2011/11/07 15:29
最近内窓の設置のご依頼・お問い合わせが増加しています。ですので内窓設置について頂いた質問などを含めて簡単にまとめてみました。
内窓の設置とは、現在ある窓の内側に新しくサッシを新設することで、断熱性の向上・防音性の向上・結露の予防など様々な効果が期待できる工事の一つです。
■内窓設置が増えてきた背景
ここ最近、省エネ志向の高まりに加えて、節電の必要性から住宅の省エネ化が注目されています。住宅の省エネ化は「使うエネルギーを減らすこと」と「出て行くエネルギーを減らすこと」の二つが重要となります。内窓の設置はその中でも「出て行くエネルギーを減らすこと」に当てはまります。
■実際の施工例
施工前の写真がこちらです。
施工後はこのようになります。
少し分かりづらいかもしれないので、別カットでもう一枚。
施工後の薄い茶色の枠が新設した内窓です。既存窓と合わせて二重になっているのがお分かり頂けるかと思います。ちなみに商品名では、トステムのインプラスを採用しました。
■内窓の効果とは?
断熱性の向上以外にも防音性の向上・結露の予防などがあります。窓は壁に対して比較的熱が逃げやすくなっています。そうした場所の断熱性能をピンポイントで高くすることができる内窓の設置は効果的な対策と言えます。
また、交通量の多い道路の近辺など、騒音を感じている場合にも窓が二重になることによって物理的に防音効果を高めることができます。
結露に対しては、内窓とさらにその間に生まれる新しい空気層が室外と室内をしっかり隔てることになります。さらに断熱効果によって外気温の影響を受けにくくし、結露の発生を抑えることができます。
■オススメする理由
効果が体感しやすく、コストパフォーマンスが高いといわれているからです。今お住まいの家のサッシが二重サッシやペアガラスで無い場合には特にオススメできます。リビングや寝室など、その場所で過ごす時間が長い部屋からまずは設置されてみてはいかがでしょうか。
■コストはどのくらい?
写真の大きさの窓の場合おおよそ28,000円~となります。同時に設置する枚数や、設置するサッシのガラスの種類によっても異なるので、詳しくはお問い合わせ下さい。
■補助などの制度はあるの?
施工する工事の範囲によっては減税の対象になります。また安曇野市の場合には「住ま居る応援制度」の対象にもなっています。制度ごとそれぞれには条件や細かい規定などがあるので、施工される前にご確認をお願いします。