく、
炊きたてのご飯を目の前で善そぐようにしました。
また、それまで、お風呂には、ベルトコンベアのように入れていましたが、
それを改め、一人ひとり入れるようにしました。
そういうサービスをしていたら、600人の介護士のうち、200人が辞めていきました。
辞めた人の言い分はだいたい同じものでした。
それは、「確かに、おじいさん、おばあさんたちは喜んだ。
しかし、私たちの幸せはどうなっているの?
仕事量は2倍になったけど、給料は2倍になってないじゃない」というものでした。
他人の幸せと自分の幸せを重ね合わすことができないから、
総論賛成各論反対になるのだと思います。
日本という豊かな国に生まれた人は、貧しい国の人たちを助ける責任があります。
また、若い人たちは、お年寄りを助ける責任があります。
これは総論でなく、各論、つまり一人ひとりの問題なのです。
だから、私はフリーターを認めていません。
日本の若者は社会に貢献するために、しっかりした仕事に就く責任があるからです。
仕事をして、他人を幸せにして、たくさんの笑顔に出会って、
そこに人としての幸福感があるのではないでしょうか。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その13
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13.カンボジアの子どもたち
SAJを通じて、カンボジア・ネパールに70校学校をつくり、
いまでは3万人の子どもたちが通っています。
私も毎年1回、カンボジアに行って学校を訪問しています。
これは、ボランティアのように思われていますが、
実は、ギブアンドテイクの関係です。
カンボジアに行く度に、彼らから教わることばかりです。
カンボジアでは、子どもたちの家庭訪問もさせていただいています。
今年訪れた家は、6畳程度の1部屋だけの高床式の家です。
そこに3世代家族8人が暮らしています。
その8人は朝から一日中働きづめです。
(電気はないため、夜は早いですが)火を起こすだけでも一苦労です。
そうした貧しいなかでも、みながふれあいながら、
仲良く暮らし、そして、とても幸せそうです。
貧しいということは、不便なことではあるけど、不幸なことではありません。
カンボジアの学校では、給食を始めました。
何日もご飯を食べてない人もいて、授業になりません。
そのため、朝食を出すことにしたのです。
朝食といっても、先ほどご覧いただいたビデオのように、
ご飯(100g)に魚の缶詰でつくったカレーのようなものを掛けただけのものです。
それを、美味しそうに食べてくれます。
給食は、日本と同じように、仲良しグループでいっしょに食べているようです。
そのなかに、1人はまったく食べない、まわりの子たちも、
半分くらいしか食べていないという女の子たちのグループがありました。
そして、給食時間が終わると、その余った分を集めて、
まったく食べなかった子は、そのまま走って帰りました。
後から話しを聞くと、その走った子は親が病気で仕事がなく、
その集めた給食を、家族で分け合って食べているということでした。
そのときのまわり子どもたちが、
その子に余らした給食をあげる姿に感動しました。
とても自然で、当たり前のことをしているようだったからです。
どんなに物が無くても、分け合えば余ります。
どんなに物に溢れていても、奪い合えば足りなくなります。
そのことを彼女たちは知っていたのです。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その12
今日は、火曜日です。
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2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
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12.ありがとうを集めたい
2003年に郁文館の理事長になりました。
まわりからは、「会社で儲けたから、道楽で教育に進出したのではないか」
と言われました。
しかし、その夢も実は24歳のときには立てていたのです。
そのときの目標は、居食屋を1店舗増やすごとに、塾の教室を1クラスつくる。
そして、30クラスになったら、学校にするというものでした。
しかし、当時は、居食屋を軌道に乗せていく段階で、居食屋の経営だけで手一杯のため、
「教育」には手が回りませんでした。
そのため、外食を仕上げるまでは、封印していたのです。
ワタミは2000年に一部上場になり、総資産も数百億円になりました。
そこで、「教育」という封印していた夢を解いたのです。
2004年に病院を経営してから、
介護施設が足りないことを感じ介護に乗り出しました。
しかし、本当の理由は、
介護は“とてつもないありがとう”を集められそうだと直感したからでした。
お年寄りの方が介護施設に希望する条件は4つです。
それは、
①料理が美味しいこと、
②気持ちの良いサービスが受けられること、
③賑やかな場所であること、
これにはちょっと説明が必要です。
お年寄りは、景色のいい温泉地等に住むことを望んでいません。
それよりも、子どもや孫たちが毎週遊びに来て、
一緒に遊べるところを望んでいるのです。
そのためには、賑やかな場所がいいのです。
④施設が清潔できれいであることです。
そして、この4つは、ワタミがもともと得意としていたサービスと合致します。
そのため、介護に進出したのです。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その11
今日は、火曜日です。
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11.地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになる。
人は人間性を高めるために生まれてきたのです。
そのためには、現状を肯定することなく、
夢に向かって突き進んでいかなければなりません。
そういう経営をしてきて、38歳のときに、1998年に東証2部上場を果たしました。
そのときに、“地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになる”
というミッションを立てました。
決して、儲けることではありません。
“ありがとう”のなかにも、“お金の入るありがとう”と
“お金の入らないありがとう”があります。
これをバランス良くすることが大切です。
そのなかで、カンボジア・ネパールに学校を建てました。
そして、いまのワタミのビジョンは、2020年に1兆円グループになることです。
このビジョンが達成されれば、相当な達成感は得られます。
しかし、本当に大切なことは、ビジョン(夢)の実現の途中で、
人との出逢いがあり、毎日を葛藤することなのです。
そうした毎日を過ごしながら、人間性を高めていくことなのです。
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渡邉美樹講演会 その10
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
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10.できないことをするのが経営だ
人間性を高めるために働いていていくなかで、渦巻いてくる感情が出てきます。
怒りが込み上げてくることがあるのです。
例えば、レモンハイ。
レモンを搾ったあと、そのまま皮ごと酎ハイのなかに入れる人がいます。
しかし、レモンの皮には農薬が付着していて、
決して安全な食べ物とは言えません。
私たちは、安全安心を提供しなくてはいけません。
だから、和民は手作りにもこだわっているのです。
そこで、農家に行って調べました。
農家の人たちは、宇宙服のような物を着て農薬を蒔いていました。
しかし、自分たちが食べる分は、農薬をほとんど使っていません。
これが現実です。
これをすべて無農薬野菜にしようとしたら、
480円の和民サラダが1,500円になってしまいます。
それでは、誰も食べてくれなくなります。
和民サラダは480円でないといけないのです。
ある日、私は「480円で有機野菜の和民サラダを出す」と言いました。
有機野菜とは、3年間化学肥料等一切使わない土壌で、
無農薬でつくる野菜のことをいいます。
その言葉に誰もが「そんなことできない」と言ってきました。
しかし、できないことをやるのが経営です。
結局、自分たちで農場を経営することになりました。
それから10年経ち、いまは491haの農場になっています。
日本一の面積です。
やればできないことはないのです。
しかし、その一歩は“怒り”だったのです。
次に取り組んだのは、環境です。
飲食業では、たくさんのゴミが出ます。
しかし、それを分別したら、すべて資源になります。
残飯は肥料になります。
そのとき、すでに農場を営んでいたので、分別した後は楽でした。
このようにしてワタミはグループ企業になっていきました。
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(つづく)
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渡邉美樹講演会 その9
今日は、火曜日です。
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9.人生の分岐点
その後、経理会社や佐川急便、飲食業を経て、
(予定通り)24歳の4月1日に社長になりました。
そして、お客様のための店をつくりました。
自分だったら、何をしてもらいたいか考えて、
例えば、おしぼりを渡すときは片膝をつけて、入店時には温かいおしぼりを、
ちょっと体が火照ってきた1時間後には、冷たいおしぼりを渡しました。
また、お客様のお名前を聞いて、後日、お礼文を書くなどをしました。
ある人からは、「あなたのしていることは飲み屋でなく、ホストだ」と言われました。
しかし、そういう経営を続けていたら、
あっという間に売り上げが2~3倍、利益は10~15倍になりました。
特に好調だったのは大和にある2号店で、店舗は3階で、
営業時間は午後5時~翌午前5時でしたが、
午後4時から翌午前4時まで、常に1階までお客様が並んでいるような状態でした。
いまは620店になりましたが、このように繁盛したのは、後にも先にもこの店舗だけです。
そして、26歳のときには年収1億円になりました。
このときが人生の分岐点でした。
私はそのときまで“土”に建つ家に住んだことがなかったので、
最初は一軒家を買おうと考えていました。
しかし、何か後ろめたさがありました。
そこで、3日間休ませてもらって、ひとりで考え抜きました。
そして、導き出した答えは、『この1億円は俺のものじゃない』ということでした。
話しが逸れますが、「俺の金」という感覚はとても強いものです。
中小企業の経営者は、会社の利益は自分の金です。
会社を立ち上げるときは、自分に生命保険を掛け(私も掛けました)、
会社が失敗したときは死ぬ覚悟なのです。
だから、中小企業は強いのです。
当時、社員は15人いました。学生のころからの親友3人と、
1号店(高円寺北口店)でアルバイトしていた12人です。
彼らは有名大学に通っており、本来は一流企業に入るべき人たちです。
そうした15人の社員たちが私の夢にかけてくれたのです。
この1億円は、その人たちのものでもあると思いました。
人は自分が一番かわいいものです。
それまでの私は、コップ(自分の家等)を大きくして、
そのコップに水(自分の資産等)で、いっぱいにすることばかりを考えていました。
しかし、いまでは、コップの大きさはそれほど大きくなくて良い、
そして、コップを水でいっぱいにして、溢れさせ、その溢れた水を社員たちのために、
さらに溢れた水を関連会社に、そして、株主のために、
そして、カンボジアの子どもたちのために分けていきたいと思うようになりました。
人の幸せのために働き、人間性を高めていくことを、26歳のとき3日間に決意したのです。
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渡邉美樹講演会 その8
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8.社長になりたい
一方で、貧乏から抜け出し、金持ちになりたいという夢もありました。
私の経営の師匠は、会社を倒産させた父です。
父はテレビCMをつくっている会社を経営していました。
1963年に「なんである、アイデアル」という流行語になった傘のCMも、
父の会社がつくったものです。
しかし、テレビが白黒からカラーになったときの対応に遅れ、会社を倒産させてしまいました。
それでも、いまでいう自己破産はせず、取引業者や60人の従業員などに対して、
全額対応はできなかったものの、きれいに精算しました。
そのため、数億円という借金を抱え込むことになったのです。
その後、サラリーマンになり借金を精算していきました。
会社の倒産から35年が経ち、父が80歳になったとき、
その誕生日のお祝い会に当時の社員、60人全員が来てくれました。
こうした父の姿に、男が誠実に生きる、会社経営をするとはどういうことかを学んだのです。
そのような父だったからこそ、父の敵討ちをしたいとも思っていました。
小学5年のときに社長になると決意し、
大学2年のときにビジネスの種を探すために日本一周旅行を、
大学を卒業する前に北半球27か国を回る旅行をしました。
北半球旅行を始めるときには、会社を立ち上げるなら、
“人”に関する業種で“時流”に乗りたいという考えがあったため、
「外食」か「コンピュータ」にすると決めていました。
それを、外食一本に絞ったのは、ニューヨークのライブハウスに行ったときです。
そこに集まっていた人たちが幸せそうに会話し、食事をするのを見ていたら、
私もこういうシーンを提供したい、1人でも多くの笑顔を見たい、
出会い、ふれあい、安らぎを提供したいと強く思うようになりました。
そして、22歳の春、成田空港に着いたときには、
24歳の4月に外食産業の社長になることを決めていました。
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渡邉美樹講演会 その7
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7.貧しき者は幸いです
毎年、カンボジアに行って、貧しい人たちの家を訪問しています。
そのなかで、いつも「なんて、この世の中は不公平なんだ!」という想いになります。
カンボジアだけではありません。
ワタミにはいま3,000人の社員がいますが、そのなかには、明らかに頭の良い人、
そうでない人、綺麗な人・・・がいます。
しかし、そうしたお金とか才能といったことは、
神様の目から見たら、大した問題ではないのではないと思えるのです。
それでは、神様は何を見ているのでしょうか。
聖書には「貧しき者は幸いです」という教えがあります。
私は10歳のときに父の会社が倒産し、“貧乏”というものを体験しました。
しかし、仮に倒産せずに、裕福なボンボンのまま育っていったら、
カンボジアの子どもたちの苦しみが、わからなかったと思います。
貧乏を経験したからこそ貧しい者の痛みが、
自分の痛みとして考えられるようになったのです。
人の価値とは、“やさしさ”や“思いやり”、“謙虚さ”ではないでしょうか。
そして、人の生きる目的は、目標を持って毎日を過ごし、“やさしさ”や“思いやり”、
“謙虚さ”を身につけることにより、人間性を高めていくことだと思います。
決して、“金”や“名誉”ではありません。
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6.子どものころの体験
小学5年生の5月16日に、母を亡くしています。
腎臓が悪く、医者は私を産むのを反対していましたが、反対を押しきって産んでくれました。
その後10年間だけでしたが、母は一生分の愛情を注いでくれました。
その母が私の目の前で死んだのです。
同じ小学5年の秋には、父の会社が倒産しました。
それまで、金持ちで、ボンボンで育っていたのが、一変して貧乏になりました。
貧乏になったことには耐えられました。
しかし、母の死は耐えられませんでした。
母が死んだあとしばらくは気が狂いそうでした。
小学6年生のときにある神父に出会い、キリストの教えを習いました。
それは、神と悪魔がケンカし、悪魔が追い出されたため、
人はいつか死ぬという運命を背負わされたものの、
キリストを信じていれば、いつか命は復活するというものです。
そのときに、神父が言った「あなたのお母さんはいつか復活します。
でも、あなたは、キリスト教を信じていなければ復活することができません。
お母さんが生まれ変わったときに、あなたは居なくていいのですか?」という言葉を信じ、
キリスト教に入信しました。
そして、中学に入学してから3年間は、徹底して聖書を勉強しました。
進路を決めるときには、宣教師として貧しい国に行こうかとも思いました。
ボランティアとして、困っている人たちの手伝いをしていたときの話しです。
そこで確かに困っているものの、素敵な人たちに出逢いました。
しかし、この人たちはキリスト教徒ではありませんでした。
神父の教えによると、このような素晴らしい人たちでさえも、
復活できないことになってしまいます。
そのことを神父さんに聞いてみすると、その神父さんは、
「どんなに困っていても1日5分は時間がつくれる筈です。
そのときにキリストを祈りなさい。
祈らない人は誰でも復活することはできません」と言いました。
この神父はただ(キリスト教に)恵まれているだけではないか。
この神父の考えは片寄っている。
困っているけど、素敵な人たちを助けないなんて理不尽な神はいない・・・と思いました。
そうして、急にキリスト教について冷めてしまい、
中学の終わりのときやめることにしたのです。
母、それから、ボランティアで出逢った素敵な人たちから、
命をしっかり見つめ、自分を大切にするということを教わりました。
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渡邉美樹講演会 その5
今日は、火曜日です。
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5.29,930枚の1円玉
私は、毎朝4時に起きています。
今日も、午前7時から午後2時までの間に12のアポイントがありました。
また、私はボーッとする時間でさえも予定し、手帳に書き込んでいます。
それは、すべて、夢を叶えるためです。
しかし、こういう生活をしていることについて、
よく「窮屈な生き方でないですか?」と聞かれることがあります。
私は1分1秒を無駄にしたくないという思いがあります。
強迫観念という方が近いかもしれません。
余談ですが、私はテレビをほとんど見ません。
1分1秒を無駄なく過ごすためには、自然とテレビを見る時間はなくなっていきます。
いつも1円玉の入った砂時計をイメージするようにしています。
この砂時計は1日ごとに1枚ずつ1円玉が落ちていきます。
この砂時計のなかには1円玉が29,930枚入っています。
この29,930という数字は、日本人の平均寿命(日数)です。
さらに、この砂時計のなかには1枚、金色の1円玉があります。
そして、金色の1円玉が落ちるときは、
すべての1円玉が一気に落ちるルールになっています。
そう、そのときは死ぬときです。
そして、この金色の1円玉が落ちる確率は、1日1日高くなっていきます。
人はいつか必ず死ぬのです。
そして、いつ死ぬかもわかりません。
実際、今日も知人が亡くなっています。
明日、死ぬかも知れないと思っただけで、今日という一日の密度が濃くなっていきます。
そう考えることで、一所懸命に、潔く、自分らしく生きたいという思うようになりました。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その4
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。
4.夢に日付を入れること
“夢”と“現実”の差をクリアにすると同時に、夢を実現させる日付を決めます。
そして、“夢”と“現実”の差を、夢を実現させるまでの日数で割ります。
そうすると、今日しなくてはならないことが明確になってきます。
そうして行動することが決まったら、今度はこれを手帳に記入します。
そして、実行し、赤鉛筆で消し込んでいきます。
そういう生活をしていると、今日という日が、いままでとまったく変わったものになります。
1日の終わりには、今日一日の行動を振り返り、反省しながら日記をつけます。
そして、もう一度、夢をイメージし直します。
イメージすること、反省することで、一歩ずつ夢に近づいていきます。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その3
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
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2.ワタミの手帳
2-1 夢
ワタミでは入社時に、4,000字ほどの作文を書いてもらっています。
そのテーマは『夢』です。
その作文には「将来、独立したい」等の夢が書かれています。
みな、それぞれ夢を持つことは、とても大切です。
しかし、会社としては、ある程度、ベクトルを合わせる必要はあります。
2-2 あと5cm
夢というものは、実現まであと一歩、
あと5cmのところで、突然強敵に見えてくるものです。
しかし、夢をイメージし、今日という日を行動していけば、夢は叶うものです。
そして、夢を叶えるために、たどり着いたのがこの手帳です。
この手帳は、もともとワタミの社員用としてつくられたものです。
それをレイメイ社のお陰で販売させていただいております。
なお、今日販売している手帳や出版物の印税は、
すべてSAJ(スクール・エイド・ジャパン)を通じて
カンボジア・ネパールの子どもたちのために使われます。
2-3 ミッション
書籍「夢に日付を!」は、お陰様で11万部売れました。
この印税も1円残さず、カンボジア・ネパールの子どもたちのために使われています。
ワタミのミッションは、
“地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになる”ことです。
手帳や本を買っていただいた方からも“ありがとう”をもらうときがあります。
“ありがとう”を頂くことができ、手帳や本をつくって良かったと思っています。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その2
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
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3.夢をイメージすること
22歳で北半球を旅したときに、24歳で外食産業の社長になろうと決めました。
24歳で外食産業の社長になったときに、10年後店頭公開しようと決めました・・・
このように、次々と夢を叶えてきました。
こういう話しをすると「どうして、夢が叶ったのですか?」とよく聞かれます。
本当のことを言うと、95%は運が良かったからです。
ただし、夢はイメージすることで叶うと思っています。
夢は2度叶うものです。
1度目は明確にイメージすることで、2度目は現実に叶うことです。
イメージは毎日のようにしていますから、何度も夢が叶っているとも言えます。
夢を叶えるには『イメージすること』が一番大切です。
介護施設では、お年寄りの方の健康を守るために、0.1gの塩分を、
味を落とさずに0.05gにする取り組みを行っています。
そうしたことを行うためには、食べ物を扱う仕事をするためには、
敏感な舌が必要不可欠です。
しかし、タバコを吸っていると敏感な舌になりません。
そのため、若い頃から、何度も禁煙にチャレンジしましたが、その度に挫折していました。
“意志”とは弱いものなのです。
次男の生まれた30歳のときに、タバコの煙のないリビングで、
子どもたちと遊んでいる姿をイメージしました。
一日何度もカラーでイメージしました。
そうしたらタバコをやめることができました。
“意志”ではできなかったことが、イメージすることでできるようになったのです。
夢を叶えるためには、何度も繰り返し、カラーで、イメージするようにしてください。
そうすると、どうしてもぼやけるところが出てきます。
それが、“夢”と“現実”の差であり、リスクです。
さらに、一所懸命イメージすることで、“夢”と“現実”の差をクリアにする必要があります。
*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。
(つづく)
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渡邉美樹講演会 その1
本日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会に参加しました。
議事録を起こそうと、簡単なものをまとめたのですが、
ネット検索中に、富田さんという方が、とてもすばらしい議事録を作ってましたので、
ご本人に連絡を取り、お願いして、掲載させてもらうことにしました。
是非、みなさんにも、できるだけ正確にお伝えしたいので、
このような形をとりました。
ご理解いただければ、幸いです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
当日は録音禁止だったため、ノートにキーワードを書いたものを起こしました。
そういう状態ですから、話しの順番が違ったり、私の言葉で、
継ぎ足したりしてしまったものも多々あります。
また、私が勘違いしているものも多数あるでしょう。
実際の内容と違っている部分も相当あると思います。
1.あいさつ
私は1月に一度、講演会をしています。
今日(11月22日)の講演会は3か月ほど前に、
「本が売れる講演会があるよ」という話しがあってお受けしたものです。
本日は、2,000人もの人々に集まっていただき誠に感謝しています。
例えば青年会議所等の講演会では、いじめ問題等、
時事の話題も取り入れて話していますが、本日のテーマは、
「夢に日付を」ということですので、このテーマについて、思っていることを、
ど真ん中、直球で話していきます。
(つづく)
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『不易流行』(その9)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
23. 軽はずみな言動で、信頼感を失わないようにする。
*もうこのあたりは、わたしに対しての戒めのような、お言葉でした。
どうしても、どっしりと落ち着いて話ができなく、軽いノリで話をしてしまうことが多いのです。
そういう雰囲気を察して、教えてもらったのだと思います。
24. アイデアがひらめいても、1週間は熟成させ、
それでもいいと思うことのみ実行すればいい。
*アイデアは浮かんだ瞬間は、まるでミューズ(女神)さまが、
舞い降りたような気分になることがあります。
しかし、往々にして、そういうアイデアは、
ちょっと冷静になってみると、舞い上がっただけのアイデアであったりします。
だからすぐに実行に移すのではなく、ちょっと熟成させてみると、
腐ってしまうのか、香ばしくなるのかの違いがわかるわけです。
25. 最後はじっくり腰を据えること。
*そして最後に教えていただいたことは、じっくりと腰をすえること。
デンと構えるということでした。
あせっても、あせらなくても、それほど違いのないのが人生です。
☆わたしが2度目の教えを乞いにいって、もうじき5年の月日が経とうとしてます。
とてもいい教えをいただきながら、活用しきれなかったことが大部分でした・・・
いま、とても反省をしている、今日、このごろです。
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『不易流行』(その8)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
20. 例えば部長がいるのに飛び越えて、課長に命令を出したとする。
そうすると課長は、社長は部長を信じていないと思い、部長も信じられていないと思う。
これが組織を壊す。
*組織には階層があります。
それはたくさんいる組織においては、命令がすばやく正確に届くようにするためです。
しかし、その階層が邪魔になるときがあります。
だからといって、その伝令係りの人を飛び越してしまうと、
その存在意義がなくなってきます。
それをトップの人間がやってしまうと、みずからその命令系統を壊してしまい、
組織全体を壊してしまうことになりかねないといことを、教えていただきました。
21. こういうと相手はどういうかということを常に考えて、慎重の言葉を選ぶこと。
*わたしは、かなり不躾な人間です。
先輩、上下関係なく、どんどんと思ったことを聞いたり、話したりしてしまいます。
その戒めとして、このような話をしていただいたような気がします。
気をつけたいものですね。
22. 社長はスキを見せてはいけない。
*ある程度の力とポジションを持ってしまうと、いろんな方が近寄ってきたりします。
その力を利用としようとする人、その財力を利用しようとする人。
そんな人に流されないようにするには、
スキを見せてはいけないということを、教えていただいたのだと思います。
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『不易流行』(その7)
本日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
17. 先輩社員には命令でなく、お願いをする。頼まれれば悪い気がしない。
*役職の上下関係とは別に、年齢、在職年数による上下関係は、やはり存在します。
会社勤めの中では、先輩より自分のほうが役職が上ということは、十分有り得ます。
しかし、役職という立場だけで押し通すと、流れる仕事も流れない場合があります。
年上の人には、やはり命令ではなく、お願いが基本ではないでしょうか。
18. 社長からの発言は、命令でなくても命令になってしまう。
だから「~は、どうかな?」とたずねるようにする。
それだって言われた方は、十分に命令に聞こえる。
*役職が上の人は言うことは、別に命令でなくても命令に聞こえてしまうということを、
意識しておく必要があります。
「○○してください」という言い方ではなく、
「○○は、どうですかね?」くらいでも、十分なのです。
たとえば親が、軽く言ったことが、こどもにとっては怒られたと感じることが、
あるようなものだと思えばいいと思います。
19. 土建屋は引き渡したら、後は知らん顔である。
設備屋は、そういうところを狙ってメンテするのがチャンスだ。
*いまでこそ、建設業界もサービス業という意識を持つようになりましたが、
それまでは、お客さんにやってやっているんだ、
という意識で仕事をしているような業界だったようです。
そのため、安かろうが、悪かろうが、お客さんに引渡しをすれば、
「はい、それまでよ」という空気を持っていたそうです。
それに比べ、空調や給排水の設備業は、建設の下請けがメインのせいか、
お客さんから仕事をいただくという意識が高いようです。
それゆえ、お客さんをリピートさせる可能性が高いので、
メンテナンスで囲いこむことが重要だと思います。
そしてそれがチャンスなのです。
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『不易流行』(その5)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
14. 新規事業の案内が多いが惑わされない。95%はクズ、5%くらいは役立つか。
*新規事業の案内が多々きます。
そしてどれもが、簡単に始められて、簡単に儲けることできるようなことを書いています。
わたしも、藁をもすがる思いで、手を出したことがありますが、結論的には、
この社長の言っていることが、95%以上の確立で当たっていると思います、
15. あたり前のことをあたり前にやるのが一番難しい。
とかく経営者は人と違うこと、変わったことをやらなくてはと思うようだが、
あたり前のことができないから会社がつぶれる。
*これは耳が痛くなるような言葉だと思います。
奇をてらったこと、なんだか目立つような施策など、
個性的なことをやらなくてはならないような気分になります。
またそうしないと、独自の経営ができないような気分になってしまうのです。
しかし本当に大事なものは、あたり前と日常のなかに潜んでいるものだと思います。
またそれを淡々とやり続けることが、ほんとうの実力だと思います。
16. わからない人間が現場に出向き、口出しするとロクなことがない。
*役職や立場から、わからなくてもわかった顔をして、現場に行って、
なおかつ指示まで出してしまうような方もいます。
往々にして、その結果はロクなことになりません。
現場主義は、現場を把握して、それから判断して指示を出すのが基本です。
それができなければ、口出しをしないことです。
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『不易流行』(その5)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
11. がんばって苦労してるからって偉いわけじゃない。
楽して結果を出せるなら、それにこしたことはない。
*がんばるとか、苦労するとか、なんだか努力の代名詞のようになってますが、
方向の違う努力は、かえって無駄なことにすぎません。
そう考えると、決して苦労が偉いわけではないですよね。
「楽して」というと、軽く聞こえてしまうかもしれませんが、
要は、効率よくということなんですね。
12. 社員が人事評価をするのはナンセンス。
*社内評価についてお聞きしたので、このようなお返事がかえってきました。
会社の人事評価を、社員だけで行うのはナンセンスであるということでした。
まして、社員が経営者を評価してとかやくいうのも、本末転倒だと言っておりました。
13. 人事評価→前提として評価基準を開示していないとダメ。
一次→自己、二次→直属上司、三次→部長、本部長までいかない。
*もし人事評価を社内で行うのであれば、その評価基準を社内に開示することを、
徹底してないといけないと言ってました。
人それぞれで評価基準が変わると、
会社の向かうべき方向性もバラバラになってしまいます。
なにをどうやれば評価されるか、わからなくなるからです。
そして評価も、公正を期するために、三次評価までできるとベストだということを、
お聞きしました。
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『不易流行』(その4)
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
8.いろんなことを急き立てられる時代。何か新しいことをやらないと、と焦らさせる。
しかし「やらない勇気」も大事。
*事業環境は常に変化しています。そのスピードも、どんどん速くなってきてると思います。
その中で、変化を求められ、新たな事業に挑戦していくことも要求されてきます。
わたしも新規事業ということに、どんどん挑戦していっています。
とはいえ、変わっていくべきもの、変えてはならないものがあると思いました。
なんでも新しいもの挑戦すればいいということではなく、必要とあれば、
やらないという決断をする勇気も、必要だということが、しみじみわかってきました。
9.自分が優秀で社長になったと思わないこと。
たまたま、いまこの瞬間、全社員の中で、自分がやることがベターであったにすぎない。
*社長は、優秀だからなれるのかなと思ってました。しかし、実際はそうではありません。
またこれは自分の力を過信しておごり高ぶるな、という意味合いもあると思います。
そしてその考えをもとに、たまたま自分がベストではなく、ベターで選ばれているのだ、
という謙虚さを感じていることだと思います。
10.「社員を信じること」
*会社の社員の力で成り立っています。
その力の結集の総和が、会社の実力であると思います。
その力の源泉の社員の力を信じること。
ここから始まらないと、なにもうまくいかないでしょう。
また信じられる社員と共に歩むことも、大事なことだと思います。
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『不易流行』(その3)
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
5.「いい」かげんが大事
*これは、4番目の「バランス」とほとんど同じような意味だったと思います。
何事にも、ちょうどいいかげんがあると思います。
それは経営にも言えることですね。
6.オープン経営だからといって、なんでもかんでも社員に見せればいいというものではない。
見せてはいけないものもあり、また、見せてはいけないものは、見せられた方も困る。
*わたしも経営はオープンでなきゃいけないと、経営書などを見て、
そのままどんどん情報開示したことがあります。
しかし、その情報開示により機密情報が同業他社に漏れたり、
また社内での軋轢を呼んでしまったことがあります。
見せるべきもの、見せないほうがいいもの、見せてはならないもの、
どれがどれに当たるのか、きちんと見分けるのも、
経営者として必要な能力であると思います。
7.リスクマネージメントが大切。情報収集も大切だが、最後は自分の勘である。
勘とは「常識」というモノサシである。
*情報が沢山あれば、的確な判断ができるというものじゃないと思います。
少ないより、より多くのものから判断するほうが、
よりよい判断になるとは思いますが、最後の決断には、
直感というものが大事になってきます。
この直感こそ、自分の経験の厚みから出てくるのではないでしょうか。
またその直感は、「常識」というフィルターを、
持っていないといけないということだと思います。
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『不易流行』(その2)
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『不易流行』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
2.「5年続けて黒字を出す努力を」
3年先を見れればそれで充分
5年先なんて見えない
*経営計画の中には、短期計画と中長期計画があります。
むかしは長期といえば、10年計画といわれた時代もあるようですが、
これだけ変化の激しい時代には、10年なんてとても無理な話です。
しかし、5年続けて黒字を出すという努力が必要ということです。
そうはいっても、見えるわけでなく、その心意気で進めていけということです。
その上で、3年先が見えれば、それだけで立派なことだということでした。
3.「アンチテーゼ」(ある理論・主張を否定するために提出される反対の理論・主張)
物事を考える時は、必ず反対も考える。またそういう「ゆとり」が必要である。
*物事を考えるときは、いい方向を考えて進めるのですが、
必ずしも思い通りにはいかないものですから、反対のことも想定しておくということです。
これはリスク管理にもなります。
またプランを練るときも、都合のいいことばかりでなく、その反対も有り得るのだ。
それでそうなった場合、どう対処するのか、と考えておくことが大事です。
それが、こころに余裕を生むものだという教えでした。
4.「バランス」:経営者に一番求められるもの
変わらなきゃいけないことと、変えないでいいもののバランス
そして「常識」が大切。「常識」を失って経営をダメにする。
*このバランスは、経営だけにいえることではありません。
生活、感情、人間関係など、最後にいきつくところはバランスのような気がします。
変化をしたほうがいいことと、変化させてはならないこともあります。
そしてそのバランス感覚は、「常識」という尺度を持って、計るものということです。
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『不易流行』(その1)
6回にわたって『逆境の恩恵』のお送りしました。
「すみません、社長って何をすればいいのか、教えてください」
と、とある尊敬する社長さんを訪問したときに教わった、教えでした。
その後、2年3ヶ月後の2003年12月11日に、再訪問をしました。
その期間、自分なりに経験を積んで、自信もつけていきましたが、
やはり、経験豊富な大先輩社長を目の前にすると、
まだまだだなぁ・・・と感じたものです。
初心を思い出したりもしました。
前回と同じく、その教えを定期的に、繰り返し読み返していれば、
いまの自分とは違う、より磨きのかかった自分がいたかもしれません・・・
しかしいまさら嘆いたところで、過去は戻ってきません。
もう一度、みなさんに公開しながら、自分の後悔を反省しながら、
戒めにしていきたいと思っております。
そのとき聞いた言葉、『不易流行』をテーマにつづってみたいと思っています。
また順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■『不易流行』:蕉風俳諧の理念の一。俳諧の特質は新しみにあり、
その新しみを求めて変化を重ねていく「流行」性こそ、
「不易」の本質であるということ。
1.自分の描いたビジネスモデル通りにいけば、周囲の評価は関係ないのではないか。
赤字のモデルを描くなら、それはそれでもよい。→自分の描くモデルを持つ
*経営計画は、黒字にするということが前提条件になります。
それは周知の事実ですが、経営環境により、必ずしもそうなるとは限りません。
またついつい周りの目を気にして、よく見せようとか思いがちです。
しかし、大切なのは、自分のヴィジョン、理念に忠実であるかどうかです。
たとえその考えにのっとって進めたとき、仮に想定が赤字であったとしても、
それを貫徹していく覚悟が必要だと、教えられました。
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『逆境の恩恵』(その6)
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『逆境の恩恵』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■15.人との付き合いはドライでいいのではないか。ウエットな関係は、身も心も疲れる。
経営者にはやることがたくさんある。ウェットな関係を続ける時間はないはず。
*職責という意味で、仕事だから仕方ないという、自分に言い訳を始めると、
業務を超えた領域まで踏み込み、自分で自分の首をしめることになります。
そういう意味での限界設定が「ドライ」ということではないでしょう。
しょっちゅう飲み会のお付き合いばかりの、ウェットな関係になってくると、
仕事とプライベートの境界線もなくなり、いい意味でのONとOFFの切り替えが、
できなくなってくるのではないでしょうか。
■16.これからの時代、自分がかつて経験したころのないような時代だと思う。
「わからない」というのが一番素直な気持ちである。
*とても素直で、シンプルな言葉だと思います。
「わからない」と言い切れるから、学ぶのだと思います。
わからないのに、わかったふりをするほど、ムダなことはないと思います。
■17.30億円の売り上げの時代に、8億円の不渡りを出した。
そのとき、当時の社長は「そんなことで会社はつぶれない!」と
言い切った。そして一人も社員がやめることなく、突き進んだ。
*これは、かなり核心のお話をいただきました。
経営者たるもの、これくらいの腹をくくって、デンとかまえて望め。
ということを教えていただきました。
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『逆境の恩恵』(その5)
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『逆境の恩恵』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■12.特に経営者は、付き合っていく人を慎重に選ばなくてはいけない。
*いい仕事・仲間やパートナーに出会えればいいのですが、
金銭目的、あやしい儲け話などを持ち込んで、善人に顔をしてくるケースもあるようです。
自分の立ち位置を知ったうえで、どの人とどういう付き合い方をするかは、
とても重要な選択になると思います。
■13.経営セミナーは気持ちが高揚するようにやっているから2~3週間くらいは、
そのことを忘れておいて、そのうち思い出し、10あるうち、2~3がまだいいと思えば、
それを実践すればいい。
それもさり気なくやること。
*わたしのように感化されやすい人間は、セミナーに参加するととても高揚して、
テンションが上がります。
上がるだけならいいのですが、受け売りでそのままやろうとしてしまいます。
確かに刺激性の強いカリキュラムが多いので、
そのまま実践すると、必ずうまくいくような気分になります。
実際は、一人一人、やり方、規模、経営環境などが違うので、学んだことを応用したり、
自分にあったものにアレンジする必要があります。
10のうち2~3というのは、適切な数値だと思います。
いいと思ったもののうち、20~30%くらいなら取り込んでいけばいいと、
いうことだと思います。
そして、実践するときも、「何々のセミナーにいっていいと思ったので、
みんなこれをやるぞ!」
と大上段に構えると、とたんにまわりはシラケてしうんですよね。
「さり気なく」が大事です。
■14.経営書なんて一度読んで、一年位して、また読みたくなれば役に立つ書であろう。
*経営書もセミナーと同じで、テンションが上がることが多いです。
やはり影響をうけると、そのまま実践してみようという気分になります。
しかし、この「1年くらい」というのが大きなポイントですね。
たしかに、1年前は、絶対これがいいといわれてみたものが、
1年後には、まったくダメな方針といわれることが多いです。
成果主義の導入などが、そのいい例ではなかったでしょうか。
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『逆境の恩恵』(その4)
前回にひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『逆境の恩恵』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■9.半年前に比べ、少しでもよくなっていると思えばそれでよし
むしろその逆が怖い。なぜなら気がつかないからだ。
*人というものは貪欲なもので、すこしくらい良くなっても満足しないのです。
でも、そういうときこそ「足るを知る」が大切ではないでしょうか。
その反対に、すこし悪くなってきたときは、なんとなくわかっても、
現実逃避で、「見て見ぬふり」をしてしまうものです。
気をつけないといけませんね・・・
■10.人の評価は、減点法でなく、加点法の両方でやってこそ真実が見えてくる。
*なぜか人を評価するときって、ああしたからダメ、こういう風に言うからダメと、
どんどん相手に対して原点してしまうものですね。
これは、相手を否定的に捉えてるの同じ。
すごくマイナス思考ですよね。
でも加点法でやってみましょう。
ああういうとこいいからプラス5点。
とても心遣いがいいからプラス10点。
こういう風になりたいものです。
■11.社長が思っているほど、会社も社員も悪くない。
もっと社員の力を信じていけばいい。
*なぜか、さっきの減点法じゃないけど、あれがダメ、これがダメって、
ついつい考えてしまいませんか?
でも、思ってるほど、ものごとは悪いほうに進んでいません。
悪くなることは、自然の法則に逆らうことだからです。
人は大きな力を持っています。
その力を引き出し、発揮させることが大事なんですね。
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『逆境の恩恵』(その3)
前回にひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『逆境の恩恵』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■6.社員にわかるメッセージを送ること。
*これは、補足が必要かと思います。
自分の頭のなかにあることを、自分がわかっているからって、
相手のことを考えないで、 独りよがりで伝えるのではなく、
同じ目線にたって、わかるように発信することが大事ということです。
■7.選択と集中が経営者の本当の仕事である。
*経営者というのは、探せば限りなく仕事があります。
それは事業だって同じです。
ですが、そのなかで何を選び、何に力を集中させるかという舵取りが、
実は一番大切ということです。
わたしは、ついつい目移りしながら、あれをやらなきゃ、
これをやらなきゃと、とっちらかしてしまう傾向があります。
まさに反省です。
■8.松本平は、人の足を引っ張り合うところ
「松本で商売して、食っていけるいようになればそれで充分」
*これは辛辣な言葉だったので、どうしようかと迷いましたが、あえて掲載しました。
それくらい商人に対する見る目が厳しいようです。
またそれとは別に、その地域でしっかり根をおろし、
その地域を大切にすることを教えられたと思います。
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『逆境の恩恵』(その2)
前回にひきつづき、その2です。
尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『逆境の恩恵』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■3.これがあれば会社はつぶれない
・金融関係
・協力業者
・社員
・お客様
*これは、核心を言い当てているとおもいます。
まさに「これさえあれば」なんだと思います。
しかし、すべてがバランスよく、いい関係であるという努力が必要なんですよね。
■4.自分の努力を社員に見せびらかしてはいけない
一方、社員は、ほっておいても社長を観察している
*わたしも、またみなさんも、どうしても、自分なりきにがんばっていると思うと、
「わたしは、こんなにがんばってるんだ」って、なりがちではないでしょう。
そして、アピールをしたい気持ちが強くなるのではないでしょうか。
でも、そういうアピールは、逆効果なんですね。
■5.教育・訓練:一番大切なものを外部に丸投げするのはおかしい
特にOJTを大切にしている。
*教育・訓練は実は一番大切な要素なんですよね。
教育して育てること。
それに業務内容なんて、十社十色なので、
その会社でしか教えることのできないことが、たくさんあると思います。
確かに、そんな大事なことを外部に丸投げするなんて、おかしなことですよね。
それからOJTは、オン・ザ・ジョブトレーニング。
日頃の仕事を通じてのトレーニングを大切にしているということです。
現場主義ということだとおもいます。
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『逆境の恩恵』(その1)
これは、わたしが前回の「経営ノート」の紹介で書いた、
「すみません、社長って何をすればいいのか、教えてください」と、
とある尊敬する社長さんを、訪問したときに教わった教えです。
2001年9月11日のことでした。
あれから6年4ヶ月くらい経過しました。
その教えを定期的に、繰り返し読み返していれば、いまの自分とは違う、
より磨きのかかった自分がいたかもしれません・・・
しかし、いまさら嘆いたところで、過去は戻ってきません。
いま一度、みなさんに公開しながら、自分の後悔を反省しながら、
戒めにしていきたいと思っております。
そのとき聞いた社長の言葉である『逆境の恩恵』をテーマに、
つづってみたいと思っています。
また順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■1.本当の真の仲間とは?
1.原理、原則を教えてくれる師を持つ
2.直言してくれる部下を持つ
3.仕事を離れた本当の友をもつ
それぞれに2~3人づついれば充分。むしろその全部をそろえる方が難しい。
*いま、わたしのまわりには、そのような仲間がいるだろうか・・・
目をつむってみると、いました、いました。
あの人、この人。
人は自ら輝いていけば、輝いた人を引き寄せることができると信じています。
みなさんにも、きっとすてきな仲間がいることと思います。
そんなにたくさんじゃなくて、いいのです。
■2.経営者はブレてはいけない
*とてもシンプルで、すべてを言い当てた言葉だと思います。
当時は、それほどの重みを感じていませんでした。
しかし、いまになってこの重み、大切さに気がつきました。
あれから何度も何度もブレてきました。
もっと早く気がついて、実践していれば・・・
この言葉を信じて実践すれば、間違えることは絶対ないです。
わたしが保証します!
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「経営ノート」
本日は、火曜日です。
火曜日は、「経営ノート」と題して、ブログを書いていきます。
2000年10月に、わたしは現職のかたちになりました。
お世辞にも、いいバトンタッチができたわけではないので、
引継ぎということがまったくできませんでした。
いまだから言えるのですが、その当時は、
「社長って、なにすればいいの・・・?」
これが正直な心境でした。
どうしていいのかわからないわたしは、同業他社のベテラン社長にアポイントをとり、
会っていただくことにしました。
アポイントの時間に出向いたわたしは、開口一番、
「すみません、社長って何をすればいいのか、教えてください」
と頭を下げておりました。
いきなり呆れた質問をぶつけたわたしに対し、その社長は、
「いや~、むずかしい質問だなぁ・・・」
と紳士的に対応していただき、そのまま2時間半、
その社長の考え方、価値観、あるいは経営者としての哲学といったらいいでしょうか、
そういうものを教えていただきました。
それ以来、いろんな方に教えをいただいたこと、あるいは講演会・セミナーで聞いた話、
本や雑誌で見た、すてきな言葉をノートに書き綴っていきました。
その当時は、理解できなかったことが、数年後に「そういうことだったのか」とわかることがあったり、教えに従っていれば、いまごろもっと違ったのに・・・などなど。
すばらしい教えをいただきながら、実践できていないわたしですが、
そのすばらしい教えを、みなさんにお裾分けできたらなぁ、
というテーマが、この「経営ノート」です。
どうか、おたのしみください。