2013/09/03
経営方針共有勉強会9月
《 成功 》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2013年9月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀泰治
1、イチロウー
日米通算4000本安打を達成したヤンキースの・イチロー選手は言う。
「手に届かなければ、そこで努力を諦めてしまう。それは目標の設定ミスです。目標は頑張ったら手が届くところに設定すべきです。そうすればいつまで経っても努力を諦めることがないし、自分を成長させられる」(奥村幸治著『一流の習慣術』、ソフトバンク新書)
目標を高く持つな、という意味ではないだろう。勝利から逆算して、やるべき行動を明確にする。それを確実に実行すれば、必ず到達する。努力と実績に裏打ちされた勝負哲学だ。
一日一日、歩みを止めず、挑戦し続けられるかどうか。「成長」とは、そうした緻密な努力を積み重ねた結果である。
「人生目標は、あくまで自分自身で決め、自分らしい努力をすればいい。これだけやれば、自分の〝勝利〟だ!」
2、一夜にして成功を収めるには二十年の努力がいる。
・・・・・・・・・・・・・俳優・コメデアン・ダンサー / エディ・カンター
本当に成し遂げたいことに前向きに取り組んでいれば、今は結果として表れていなくても、悲観的になることはないのです。
何事も諦めずに長い年月をかけ努力を続けていれば、あるきっかけで一気に花が開き、ブレイクできる可能性が十分あるからです。
目標に向けて努力し続けた時間は、己の揺るぎない自信となり、必ずいつか、最大の強みへと進化を遂げる日がやってくるのです。
本当に欲しいものを得るために、覚悟をすることです。
3、幸せになりたいならば、
「あのときああしていれば」と言うかわりに、「この次はこうしよう」ということだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・精神科医 / スマイリー・プラントン
世の中には、同じようなことを経験しても、失敗した結果を後悔するだけの人と、そこから多く学んで、次の挑戦に役立てる人がいます。
両者の大きな違いは、「マインドセット」しているかなのです。
成功者は、何事にもポジチィブな面を捉え、普通の人が困難と感じる場面でも幸せを享受する考えを持っているから、困難や挫折に直面しても、人一倍の努力ができるのです。
自分の成功を阻害するようなマインドを意識的にチェンジすることが、新たなゴールに向かうエネルギーとなるのです。
厳しい環境の中でも「幸福感」を持っていられますか?
4、勝利
熱戦が繰り広げられた高校野球。予選参加校3957校7のうち、全国の頂点をつかむのは1校のみ。すべてトーナメント方式だから、1試合で1校ずつ、計3956校の敗者が生まれる。甲子園に恋い焦れ、努力に努力を重ねて、それでもなおかなわない。涙を枯らしても、胸の奥に残る 〝宝〟とは何か。
大会は、一試合一試合が人生を学ぶ 〝儀式〟とも言えなくない。そこが、日本人の機微に触れる。
勝者であり続けることは難しいが、賢者になることはできる。
「愚かな人」はすぐあきらめる。
「賢き人」は絶対にあきらめない。逃げない。退かない。
挑戦をやめない青春に、勝利の冠は輝く。
5、アイデアは、それを一心に求めてさえいれば必ず生まれる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俳優 / チャールズ・チャップリン
革新的なアイデアを思いつくには、真剣にそのことを考え、可能な限りのエネルギーを注ぎ込むことが必要なのです。意識を集中させることで、普段の生活の中でも、常にアンテナが張り巡らされ、面白い情報が目や耳からどんどん入ってくる状態を創り出せるからです。
本当に何かを創り出したいという意欲を持って活動していれば、創造的思考が研ぎ澄まされ、リラックスした瞬間などにアイデアが突然湧いてきます。
6、「どんな努力をしているか」と尋ねられて、たじろがずに答えられる人は、成功者の門に立っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実業家 / ウィリアム・クロスキー
何事も、ただ頑張るという精神論だけでは、強固な意志を持ち続け、継続して努力することは難しいものです。長続きさせるためには、どのような目的で、何を、どのように進めるのか、を明文化する必要があるのです。
目的が明確で、目標に向かってやるべくことが具体的になれば、日々の努力で自分の強みも強化され、成果を出すことができるようになるのです。
努力していると明言できることです。
7、「吾、十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず・・・・・」
有名な孔子の人生である。しかし、これを裏から読むと面白い光景が見えてくる、と中国古典研究者の守屋 淳さんは語る。
つまり、孔子でさえ、十四歳までは学問に志さなかった。二十九歳までは自立できなかった。三十九歳までは惑いっぱなしだった。
孔子の偉大さは、「常に、自分の弱点を自覚し、それを克服しようと努力し続けた」点にあるのでは、と守屋さんは考える。(「論語」に帰ろう)・平凡社
人間はいくつになっても 〝未完成〟。孔子もそうだった。六十歳近くまでは他人の忠告を素直に聴けず、七十歳近くまでは欲望のままに振る舞うと周りに迷惑をかけてしまったというのだから、とはいえ、彼の生涯を一貫して彩るものは、学問に発憤しては食事も忘れ、道を楽しんでは心配事も忘れ、「老いの将に至らんとするを知らざるのみ(やがて老いがやってくることも気づかずにいる)」(金谷 治訳注「論語」・岩波文庫)というほどの、ひたむきな歩みであった。
「きのうの自分」より、一歩前進の「きょうの自分」を、生涯青春の若さと英知をも、その歩みのなかに育まれる。
8、人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本田宗一郎
経営コンサルタントとして優れた人の多くは、実際に会社経営に携わり、大変な苦労を経験し、それらを乗り越えた実績のある人が多いものです。自分自身が同じ立場で問題に遭遇したり、課題を解決した経験がなければ、真に経営者の悩みを理解し、的確にアドバイスすることは難しいからです。
困っている人に助言するときは、相手の立場で真剣に悩み、一緒になって課題や問題を解決するんだ、という熱い思いがなければ、「人を動かす」ことは、できません。
9、成功の鍵は、誰にも見つかっていないものを探すこと。成功するための秘密とは、他の人間が知らないことを知ること
・・・・・・・・・・・・・・・・・・実業家 / アリストテレス・オナシス
成功の秘訣は、競争者のいない新たな市場で、まだ生まれてない、無限に広がる可能性を秘めた、未知の市場を開拓することです。
そんな、未開拓の市場が「ブルーオーシャン」を呼ばれます。
これからの時代は「競争」とは無縁の新しい価値市場を創造し、差別化を突き詰めることが、あなたの可能性を最大化してくれるのです。
あなただけの唯一無二の市場を発見することはできますか
10、夏のさなかに、涼しげな雪だるまの話。
雪だるまを作るには、転がす前に雪玉を作る。雪玉がもろいと失敗するが、雪玉がしっかりしていれば、上手にできる。雪だるまが解けても、その雪玉は残っている。「創業者の偉大さはここにある気がします」
自動車メーカー・スズキの鈴木 修会長兼社長が幼少期の思い出をもとにつづっている。(「俺は、中小企業のおやじ」日本経済新聞社)
社長になって30年で、売り上げを10倍にした鈴木社氏、 〝雪玉〟とともに、強い企業の条件に挙げるのが 〝竹の節〟だ。飛騨の奥山で雪が積もると、杉の木が割れることがある。成長が早いため、雪の重みに耐える強さがないのだろう。しかし、「一定の感覚で節がある竹は簡単には折れない。」「雪の重みにしなっても、それに耐えることができる」と(前掲書)
確固とした創立の原点を持つ。苦難と格闘しながら、一つ一つ、「成長の節」を刻む。この労作業を経て伸びてきたものは、個人も組織も強い。
〝不借身命〟の心である。そのもとにあるものが、人生の幾多の風雪を超え、成長の節を刻んでいくのだ。
11、他人との比較より、昨日と今日の自分を、さらに明日の自分を比べよ
友情を重んじた作家の武者小路実篤は「人生論」で述べている。
「自分より偉い奴がいる。自分より真剣な奴がいる」と身近な友人を思うことは「実にいい鼓舞をうける」(現代人生論・雪華者所収)同書ではまた、文学の巨人をわが身に引き寄せることを勧める。
「元気に何ものにも恐れずに生きる」ためにはホイットマンを。
落ち込んだ時には「もっと苦しい谷をさまよった」ドフトエスキーを。
「良心のするどさ」にふれたいならトルストイを。
「まちがいない道を悠然と歩く」にはゲーテを。
偉大な精神と対話しながら前進することは、なんと楽しいことだろうか。自身を高みへと導いてくれる、善知識である友人との交流。充実した生き方を示唆してくれる偉人の知恵には人生の師匠という模範が光っている。
自分らしさを磨いていくことだ。
12、ほとんどの人は、あとの事を考えて、自分の力を1%以上残しているものなんだ。でもチャンピョンになる人は、最後の1%を躊躇(ちゅうちょ)なく使い切る。
・・・・・・・・・・・・・・・・スポーツコーチ / クリス・カーマイケル
あなたは、自分がどの程度の底力を秘めていると思っていますか。
スポーツや勉強、仕事など行なう上で重要なのは、自分をどのような存在だと認識しているか、なのです。
これによって、勝敗の結果が大きく変わってきます。
潜在意識レベルで、実現可能だと思えることは実現化され、実現が不可能だと思っていることは、実現化ができない仕組みになっているからです。
目標を達成するために大きなビジョンを持っていることです。
13、人の器は、その人間が進んで受ける責任の重さによって測ることができる。
・・・・・・・・・・・・・思想家・哲学者 / ラルフ・ワルド・エマソン
企業の経営者ともなれば、その規模に応じて、株主、社員、提携先、クライアントなどの数も増え、多くの人に与える影響力も大きくなってきます。
そういった責任の重いポジジョンにある人は、人間としての器を成長させながら、人に喜んでもらえる商品やサービスを作り、たくさんの人を助けることで、世の中に「貢献」する使命があるのです。
人格を向上させ、人を許し、傷ついたり、困窮している人々に温かい心で、力になり続けることが、「人間の器」をより大きくしていくのです。
責任の重い仕事を進んで引き受けていますか。
14、自分を磨くためには、大きな人に会うことです。対面すること、対面しようと努力することで、人間力は確実に強まるのですから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・資生堂名誉会長 / 福原義春
人脈を構築するために一番大切なこと・それは、相手に価値を与えられる存在であるかどうかです。
この人と一緒に時間を過ごしていると、楽しく感じるかどうか、多くの学びがあるかどうか、将来が有望そうで興味が持てるなど、価値ある存在だと認識してもらえるような存在にならなくてはいけません。それには、人に与え、貢献できる人間になるために、自分の専門分野を伸ばし、日々精進することが欠かせません。
あなたを成長させる大きな人に会いに行ってますか。
15、自分の経験は、どれほど小さくても百万の他人がした経験よりも価値ある財産である。
・・・・・・・・・・詩人・劇作家・思想家 / ゴットホルト・レッシング
自分自身が実際に経験したことは、とても貴重です。
他人から聞いた体験や、読書によって知識を得たとしても、心から納得するまでには至らないからです。人は実体験により、真理を掴むことで大きく成長します。
何事も実践することで、価値ある経験を積んでいきましょう。
16、いかにして待つかを知ること、これこそ成功の要諦である。
・・・・・・・・・・・・・・・思想家・外交官 / ジョセフ・ド・メーストル
作物を収穫するには、まず、畑を耕し、種を蒔いてから、効果的に一定の時期を過ごさなければ、豊富な作物を手にすることはできません。
種だけを蒔いたとしても雑草を刈ったり、栄養となる肥料や水を与えたりという、日々の手入れを行いながら、収穫の時期まで忍耐強く待たなければ、大きな実を手にすることはできないからです。
どんな仕事であれ、コツコツと楽しみながらやり続けることが、いつの日か必ず大きな成果を引き寄せてくるのです。
17、どんな些細な勝利でも、一度自分に勝つと人間は強くなれるものである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・作家 / マクシム・ゴーリキ
モチベーションを高めるには、まず、どんな小さなことでもいいから結果をだし、自信を養うことが大切なのです。その小さな成功がきっかけとなり、成功体験を作り出せば、次のチャレンジへの意欲が増してくるからです。
何事もいったん勝ちパターンを体験できれば、勝利が連鎖する好循環サイクルとして機能し始めるのです。
達成感を得るために小さな勝利から獲得していきましょう。
18、他人を見てなにをするべきか知る者もいれば、何をすべきでないか知る者もいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・社会哲学者 / エリック・ハッファー
先人達が、過去に通ってきた出来事からは、現在もたくさんの学ぶべきことがあります。それには、成功事例だけでなく、失敗事例も含まれています。
自分が本当に画期的であったと思った手法や商売であっても、すでにそのことに取り組んでいた事例があれば、その過程を参考にし、新たな知恵を授かることも多々あるからです。他人の失敗ばかりに目を向け、批判することをやめ、そこから何を学ぶべきで、何をすべきでないか学べば、これほどの生きた教科書はないのです。
どんなことからでも学ぶ姿勢を持っているかです。
19、他人の意見でなく、自分の中に耳を澄ませなさい。そして、最も大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。
・・・・・・・・・・・・アップル共同設立者 / スティーブ・ジョブズ
経営者は社運を賭けた重要な決断に迫られたとき、自分の持つ価値観に従い、最終的な意志決定を行なうことが求められます。大切なのは、社内外の多くの情報に惑わされることなく、強いリーダーシップのもと、理念や使命に従い、決断を下すことなのです。
その結果に対して、最終責任を負うのは経営者であり、最も真剣に意志決定ができる人は、社長においてはいないからです。
リーダーを目指す人は、自分なりの人生観、事業観、社会観を持ち、それを常に高めていく努力を怠ってはならないのです。
どのように重要な意思決定をしていくかです。
20、人の価値とは、その人が得たものでなく、その人が与えたもので測られる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルベルト・アインシュタイン
知識や経験を持っているだけでは、優れた人とはいえません。
その人の価値は、持っている力を発揮し、困っている人を助けたり、社会に役立つことを提供したことで、証明されるからです。自分のノウハウを出し惜しみすることなく、方法や法則として体系化し、人に享受しようとする意識を持つと、自分のレベルも上がっていくのです。
自分の持っているものを他人のために活かせる人が、本当の価値を創造できる人なのです。
人に与えることを心掛けることができているでしょうか。
21、あなたが必要とするすべてのものは、すでにあなたの中にあります。考えなくてはならないのはただひとつ、自分の持っている力をどのように使うか、なのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・作家・思想家 / ウォレス・ワトルズ
何か新しいスタートをしたいと思ったとき、実行できない理由として、今、自分が持っていないものばかり探してはいけません。すでに自分が持っているものを使って、顧客が喜ぶことを真剣に考えると、思ったより価値あるものがたくさんあることに気付くからです。
これまでの経験や培ってきたことで、自分が人に貢献できることをリストアップし、その中で、最も自信があるものだと感じたことを、どうやってできるか考えてみよう。
さあ、今持っている力をどのように使うか!!
22、成功は自分ひとりの努力によるものだと主張することは、浅はかで傲慢なことだ。どんな優れた業績も、多くの人々の手と心と頭に助けてもらって、はじめて可能になるのだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォルト・ディズニー
大きな仕事をやり遂げるには、自分の力だけでなく、多くの人の力を借りながら、相互支援の体制を組むことが、その可能性を最大化してくれるものです。社内外で役割分担をしたり、企業同士の業務提携を行なう場合でも、パートーナー会社の協力を得ることで、自分の強みにフォーカスすることができ、ひとりでは成し得なかったプロジェクトも実現することが可能になるからです。
どんな些細なことであったとしても、協力してくれた人たちには、心から感謝するとともに、お互いに貢献し合うという姿勢なのです。
人は分かち合い、公平性を感じたとき、自分だけが裕福になったときと比較して、5倍の快感を得ることができるとされています。
普段から人に感謝し、成果を分かち合っていますか。
23、今月の言葉
① 自分だけ勝てばいいというのでは一流にはなれない
・・・・・・・・・・・・・・・小出義雄(佐倉アスリート倶楽部社長)
② 人は自分が苦労して積み上げてきた技法や立場を守ろうとそこに固執してしまいがちだが、それでは新しい、思い切った挑戦はできない。
一度自分自身を潰してご破算にし、原点に立ち返って考えてみる。そして一から組み立てていく。いわば自己改革の繰り返しである
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北村武資(人間国宝/織物作家)
③ 人間の本当の値打ち、真価をはかる目安は二つあります。
第一は、その人の全知全能・自分のあらゆる気力能力を一瞬、かつ一点にどれほど集中することができるのかであります。
もう一点は、睡眠を切り詰めても精神の力によってどこまでそれを乗り切ることができるかです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森信三(哲学者)
④ 東洋的な老いは人間完成に向けた熟成期。
年を取るほど立派になり、息を引き取る時に最も完熟な風格を備える。
そういう人生でありたいものです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊與田覺(論語普及会学監)
⑤ 店を繁盛させて儲けたいという欲ではなく、人に何かを与えるという愛で心を満たす
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉冨学(ラーメン「一蘭」社長)
⑥ 人を見る時は肩書きや経歴を全部取り払って、その人自身がどういう人間なのかを見ないといけない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安岡正篤
(東洋思想家/昭和の歴代首相、財界人の指南役)
⑦ 資格を取る。人脈をつくる。それはそれで大切なことです。
けれど、どんな武器を持っていても、戦術が分からなければ、その武器は人生において価値をなさない。
大切なのは、それを使いこなす人間の心が備わっているかどうかです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久瑠あさ美(メンタルトレーナー)
⑧ 会社を好きになったこと、仕事を好きになったこと、そのことによって今日の私がある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・稲盛和夫
(京セラ名誉会長/日本航空名誉会長)
⑨ 困難に直面すると却って心が躍り、敢然と戦いを挑んでこれを打破していく。そんな人間でありたい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松下幸之助(パナソニック創業者)
⑩ 「雪の上を歩くと足跡がつくように、僕の作品の一つひとつは足跡に過ぎない。完成しない。
ただ完成への無限の憧憬なんです。
完成とは作品の中の僕がなくなることなんです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・棟方志功
(板画家/20世紀美術を代表する世界的巨匠)
⑪ どんな仕事であっても、生涯を賭けなければ何事もなし得ない。生涯を賭けない仕事は全部偽物です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・曽野綾子(作家)
⑫ これまでに様々な苦労がありましたが、すべては私という人間をつくるための土台になってくれたのだと感じます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森裕子(森からし蓮根17代目女将)
⑬ プロとして仕事にあたる時、最低限、周囲の人を不快にさせぬよう笑顔でいるのが礼儀であり、それができる人が「ビジネスの教養人」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小菅美恵子(笑顔塾社長)
⑭ 幸せは、決して遠くに求める必要はありません。
目の前の一瞬一瞬、今いるこの場こそがかけがえのない宝なのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木秀子(文学博士・シスター)
⑮ 誰よりも真剣に商売のことを考え、仕事に打ち込んでいくことで、初めてその情熱の灯火は社員なり、周囲の人に伝わっていく。
だから、いつでも自分の中に情熱の火を燃え滾らせていたいと思います
⑯ 楽しい楽しいって言っていれば楽しくなるし、
大変大変って言っていれば大変になる。
言葉は言霊といわれるように、たとえ苦しくても口にするのはいつもプラスの言葉だけ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・浅利妙峰
(320年続く糀屋本店女将/塩糀ブームの火付け役)
⑰ 人間はいわゆる能力には限界がある。しかし、努力には限界がない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三浦雄一郎
(史上最高齢80歳でのエベレスト登頂成功者)
⑱ 大業を成さんとするなら、各人がそのための基礎を固めるべきであり、その基礎とは自分自身の勉強です。
どんなに志があっても力がなければ他人はその人を信頼しない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北里柴三郎
(医学者/日本における細菌学界の草分け)
⑲ 人生には失敗はない。あるのは学びと成功のみ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・早川勝
(国内大手生命保険会社採用統括部部長)
⑳ 目の前にあるものはすべて自分で生かさなければ勝利者にはなれない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天野篤
(順天堂大学医学部教授/天皇陛下の心臓手術の執刀医)
○21自分の身に起こることは偶然ではなく、天が自分を試すために与えてくれた試練。
不条理だからこそ魂が磨かれるのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・梶山祐司(元競輪選手)
○22私がいつも心掛けてきたのは、
一、常に笑顔でいること
二、身だしなみをきちんと整えておくこと
三、常に相手の期待より少し上を目指していくこと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・里岡美津奈
(世界のVIPを数多く担当してきた元ANAキャビンアテンダント)
○23人生の福境禍区は、皆念想より造成す
(幸福か不幸かは人の心が決めることだ)
・・・・・・・・・・・・・『菜根譚』/祐木亜子(中国古典研究家)
○24夢の力を人生の中に取り込んで、常に前へと進んでいく。
僕が大きなケガや病気を克服できたのも夢があったから
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三浦雄一郎(冒険家)
○25苦しみも楽しみも一体でないと夢は達成できない
・・・・・・・・・・・・・・・大竹美喜(アフラック創業者・最高顧問)
○26失敗することは恥ずかしいこと、カッコ悪いことではない。
転んでも立ち上がり、また転んでも立ち上がることが尊い
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・喜多川泰(作家/聡明舎代表)
○27五分の時間を生かせぬ程度の人間に、大したことは出来ぬと考えてよい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・森信三(国民教育の師父/哲学者)
○28この世にいる限り汗水を垂らして歩んでいく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土田充義(鹿児島大学名誉教授)
○29幸せになりたいと願って幸せになれるものではありません。
大切なのは、常に楽しみ喜ぶ気持ちを持って暮らすことです
・・・・・・・・・・・『菜根譚』/訳・祐木亜子(中国古典研究家)
○30研究というのは、九分九厘が失敗するものです。
それでもへこたれず、前へ進み続けていれば、最後の一パーセントの成功が花になる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上田実
(再生医療の先駆者/名古屋大学大学院医学系研究科教授)
○31自分自身への挑戦を続けていれば、「驚くような出来事」「思いもしなかった幸運」にもこの先どんどん恵まれます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昇地三郎
(106歳の健康長寿マイスター/しいのみ学園創設者)
○32大きな仕事を成し遂げた人たちは、必ず「仕事にハマる」という経験をしている。
周囲から見ると大変そうだけど、本人は何も苦しくないどころか、楽しくて仕方がない
・・・・・・・・・・・・・・・大竹美喜(アフラック創業者・最高顧問)
○33幸運の女神は笑顔と謙虚な人のところに近寄ってくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・王貞治
(福岡ソフトバンクホークス会長/日本プロ野球名球会会長)
○34一番怖いのは怪我ではないし病気でもない。他人でもない。
自分自身の心に負けること
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・尾車浩一
(尾車部屋親方/首から下が全く動かない四肢麻痺から奇跡的な回復を成した
○35仕事をするということは時間を使うことであり、それは命を使うということ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤芳直
(S・Yワークス代表/3000社を超える企業の経営に携わってきた一流コンサルタント)
○36懸命に努力していると、同じように努力している人を引き寄せる。
よい人とご縁を結びたいなら、自分のレベルを上げなければなりません
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太田彩子
(ベレフェクト社長/延べ4万人の営業マンを支援してきた人材育成コンサルタント)
○37なぜ準備をするのか。それは言い訳を最小限にするためだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・イチロー(ニューヨーク・ヤンキース)
○38人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、
ひそかに自ら省み、自ら修めることである。
人生は心がけと努力次第である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安岡正篤
(東洋思想家/昭和の歴代首相、財界人の指南役)
○39思わなければ実現しない。
信じる通りになるのが人生である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・永守重信(日本電産社長)
《 成功 》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2013年9月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀泰治
1、イチロウー
日米通算4000本安打を達成したヤンキースの・イチロー選手は言う。
「手に届かなければ、そこで努力を諦めてしまう。それは目標の設定ミスです。目標は頑張ったら手が届くところに設定すべきです。そうすればいつまで経っても努力を諦めることがないし、自分を成長させられる」(奥村幸治著『一流の習慣術』、ソフトバンク新書)
目標を高く持つな、という意味ではないだろう。勝利から逆算して、やるべき行動を明確にする。それを確実に実行すれば、必ず到達する。努力と実績に裏打ちされた勝負哲学だ。
一日一日、歩みを止めず、挑戦し続けられるかどうか。「成長」とは、そうした緻密な努力を積み重ねた結果である。
「人生目標は、あくまで自分自身で決め、自分らしい努力をすればいい。これだけやれば、自分の〝勝利〟だ!」
2、一夜にして成功を収めるには二十年の努力がいる。
・・・・・・・・・・・・・俳優・コメデアン・ダンサー / エディ・カンター
本当に成し遂げたいことに前向きに取り組んでいれば、今は結果として表れていなくても、悲観的になることはないのです。
何事も諦めずに長い年月をかけ努力を続けていれば、あるきっかけで一気に花が開き、ブレイクできる可能性が十分あるからです。
目標に向けて努力し続けた時間は、己の揺るぎない自信となり、必ずいつか、最大の強みへと進化を遂げる日がやってくるのです。
本当に欲しいものを得るために、覚悟をすることです。
3、幸せになりたいならば、
「あのときああしていれば」と言うかわりに、「この次はこうしよう」ということだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・精神科医 / スマイリー・プラントン
世の中には、同じようなことを経験しても、失敗した結果を後悔するだけの人と、そこから多く学んで、次の挑戦に役立てる人がいます。
両者の大きな違いは、「マインドセット」しているかなのです。
成功者は、何事にもポジチィブな面を捉え、普通の人が困難と感じる場面でも幸せを享受する考えを持っているから、困難や挫折に直面しても、人一倍の努力ができるのです。
自分の成功を阻害するようなマインドを意識的にチェンジすることが、新たなゴールに向かうエネルギーとなるのです。
厳しい環境の中でも「幸福感」を持っていられますか?
4、勝利
熱戦が繰り広げられた高校野球。予選参加校3957校7のうち、全国の頂点をつかむのは1校のみ。すべてトーナメント方式だから、1試合で1校ずつ、計3956校の敗者が生まれる。甲子園に恋い焦れ、努力に努力を重ねて、それでもなおかなわない。涙を枯らしても、胸の奥に残る 〝宝〟とは何か。
大会は、一試合一試合が人生を学ぶ 〝儀式〟とも言えなくない。そこが、日本人の機微に触れる。
勝者であり続けることは難しいが、賢者になることはできる。
「愚かな人」はすぐあきらめる。
「賢き人」は絶対にあきらめない。逃げない。退かない。
挑戦をやめない青春に、勝利の冠は輝く。
5、アイデアは、それを一心に求めてさえいれば必ず生まれる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俳優 / チャールズ・チャップリン
革新的なアイデアを思いつくには、真剣にそのことを考え、可能な限りのエネルギーを注ぎ込むことが必要なのです。意識を集中させることで、普段の生活の中でも、常にアンテナが張り巡らされ、面白い情報が目や耳からどんどん入ってくる状態を創り出せるからです。
本当に何かを創り出したいという意欲を持って活動していれば、創造的思考が研ぎ澄まされ、リラックスした瞬間などにアイデアが突然湧いてきます。
6、「どんな努力をしているか」と尋ねられて、たじろがずに答えられる人は、成功者の門に立っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実業家 / ウィリアム・クロスキー
何事も、ただ頑張るという精神論だけでは、強固な意志を持ち続け、継続して努力することは難しいものです。長続きさせるためには、どのような目的で、何を、どのように進めるのか、を明文化する必要があるのです。
目的が明確で、目標に向かってやるべくことが具体的になれば、日々の努力で自分の強みも強化され、成果を出すことができるようになるのです。
努力していると明言できることです。
7、「吾、十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず・・・・・」
有名な孔子の人生である。しかし、これを裏から読むと面白い光景が見えてくる、と中国古典研究者の守屋 淳さんは語る。
つまり、孔子でさえ、十四歳までは学問に志さなかった。二十九歳までは自立できなかった。三十九歳までは惑いっぱなしだった。
孔子の偉大さは、「常に、自分の弱点を自覚し、それを克服しようと努力し続けた」点にあるのでは、と守屋さんは考える。(「論語」に帰ろう)・平凡社
人間はいくつになっても 〝未完成〟。孔子もそうだった。六十歳近くまでは他人の忠告を素直に聴けず、七十歳近くまでは欲望のままに振る舞うと周りに迷惑をかけてしまったというのだから、とはいえ、彼の生涯を一貫して彩るものは、学問に発憤しては食事も忘れ、道を楽しんでは心配事も忘れ、「老いの将に至らんとするを知らざるのみ(やがて老いがやってくることも気づかずにいる)」(金谷 治訳注「論語」・岩波文庫)というほどの、ひたむきな歩みであった。
「きのうの自分」より、一歩前進の「きょうの自分」を、生涯青春の若さと英知をも、その歩みのなかに育まれる。
8、人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本田宗一郎
経営コンサルタントとして優れた人の多くは、実際に会社経営に携わり、大変な苦労を経験し、それらを乗り越えた実績のある人が多いものです。自分自身が同じ立場で問題に遭遇したり、課題を解決した経験がなければ、真に経営者の悩みを理解し、的確にアドバイスすることは難しいからです。
困っている人に助言するときは、相手の立場で真剣に悩み、一緒になって課題や問題を解決するんだ、という熱い思いがなければ、「人を動かす」ことは、できません。
9、成功の鍵は、誰にも見つかっていないものを探すこと。成功するための秘密とは、他の人間が知らないことを知ること
・・・・・・・・・・・・・・・・・・実業家 / アリストテレス・オナシス
成功の秘訣は、競争者のいない新たな市場で、まだ生まれてない、無限に広がる可能性を秘めた、未知の市場を開拓することです。
そんな、未開拓の市場が「ブルーオーシャン」を呼ばれます。
これからの時代は「競争」とは無縁の新しい価値市場を創造し、差別化を突き詰めることが、あなたの可能性を最大化してくれるのです。
あなただけの唯一無二の市場を発見することはできますか
10、夏のさなかに、涼しげな雪だるまの話。
雪だるまを作るには、転がす前に雪玉を作る。雪玉がもろいと失敗するが、雪玉がしっかりしていれば、上手にできる。雪だるまが解けても、その雪玉は残っている。「創業者の偉大さはここにある気がします」
自動車メーカー・スズキの鈴木 修会長兼社長が幼少期の思い出をもとにつづっている。(「俺は、中小企業のおやじ」日本経済新聞社)
社長になって30年で、売り上げを10倍にした鈴木社氏、 〝雪玉〟とともに、強い企業の条件に挙げるのが 〝竹の節〟だ。飛騨の奥山で雪が積もると、杉の木が割れることがある。成長が早いため、雪の重みに耐える強さがないのだろう。しかし、「一定の感覚で節がある竹は簡単には折れない。」「雪の重みにしなっても、それに耐えることができる」と(前掲書)
確固とした創立の原点を持つ。苦難と格闘しながら、一つ一つ、「成長の節」を刻む。この労作業を経て伸びてきたものは、個人も組織も強い。
〝不借身命〟の心である。そのもとにあるものが、人生の幾多の風雪を超え、成長の節を刻んでいくのだ。
11、他人との比較より、昨日と今日の自分を、さらに明日の自分を比べよ
友情を重んじた作家の武者小路実篤は「人生論」で述べている。
「自分より偉い奴がいる。自分より真剣な奴がいる」と身近な友人を思うことは「実にいい鼓舞をうける」(現代人生論・雪華者所収)同書ではまた、文学の巨人をわが身に引き寄せることを勧める。
「元気に何ものにも恐れずに生きる」ためにはホイットマンを。
落ち込んだ時には「もっと苦しい谷をさまよった」ドフトエスキーを。
「良心のするどさ」にふれたいならトルストイを。
「まちがいない道を悠然と歩く」にはゲーテを。
偉大な精神と対話しながら前進することは、なんと楽しいことだろうか。自身を高みへと導いてくれる、善知識である友人との交流。充実した生き方を示唆してくれる偉人の知恵には人生の師匠という模範が光っている。
自分らしさを磨いていくことだ。
12、ほとんどの人は、あとの事を考えて、自分の力を1%以上残しているものなんだ。でもチャンピョンになる人は、最後の1%を躊躇(ちゅうちょ)なく使い切る。
・・・・・・・・・・・・・・・・スポーツコーチ / クリス・カーマイケル
あなたは、自分がどの程度の底力を秘めていると思っていますか。
スポーツや勉強、仕事など行なう上で重要なのは、自分をどのような存在だと認識しているか、なのです。
これによって、勝敗の結果が大きく変わってきます。
潜在意識レベルで、実現可能だと思えることは実現化され、実現が不可能だと思っていることは、実現化ができない仕組みになっているからです。
目標を達成するために大きなビジョンを持っていることです。
13、人の器は、その人間が進んで受ける責任の重さによって測ることができる。
・・・・・・・・・・・・・思想家・哲学者 / ラルフ・ワルド・エマソン
企業の経営者ともなれば、その規模に応じて、株主、社員、提携先、クライアントなどの数も増え、多くの人に与える影響力も大きくなってきます。
そういった責任の重いポジジョンにある人は、人間としての器を成長させながら、人に喜んでもらえる商品やサービスを作り、たくさんの人を助けることで、世の中に「貢献」する使命があるのです。
人格を向上させ、人を許し、傷ついたり、困窮している人々に温かい心で、力になり続けることが、「人間の器」をより大きくしていくのです。
責任の重い仕事を進んで引き受けていますか。
14、自分を磨くためには、大きな人に会うことです。対面すること、対面しようと努力することで、人間力は確実に強まるのですから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・資生堂名誉会長 / 福原義春
人脈を構築するために一番大切なこと・それは、相手に価値を与えられる存在であるかどうかです。
この人と一緒に時間を過ごしていると、楽しく感じるかどうか、多くの学びがあるかどうか、将来が有望そうで興味が持てるなど、価値ある存在だと認識してもらえるような存在にならなくてはいけません。それには、人に与え、貢献できる人間になるために、自分の専門分野を伸ばし、日々精進することが欠かせません。
あなたを成長させる大きな人に会いに行ってますか。
15、自分の経験は、どれほど小さくても百万の他人がした経験よりも価値ある財産である。
・・・・・・・・・・詩人・劇作家・思想家 / ゴットホルト・レッシング
自分自身が実際に経験したことは、とても貴重です。
他人から聞いた体験や、読書によって知識を得たとしても、心から納得するまでには至らないからです。人は実体験により、真理を掴むことで大きく成長します。
何事も実践することで、価値ある経験を積んでいきましょう。
16、いかにして待つかを知ること、これこそ成功の要諦である。
・・・・・・・・・・・・・・・思想家・外交官 / ジョセフ・ド・メーストル
作物を収穫するには、まず、畑を耕し、種を蒔いてから、効果的に一定の時期を過ごさなければ、豊富な作物を手にすることはできません。
種だけを蒔いたとしても雑草を刈ったり、栄養となる肥料や水を与えたりという、日々の手入れを行いながら、収穫の時期まで忍耐強く待たなければ、大きな実を手にすることはできないからです。
どんな仕事であれ、コツコツと楽しみながらやり続けることが、いつの日か必ず大きな成果を引き寄せてくるのです。
17、どんな些細な勝利でも、一度自分に勝つと人間は強くなれるものである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・作家 / マクシム・ゴーリキ
モチベーションを高めるには、まず、どんな小さなことでもいいから結果をだし、自信を養うことが大切なのです。その小さな成功がきっかけとなり、成功体験を作り出せば、次のチャレンジへの意欲が増してくるからです。
何事もいったん勝ちパターンを体験できれば、勝利が連鎖する好循環サイクルとして機能し始めるのです。
達成感を得るために小さな勝利から獲得していきましょう。
18、他人を見てなにをするべきか知る者もいれば、何をすべきでないか知る者もいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・社会哲学者 / エリック・ハッファー
先人達が、過去に通ってきた出来事からは、現在もたくさんの学ぶべきことがあります。それには、成功事例だけでなく、失敗事例も含まれています。
自分が本当に画期的であったと思った手法や商売であっても、すでにそのことに取り組んでいた事例があれば、その過程を参考にし、新たな知恵を授かることも多々あるからです。他人の失敗ばかりに目を向け、批判することをやめ、そこから何を学ぶべきで、何をすべきでないか学べば、これほどの生きた教科書はないのです。
どんなことからでも学ぶ姿勢を持っているかです。
19、他人の意見でなく、自分の中に耳を澄ませなさい。そして、最も大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。
・・・・・・・・・・・・アップル共同設立者 / スティーブ・ジョブズ
経営者は社運を賭けた重要な決断に迫られたとき、自分の持つ価値観に従い、最終的な意志決定を行なうことが求められます。大切なのは、社内外の多くの情報に惑わされることなく、強いリーダーシップのもと、理念や使命に従い、決断を下すことなのです。
その結果に対して、最終責任を負うのは経営者であり、最も真剣に意志決定ができる人は、社長においてはいないからです。
リーダーを目指す人は、自分なりの人生観、事業観、社会観を持ち、それを常に高めていく努力を怠ってはならないのです。
どのように重要な意思決定をしていくかです。
20、人の価値とは、その人が得たものでなく、その人が与えたもので測られる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルベルト・アインシュタイン
知識や経験を持っているだけでは、優れた人とはいえません。
その人の価値は、持っている力を発揮し、困っている人を助けたり、社会に役立つことを提供したことで、証明されるからです。自分のノウハウを出し惜しみすることなく、方法や法則として体系化し、人に享受しようとする意識を持つと、自分のレベルも上がっていくのです。
自分の持っているものを他人のために活かせる人が、本当の価値を創造できる人なのです。
人に与えることを心掛けることができているでしょうか。
21、あなたが必要とするすべてのものは、すでにあなたの中にあります。考えなくてはならないのはただひとつ、自分の持っている力をどのように使うか、なのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・作家・思想家 / ウォレス・ワトルズ
何か新しいスタートをしたいと思ったとき、実行できない理由として、今、自分が持っていないものばかり探してはいけません。すでに自分が持っているものを使って、顧客が喜ぶことを真剣に考えると、思ったより価値あるものがたくさんあることに気付くからです。
これまでの経験や培ってきたことで、自分が人に貢献できることをリストアップし、その中で、最も自信があるものだと感じたことを、どうやってできるか考えてみよう。
さあ、今持っている力をどのように使うか!!
22、成功は自分ひとりの努力によるものだと主張することは、浅はかで傲慢なことだ。どんな優れた業績も、多くの人々の手と心と頭に助けてもらって、はじめて可能になるのだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォルト・ディズニー
大きな仕事をやり遂げるには、自分の力だけでなく、多くの人の力を借りながら、相互支援の体制を組むことが、その可能性を最大化してくれるものです。社内外で役割分担をしたり、企業同士の業務提携を行なう場合でも、パートーナー会社の協力を得ることで、自分の強みにフォーカスすることができ、ひとりでは成し得なかったプロジェクトも実現することが可能になるからです。
どんな些細なことであったとしても、協力してくれた人たちには、心から感謝するとともに、お互いに貢献し合うという姿勢なのです。
人は分かち合い、公平性を感じたとき、自分だけが裕福になったときと比較して、5倍の快感を得ることができるとされています。
普段から人に感謝し、成果を分かち合っていますか。
23、今月の言葉
① 自分だけ勝てばいいというのでは一流にはなれない
・・・・・・・・・・・・・・・小出義雄(佐倉アスリート倶楽部社長)
② 人は自分が苦労して積み上げてきた技法や立場を守ろうとそこに固執してしまいがちだが、それでは新しい、思い切った挑戦はできない。
一度自分自身を潰してご破算にし、原点に立ち返って考えてみる。そして一から組み立てていく。いわば自己改革の繰り返しである
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北村武資(人間国宝/織物作家)
③ 人間の本当の値打ち、真価をはかる目安は二つあります。
第一は、その人の全知全能・自分のあらゆる気力能力を一瞬、かつ一点にどれほど集中することができるのかであります。
もう一点は、睡眠を切り詰めても精神の力によってどこまでそれを乗り切ることができるかです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森信三(哲学者)
④ 東洋的な老いは人間完成に向けた熟成期。
年を取るほど立派になり、息を引き取る時に最も完熟な風格を備える。
そういう人生でありたいものです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊與田覺(論語普及会学監)
⑤ 店を繁盛させて儲けたいという欲ではなく、人に何かを与えるという愛で心を満たす
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉冨学(ラーメン「一蘭」社長)
⑥ 人を見る時は肩書きや経歴を全部取り払って、その人自身がどういう人間なのかを見ないといけない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安岡正篤
(東洋思想家/昭和の歴代首相、財界人の指南役)
⑦ 資格を取る。人脈をつくる。それはそれで大切なことです。
けれど、どんな武器を持っていても、戦術が分からなければ、その武器は人生において価値をなさない。
大切なのは、それを使いこなす人間の心が備わっているかどうかです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久瑠あさ美(メンタルトレーナー)
⑧ 会社を好きになったこと、仕事を好きになったこと、そのことによって今日の私がある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・稲盛和夫
(京セラ名誉会長/日本航空名誉会長)
⑨ 困難に直面すると却って心が躍り、敢然と戦いを挑んでこれを打破していく。そんな人間でありたい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松下幸之助(パナソニック創業者)
⑩ 「雪の上を歩くと足跡がつくように、僕の作品の一つひとつは足跡に過ぎない。完成しない。
ただ完成への無限の憧憬なんです。
完成とは作品の中の僕がなくなることなんです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・棟方志功
(板画家/20世紀美術を代表する世界的巨匠)
⑪ どんな仕事であっても、生涯を賭けなければ何事もなし得ない。生涯を賭けない仕事は全部偽物です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・曽野綾子(作家)
⑫ これまでに様々な苦労がありましたが、すべては私という人間をつくるための土台になってくれたのだと感じます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森裕子(森からし蓮根17代目女将)
⑬ プロとして仕事にあたる時、最低限、周囲の人を不快にさせぬよう笑顔でいるのが礼儀であり、それができる人が「ビジネスの教養人」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小菅美恵子(笑顔塾社長)
⑭ 幸せは、決して遠くに求める必要はありません。
目の前の一瞬一瞬、今いるこの場こそがかけがえのない宝なのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木秀子(文学博士・シスター)
⑮ 誰よりも真剣に商売のことを考え、仕事に打ち込んでいくことで、初めてその情熱の灯火は社員なり、周囲の人に伝わっていく。
だから、いつでも自分の中に情熱の火を燃え滾らせていたいと思います
⑯ 楽しい楽しいって言っていれば楽しくなるし、
大変大変って言っていれば大変になる。
言葉は言霊といわれるように、たとえ苦しくても口にするのはいつもプラスの言葉だけ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・浅利妙峰
(320年続く糀屋本店女将/塩糀ブームの火付け役)
⑰ 人間はいわゆる能力には限界がある。しかし、努力には限界がない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三浦雄一郎
(史上最高齢80歳でのエベレスト登頂成功者)
⑱ 大業を成さんとするなら、各人がそのための基礎を固めるべきであり、その基礎とは自分自身の勉強です。
どんなに志があっても力がなければ他人はその人を信頼しない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北里柴三郎
(医学者/日本における細菌学界の草分け)
⑲ 人生には失敗はない。あるのは学びと成功のみ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・早川勝
(国内大手生命保険会社採用統括部部長)
⑳ 目の前にあるものはすべて自分で生かさなければ勝利者にはなれない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天野篤
(順天堂大学医学部教授/天皇陛下の心臓手術の執刀医)
○21自分の身に起こることは偶然ではなく、天が自分を試すために与えてくれた試練。
不条理だからこそ魂が磨かれるのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・梶山祐司(元競輪選手)
○22私がいつも心掛けてきたのは、
一、常に笑顔でいること
二、身だしなみをきちんと整えておくこと
三、常に相手の期待より少し上を目指していくこと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・里岡美津奈
(世界のVIPを数多く担当してきた元ANAキャビンアテンダント)
○23人生の福境禍区は、皆念想より造成す
(幸福か不幸かは人の心が決めることだ)
・・・・・・・・・・・・・『菜根譚』/祐木亜子(中国古典研究家)
○24夢の力を人生の中に取り込んで、常に前へと進んでいく。
僕が大きなケガや病気を克服できたのも夢があったから
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三浦雄一郎(冒険家)
○25苦しみも楽しみも一体でないと夢は達成できない
・・・・・・・・・・・・・・・大竹美喜(アフラック創業者・最高顧問)
○26失敗することは恥ずかしいこと、カッコ悪いことではない。
転んでも立ち上がり、また転んでも立ち上がることが尊い
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・喜多川泰(作家/聡明舎代表)
○27五分の時間を生かせぬ程度の人間に、大したことは出来ぬと考えてよい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・森信三(国民教育の師父/哲学者)
○28この世にいる限り汗水を垂らして歩んでいく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土田充義(鹿児島大学名誉教授)
○29幸せになりたいと願って幸せになれるものではありません。
大切なのは、常に楽しみ喜ぶ気持ちを持って暮らすことです
・・・・・・・・・・・『菜根譚』/訳・祐木亜子(中国古典研究家)
○30研究というのは、九分九厘が失敗するものです。
それでもへこたれず、前へ進み続けていれば、最後の一パーセントの成功が花になる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上田実
(再生医療の先駆者/名古屋大学大学院医学系研究科教授)
○31自分自身への挑戦を続けていれば、「驚くような出来事」「思いもしなかった幸運」にもこの先どんどん恵まれます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昇地三郎
(106歳の健康長寿マイスター/しいのみ学園創設者)
○32大きな仕事を成し遂げた人たちは、必ず「仕事にハマる」という経験をしている。
周囲から見ると大変そうだけど、本人は何も苦しくないどころか、楽しくて仕方がない
・・・・・・・・・・・・・・・大竹美喜(アフラック創業者・最高顧問)
○33幸運の女神は笑顔と謙虚な人のところに近寄ってくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・王貞治
(福岡ソフトバンクホークス会長/日本プロ野球名球会会長)
○34一番怖いのは怪我ではないし病気でもない。他人でもない。
自分自身の心に負けること
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・尾車浩一
(尾車部屋親方/首から下が全く動かない四肢麻痺から奇跡的な回復を成した
○35仕事をするということは時間を使うことであり、それは命を使うということ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤芳直
(S・Yワークス代表/3000社を超える企業の経営に携わってきた一流コンサルタント)
○36懸命に努力していると、同じように努力している人を引き寄せる。
よい人とご縁を結びたいなら、自分のレベルを上げなければなりません
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太田彩子
(ベレフェクト社長/延べ4万人の営業マンを支援してきた人材育成コンサルタント)
○37なぜ準備をするのか。それは言い訳を最小限にするためだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・イチロー(ニューヨーク・ヤンキース)
○38人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、
ひそかに自ら省み、自ら修めることである。
人生は心がけと努力次第である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安岡正篤
(東洋思想家/昭和の歴代首相、財界人の指南役)
○39思わなければ実現しない。
信じる通りになるのが人生である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・永守重信(日本電産社長)
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