2008/10/28 7:07

「勝ち組」になるための経営戦略(その1)

今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。


2001.04.03に、あさひ総研のセミナーに参加しました。
そのときの議事録です。

講演者は、「『勝ち組』に入るための小さな会社の経営戦略」を、
出版したばかりのときの小林 正博さんでした。

(1)根本的な相違点
 
  勝ち組:極めて挑戦意欲が高い
  負け組:勇気が欠如しれいて決断もしないし、実行もしない

 *わたしのコメント:
  保守的なことと、挑戦意欲が低いことは違いますが、変化を恐れて、
  挑戦することをしない企業、人はやがて限界に行き着くということは、
  間違いないと実感しています。
 

(2)自社の得意技は?

 ①コスト競争力はどうか?
 ②企画力(新製品開発や販売促進について)はどうか?
 ③セールスパワーはありますか?
 ④優良顧客を持っていますか?
 ⑤技術力(特許があると強い)はありますか?
 ⑥総合的な経営力(経営戦略に凝縮される)はありますか?   

 「販売なくして経営なし」:売り上げの拡大、安定なくして経営の安定はありえない。 

 *わたしのコメント:
  自社なりの仕入れルート、お客さんへのPR力、売る力、
  リピートしてくれてファンになってくれてるお客さん、
  他社にはないオリジナルの商品・技術、
  バランスのとれた経営の力・・・

  これらのものがすべてそろえば、その地域、あるいはその業界で、
  かならずNO.1となるものができます。
  それがその会社の「強み」になります。

  かつては、当社も、長野県の中信地域で、空調設備部門では、
  業界シェアでNO.1になるという目標を持って達成したときには、
  とても強い会社でした。


(3)負け組は、負けるべくして負けている

 ①会社全体がコンサーバティブ・・・古色蒼然たる趣
 ②将来展望が欠如・・・将来に希望が持てず若い人が辞めていく
 ③人事の停滞・・・下の者は昇進の希望を失って、やる気喪失
 ④硬直化した組織・・・すべてに上司の指示を仰ぎ承認印が必要となると、
            もう会社は危機な状態
 ⑤営業基盤が弱い・・・少し不景気になると売り上げがガタッと落ちる。
            特定の顧客に売り上げの大半を依存している。
 ⑥マンネリ化・・・挑戦意欲を失っている集団  

 *わたしのコメント:
  会社が衰退期を迎えたときには、まったくこの症状が出てきます。
  過去にとらわれる、将来が見えない、昇進するステージがない、
  変化できない、営業力が低下する、毎年同じことをしようとする・・・
  こういう症状が出てきます。 


*経営者のみなさんの、お役にたつことを祈って。


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