安曇野市の工務店家造りコラム

2008/05/15 19:01

再び間があいてしまいましたが、
「ガレージングEXO2008」のレポートの3回目をお届けします。

前回は、ガレージハウスを得意とする建築家の方のセミナーを受講したことを書きました。

本日は引き続き、セミナーの様子を書きたいと思います。
前回のセミナーの次の回は
所ジョージさんの「世田谷ベース」をデザインされた
パシフィックファニチャーサービス」の石川容平さんのセミナーでした。


「世田谷ベース」については、ご存知の方もいらっしゃると思います。以前テレビで見た時にになんて楽しそうな建物なんだろうと衝撃を受けました。本も何冊か出ていて、衛星放送でも毎週日曜日に番組があります。僕も本は何冊か持っています。

セミナーのタイトルは「世田谷ベースに見るガレージ住宅エッセンス」ということでした。

内容は世田谷ベースを例として、かっこよいガレージハウスを作るためには何が必要なのかといったアドバイス的な内容や、石川さんのポリシーというか、建築に対する姿勢を聞くことができました。

具体的には、
「建築雑誌などで、自分が良いと感じた写真があったとしたら、その写真の何に自分が良いと感じたのかを深く考えましょう。そうすることで、どんな家を自分が好むのかが分かってくる。」

「何かの真似はやめましょう。ガレージのカッコよさは自分らしさから始まります。」

「家は自由な発想で考えましょう。(例えば、場合によっては玄関がなくてもいいんじゃない?)」

という3点を強くおっしゃっていた様に僕は感じました。
他にも、具体的なガレージハウス向けの手法、または部材の使い方の紹介などがありました。

石川さんのセミナーは人気が高いと予想し、かなり前から受付を済ませたので一番前の列に座れました。後で後ろを確認すると満席でさらに立ち見の方もいらっしゃいました。内容も大変濃く、また分かりやすく、これからガレージハウスを建てたいと考えている方にはとても良いセミナーだったのではないでしょうか。

実はセミナー後に、少しだけ石川さんとお話をさせていただきましたが、とても気さくな方でした。パシフィックファニチャーサービスさんは家具の製作や工業製品の輸入も行っています。素敵な家具や家電製品などもあるので、一度HPをご覧になってみはいかがでしょうか。

3回に渡ってお送りしたガレージングEXPOのレポートは本日で最後です。
今回セミナーを始め、様々なメーカーさんの建材や設備を間近に見れて大変良い刺激になりました。
今後も、今回の刺激を自分なりに噛み砕いて、少しでもオーナーの方が楽しく、心地よく、末永く暮らせる家作りのお手伝いができるように精進していきたいと思っています。

2008/05/07 16:59

前回のレポートからゴールデンウィークを挟んでしまいました。皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。

夏のように暑い日が続いて驚きました。海まで釣りに行ったのですが、普通に日焼けしてしまいました。

それでは、2回目のレポートを書きたいと思います。

今回のレポートでは「ガレージングEXPO2008」でのメインイベントだと考えていたガレージハウスの専門家によるセミナーの様子をレポートしたいと思います。

今回の「ガレージングEXPO2008」では日ごとに異なる何名かずつのガレージハウスを得意とする建築家などの専門家の方のセミナーがありました。

その中で今回2つのセミナーを受けることができました。
一つ目のセミナーは
M'S WORKS一級建築士事務所」の松永基さんのセミナーです。
セミナーのタイトルは「建築家と造るガレージライフ」です。


上の写真のようにセミナーはやはり人気が高く、満席になってしまい、かなり後ろの方の席になってしまいました。
セミナーの形式は松永さんと、松永さんが設計された家に実際に住まわれているオーナー様、それとナビゲーターの方とゲストスピーカーの方の対談形式でした。

対談されているオーナー様のガレージハウスを参考にして、説明や対談が進められ、今回のガレージハウスは「ローコスト住宅」とのことでした。

「ローコスト住宅」というと、坪単価が安い家というイメージが浸透していますが、松永さんのローコスト住宅は、オーナーの希望が決まっているものの、予算が豊富でない場合、その予算の中で希望に合うように設計していくという考え方でした。

そのために、まず、ローコストで建てたいと希望するオーナーには「家をローコストにする覚悟はあるのか?」という質問をするそうです。それは、やはり家の価格を下げるということは、少なからず素材や機能を下げることにつながり、快適性が犠牲になるからだそうです。

事実、住まわれているオーナー様も、夏暑かったり、冬のお風呂が寒かったりするそうです。しかしながら、一番の希望であったガレージがある家という希望が叶えられているので、とても満足して生活しているそうです。

こうした背景には、ただ単に価格を下げることだけを考えているのではなく、プラス思考に向けられるような家を考えるという松永さんの設計があってこそだと感じました。

その他にもガレージハウスだけではなく、様々な家の実例を参考にしながら、様々な手法を解説されていました。

大変濃い内容であり、また、実際に建築家の設計した家に住まわれているオーナー様の感想が聞けて大変参考になりました。

もう一つ受けたセミナーは
パシフィックファニチャーサービス」の代表取締役でもある石川容平さんのセミナーでした。
石川さんは所ジョージさんの「世田谷ベース」をプロデュースされた方です。世田谷ベースは以前からとても興味があり、本も何冊か持っています。その建物をプロデュースされた石川さんから直接お話を伺えるということで大変楽しみにしていました。

かなり長い文章になってしまったので、石川さんのセミナーはまた次回に書こうと思います。


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地元の工務店ならではの地域ネタや、当社スタッフのシックハウス診断士補のシックハウス対策コラムなど、皆さんに役立つ情報を発信していこうと思っています。

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