2008/10/22 8:46

週2日だけ働いて 農業で1000万円稼ぐ法 by 堀口 博行

今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。


ここ半年くらい、京都の仲間とクラインガルテンを借りたので、
にわかではあるけれど、農業をやってきました。

じゃがいも、枝豆、とうもろこし、トマト、なす、ピーマン、
かぼちゃ、さつまいも、ねぎ、ハーブ類などなど、
半年といえども、結構、いろいろと実践のなかで経験を積んできました。

まだその際、近所で7年くらい菜園をやっているおじさんたちからも指導を受け、
自己流かもしれませんが、農業を学んできました。
そのため、こういう本の出会うと、ちょっとマジに勉強してしまいました。

たしかのタイトルにつられたとこもあります。
たった週2日、一生懸命やるだけで、年収が1000万円もプラスになるの?
と、少々簡単に考えて、つられたところもありますね。

しかし、読んでいくうちに、あながち不可能ではない部分の核心もあります。
ただ、著者の場合は、1年目400万円、2年目600万円、
そして3年目で1000万円と計画的に増やしてきています。

また天候に恵まれて、予定以上の収穫があったこと。
もともと両親が農家をやっていたので、
参入のハードルが低く、予備知識もあったことなどがあります。

ただそのなかで、計画性をもってやる、段取りをよくやる、
効率性を考える、経営的視点の臨むなど、
いままで、わたしが知っている農業というイメージとは違い、
マネージメント性のある農業のやり方が書いてあります。

とはいえ、あのワタミフーズも農業に参入したけど、
なかなかうまくいかずに、撤退したという経緯があるくらい、
農業を単にビジネスライクに考えられないところもあるわけです。

しかし、ある意味、これからの景気減速の社会で、
農業というキーワードを、ビジネス的観点で考察してみるのも、
一つの方法だとも、おもいます。

先日も、東京の渋谷のど真ん中で野菜つくりをやるとか、やってました。
家庭菜園、ベランダ菜園もちょっとしたブームで、
種苗会社は、ちょっとした好景気だそうです。

この本を読んで、経営的に優秀な農家でアルバイト修行し、
その間、基礎的な学問としての農業も習得し、
かつ単調な農作業にも、魅力を感じることができるなら、
たしかに、この本にあることは実現不可能ではありませんよ。

雑学としても、おもしろい本です。



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