スノーメイク奮闘記

2008/12/23 12:38

たけです
日曜日から月曜にかけて
大量の雨が降ってしまい

人工雪も少々溶け
オープン前のゲレンデにも
多少ダメージはありました( ̄へ ̄|||)

ただ、昨夜からは
ぐっと冷え込み
スノーメイクは、全快!急ピッチ!
で進んでおります

27日オープン初日には
全面滑走とまではいきませんが

強い雨が降らない限りは
コースオープンに間に合わせられます!


私もスノーメイクスタッフですが
今回は、スノーメイクの作業に迫ってみます(^O^)/

まずは水の確保です
雪を作るには水が無くては始まりません




こんな暗い森を歩き
川をチェックしにいきます
独りで歩いていると
とても心細いですよ(苦笑)

気温-10度以下になる日もありますので
水の取り入れ口が凍らないように
何度もチェックします


川の水を貯水池に引き込み


巨大ポンプで、ゲレンデ全体に水を押し上げます



スノーマシンの操作を行います
給水管とスノーマシンをホースで繋ぎ
水を噴射します


高圧噴射された水は
巨大ファンで飛ばされ
飛び散っている間に空中で冷やされ
雪になるという仕組みですが


天気・水温・高低差・気温・湿度・水圧・風向き・噴射角度などなど
様々な要素を計算しながら
狙った場所に雪を積もらせます


気温・湿度が低ければ低いほど
水圧を上げたり、噴射口の数を増やしたりすると
雪が、よりたくさん作れますが


この相互関係を崩してしまうと
地面に水を撒く事になってしまいます

スノーメイクは雪を作ることが目的なので
氷ではなく雪を作るには
スノーマシンの使い方を知ってるだけでは駄目で

目まぐるしく変わる山の気候に対応できる技術が要求されます


本来は
乗鞍高原が誇る、全国トップレベルの
上質な天然雪のみでゲレンデを完成するのが
理想の形ですが
1月になるまでは、人工降雪が必須となってきます


いがやスキー場オープンまで
あと5日
雪不足に負けずに頑張ります!(^O^)