2008/07/15 18:53
今日は松本市のリノベーション工事の様子をご報告しようと思います。
さて、先日のブログで、家としての基本性能を復旧させると書きました。このお家では、基本性能というより、もっと大事なことに問題を抱えていました。
地盤沈下です。
写真の階段部分にある薄い線がお分かり頂けるでしょうか。
もともとはこの位置に下にあるコンクリートの平面部分があったのですが、地盤沈下した分、平面部分が下がっています。この写真はほんの一例で、敷地内では、各所それぞれ異なる大きさで地盤が沈下していました。
地盤が均等に沈めば、問題ではありますが、被害はまだ少なく済んだかもしれません。しかし、この敷地では「不同沈下」という、偏った沈み方をしている地盤沈下であることが分かりました。
この「不同沈下」により、建物の中も平面度が失われていて、歩くだけでも床の傾斜を感じるほどです。家の中が傾いているというのは、思った以上に生活や健康に支障が出てしまいます。
建物への被害も、様々な場所での壁紙のひび割れや、
各部屋のドアの閉まり具合、備付家具への影響などが発生しています。
僕も、実際にここまでの地盤沈下の状況を自分の目で見ることは初めてでした。
今回の物件は私たちの会社で建てさせて頂いたお家ではないので、なぜ、このようなことになったのか、ハッキリとした答えを出すことはできません。しかしながら、家を建てたときに、地盤調査を行っていれば、このようなことにはならなかったのではないでしょうか。
幸いなことに、このお家での地盤沈下は修復できる程度ではありました。しかし、修復のためにかかるコスト・時間は少なくはありません。
現在は法律によって、10年の瑕疵保証が義務化されています。そのために、地盤調査と保証を行うことが当たり前になりつつありますが、これから家作りを行うみなさまもどうか地盤のことも大切にお考えください。
さて、肝心の、どのようにして、地盤を、基礎を修復していくのかといった所は次回からお送りしていこうと思います。
地盤・基礎という最も重要な部分です。当然のことながら、専門業者さんに施工してもらっています。現在も施工中ですが、その作業の大変さは見ただけで分かるほどです。