2015/02/28
3月のテーマ
《 突破 》
1、活路は常に現場から生まれる
「V字回復」という言葉がある。会社の業績などが急回復することを言う。
大阪のテーマパーク{USJユニバーサル・スタジオ・ジャパン) は最近、この言葉とともに語られる。ピンチを救った立役者・同社役員の森岡 氏 斬新な発想が話題だ。
その一つが「答は現場にある」。アイディアを探すため、毎日、園内を歩きに歩いた。来場者の楽しむ姿に目を凝らしながら考え抜いた。その先に生み出したのが、ジェットコースターを 「後ろ向き」に走らせること。今までにない絶叫体験に、オープンするや長蛇の列ができた。
(「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか」角川書店)
数々のアイデアで集客数を伸ばし、最近、450億円をかけた巨大アトラクションを投入。爆発的ヒットとなった。
人生であれ、順風満帆ということはありえない。必ず襲ってくるピンチを乗り越える鍵は、
第一に、必ず打開できると信じること。
第二に、頭以上に、“ 足で考える ” ことである。
2、その夢に生きていく人生は、自分が強くなるごとに、人々をも導いていく。
永久欠番といえば名選手をたたえるものだが、米メジャーリーグには全球団が欠番とする番号がある。
「42番」黒人選手第一号のジャッキー・ロビンソンの番号だ。
1940年代米国の人種差別は激しかった。マスコミの意地悪、対戦相手のヤジや挑発、加えて、同僚からも無視や敵視・・・彼の我慢は限界に達しそうだった。殴り付けようと何度も思った。しかし、それは自分だけではなく黒人がメジャーリーグで戦う夢を潰すことを意味していた。彼は耐え活躍をし続けた。
ひたむきなプレーはチームメイトを変え、球界を変えた。他の球団も黒人選手を採用するようになった。
「大きくなったら、ジャッキー・ロビンソンのような素晴らしい選手になりたい」。
球場で観戦する白人の少年が言った。どんな嫌がらせにも泣かなかった彼も、それを伝え聞いたときは、大粒の涙を流した。(「ジャッキー・ロビンソン」近藤隆夫)
夢は目指すものであり、同時に自分を支えてくれるものである。その夢が他の人々の夢に続いているのなら、もっと強い “ 支え ” になる
3、 突破する勇気
ポーランド映画巨匠ワイダ監督の「ワレサ 連帯の男」
昨年は東欧革命の25周年、口火を切ったのは、ポーランドの自主管理労組「連帯」の反政府運動だった。
そのリーダーが電気工のワレサ氏である。
大統領になった氏は人と会見すると「率直な言い方をする人も珍しい」と言われ、一国の元首となっても、人なつっこさは変わらない。スーツよりも作業服が似合った。
そんな庶民が、なぜ歴史を動かしたのか。
「この力は自分一人ではない、同じ考えを持ちながら、口にできない数百万の人たちの力」を信じていたからだ。
そうワイダ監督自身が語っている。(「ワレサは叫ぶ」学習研究社)
だが、「思っている」のと、それを最初に「口にする」ことは決定的に違う。特に監視の目が張り巡らされた圧政下では、ワレサ氏の最も優れた特性は「勇気」だった。と監督は言う。
庶民は歴史に翻弄される存在であるとしても、時にその中から生まれた「一人の声」が歴史を変える事がある。
4、 僕らは毎日、自分自身にストップをかけている。十分な能力があるにもかかわらず、できないと思い込むことによって、その能力を自ら放棄しているんだ。
・・・・・漫画家/ポール・R・シーリィ
何かに挑戦し、自分本来の能力を最大限に発揮するには、否定的な「心のリミッター」を解除することです。
多くの人は、子供の頃の家庭環境や一般常識、教育などによって生じる「思い込み」や、過去のつらい出来事によって生じた「トラウマ」などが原因となり、思考や行動が制限されているからです。
古い考えや価値観、マイナスの感情を捨てることにより、新しい自分の価値観が生まれ、今までに邪魔になっていた心のブレーキを外すことで、アクセルを思い切って踏み込むことができるのです。
自分を制限している心のリミッターを解除しているか!
5、 一日に少なくも一つは、自分の力にあまることを成し遂げようとしない限り、どんな人間でも大した成功は期待できない。
・・・・・思想家・作家/エルバート・ハバード
大きな成果をあげるためには、毎日、最も重要な一つの目標を設定し、確実にクリアしていくことです。
今日これだけは達成しようという目標を一つだけ設定し、これを継続してこなすことができれば、一年間では365個の目標に繋がるからです。
日々、目標を持って過ごす一日は、なんとなく過ぎてしまう一日と比べると、はるかに充実したものとなり、長期的な目標にも繋がる、力強い一歩となるのです。
今日の目標を掲げ、モチベーションを高めることです。
6、 苦しみや難しい状況を克服している人の生き様ほど、心の琴線に触れるものはない。
・・・・・経営者/スティーブン・R・コヴィー
現在が難しい状態に置かれている人は、同じような環境の中で、困難を打ち破った人が、どんな行動をとっていたのかを研究してみることです。
成功を収めた人が辿った裏舞台には、例外なく違いをもたらした分岐点となる「ティッピングポイント」が隠されているからです。
成功者の過去を遡り、そのストーリーを追体験することは、自分の中に眠っている才能を目覚めさせてくれるのです。
成功者の考え方や行動を研究し、自らの血肉にしていますか?
( ティッピングポイント
英語:tipping point
それまで小さく変化していたある物事が、突然急激に変化する時点を意味する語。臨界点や閾値と言い換えられることもある。主に、物事が爆発的に流行して社会に広まる際に、その時点を指して用いられることが多い。また、ティッピング・ポイントの語は地球温暖化の問題に関して言及されることも多く、温室効果ガスの量がある一定の閾値を超えると、爆発的に温暖化が進み、手遅れの事態に陥ってしまうのではないかと危惧する意見もある。)
7、 穏やかな環境では、質の良い木材は育たない。風が強ければ強いほど、木材は強くなる。
・・・・・マリオット・インターナショナル創業者/J・ウィラード・マリオット
自分の実力を高めるためには、成長し結果を出すことが求められるような、厳しい環境に身を置くことです。
世の中には、必ずしも強い者が生き残れるわけではなく、環境の変化にうまく対応することができた者が生き残る、「適者生存の法則」が働いているからです。
プロ野球の選手が次のステージへの挑戦を続けるために、メジャーリーグという新たな舞台に飛び込むように、より高いレベルに合わせて自身を適応させていけば、今までにない進化をつげることができるのです。
自分を進化させてくれる環境に飛び込んでいますか
8、「あなたは、どうやって重力の法則を発見したのでしょうか?」
年がら年中、そのことばかり考えていただけです。
・・・・・自然学者/アイザック・ニュートン
特定の物事の問題を解決する「ヒント」を得たいと思うなら、そのことに興味を持ち、意識を傾け、日常を過ごすことです。
ある一つの事柄を明確に意識することによって、関係する情報が自動的に舞い込んでくる「カラーバス効果」が働いて、感受性が上がり、欲しい情報が無意識のうちに自然と集まるようになってくるからです。
千載一遇の「チャンス」をタイミング良いものにするには、自分に必要なことを意識づけし、常に小さな「きっかけ」も察知する。「アンテナ」を立てておきことなのです。
日頃から実現させたいと願うことを意識していますか?
9、 「一人でも世を一新させてみせる」
そのくらいの志を持てば大概の困難は小さなものに見えてくる。
・・・・・ソフトバンクグループ創業者/孫正義
何かを成し遂げるには、平穏無事な世界を抜け出し、孤独な状態を迎え撃つ「覚悟」を決めることです。
孤独を友として、一心不乱に目の前の仕事と向き合った時間は、決して自分を裏切らないからです。
現在がどんなに暗く過酷な状況でも、困難を突破した先にやってくる、明るい未来のイメージを鮮明に描ければ、今の厳しさなど、些細な出来事に思えてくるはずなのです。
胸に秘めた大きな志を武器に、閉塞感を打破することです。
10、 製品へのこだわりに一切の妥協をしない。
・・・・・ダイソン創業者/ジェームス・ダイソン
初対面で記憶に残る人になるためには、何か一つの領域で、「おたく」とよばれるほど、徹底的な」こだわり」を持つことです。
一つの分野でこだわりの対象を見つけ、その分野を極めることができれば、1万人に1人の「とんがった存在」になることも可能だからです。
狭く限定されたカテゴリーであっても、人の記憶の中で「唯一無二のポジション」を獲得することは、独自の魅力となり、たくさんの人や仕事を引き寄せる最大の武器になるのです。
徹底的にこだわっている、一つのことはなんですか?
11、 私はいつも自分のできないことをしている。
そうすればできるようになるからだ。
・・・・・画家・彫刻家/パブロ・ピカソ
自分の能力を最大限に発揮するには、己の限界に挑戦することです。
登山の場合でも、専門家が緻密な計算と測定を行い、「これが人間の耐えうる高度の限界だ」と定義ずけても、その度に登山家たち自身の挑戦によって否定されてきた経緯もあるからです。
自分ができることをできる限りやると、ほの人は、結果的に、たくさんのことができることになるのです。
限界の先にあるものに、チャレンジしていますか?
12、どこかにたどり着きたいと欲するならば、今いるところには、留まらないことを決心しなければならない。
・・・・・モルガン財閥創始者/J・P・モルガン
状況に満足せず、新たに目指すべきゴールが見つかったならば。現状の状況をきっぱりと断ち切ることです。
自分の心の中にある変化への恐怖や弱さを克服していくことが、夢を実現させるために必要なことだからです。
狭い世界にこもって、未知なる可能性に溢れた広い世界のあることを、知らないままで一生を終えてしまっては、せっかくな人生がもったいないのです。
現状を打開する決心を固めることです。
13、 己自身と闘うことこそ最も困難な闘いであり、己自身に打ち勝つことこそ最も素晴らしい勝利である。
・・・・・詩人/ローガウ
何らかの領域で技を磨き、業界のトップを狙うならば、高いレベルを目標にして、自己修練に励むことです。
特定の分野でスキルアップを図るとき、大きく飛躍できるかどうかを左右するのは、最終的に自分自身がどこまでを目標にしているかが、大事な要素になるからです。
本当に素晴らしい勝利とは、他人と比較することではなく、具体的な数字で計測をしながら、常に自らの到達度を見定め、自らの限界を超えるために、努力を続けることです。
自分を超えるために、過去の自分と戦っているか!
14、 自分を賭けることで力が出てくるんで、能力の限界を考えていたら何もできやしないよ。
・・・・・芸術家/岡本太郎
何かを成し遂げるためには、自分が実現したいと思う願望を「覚悟」の領域まで高めることです。
覚悟とは、理想drない現実を見据え、夢と現実の矛盾を受け止め、その中で自分の可能性に賭け、努力することを惜しまないことだからです。
思い通りにならないときこそ、自らの志を固め直し、限界を乗り越える力を呼び起こすことが必要なのです。
自分に賭け、爆発的なエネルギーを脇立てることです。
15、ありのまま
昨年のデズニー映画主題歌「ありのまま」は大ヒット曲となった。
競争社会の現代にあって、“ 自分らしく生きる ” ことを歌う歌詞が共感を呼んだ。
では、どうすれば、“ ありのまま ” にいられるか。単なる “ 今のままの自分でいい ” という現状肯定では、幸福は得られないだろう。
自分は今のままでもよくても、周りの環境は変化していく。結局は、常に環境に縛られ、ありのままに生きることは難しい。
こうした安易な自己満足の考えではなく、悩に翻弄される自身を、知恵を発揮していく自分へ、苦悩に満ちた生死を、揺るぎない大安心の場へ転じていく、真剣でたゆみない人生の修行によってこそそなわり、人生の実践によってこそ万人に本来そなわる “ありのままの自分 ” になっていくことができる。
16、今月の言葉
夢の力
自分がやる仕事の中に夢があれば、
それは何物にも負けない強い力になる
・・・・・佐藤正樹(佐藤繊維社長)
新しいことを始めるには
経験がないとか技術的に無理だとかいうことは、
これから何かを始めようとする時の
判断基準にはならない
・・・・・清水鉄志(はなまる社長)
雌伏
腕を磨いて、時を待て
・・・・・大地康雄(俳優)
二つの道
ある一つの目的を達成するのに
非常に楽な道と非常に苦しい道があるとする。
苦しい道をとっても、
楽な道をとっても目的は達せられるが、
どちらを選ぶかといえば我われは敢えて難路を選ぶ
・・・・・出光佐三(出光興産創業者)
孤独の時間に何をするか
仕事の技術にしろ、人間力にしろ、
本当に力がつくのは孤独の時間である
・・・・・大地康雄(俳優
仕事とは
仕事は人間との勝負
・・・・・森下篤史(テンポスバスターズ社長)
リーダーとは
リーダーを目指す人間は
権利より義務を先にしなければいけない
・・・・・數土文夫(東京電力会長
真のリーダー
どんなに失敗し傷ついても、
生き残っている人間こそ真のリーダー
・・・・・窪田 良(アキュセラCEO)
一番の先生
苦難こそは自分を成長させてくれる一番の先生
・・・・・多田野弘(タダノ名誉顧問)
意識の差
意識さえ高かったら必ず技術は習得する
・・・・・坂東玉三郎(歌舞伎俳優)
本当の適性
自分の本当の適性というものは、与えられた仕事に一所懸命打ち込むことで初めて見えてくる
・・・・・白幡洋一(東北リコー元社長)
竹のごとく
倒されし竹はいつしか起き伸びて 倒せし雪はあとかたもなし
・・・・・佐藤義詮(大谷学園元理事長)
チャンス
いつか来るその日の為に備える人だけにチャンスは訪れる
・・・・・仲里清(九州共立大学野球部前監督)
百忍千鍛
百忍(ひゃくにん)千鍛(せんたん)事遂(つい)に全うす
※百を忍び、千を鍛えて臨めば、事を全うすることができる
・・・・・豊田佐吉(トヨタ自動車の前身、豊田自動織機の創業者)
勇気への刺激
私は苦悩のない世界に住みたいとは思わない。私の住みたい世界は、苦悩が絶望の原因とはならず、勇気への刺激となるような世界である
・・・・・下村湖人(教育家)
努力
努力が心を磨き、人間をつくるのに最大の効果がある
・・・・・稲盛和夫(京セラ名誉会長)
突破する
壁は突破することに意義がある
・・・・・山本康博(ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表)
土根性
人生に重要なことは、いわゆる、よい頭ではなく、「誠」に徹した火の如き「土根性」であります
・・・・・平澤 興(京都大学元総長)
本気
本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる
・・・・・坂村真民(仏教詩人)
《 突破 》
1、活路は常に現場から生まれる
「V字回復」という言葉がある。会社の業績などが急回復することを言う。
大阪のテーマパーク{USJユニバーサル・スタジオ・ジャパン) は最近、この言葉とともに語られる。ピンチを救った立役者・同社役員の森岡 氏 斬新な発想が話題だ。
その一つが「答は現場にある」。アイディアを探すため、毎日、園内を歩きに歩いた。来場者の楽しむ姿に目を凝らしながら考え抜いた。その先に生み出したのが、ジェットコースターを 「後ろ向き」に走らせること。今までにない絶叫体験に、オープンするや長蛇の列ができた。
(「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか」角川書店)
数々のアイデアで集客数を伸ばし、最近、450億円をかけた巨大アトラクションを投入。爆発的ヒットとなった。
人生であれ、順風満帆ということはありえない。必ず襲ってくるピンチを乗り越える鍵は、
第一に、必ず打開できると信じること。
第二に、頭以上に、“ 足で考える ” ことである。
2、その夢に生きていく人生は、自分が強くなるごとに、人々をも導いていく。
永久欠番といえば名選手をたたえるものだが、米メジャーリーグには全球団が欠番とする番号がある。
「42番」黒人選手第一号のジャッキー・ロビンソンの番号だ。
1940年代米国の人種差別は激しかった。マスコミの意地悪、対戦相手のヤジや挑発、加えて、同僚からも無視や敵視・・・彼の我慢は限界に達しそうだった。殴り付けようと何度も思った。しかし、それは自分だけではなく黒人がメジャーリーグで戦う夢を潰すことを意味していた。彼は耐え活躍をし続けた。
ひたむきなプレーはチームメイトを変え、球界を変えた。他の球団も黒人選手を採用するようになった。
「大きくなったら、ジャッキー・ロビンソンのような素晴らしい選手になりたい」。
球場で観戦する白人の少年が言った。どんな嫌がらせにも泣かなかった彼も、それを伝え聞いたときは、大粒の涙を流した。(「ジャッキー・ロビンソン」近藤隆夫)
夢は目指すものであり、同時に自分を支えてくれるものである。その夢が他の人々の夢に続いているのなら、もっと強い “ 支え ” になる
3、 突破する勇気
ポーランド映画巨匠ワイダ監督の「ワレサ 連帯の男」
昨年は東欧革命の25周年、口火を切ったのは、ポーランドの自主管理労組「連帯」の反政府運動だった。
そのリーダーが電気工のワレサ氏である。
大統領になった氏は人と会見すると「率直な言い方をする人も珍しい」と言われ、一国の元首となっても、人なつっこさは変わらない。スーツよりも作業服が似合った。
そんな庶民が、なぜ歴史を動かしたのか。
「この力は自分一人ではない、同じ考えを持ちながら、口にできない数百万の人たちの力」を信じていたからだ。
そうワイダ監督自身が語っている。(「ワレサは叫ぶ」学習研究社)
だが、「思っている」のと、それを最初に「口にする」ことは決定的に違う。特に監視の目が張り巡らされた圧政下では、ワレサ氏の最も優れた特性は「勇気」だった。と監督は言う。
庶民は歴史に翻弄される存在であるとしても、時にその中から生まれた「一人の声」が歴史を変える事がある。
4、 僕らは毎日、自分自身にストップをかけている。十分な能力があるにもかかわらず、できないと思い込むことによって、その能力を自ら放棄しているんだ。
・・・・・漫画家/ポール・R・シーリィ
何かに挑戦し、自分本来の能力を最大限に発揮するには、否定的な「心のリミッター」を解除することです。
多くの人は、子供の頃の家庭環境や一般常識、教育などによって生じる「思い込み」や、過去のつらい出来事によって生じた「トラウマ」などが原因となり、思考や行動が制限されているからです。
古い考えや価値観、マイナスの感情を捨てることにより、新しい自分の価値観が生まれ、今までに邪魔になっていた心のブレーキを外すことで、アクセルを思い切って踏み込むことができるのです。
自分を制限している心のリミッターを解除しているか!
5、 一日に少なくも一つは、自分の力にあまることを成し遂げようとしない限り、どんな人間でも大した成功は期待できない。
・・・・・思想家・作家/エルバート・ハバード
大きな成果をあげるためには、毎日、最も重要な一つの目標を設定し、確実にクリアしていくことです。
今日これだけは達成しようという目標を一つだけ設定し、これを継続してこなすことができれば、一年間では365個の目標に繋がるからです。
日々、目標を持って過ごす一日は、なんとなく過ぎてしまう一日と比べると、はるかに充実したものとなり、長期的な目標にも繋がる、力強い一歩となるのです。
今日の目標を掲げ、モチベーションを高めることです。
6、 苦しみや難しい状況を克服している人の生き様ほど、心の琴線に触れるものはない。
・・・・・経営者/スティーブン・R・コヴィー
現在が難しい状態に置かれている人は、同じような環境の中で、困難を打ち破った人が、どんな行動をとっていたのかを研究してみることです。
成功を収めた人が辿った裏舞台には、例外なく違いをもたらした分岐点となる「ティッピングポイント」が隠されているからです。
成功者の過去を遡り、そのストーリーを追体験することは、自分の中に眠っている才能を目覚めさせてくれるのです。
成功者の考え方や行動を研究し、自らの血肉にしていますか?
( ティッピングポイント
英語:tipping point
それまで小さく変化していたある物事が、突然急激に変化する時点を意味する語。臨界点や閾値と言い換えられることもある。主に、物事が爆発的に流行して社会に広まる際に、その時点を指して用いられることが多い。また、ティッピング・ポイントの語は地球温暖化の問題に関して言及されることも多く、温室効果ガスの量がある一定の閾値を超えると、爆発的に温暖化が進み、手遅れの事態に陥ってしまうのではないかと危惧する意見もある。)
7、 穏やかな環境では、質の良い木材は育たない。風が強ければ強いほど、木材は強くなる。
・・・・・マリオット・インターナショナル創業者/J・ウィラード・マリオット
自分の実力を高めるためには、成長し結果を出すことが求められるような、厳しい環境に身を置くことです。
世の中には、必ずしも強い者が生き残れるわけではなく、環境の変化にうまく対応することができた者が生き残る、「適者生存の法則」が働いているからです。
プロ野球の選手が次のステージへの挑戦を続けるために、メジャーリーグという新たな舞台に飛び込むように、より高いレベルに合わせて自身を適応させていけば、今までにない進化をつげることができるのです。
自分を進化させてくれる環境に飛び込んでいますか
8、「あなたは、どうやって重力の法則を発見したのでしょうか?」
年がら年中、そのことばかり考えていただけです。
・・・・・自然学者/アイザック・ニュートン
特定の物事の問題を解決する「ヒント」を得たいと思うなら、そのことに興味を持ち、意識を傾け、日常を過ごすことです。
ある一つの事柄を明確に意識することによって、関係する情報が自動的に舞い込んでくる「カラーバス効果」が働いて、感受性が上がり、欲しい情報が無意識のうちに自然と集まるようになってくるからです。
千載一遇の「チャンス」をタイミング良いものにするには、自分に必要なことを意識づけし、常に小さな「きっかけ」も察知する。「アンテナ」を立てておきことなのです。
日頃から実現させたいと願うことを意識していますか?
9、 「一人でも世を一新させてみせる」
そのくらいの志を持てば大概の困難は小さなものに見えてくる。
・・・・・ソフトバンクグループ創業者/孫正義
何かを成し遂げるには、平穏無事な世界を抜け出し、孤独な状態を迎え撃つ「覚悟」を決めることです。
孤独を友として、一心不乱に目の前の仕事と向き合った時間は、決して自分を裏切らないからです。
現在がどんなに暗く過酷な状況でも、困難を突破した先にやってくる、明るい未来のイメージを鮮明に描ければ、今の厳しさなど、些細な出来事に思えてくるはずなのです。
胸に秘めた大きな志を武器に、閉塞感を打破することです。
10、 製品へのこだわりに一切の妥協をしない。
・・・・・ダイソン創業者/ジェームス・ダイソン
初対面で記憶に残る人になるためには、何か一つの領域で、「おたく」とよばれるほど、徹底的な」こだわり」を持つことです。
一つの分野でこだわりの対象を見つけ、その分野を極めることができれば、1万人に1人の「とんがった存在」になることも可能だからです。
狭く限定されたカテゴリーであっても、人の記憶の中で「唯一無二のポジション」を獲得することは、独自の魅力となり、たくさんの人や仕事を引き寄せる最大の武器になるのです。
徹底的にこだわっている、一つのことはなんですか?
11、 私はいつも自分のできないことをしている。
そうすればできるようになるからだ。
・・・・・画家・彫刻家/パブロ・ピカソ
自分の能力を最大限に発揮するには、己の限界に挑戦することです。
登山の場合でも、専門家が緻密な計算と測定を行い、「これが人間の耐えうる高度の限界だ」と定義ずけても、その度に登山家たち自身の挑戦によって否定されてきた経緯もあるからです。
自分ができることをできる限りやると、ほの人は、結果的に、たくさんのことができることになるのです。
限界の先にあるものに、チャレンジしていますか?
12、どこかにたどり着きたいと欲するならば、今いるところには、留まらないことを決心しなければならない。
・・・・・モルガン財閥創始者/J・P・モルガン
状況に満足せず、新たに目指すべきゴールが見つかったならば。現状の状況をきっぱりと断ち切ることです。
自分の心の中にある変化への恐怖や弱さを克服していくことが、夢を実現させるために必要なことだからです。
狭い世界にこもって、未知なる可能性に溢れた広い世界のあることを、知らないままで一生を終えてしまっては、せっかくな人生がもったいないのです。
現状を打開する決心を固めることです。
13、 己自身と闘うことこそ最も困難な闘いであり、己自身に打ち勝つことこそ最も素晴らしい勝利である。
・・・・・詩人/ローガウ
何らかの領域で技を磨き、業界のトップを狙うならば、高いレベルを目標にして、自己修練に励むことです。
特定の分野でスキルアップを図るとき、大きく飛躍できるかどうかを左右するのは、最終的に自分自身がどこまでを目標にしているかが、大事な要素になるからです。
本当に素晴らしい勝利とは、他人と比較することではなく、具体的な数字で計測をしながら、常に自らの到達度を見定め、自らの限界を超えるために、努力を続けることです。
自分を超えるために、過去の自分と戦っているか!
14、 自分を賭けることで力が出てくるんで、能力の限界を考えていたら何もできやしないよ。
・・・・・芸術家/岡本太郎
何かを成し遂げるためには、自分が実現したいと思う願望を「覚悟」の領域まで高めることです。
覚悟とは、理想drない現実を見据え、夢と現実の矛盾を受け止め、その中で自分の可能性に賭け、努力することを惜しまないことだからです。
思い通りにならないときこそ、自らの志を固め直し、限界を乗り越える力を呼び起こすことが必要なのです。
自分に賭け、爆発的なエネルギーを脇立てることです。
15、ありのまま
昨年のデズニー映画主題歌「ありのまま」は大ヒット曲となった。
競争社会の現代にあって、“ 自分らしく生きる ” ことを歌う歌詞が共感を呼んだ。
では、どうすれば、“ ありのまま ” にいられるか。単なる “ 今のままの自分でいい ” という現状肯定では、幸福は得られないだろう。
自分は今のままでもよくても、周りの環境は変化していく。結局は、常に環境に縛られ、ありのままに生きることは難しい。
こうした安易な自己満足の考えではなく、悩に翻弄される自身を、知恵を発揮していく自分へ、苦悩に満ちた生死を、揺るぎない大安心の場へ転じていく、真剣でたゆみない人生の修行によってこそそなわり、人生の実践によってこそ万人に本来そなわる “ありのままの自分 ” になっていくことができる。
16、今月の言葉
夢の力
自分がやる仕事の中に夢があれば、
それは何物にも負けない強い力になる
・・・・・佐藤正樹(佐藤繊維社長)
新しいことを始めるには
経験がないとか技術的に無理だとかいうことは、
これから何かを始めようとする時の
判断基準にはならない
・・・・・清水鉄志(はなまる社長)
雌伏
腕を磨いて、時を待て
・・・・・大地康雄(俳優)
二つの道
ある一つの目的を達成するのに
非常に楽な道と非常に苦しい道があるとする。
苦しい道をとっても、
楽な道をとっても目的は達せられるが、
どちらを選ぶかといえば我われは敢えて難路を選ぶ
・・・・・出光佐三(出光興産創業者)
孤独の時間に何をするか
仕事の技術にしろ、人間力にしろ、
本当に力がつくのは孤独の時間である
・・・・・大地康雄(俳優
仕事とは
仕事は人間との勝負
・・・・・森下篤史(テンポスバスターズ社長)
リーダーとは
リーダーを目指す人間は
権利より義務を先にしなければいけない
・・・・・數土文夫(東京電力会長
真のリーダー
どんなに失敗し傷ついても、
生き残っている人間こそ真のリーダー
・・・・・窪田 良(アキュセラCEO)
一番の先生
苦難こそは自分を成長させてくれる一番の先生
・・・・・多田野弘(タダノ名誉顧問)
意識の差
意識さえ高かったら必ず技術は習得する
・・・・・坂東玉三郎(歌舞伎俳優)
本当の適性
自分の本当の適性というものは、与えられた仕事に一所懸命打ち込むことで初めて見えてくる
・・・・・白幡洋一(東北リコー元社長)
竹のごとく
倒されし竹はいつしか起き伸びて 倒せし雪はあとかたもなし
・・・・・佐藤義詮(大谷学園元理事長)
チャンス
いつか来るその日の為に備える人だけにチャンスは訪れる
・・・・・仲里清(九州共立大学野球部前監督)
百忍千鍛
百忍(ひゃくにん)千鍛(せんたん)事遂(つい)に全うす
※百を忍び、千を鍛えて臨めば、事を全うすることができる
・・・・・豊田佐吉(トヨタ自動車の前身、豊田自動織機の創業者)
勇気への刺激
私は苦悩のない世界に住みたいとは思わない。私の住みたい世界は、苦悩が絶望の原因とはならず、勇気への刺激となるような世界である
・・・・・下村湖人(教育家)
努力
努力が心を磨き、人間をつくるのに最大の効果がある
・・・・・稲盛和夫(京セラ名誉会長)
突破する
壁は突破することに意義がある
・・・・・山本康博(ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表)
土根性
人生に重要なことは、いわゆる、よい頭ではなく、「誠」に徹した火の如き「土根性」であります
・・・・・平澤 興(京都大学元総長)
本気
本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる
・・・・・坂村真民(仏教詩人)
コメント追加
その中から私に会うのはソフトバンクの孫社長でしゆしょうか?一人ても世の中を一新させる気持ち。小さな会社でも、同じだと感じました。一人の意見が小さな会社でも、大きく替える事が沢山有ると思います。意見を言えるか黙るか、色んな社員が居ますが、尊重し、意見を聞けるかが、今後の経営、チャンスに繋がると思います。6000万円近い国への借金を残し、苦労したことか、いつも、会長のブログに勇気ずけられます。有り難うござぃす。