安曇野市の工務店家造りコラム
安曇野市の工務店家造りコラム
基礎修復工事では、1階部分の水平を取り戻すことができました。
その後は、修復工事であけた穴の埋め戻しや、掘り出した土・岩などの回収、ゴミの撤去などの復旧作業を行います。
基礎修復工事の続報です。
暑い日が続く中、黙々と杭の設置作業が続いていましたが、ついに設置し終わりました。
後は、基礎を上にある建物ごと持ち上げます。
持ち上げる際もただ持ち上げればまた傾いてしまったりするので、内部の高さを正確に測定しながら、それぞれに杭に設置してある油圧ジャッキで微調整をしつつ持ち上げます。
上から見ているだけではよく分かりません。
今日は基礎修復工事の模様をお伝えします。
まず、現状がどのようになっているのかをご説明します。
今日は松本市のリノベーション工事の様子をご報告しようと思います。
さて、先日のブログで、家としての基本性能を復旧させると書きました。このお家では、基本性能というより、もっと大事なことに問題を抱えていました。
地盤沈下です。
写真の階段部分にある薄い線がお分かり頂けるでしょうか。
もともとはこの位置に下にあるコンクリートの平面部分があったのですが、地盤沈下した分、平面部分が下がっています。この写真はほんの一例で、敷地内では、各所それぞれ異なる大きさで地盤が沈下していました。
地盤が均等に沈めば、問題ではありますが、被害はまだ少なく済んだかもしれません。しかし、この敷地では「不同沈下」という、偏った沈み方をしている地盤沈下であることが分かりました。
この「不同沈下」により、建物の中も平面度が失われていて、歩くだけでも床の傾斜を感じるほどです。家の中が傾いているというのは、思った以上に生活や健康に支障が出てしまいます。
建物への被害も、様々な場所での壁紙のひび割れや、
だいぶ更新の間が空いてしまいました・・・と毎回書いている気がしますが・・・
現在進行中の2プロジェクトの紹介をしたいと思います。
1つ目ですが、松本市梓川で新築のお家を建てさせて頂いています。詳細はどんどん書いていこうと思いますが、基本コンセプトとして、少々難しいテーマがありまして・・・その分やりがいがあったのですが、プランニングに少し時間を頂いてしまいました。現在はプランニングを承認頂き、正式なご契約も頂いて着工しています。
2つ目は、松本市の住宅のリノベーション工事です。リノベーションとはリフォームとの正式な境界線はなく、ニュアンスとしては、大規模な改修工事を含め、現状よりもより良い付加価値を家に付けることだと僕は考えています。「再生」といった意味合いのあるリノベーションですが、今回の住宅は実は「家」としての問題がありまして、まず、「家」としての基本性能を復旧させるところから始めなければなりません。詳細は今後ブログで紹介させて頂きますので、そちらをご覧頂きたいと思います。
どちらのプロジェクトも、工務店として、また僕個人として「家づくり」、「家の再生」にどのように関われるのか、オーナーのために何ができるのかを常に考えながらやらせて頂きますので、ご期待頂けたらと思います。
梅雨もまだ明けずジメジメした日々が続いています。そんな中でも施工している職人の方々の仕事振りを見ると、負けないようにしなければと、気合を入れています。