『逆境の恩恵』(その5)
ひきつづき、尊敬する社長さんから聞いた言葉である、
『逆境の恩恵』をテーマにつづっていきます。
この順番は、そのときの話の流れになっておりますので、重要度と順番は関係ありません。
また、みなさんにとって、いまの自分なりの優先順位をつけていただければ、
よろしいかと思います。
それでは、みなさんのお役に立つことを、祈って。
■12.特に経営者は、付き合っていく人を慎重に選ばなくてはいけない。
*いい仕事・仲間やパートナーに出会えればいいのですが、
金銭目的、あやしい儲け話などを持ち込んで、善人に顔をしてくるケースもあるようです。
自分の立ち位置を知ったうえで、どの人とどういう付き合い方をするかは、
とても重要な選択になると思います。
■13.経営セミナーは気持ちが高揚するようにやっているから2~3週間くらいは、
そのことを忘れておいて、そのうち思い出し、10あるうち、2~3がまだいいと思えば、
それを実践すればいい。
それもさり気なくやること。
*わたしのように感化されやすい人間は、セミナーに参加するととても高揚して、
テンションが上がります。
上がるだけならいいのですが、受け売りでそのままやろうとしてしまいます。
確かに刺激性の強いカリキュラムが多いので、
そのまま実践すると、必ずうまくいくような気分になります。
実際は、一人一人、やり方、規模、経営環境などが違うので、学んだことを応用したり、
自分にあったものにアレンジする必要があります。
10のうち2~3というのは、適切な数値だと思います。
いいと思ったもののうち、20~30%くらいなら取り込んでいけばいいと、
いうことだと思います。
そして、実践するときも、「何々のセミナーにいっていいと思ったので、
みんなこれをやるぞ!」
と大上段に構えると、とたんにまわりはシラケてしうんですよね。
「さり気なく」が大事です。
■14.経営書なんて一度読んで、一年位して、また読みたくなれば役に立つ書であろう。
*経営書もセミナーと同じで、テンションが上がることが多いです。
やはり影響をうけると、そのまま実践してみようという気分になります。
しかし、この「1年くらい」というのが大きなポイントですね。
たしかに、1年前は、絶対これがいいといわれてみたものが、
1年後には、まったくダメな方針といわれることが多いです。
成果主義の導入などが、そのいい例ではなかったでしょうか。
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