こころと脳の対話 2
今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。
●「関係性」と「生命現象」と「近代科学」
近代科学というのは、関係性を絶って、客観的に研究します。
河合先生の心理療法においては、「関係性」と「生命現象」
という意味で、近代科学と違います。
なぜなら、ひとのこころは、科学的、論理的にうまいこといってい
るようにみえても、関係性が切れるとうまくいかなくなったりしま
す。
心の世界のアプローチだと、脳科学では一部分しか観れないし限界
です。なぜなら科学は、再現性、普遍性を求めるのですが、人間の
心の動きには、それがありません。
●箱庭
箱庭自体は、診断できるようなものじゃなく、可能性に注目するも
のです。その人がどう変わるか、発展するか。視覚的に見え、夢の
分析と同じ効果があります。むしろ、夢より意識的なコントロール
が入ります。
夢は、無意識で見ますが、箱庭は逃げられます。そういう意味では、
夢より意識に近いのですが、深いところまで見ることができるので
す。
意識的につくっていても、知らないあいだに無意識が出てきます。
そこに着目します。だから一回見て診断しないで、継続することで
変革していきます。そこに中心をおいているそうです。
普段の生活なら見逃す、自分の意義深さが瞬間的にわかるところが、
違う世界へ広がっていく。そこから広がる世界観とは、社会を構築
している横糸ばかり見て、縦糸を忘れている感じに近いものです。
それがわかると、みんなが怒りそうなときでも、おもろいねとなる
ものです。また、創造的な活動をする人は、普通に見えて、どこか
無意識的な力に、わりと忠実に動いているものです。
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