「勝ち組」になるための経営戦略(その1)
今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
2001.04.03に、あさひ総研のセミナーに参加しました。
そのときの議事録です。
講演者は、「『勝ち組』に入るための小さな会社の経営戦略」を、
出版したばかりのときの小林 正博さんでした。
(1)根本的な相違点
勝ち組:極めて挑戦意欲が高い
負け組:勇気が欠如しれいて決断もしないし、実行もしない
*わたしのコメント:
保守的なことと、挑戦意欲が低いことは違いますが、変化を恐れて、
挑戦することをしない企業、人はやがて限界に行き着くということは、
間違いないと実感しています。
(2)自社の得意技は?
①コスト競争力はどうか?
②企画力(新製品開発や販売促進について)はどうか?
③セールスパワーはありますか?
④優良顧客を持っていますか?
⑤技術力(特許があると強い)はありますか?
⑥総合的な経営力(経営戦略に凝縮される)はありますか?
「販売なくして経営なし」:売り上げの拡大、安定なくして経営の安定はありえない。
*わたしのコメント:
自社なりの仕入れルート、お客さんへのPR力、売る力、
リピートしてくれてファンになってくれてるお客さん、
他社にはないオリジナルの商品・技術、
バランスのとれた経営の力・・・
これらのものがすべてそろえば、その地域、あるいはその業界で、
かならずNO.1となるものができます。
それがその会社の「強み」になります。
かつては、当社も、長野県の中信地域で、空調設備部門では、
業界シェアでNO.1になるという目標を持って達成したときには、
とても強い会社でした。
(3)負け組は、負けるべくして負けている
①会社全体がコンサーバティブ・・・古色蒼然たる趣
②将来展望が欠如・・・将来に希望が持てず若い人が辞めていく
③人事の停滞・・・下の者は昇進の希望を失って、やる気喪失
④硬直化した組織・・・すべてに上司の指示を仰ぎ承認印が必要となると、
もう会社は危機な状態
⑤営業基盤が弱い・・・少し不景気になると売り上げがガタッと落ちる。
特定の顧客に売り上げの大半を依存している。
⑥マンネリ化・・・挑戦意欲を失っている集団
*わたしのコメント:
会社が衰退期を迎えたときには、まったくこの症状が出てきます。
過去にとらわれる、将来が見えない、昇進するステージがない、
変化できない、営業力が低下する、毎年同じことをしようとする・・・
こういう症状が出てきます。
*経営者のみなさんの、お役にたつことを祈って。
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