会社のお金はどこへ消えた? by 児玉 尚彦
今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
会社のお金はどこへ消えた? by 児玉 尚彦
“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則
はっきり言って、みなさんに読んでほしくない本です。
それくらい、ここには、お金を呼び込むテクニックが凝縮されています。
それもそのはず、1,000人以上の社長に会い、
お金を減らさずに経営する知恵を教えてもらい、
その10年に及ぶ経験を、この1冊の本にまとめています。
著者が「おわりに」に書いているように、
「3日分のセミナーを受けるくらいの内容」になっているのは確かです。
著者の児玉さんの本に出会ったのが、2002年。
「経理合理化プロジェクト」を発足して、全国約200の会計事務所と提携し、
企業の経理業務の改善で、3000社以上の成果実績を挙げているときでした。
『キャッシュレス、伝票レス、社員レス! ココまでできる経理の合理化』
の本を手に、まさに実践で、わたしも社内の経理合理化をしました。
そのため、当時、経理の仕事がほんとに少なくなり、
人員を削減していき、最後には派遣の方ですむようになりました。
酷といえば、酷な話なのですが、自分自身が実践して、
ほんとに合理化できたことは、機会があれば、
セミナーなどを開催してみたいと思っているくらいです。
当時もいまも児玉さんは、中小企業のキャッシュフローの改善に、
重点を置いたサポートやセミナーを行っています。
もう有名な講師になられたので、セミナー代もそれなりになっています。
その著者の最新刊がこの本なのです。
「会社経営の悩みは、すべてお金に集約されます。」
ということで、お金の問題に真正面から取り組み、
勝ち残る会社と消えていく会社の違いを、
新しい手法で、わかりやすく解説していきます。
それが、「キャッシュバランス・フロー」という新しい図です。
わたし自身、サブタイトルにある、
“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則を、
よくよく自分なりに咀嚼して、若い経営者の方にも、
自分の経験を交えて、伝承していけるといいなと思える、
教則本になりそうです。
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