2009/12/24 11:09
今週は先週の大雪と比べると
降雪量が少ない週となっております
本来は
乗鞍高原が誇る、全国トップレベルの
上質な天然雪のみでゲレンデを完成させるのが
理想の形ですが
1月になるまでは、人工降雪が必須となってきます~
今回は、スノーメイクの作業に迫ってみましょう(^O^)/
まずは水の確保です
雪を作るには水が無くては始まりません
こんな暗い森を歩き
川をチェックしにいきます
独りで歩いていると
とても心細いですよ(苦笑)
気温-10度以下になる日もありますので
水の取り入れ口が凍らないように
何度もチェックします
川の水を貯水池に引き込み
巨大ポンプで、ゲレンデ全体に水を押し上げます
スノーマシンの操作を行います
給水管とスノーマシンをホースで繋ぎ
水を噴射します
高圧噴射された水は
巨大ファンで飛ばされ
飛び散っている間に空中で冷やされ
雪になるという仕組みですが
天気・水温・高低差・気温・湿度・水圧・風向き・噴射角度などなど
様々な要素を計算しながら
狙った場所に雪を積もらせます
気温・湿度が低ければ低いほど
水圧を上げたり、噴射口の数を増やしたりすると
雪が、よりたくさん作れますが
この相互関係を崩してしまうと
地面に水を撒く事になってしまいます
スノーメイクは雪を作ることが目的なので
氷ではなく雪を作るには
スノーマシンの使い方を知ってるだけでは駄目で
目まぐるしく変わる山の気候に
対応できる技術が要求されます