それでもなお、人を愛しなさい by ケント・キース
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
著者のケント・キースは、1968年、当時ハーバード大学生2年のと
き「リーダーシップのための逆説十カ条」を書きました。時は学園
が荒れ狂った60年代。体制を通して変革を達成すべきだと。その
ためには、持続的な努力が必要だ。
そして他人の心を思う気持ち、状況がいかに厳しくてもやり続ける
気力が必要だという思いから、一つの挑戦として書きました。その
挑戦とは、評価してくれなくても、正しいこと、良いこと、真実で
あることを常に実行することです。
その思いを綴った書が、30年の年月をかけて、彼の知らぬ間に、マ
ザー・テレサの言葉として、世界を駆け巡っていました。その「逆
説の十カ条」ができるまでの経緯を、詳細に著者自身が語った本で
す。
この本から、自分の人生の意味を発見してみては、どうでしょうか。
■「逆説」とは?
「逆説」とは、皆が信じている意見とは対照的な考えで、常識と矛
盾しているように見えますが、真実であるものです。それは、自分
にとって、正しい、良い、真実であると思うこと、や意味あること
を実行することです。
そして、「逆説の十カ条」を受け入れれば、自由になれ、個人とし
て独立宣言できるのです。人間としての意味を見出せば自由人です。
■うその友だちと本物の敵
成功することで、うその友だちと本物の敵を得ることになります。
うその友だちは、あなたを利用し終えたら、去っていきます。本物
の敵は、あなたへの個人攻撃と考えないことです。また、その人を
敵とみなす必要はないことです
むしろ、家族や長年の友人を宝物として大切にすることです。家族
は、あなたがあなたであるゆえに愛しています。長年の友人は、共
通何かがあって友情が続いています。
■最善を尽くす
最善を尽くすことで、感謝され、支持されるかもしれません。しか
し、人の羨望を買い、敵をつくるかもしれません。不純な動機があ
ると、責められるかもしれません。
偽者の友だちと本物の敵を、つくるかもしれません。撃ち落され、
破壊され、攻撃されたり、一人で戦わなければならないかもしれま
せん。
代償が高くついても、最善を尽くさない代償よりましです。あなた
にしかできない貢献があるのです。毎日実行することです。いまこ
の人生を、最大限に生かすことです。
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