2008/09/03 8:40

2次会は出るな! by 中村 繁夫

今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。


たまたま読もうと思って買っていたら、
著者の中村氏は、なんと8月25日の「カンブリア宮殿」に、
テレビ出演していました。

いまをときめくレアメタルの業界では、日本でトップクラスの方です。
若いころからレアメタルの分野で、カリスマ商社マンとして生きてきて、
その生き様は、本人も言い表しているように、まさに「現代の山師」です。
そのうえ、現在は、20人で340億円の年商の会社経営者でもあるわけです。

27歳までヒッピーとして放浪生活をして、
それから就職し、55歳で会社をクビになって、会社を立ち上げた方でもあります。
なんとも劇的な人生劇場を歩んでいる方です。

その中村氏が満を持して、出版したのがこの本となるわけです。

「2次会は出るな!」という奇抜なタイトルもそうですが、
この本を読むと、「稼ぐほど損を出す」とか「八割が賛成する意見は失敗する!」とか、
かなり、いままでの概念をぶち破るような内容です。

そうはいっても、基本的には実践的な、「稼ぐための考え方」「稼ぐための行動」
「稼ぐための心構え」がふんだんに書かれています。

わたしとしては、レッスン8の項の「商人道を極める方法」というのが、
とても参考になり、やはりいっぱい付箋がつきました。
ここには、この本のエッセンスがいっぱいつまっています。

なんだか、いままでの既成概念をぶち壊してくれるような話が多いので、
どう表現していいのかわからないのですが、
とにかく新しい何かを挑戦しようとか、前例がないけど自分の信念で突き進みたいが、
躊躇して一歩踏み出せないという方には、
是非、おすすめの本です。

失敗することを恐れる必要がなくなるし、またそれができなければ、
所詮、人同じことをして、ありきたりな人生を歩むしかないことに、きっと気づくはずです。

また著者は、そのことを「探検」という言葉で表わし、「冒険」とは一線を画しています。
それは、「探検」は、さまざまな洞察力を持った、スペキュレーション(思索・投機)であり、
なにも考えないで進む「冒険」とは違うということなのです。



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