2015/02/15
松本空港RCが主催で、国際ロータリー第2600地区 中信第二グループの 「会員セミナー ・インターシティーミーティング」が開催されました。
特にインターシティーミーティングでは元駐バチカン大使の上野景文氏をお招きして「バチカンを通じて見た 西欧の真髄」と題してご講演をいただきました。
西欧からの世界標準はヴァチカンから発信される権威に似たもので、ノーベル賞、オリンピックにはその宗教的な要素が背後にある ・・・
1時間半に及ぶ講演は格調高いものでありましたが、私のような者にもわかりやすい内容でした。
要約は
このノーベル賞やオリンピックは西欧産であり、受賞者などに「超一流」との「お墨付き」を与える。もって、その西欧産のかれら母国、ひいては、世界に感動を与える国際的、絶対的な “ 権威 ” だ。
他に多くの西欧産に
ショパン国際ピアノコンクール
カンヌ映画祭
ミス ワールド
ミシュランガイド
世界文化遺産 ユネスコ
国際サッカー連盟 FIFA
などがある。
これらは、京大の山中伸弥教授、水泳の北島康介選手のような世界的ブランドを「認定」する装置で、その権威を国際社会が受け入れている・・・・
そして話の根元には二千年以上、全世界を対象に「認定者」を決めてきた「巨人」ローマ法王がいる。
・・・世界を対象に自らの絶対的権威で幾多の「聖人」を認定し続けてきている。
・・・ヴァチカンはグローバリズムの元祖だ・・・
日本もそろそろ「権威を付与する側」に廻ることを考える時期にきているのではないか?
少なくもその気概があってもよいのではないか?
でも、歴史観、宗教観からすると手に余るかもしれない・・・