2014/05/04
《 誇り》
・・・・・・・・・・・・2014年5月1日
☆当たり前のことができない人に「当たり前以上」ができるはずはあるまい。
「若い頃の雑用は買ってでもする」そう提唱するのは、脳神経外科医の築山 節氏。
脳にとっては雑用は、スポーツに例えれば、ランニングや筋力トレーニングにあたるという。
人のやらない雑用でも自ら買って出る。ささいな用事を面倒くさがらず、コツコツ取組む。その習慣がつけば「前頭葉が鍛えられ、意思的・主体的に行動する力の強い人になりやすい」(脳が冴える15の習慣)。
ともすると人は、平凡なことを軽く見がち。何か特別で、難しいことをしないと、成果が挙げられないと思い込む人もいる。だが、〝小さな達成感〟の積み重ねは自信となり、やがて〝大きな成果〟につながる。なにより、当たり前のことを地道に、誠実に実践することで、〝人生の扉〟が開かれていくはずだ。
☆己に勝つことは、すべての勝利の最初の、そして最高のものだ
・・・・・哲学者/デモリスト
真の力を発揮するには、進歩向上の比較を他人とするのではなく、過去の自分とすることです。
「ないものねだり」の愚痴をこぼすより、あるものに「感謝」し、今できることに注力するほうが、最高の結果につながりやすいからです。
自分に勝つとは、自分の持っている可能性を極限まで信じ込み、「もうこれ以上無理だ、諦めよう」という「弱い心」をねじ伏せる、自分との戦いなのです。
過去の自分に勝てるように、努力を続けること!
☆傷を乗り越えてこそ!
「リンゴは傷ついている方が甘い」とリンゴ農家に聞いたことがある。リンゴはヒョウや霜などによって傷がつくと、修復しようと、果皮に多くの養分を蓄える。そこには糖分も含まれるので、一段と甘くなる。だが、見た目がよくないため、市場に出荷されることは少なく、この事実を知る消費者も少ない。
ミカンは「もむと甘くなる」と言い伝えられてきた。もむことでできた傷を修復するため、酸っぱい成分であるクエン酸が消費され、その分、甘味が増したように感じられるという。
傷つき、それを乗り越えようとしてこそ、“ 味 ” が出るのは、人間も同じ。
悩むからこそ、ひたむきになれる、自分を見つめ、課題と正面から向き合える。その挑戦によって悩みを突き抜け、一歩成長したという実感を得ることこそ、まさに人生の「醍醐味」であろう。
「大きく悩んだ分だけ、大きく境涯を開き、大きく福運を積める」
目下の苦悩から逃げず、根本に立ち向かうと決めたとき、知恵が沸き、成長がある。「歓喜」の喜びが味わえる。
☆強気、負けん気、思いやり
・・・・・船井幸雄
よいと思うこと、確信が持てること、自分にとって長所だと思うことに、全力を尽くし、すべてのことに負けないぞと立ち向かいましょう。
そして、いつも意識して、思いやりを持ち続けましょう。
☆他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。
しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは、立派な恥だ。
・・・・・探検家/ラッポック
一流の域に到達するためには、「改善」が必要な部分を鋭く限定し、成長に欠かせない要素を意識しながら、長期間にわたり、繰り返し鍛え上げて行くことです。
そのとき大切なのは、他人との比較ではなく、去年の自分と比べてどれくらい成長を遂げているか、なのです。
現代社会では、様々な場面で高いパフォーマンスを出す人が求められており、達成しなければならない数字も、過去のものと比べて、格段に高くなっています。
自分を超えるために最終的なポイントとなるのは、今、取り組んでいることが、あなたが本当に深く求めているものであり、「自分なら必ずやり遂げられる」と、心から信じているかどうかにかかっているのです。
去年の自分と比較し、意識的に成長させたことはなんでしょう !
☆真剣勝負
少し前まで冬越しのままっだた田んぼに耕起、施肥が行われ、水張りや代かきの後、田植えを行うばかりになっている。米どころの地方からは、早場米の田上のニュースも届き始めた。
ここまでくるまでに、どれほどの苦労があっただろう。一昔は、水田の一角を区切って種もみを植え、油がみなどかぶせる「保温折衷苗代」、田植えのめやすを知るために、土に印を付ける」田植え定規」の使用が普通だった。
東北の農家に、かつて話を聞いた。ビニールハウスではなく、「苗代」で育苗に取り組んできたと言うその人は、「農作業は、自分が動いた分しか進まない。地道に努力することで、力がついてくる」と。植物は、こちらの都合には合わせてはくれない。成否、暮らし向きも、自分の努力次第。
「真剣勝負」だからこそ、自分を鍛え上げてくれるという。
農業は「絶えざる勤労あらざれば成功する能わず」「自らの勤労の習慣と共に倹約の気風を生ず」
文豪ゲーテも『ファースト』で、営々として土地を切り開く人間の精神をもって最上としている。
美しく整備された春の田には
〝 さあ、真剣勝負で挑むぞ〟という人間の心意気が、みなぎっているように見える。
☆偉大になればなるほど、非難の矢に当たりやすくなる。
・・・・・詩人・作家・ジャーナリスト/ハインリヒ・ハイネ
人から妬みや嫌がらせやってきたときは、人がどういうときに「妬みの感情」を持つのかを知ることです。
妬みという感情の根源は、相手の状態が自分より優れていると感じたり、羨ましいと思ったときに生まれてくることを理解していれば、特に気にする必要はないからです。
人に妬まれるということは、すでに良い結果を出し、周りから注目されている証なのです。
☆幸福という実感も、人生の満足感も、自分自身の生命の中にある。
「善悪」「強弱」「勝敗」・・・反意語同士で熟語になると、良いとされるものが先にくる場合が多い。
一方、「貧富」「禍福」のように、良いことが後に続く場合も。「禍福はあざなえる縄の如し」といえば、人の不幸も幸福も、わら束がより合っている縄のように、表になったり裏になったりする意味だ。
「禍」から「福」の語順には、災いを転じて福にしたいという、人間の太古からの切なる希望が感じられる。
人間の教師といわれるソクラテスは、「幸福の核である『魂の善さ』が備わっている場合のみ、その土台に乗って、健康も名声も富も善きものとなる」と確信していた。(岩田晴夫著・ソクラテス)
善き魂とは、どんな苦境でも、強い生命力の土台があれば、負けじ魂で朗らかに転換することができる。それは、絶対境涯を目指しての、自分との戦いである
幸福への案内は、他ならぬ自らが先導者であり、責任者である。
☆他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ。
・・・・・理論物理学者/アルバート・アインシュタイン
ビジネスで多くの協力者を集めるには、お金を稼ぐこと以外の「大義名分」が必要です。
何かを応援する見返りが保証されていない中で、人を動かす旗印となるのは、「社会的な意義」があるかどうかであり、決してお金ではないからです。
ビジネスでは純粋にお金儲けだけを目的にした人間ばかりがいくら集まったとしても、永遠的な繁栄を続けることは難しいのです。
事業に、お金儲け以外の大義名分は!あるか!
☆「やっぱり、生きている限り、自分のできることで、少しでもみんなに喜んでもらえればいい」
・・・・・アンパンマン作者/やなせたかし
やなせさんは詩人でもあり、多くの歌を作った。
アニメの主題歌「アンパンマンのマーチ」も自らが作曲。26年前の放送開始以来、子供からお年寄りまで幅広く愛されてきた。
実はテレビで流れているのは2番の歌詞で、1番はあまり知られてこなかった。その〝幻の1番〟が、東日本大震災後広く歌われるようになった。
ある日、被災地でラジオから流れるフルコーラスの〝アンパンマンの歌〟。
1番は「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび たとえ 胸の傷が傷んでも」と始まり、「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか」と続く。
やなせさんが〝世界最弱のヒーロー〟と呼んだアンパンマンの強さとは「傷つくことを恐れない強さ」。
何度も立ち上がる姿を歌った歌詞が被災者を勇気づけた。
やなせさん自身もアンパンマンのポスターを作り、被災地へ。
その思いを作品で、人々を励まし続け、命は尽きても、心は尽きない。
☆私たちの人生の目的は、現在、そして未来の世代の人々のために、新たな貢献をすることである。
・・・・・思想家・発明家・詩人/バックミンスター・フラー
この世で最も幸せな人とは、自分が選択した分野で、本来持っている才能を最大限に発揮している人です。
人生の目的は自分の専門能力を活かして、多くの人を助け、よい影響を与えることからです。
より多くの人に貢献するためにには、得意分野を磨き、他人の問題を解決することに、その力を解決することに、その力を使わなければならないのです。
他人の問題を解決することに、才能は使われていますか!
☆得た「結果」がもたらす喜びは、つかの間で消える。だが、自分の未来は自分で「選択できる」「変えられる」という実感は、人生に根源的な充実を与える。
図書館に行くと、つい目移りして〝あの本も、この本も〟とてを伸ばしてしまう。結局、読めずに返却したことも一再ならず。
「読む」ことくらい同じくらい、読みたい本を「選ぶ」作業は、本好きにとって至福の時間なのだ。
シーナ・アイエンガーの 『選択の科学』で、生後4ヶ月の乳児を対象にした研究を紹介している。
・・・乳児の手にひもを結わえ、それを引っ張ると、心地良い音楽が流れるようにする。だが、同じ音楽を、ひもを外し、脈略なく流すようにすると、今度は乳児の顔が悲しげに変わり、怒りをあらわにする。自分の意思で鳴らしたものでないからだ。
「人間は生まれながらに選択を行う手段を持っている。だが、それと同じくらい重要なのは、私たちが『選択したい』という欲求を生まれながらに持っているということなのだ」と彼女は言う。
また、神経細胞は受動的に与えられた情報よりも、能動的に選んだ情報に、より大きな反応を示すという。
☆16歳で美しいのは自慢にならない。でも60歳で美しければ、それは魂の美しさだ。
・・・・・女権擁護者/マリー・ストーブス
ある程度の歳を重ねても美しく綺麗でいるためには、外見だけでなく、内面もしっかり磨くことだ。
若い間は、生まれ持った外見のよさでごまかすことができたとしても、40歳をすぎると、顔にはその人の持つ内面が自然とにじみ出てくるからです。
年齢が上がるにつれ、顔つきと性格が一致し、年齢とともに顔立ちよりも顔つきが、その人の「魅力を左右する」ようになります。
☆苦難は誇りとなる
「島国」と「海国」は違う。
島国も海国も、海に囲まれているのは同じ。異なるのは人々の視野である。「島国人」は「狭量」で「排他的」。狭い土地で争いばかり繰り返している。
一方、「海国人」の視野は「大洋全面」に向いている。ゆえに「快活」で「進取的」気性に富む『人生地理学』
「この20年間、視野が狭いままなら、とても頑張れなかった」と北海道・奥尻島の消防団を務め復興に奮闘した方が語っていた。
日本側として観測史上最大の北海道南西沖地震が同島を襲って、20年。彼の原点はある人からの励ましであった。
「太陽が昇れば全地球上が明るくなる。同様に、一人の強者がいるならば島全体が希望に包まれ、歓喜にみたされていく」と、それまで漁と出稼ぎを繰り返し、目先の生活にきゅうきゅうとしてきた。視野が一気に開けるのを感じた。
〝生涯掛けて、わが島を世界が憧れる幸福島に!〟と誓った。
困難な環境だからこそ、我にしかできないことがある。
☆よき人の人生の最良の部分は、その人の、世に知られない忘れられた親切と愛のささやかな行為である。
・・・・・詩人/ウィリアム・ワーズワース
応援をしてもらいたいなら、自分がまず与える側になり。
見返りを期待することなく、「人のためになること」を率先して行うことです。
人が自分のために役立つ何かをしてくれたら、誰しもその行為に報いたいという、「相互主義」の原理が働きます。
積極的に役割を果たし、他者に対して献身的に尽くす習慣は、大きな目標を達成するための扉を開いてくれるのです。
見返りを求めず、人の役に立つことをひきうけていますか!?
☆一度決めたら貫く。一事を貫くことで、万事に通じる。
・・・・・俳優/香川照之
「十年一剣を磨く」という言葉は、武田信玄と上杉謙信の「川中島の戦い」を詠んだ頼山陽の詩の中にあり、そこから広く知られるようになった。
長く鍛錬を積み、忍耐強く、力を発揮する機会を待つ生き方をいう。
マルコム・グラッドウェルの『天才』の中に
「世界レベルの技術を達するにはどんな分野でも、一万時間の練習が必要」とある。
1万時間は、1日に3時間以上を練習に当てると、およそ10年となる計算。頼山陽の言葉も、あながち当て推量ではないと思った。
中国の伝統演劇でもある京劇にも、「舞台三分間を支えるのは十年の稽古」という言葉があるそうだ。
名優の評価を確固たるものにしながら、40代半ばで歌舞伎の道に入った香川照之さんが著書 『市川中車 46歳の新参者』の中で紹介していた。
芝居の稽古を始めて、その厳しさに五臓六腑をちりちりと萎縮させ、身をすくませる思いがする。しかし、その苦しみも、自分だけが味わえると思えば、楽しくさえある。・・・その言葉を励みに取り組んでいる、と。
☆成熟した人間は、失敗を他人のせいにしない。
・・・・・風刺作家・序曲家/ジョセフ・ヘラー
何かに失敗したときに、その「原因」を人のせいにせず、「自分に責任がある」と深く認められる人は、必ずや試練を乗り越えられる人です。
結果の何もかもを他人のせいにしてしまったら、「反省する機会」もなくなり、「経験」を通して自分を向上させることができないからです。
「自己責任」をしっかり全うし、失敗をすべて自分の責任として受け止めることができたとき、次の「無限のチャンス」が広がって行くのです。
都合の悪い状況に置かれたとき、他人のせいにしていないか!?
☆お金しか生み出さないビジネスほど、つまらないビジネスはありません。
・・・・・フォード創業者/ヘンリー・フォード
指示されたことを従来のやり方でやっているだけでは、「価値ある仕事」にはならないものです。
本当に素晴らしい仕事は、顧客の期待を上回る「感動」を生む仕事だからです。
今、自分の行なっている仕事の価値はどのようなものかを常に考える視点が、顧客にとって付加価値を創造するのです。
知恵を絞って利益を創造し、常に仕事の改善点を図っているか!?
☆私たちが一生を終えてこの世に残るものは、生涯をかけて集めたものではなく、生涯をかけて与えたものである。
・・・・・ジェラール・シャンドリ
人生の最後で評価されるのは、ライフワークと通じて、いかに世の中に貢献し、人に感謝される生き方をしてきたかどうかです。
人は皆あの世には、お金や名誉、権力を持って行くことをできないからです。
その人にしかできない、「一生をかけてする」仕事や事業に携わることは、やっていることに心の奥底から満足感を与えてくれます。
☆あなたを救う唯一の道は、他者を救うことだ。
・・・・・詩人・画家・彫刻家/ハリール・ジブラーン
困難に直面したとき、自分自身を奮い立たせるには、自分以上に困っている人を助けることです。
自分以上の他人のために、今、できる最大限の貢献をしてあげれば、そこには相手の笑顔があり、自分の生きがいを感じられるからです。
自分の夢を実現する源は、諦めない強い気持ちと、人を喜ばせたいという「利他の精神」にあるのです。
困っている人に、救いの手を差し伸べていますか!?
☆事業は自分のためより、人のためにすることで出発せよ。
・・・・・スタンフォード・オイル創業者/ジョン・D・ロックフェラー
自社の商品やサービスが人の役に立っているか? これは、「自分の利益」以上に大切なことです。
経営の基本は「お客様の役に立つこと」と「従業員の幸せに貢献すること」だからです。
「人のためにすること」こそが、事業活動を行う最大の目的であり、ビジネスを強力に牽引する。「一番のエネルギー」になるのです。
今の仕事に携わりたいと思った原点はなんだったか!?
☆私は、私の足を導いてくれるただ一つのランプを持っている。
それは、経験というランプである。
・・・・・政治家・独立運動の指導者/パトリック・ヘンリー
自分自身による具体的な経験から得られた「教訓」は、本を読んだり、人から教えてもらったことで得た知識とは、比べられないほどの「価値」を持っています。
自己PRの場面でも、経験から得た教訓や成長した点を挙げることが、最も説得力があり、有効な「アピールポイント」になるからです。
人に話せるような「価値ある経験」を増やし、「経験の中から学んだこと」が、自己成長を加速させ、他人にはない、あなたの「魅力」となるのです。
これまでにどんな経験をして、何を得てきましたか!?
☆シイの実は、とるに足らないものとして踏まれるけれど、水と太陽で殻を破り、見あげるような大木になる。
・・・・・しいのみ学園創設者/曻地三郎
児童発達支援センター・しいのみ学園(福岡市)創設者の曻地三郎氏は、99歳から毎年のように世界中で講演。昨年亡くなる107歳までは101歳からはじめたロシア語をはじめ、六つもの外国語にしたしんだバイタリティーはすごい。
その氏が若いとき、死を考えたほど打ちのめされたことがある。
長男に続き、次男にも障がいがあったと分かった時だ。葛藤は同学園の創設につながる。障がい児のための教育制度が不十分だった昭和20年代のことだ。
「苦しさを踏みつけて、その上で踊っている」
当時をこう振り返った。氏は、子供を抱いて死を考えるほどの苦しみを「踏みつけて」生きる、「愚痴をいわない」と誓った。前を見ようとすれば、この世は喜びに満ちている。(『106歳のスキップ』亜紀書房)
「すべての人間の心の内に潜む活力を奮い起こさせる、類いまれな指導者だった」
苦しんでいる人、虐げられている人の味方となり、その蘇生していく姿を喜びとし、宝物とした。
・・・・・・・・・・・・2014年5月1日
☆当たり前のことができない人に「当たり前以上」ができるはずはあるまい。
「若い頃の雑用は買ってでもする」そう提唱するのは、脳神経外科医の築山 節氏。
脳にとっては雑用は、スポーツに例えれば、ランニングや筋力トレーニングにあたるという。
人のやらない雑用でも自ら買って出る。ささいな用事を面倒くさがらず、コツコツ取組む。その習慣がつけば「前頭葉が鍛えられ、意思的・主体的に行動する力の強い人になりやすい」(脳が冴える15の習慣)。
ともすると人は、平凡なことを軽く見がち。何か特別で、難しいことをしないと、成果が挙げられないと思い込む人もいる。だが、〝小さな達成感〟の積み重ねは自信となり、やがて〝大きな成果〟につながる。なにより、当たり前のことを地道に、誠実に実践することで、〝人生の扉〟が開かれていくはずだ。
☆己に勝つことは、すべての勝利の最初の、そして最高のものだ
・・・・・哲学者/デモリスト
真の力を発揮するには、進歩向上の比較を他人とするのではなく、過去の自分とすることです。
「ないものねだり」の愚痴をこぼすより、あるものに「感謝」し、今できることに注力するほうが、最高の結果につながりやすいからです。
自分に勝つとは、自分の持っている可能性を極限まで信じ込み、「もうこれ以上無理だ、諦めよう」という「弱い心」をねじ伏せる、自分との戦いなのです。
過去の自分に勝てるように、努力を続けること!
☆傷を乗り越えてこそ!
「リンゴは傷ついている方が甘い」とリンゴ農家に聞いたことがある。リンゴはヒョウや霜などによって傷がつくと、修復しようと、果皮に多くの養分を蓄える。そこには糖分も含まれるので、一段と甘くなる。だが、見た目がよくないため、市場に出荷されることは少なく、この事実を知る消費者も少ない。
ミカンは「もむと甘くなる」と言い伝えられてきた。もむことでできた傷を修復するため、酸っぱい成分であるクエン酸が消費され、その分、甘味が増したように感じられるという。
傷つき、それを乗り越えようとしてこそ、“ 味 ” が出るのは、人間も同じ。
悩むからこそ、ひたむきになれる、自分を見つめ、課題と正面から向き合える。その挑戦によって悩みを突き抜け、一歩成長したという実感を得ることこそ、まさに人生の「醍醐味」であろう。
「大きく悩んだ分だけ、大きく境涯を開き、大きく福運を積める」
目下の苦悩から逃げず、根本に立ち向かうと決めたとき、知恵が沸き、成長がある。「歓喜」の喜びが味わえる。
☆強気、負けん気、思いやり
・・・・・船井幸雄
よいと思うこと、確信が持てること、自分にとって長所だと思うことに、全力を尽くし、すべてのことに負けないぞと立ち向かいましょう。
そして、いつも意識して、思いやりを持ち続けましょう。
☆他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。
しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは、立派な恥だ。
・・・・・探検家/ラッポック
一流の域に到達するためには、「改善」が必要な部分を鋭く限定し、成長に欠かせない要素を意識しながら、長期間にわたり、繰り返し鍛え上げて行くことです。
そのとき大切なのは、他人との比較ではなく、去年の自分と比べてどれくらい成長を遂げているか、なのです。
現代社会では、様々な場面で高いパフォーマンスを出す人が求められており、達成しなければならない数字も、過去のものと比べて、格段に高くなっています。
自分を超えるために最終的なポイントとなるのは、今、取り組んでいることが、あなたが本当に深く求めているものであり、「自分なら必ずやり遂げられる」と、心から信じているかどうかにかかっているのです。
去年の自分と比較し、意識的に成長させたことはなんでしょう !
☆真剣勝負
少し前まで冬越しのままっだた田んぼに耕起、施肥が行われ、水張りや代かきの後、田植えを行うばかりになっている。米どころの地方からは、早場米の田上のニュースも届き始めた。
ここまでくるまでに、どれほどの苦労があっただろう。一昔は、水田の一角を区切って種もみを植え、油がみなどかぶせる「保温折衷苗代」、田植えのめやすを知るために、土に印を付ける」田植え定規」の使用が普通だった。
東北の農家に、かつて話を聞いた。ビニールハウスではなく、「苗代」で育苗に取り組んできたと言うその人は、「農作業は、自分が動いた分しか進まない。地道に努力することで、力がついてくる」と。植物は、こちらの都合には合わせてはくれない。成否、暮らし向きも、自分の努力次第。
「真剣勝負」だからこそ、自分を鍛え上げてくれるという。
農業は「絶えざる勤労あらざれば成功する能わず」「自らの勤労の習慣と共に倹約の気風を生ず」
文豪ゲーテも『ファースト』で、営々として土地を切り開く人間の精神をもって最上としている。
美しく整備された春の田には
〝 さあ、真剣勝負で挑むぞ〟という人間の心意気が、みなぎっているように見える。
☆偉大になればなるほど、非難の矢に当たりやすくなる。
・・・・・詩人・作家・ジャーナリスト/ハインリヒ・ハイネ
人から妬みや嫌がらせやってきたときは、人がどういうときに「妬みの感情」を持つのかを知ることです。
妬みという感情の根源は、相手の状態が自分より優れていると感じたり、羨ましいと思ったときに生まれてくることを理解していれば、特に気にする必要はないからです。
人に妬まれるということは、すでに良い結果を出し、周りから注目されている証なのです。
☆幸福という実感も、人生の満足感も、自分自身の生命の中にある。
「善悪」「強弱」「勝敗」・・・反意語同士で熟語になると、良いとされるものが先にくる場合が多い。
一方、「貧富」「禍福」のように、良いことが後に続く場合も。「禍福はあざなえる縄の如し」といえば、人の不幸も幸福も、わら束がより合っている縄のように、表になったり裏になったりする意味だ。
「禍」から「福」の語順には、災いを転じて福にしたいという、人間の太古からの切なる希望が感じられる。
人間の教師といわれるソクラテスは、「幸福の核である『魂の善さ』が備わっている場合のみ、その土台に乗って、健康も名声も富も善きものとなる」と確信していた。(岩田晴夫著・ソクラテス)
善き魂とは、どんな苦境でも、強い生命力の土台があれば、負けじ魂で朗らかに転換することができる。それは、絶対境涯を目指しての、自分との戦いである
幸福への案内は、他ならぬ自らが先導者であり、責任者である。
☆他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ。
・・・・・理論物理学者/アルバート・アインシュタイン
ビジネスで多くの協力者を集めるには、お金を稼ぐこと以外の「大義名分」が必要です。
何かを応援する見返りが保証されていない中で、人を動かす旗印となるのは、「社会的な意義」があるかどうかであり、決してお金ではないからです。
ビジネスでは純粋にお金儲けだけを目的にした人間ばかりがいくら集まったとしても、永遠的な繁栄を続けることは難しいのです。
事業に、お金儲け以外の大義名分は!あるか!
☆「やっぱり、生きている限り、自分のできることで、少しでもみんなに喜んでもらえればいい」
・・・・・アンパンマン作者/やなせたかし
やなせさんは詩人でもあり、多くの歌を作った。
アニメの主題歌「アンパンマンのマーチ」も自らが作曲。26年前の放送開始以来、子供からお年寄りまで幅広く愛されてきた。
実はテレビで流れているのは2番の歌詞で、1番はあまり知られてこなかった。その〝幻の1番〟が、東日本大震災後広く歌われるようになった。
ある日、被災地でラジオから流れるフルコーラスの〝アンパンマンの歌〟。
1番は「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび たとえ 胸の傷が傷んでも」と始まり、「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか」と続く。
やなせさんが〝世界最弱のヒーロー〟と呼んだアンパンマンの強さとは「傷つくことを恐れない強さ」。
何度も立ち上がる姿を歌った歌詞が被災者を勇気づけた。
やなせさん自身もアンパンマンのポスターを作り、被災地へ。
その思いを作品で、人々を励まし続け、命は尽きても、心は尽きない。
☆私たちの人生の目的は、現在、そして未来の世代の人々のために、新たな貢献をすることである。
・・・・・思想家・発明家・詩人/バックミンスター・フラー
この世で最も幸せな人とは、自分が選択した分野で、本来持っている才能を最大限に発揮している人です。
人生の目的は自分の専門能力を活かして、多くの人を助け、よい影響を与えることからです。
より多くの人に貢献するためにには、得意分野を磨き、他人の問題を解決することに、その力を解決することに、その力を使わなければならないのです。
他人の問題を解決することに、才能は使われていますか!
☆得た「結果」がもたらす喜びは、つかの間で消える。だが、自分の未来は自分で「選択できる」「変えられる」という実感は、人生に根源的な充実を与える。
図書館に行くと、つい目移りして〝あの本も、この本も〟とてを伸ばしてしまう。結局、読めずに返却したことも一再ならず。
「読む」ことくらい同じくらい、読みたい本を「選ぶ」作業は、本好きにとって至福の時間なのだ。
シーナ・アイエンガーの 『選択の科学』で、生後4ヶ月の乳児を対象にした研究を紹介している。
・・・乳児の手にひもを結わえ、それを引っ張ると、心地良い音楽が流れるようにする。だが、同じ音楽を、ひもを外し、脈略なく流すようにすると、今度は乳児の顔が悲しげに変わり、怒りをあらわにする。自分の意思で鳴らしたものでないからだ。
「人間は生まれながらに選択を行う手段を持っている。だが、それと同じくらい重要なのは、私たちが『選択したい』という欲求を生まれながらに持っているということなのだ」と彼女は言う。
また、神経細胞は受動的に与えられた情報よりも、能動的に選んだ情報に、より大きな反応を示すという。
☆16歳で美しいのは自慢にならない。でも60歳で美しければ、それは魂の美しさだ。
・・・・・女権擁護者/マリー・ストーブス
ある程度の歳を重ねても美しく綺麗でいるためには、外見だけでなく、内面もしっかり磨くことだ。
若い間は、生まれ持った外見のよさでごまかすことができたとしても、40歳をすぎると、顔にはその人の持つ内面が自然とにじみ出てくるからです。
年齢が上がるにつれ、顔つきと性格が一致し、年齢とともに顔立ちよりも顔つきが、その人の「魅力を左右する」ようになります。
☆苦難は誇りとなる
「島国」と「海国」は違う。
島国も海国も、海に囲まれているのは同じ。異なるのは人々の視野である。「島国人」は「狭量」で「排他的」。狭い土地で争いばかり繰り返している。
一方、「海国人」の視野は「大洋全面」に向いている。ゆえに「快活」で「進取的」気性に富む『人生地理学』
「この20年間、視野が狭いままなら、とても頑張れなかった」と北海道・奥尻島の消防団を務め復興に奮闘した方が語っていた。
日本側として観測史上最大の北海道南西沖地震が同島を襲って、20年。彼の原点はある人からの励ましであった。
「太陽が昇れば全地球上が明るくなる。同様に、一人の強者がいるならば島全体が希望に包まれ、歓喜にみたされていく」と、それまで漁と出稼ぎを繰り返し、目先の生活にきゅうきゅうとしてきた。視野が一気に開けるのを感じた。
〝生涯掛けて、わが島を世界が憧れる幸福島に!〟と誓った。
困難な環境だからこそ、我にしかできないことがある。
☆よき人の人生の最良の部分は、その人の、世に知られない忘れられた親切と愛のささやかな行為である。
・・・・・詩人/ウィリアム・ワーズワース
応援をしてもらいたいなら、自分がまず与える側になり。
見返りを期待することなく、「人のためになること」を率先して行うことです。
人が自分のために役立つ何かをしてくれたら、誰しもその行為に報いたいという、「相互主義」の原理が働きます。
積極的に役割を果たし、他者に対して献身的に尽くす習慣は、大きな目標を達成するための扉を開いてくれるのです。
見返りを求めず、人の役に立つことをひきうけていますか!?
☆一度決めたら貫く。一事を貫くことで、万事に通じる。
・・・・・俳優/香川照之
「十年一剣を磨く」という言葉は、武田信玄と上杉謙信の「川中島の戦い」を詠んだ頼山陽の詩の中にあり、そこから広く知られるようになった。
長く鍛錬を積み、忍耐強く、力を発揮する機会を待つ生き方をいう。
マルコム・グラッドウェルの『天才』の中に
「世界レベルの技術を達するにはどんな分野でも、一万時間の練習が必要」とある。
1万時間は、1日に3時間以上を練習に当てると、およそ10年となる計算。頼山陽の言葉も、あながち当て推量ではないと思った。
中国の伝統演劇でもある京劇にも、「舞台三分間を支えるのは十年の稽古」という言葉があるそうだ。
名優の評価を確固たるものにしながら、40代半ばで歌舞伎の道に入った香川照之さんが著書 『市川中車 46歳の新参者』の中で紹介していた。
芝居の稽古を始めて、その厳しさに五臓六腑をちりちりと萎縮させ、身をすくませる思いがする。しかし、その苦しみも、自分だけが味わえると思えば、楽しくさえある。・・・その言葉を励みに取り組んでいる、と。
☆成熟した人間は、失敗を他人のせいにしない。
・・・・・風刺作家・序曲家/ジョセフ・ヘラー
何かに失敗したときに、その「原因」を人のせいにせず、「自分に責任がある」と深く認められる人は、必ずや試練を乗り越えられる人です。
結果の何もかもを他人のせいにしてしまったら、「反省する機会」もなくなり、「経験」を通して自分を向上させることができないからです。
「自己責任」をしっかり全うし、失敗をすべて自分の責任として受け止めることができたとき、次の「無限のチャンス」が広がって行くのです。
都合の悪い状況に置かれたとき、他人のせいにしていないか!?
☆お金しか生み出さないビジネスほど、つまらないビジネスはありません。
・・・・・フォード創業者/ヘンリー・フォード
指示されたことを従来のやり方でやっているだけでは、「価値ある仕事」にはならないものです。
本当に素晴らしい仕事は、顧客の期待を上回る「感動」を生む仕事だからです。
今、自分の行なっている仕事の価値はどのようなものかを常に考える視点が、顧客にとって付加価値を創造するのです。
知恵を絞って利益を創造し、常に仕事の改善点を図っているか!?
☆私たちが一生を終えてこの世に残るものは、生涯をかけて集めたものではなく、生涯をかけて与えたものである。
・・・・・ジェラール・シャンドリ
人生の最後で評価されるのは、ライフワークと通じて、いかに世の中に貢献し、人に感謝される生き方をしてきたかどうかです。
人は皆あの世には、お金や名誉、権力を持って行くことをできないからです。
その人にしかできない、「一生をかけてする」仕事や事業に携わることは、やっていることに心の奥底から満足感を与えてくれます。
☆あなたを救う唯一の道は、他者を救うことだ。
・・・・・詩人・画家・彫刻家/ハリール・ジブラーン
困難に直面したとき、自分自身を奮い立たせるには、自分以上に困っている人を助けることです。
自分以上の他人のために、今、できる最大限の貢献をしてあげれば、そこには相手の笑顔があり、自分の生きがいを感じられるからです。
自分の夢を実現する源は、諦めない強い気持ちと、人を喜ばせたいという「利他の精神」にあるのです。
困っている人に、救いの手を差し伸べていますか!?
☆事業は自分のためより、人のためにすることで出発せよ。
・・・・・スタンフォード・オイル創業者/ジョン・D・ロックフェラー
自社の商品やサービスが人の役に立っているか? これは、「自分の利益」以上に大切なことです。
経営の基本は「お客様の役に立つこと」と「従業員の幸せに貢献すること」だからです。
「人のためにすること」こそが、事業活動を行う最大の目的であり、ビジネスを強力に牽引する。「一番のエネルギー」になるのです。
今の仕事に携わりたいと思った原点はなんだったか!?
☆私は、私の足を導いてくれるただ一つのランプを持っている。
それは、経験というランプである。
・・・・・政治家・独立運動の指導者/パトリック・ヘンリー
自分自身による具体的な経験から得られた「教訓」は、本を読んだり、人から教えてもらったことで得た知識とは、比べられないほどの「価値」を持っています。
自己PRの場面でも、経験から得た教訓や成長した点を挙げることが、最も説得力があり、有効な「アピールポイント」になるからです。
人に話せるような「価値ある経験」を増やし、「経験の中から学んだこと」が、自己成長を加速させ、他人にはない、あなたの「魅力」となるのです。
これまでにどんな経験をして、何を得てきましたか!?
☆シイの実は、とるに足らないものとして踏まれるけれど、水と太陽で殻を破り、見あげるような大木になる。
・・・・・しいのみ学園創設者/曻地三郎
児童発達支援センター・しいのみ学園(福岡市)創設者の曻地三郎氏は、99歳から毎年のように世界中で講演。昨年亡くなる107歳までは101歳からはじめたロシア語をはじめ、六つもの外国語にしたしんだバイタリティーはすごい。
その氏が若いとき、死を考えたほど打ちのめされたことがある。
長男に続き、次男にも障がいがあったと分かった時だ。葛藤は同学園の創設につながる。障がい児のための教育制度が不十分だった昭和20年代のことだ。
「苦しさを踏みつけて、その上で踊っている」
当時をこう振り返った。氏は、子供を抱いて死を考えるほどの苦しみを「踏みつけて」生きる、「愚痴をいわない」と誓った。前を見ようとすれば、この世は喜びに満ちている。(『106歳のスキップ』亜紀書房)
「すべての人間の心の内に潜む活力を奮い起こさせる、類いまれな指導者だった」
苦しんでいる人、虐げられている人の味方となり、その蘇生していく姿を喜びとし、宝物とした。
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