2013/01/31
挫折
経営方針共有勉強会 2月
挫折
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2013年2月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀 泰治
1、空を飛んだ男
1月2日、沖縄・南風原(はえばる)町で開催された「新春 飛び安里(あんさと)凧揚げ大会」。大会名の「飛び安里」とは、200年以上前の琉球で、“空を飛んだ男”といわれる安里周(しゅう)当(とう)のことだ。
彼は、若いころに抱いた“大空を飛びたい”との夢を、失敗を繰り返しながらも、ついに成功させた、と伝えられる。同町では、その偉業をたたえ、弓の弾力を活用した、彼の飛行機のレプリカを制作し、展示している。
「飛び安里」が実際に飛行に成功したという文献は少なく、伝承によるものが多いが、今後、研究が進み検証されれば、ライト兄弟より100年以上も早く、空を飛んだ人物という事になる。彼は当時、飛行実験で世間を騒がせたとして逮捕されたこともあった。それでも、夢を叶えようとしたチャレンジ精神は、時代を超えて大切なことを教えている。
「成功するまで、絶対にあきらめない」との発明王エジソンの言葉もあるように『あきらめない』は夢えと飛翔するための確信と勇気の源である。
2、最高の〝 宝 〟
「現役で最高のホームランバッターだった」
長嶋茂雄氏が、ユニホームを脱ぐ松井秀喜選手に最大級の賛辞を送った。昨年末に飛び込んだ引退のニュース。
同選手が「一番の思い出」として挙げたのは「高校時代の甲子園での5打席連続敬遠」でも「ワールドシリーズのMVP」でもなく、「長嶋監督と2人で素振りをした時間」だった。野球と真摯に向き合った人でなければ言えない言葉だ。背番号「55」が放つ本塁打の放物線は多くの人に喜びを送った。
昨年、苦節の末につかんだ復帰後の初試合でも、豪快な一発。ベースを回る背番号は「35」に変わっていた。その時も、長嶋氏の背番号「3」を意識し、「師匠の番号を一ついただいた」と。日米通算507本本塁打のうち、背番号「35」で放った2本には特別な輝きがあるように思える。
「一流の人生には、必ず荘厳(そうごん)な『師弟の劇』があり、厳粛さがある。
期待に応えた人がいる。つかんだ栄光を捧げたい人がいる。そういう一念が、どんな苦労を厭(いと)わない不屈の力を、人に与える。師弟の苦難を乗り越えてきた歴史に、最高の〝宝〟がある。
3、問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きい。大して問題の無いものを解決しても、誰も金を払ってくれない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビノット・コースラ/サン・マイクロシステム共同設立者
一見、解決するのが難しい」と思えるような問題を抱えた商売は、誰もが参画するのを嫌がるものです。
ですが、その問題を克服し覆す(くつがえす)ことができれば、今までにない大きなチャンスを掴むことができるのです。
果敢に挑戦し、問題を解決する糸口を見つけ出すための行動をやめない限り、いつの日か独創的な方法を見つけ出すことも可能なのです。
自ら冒険の旅に乗り出し、常識の壁を打ち破ろう。
4、自分を破壊する一歩手前の負担が、自分を強くしてくれる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニーチェ
健康を維持するには、身体にる程度の負荷をかけ、筋力を増強したり、トレーニングをすることが効果的です。
なぜなら、筋肉をつけると、筋肉からの発熱が増えるので、寒さにも強くなり、体温とともに免疫力をも高まって病気を予防するために役立つからです。
だから、どんなことであれ、限界ギリギリまで負荷をかけ、鍛え抜くことが、自分自身の才能や能力を極限まで高め、本当の力を引き出してくれるのです。
自分を強くするために、適度な負荷をかけているか!!!
5、人生は常に頂上に近づくほど困難がましてくる。寒さは厳しくなり責任は重くなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニーチェ
誰にでも簡単に実現できることをやっていても、あまり成長することは望めないものです。
なぜなら、解決しなければなかない問題や困難が大きいほど、未知なる能力が開花する可能性を秘めており、これから臆することなくチャレンジすることで、さらなる成長を遂げることができるからです。
上の立場に就くほど、プレッシャーが増してきますが、責任が大きい分、達成する「やりがい」も膨らむのです。
数年前の自分と比べてどれだけ成長できているか!!!
6、私は、自分のバスケットボール人生の中で、9000回以上のシュートに失敗した。
300近いゲームに負け、26回は試合の勝敗を決めるシュートを外した。
私は、人生の中で何度も失敗している。そして、それこそが私が成功する理由なのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マイケル・ジョーダン
有名なスター選手でさえ、何度も失敗や挫折を味わっています。彼らがズバ抜けた存在なのは、悔しさをバネに、苦しい練習に耐え、勝つための原動力に変えたことによるのです。
大切なのは、失敗を糧に、そこから学び、改善し、成功するまで諦めないという心です。
シュートは、打たなければ入りません。
7、何かが障害として立ちはだかっているように感じても、実際には何もない。ただ、ベストを尽くすチャンスと、ある程度の成功を収められる可能性があるだけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マイケル・ジョーダン
物事が順調に進んでいるときは、新しい何かを考えたり、現在の仕組みを変えようという気は、なかなか起こらないものです。
しかし、売り上げの減少や競争他社の出現など、追い込まれた状況になると、否が応でも現状を打破しなくてはいけないという切迫感が出てきます。
そんな何かに挑戦している時こそ、最大のチャンスであると捉え、逆境を乗り越えるために、最善を尽くしていけば、さらなる成長と飛躍できる可能性が待っているのです。
見えない限界にチャレンジ!!
8、凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されていときではない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウィストン・チャーチル
逆境に陥ったからこそ、秘めていた本当の力が目覚め、それまで見えていなかったものが、突如見えてくる瞬間があります。
その理由は、中途半端にうまくいっている状態よりも、最悪と思えるくらいの方が、覚悟が決まったり、本質を考え、的確な答えを導きだすことが可能となるからです。
厳しい風に打たれたとしても、諦めることなく正面から立ち向かっていく決意が、あなたの真の力を覚醒(かくせい)させ、大きく飛躍する機会をもたらしてくれるのです。
風に流されず、己が信じる道を突き進むことです。
9、好奇心がなければ、チャンスは見つけられない。そして、勝負に出なければ、チャンスを掴むことはできない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発明家/クラレンス・バーズアイ
人生には、入学試験や資格試験、顧客獲得の営業やプレゼンテーションなど、勝たなくてはならない、様々な局面があります。
そんなとき、大切なのは、自発的な調査や学習といった知的活動のもとになる「好奇心」を発揮することなのです。
なぜなら、好奇心によって心底から学習の意欲が湧きあがってくれば、勝負に勝つための戦略を考える「勝負脳」にチェンジすることが可能だからです。
好奇心を持って、チャンスを掴みにいっていますか。
10、人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フランシス・ベーコン
多くの人は、何かに取り組むとき、楽をしようとして、近道や整備された道へ行こうとします。その結果、なぜかうまくいかなかったり、逆に遠回りになってしまうことがあります。
なぜなら、すでに多くの人が通っている安全な道を選んだ場合、画期的な何かを発見できることが少ないからです。
あえて厳しい道を選択し、立ちふさがる難関をクリアすることができれば、困難な環境に身を置く中で問題解決能力が高まり、今までにないヒントを発見し、大きなチャンスを掴むことができるのです。
これから通るべき道は、どんな道でしょう。
11、何かが本当に欲しくてたまらないとき、突如として思いがけない能力が発揮されることがある。
信念、決意があれば、私たちが日頃不可能だと思っていることも成し遂げられる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョー・トーリ
何かを習得する際に進歩が一時的に止まってしまい、横ばい状態になることがあります。そんな時は、停滞期と言われる、一時的な停滞状態にあるだけで、これまでの練習や良い習慣を決してやめてはいけません。
なぜなら、大きな目標を成し遂げるために、長年にわたり、継続して取り組んできたことは、いつの日か花が開くときが必ずやってくるからです。それには、心の底から、欲しい、達成したいと願い、諦めることなく、行動を続ける決意をすることが大事なのです。
限界を突破するには、夢とアイデアを携え、どれだけ強い「信念」を持ち、やり遂げたいと願っているかが鍵となります。
12、ゴルフにバンカーやハザードがなければ、簡単で退屈に違いない。人生も然りだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パーティ・フォーブス
ゴルフが面白いのは、難しいコースに挑戦し、多くの難関を攻略するというストーリーがあるからです。たとえばバンカーに入ったとしても、何度も経験しているうちに、それ自体を回避したり、そこから抜け出す技術も向上してきます。
困難な状況に陥ったとしても。その先に得られるものをイメージできれば、精神的にも強くなれるのです。
自分を成長させてくれる何かに、挑戦です。
13、人生の最大の喜びは、あなたにはできないと言われたことをすることだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォルター・パジョット
誰もが困難だと思うことや、何か新しい物事に挑戦しようとしたとき、他人から不可能だと言われて悔しい思いをすることもあると思います。
しかし、どんなことを言われたとしても、その悔しさをバネにすることができれば、考え方次第で、爆発的な能力を発揮させる大きな原動力になるのです。だから、他人から見れば無理だと思えることででも、自分ならできるという揺るぎない自信を持つことが大切なのです。
何事もプラスの発想に転換すれば、それ自体が、自己成長させてくれる良い機会となるのです。
あなたの人生の喜びは、何を成し遂げることですか。
14、大鵬
大一番が近づく夕暮時、先頭から客が消え、電気店の店先のブラウン管テレビに人だかりができた。昭和の名横綱・大鵬は高度成長時代を象徴する国民的ヒーローだった。
当時、評論家には「大鵬の相撲は型なしだ」と批判された。基本の構えも持たない彼の相撲を、〝横綱らしくない小さな相撲〟と酷評したのだ。だが、師匠のニ所ノ関親方は「相手次第でどんな相撲も取れる」「お前には自然体という立派な型があるじゃないか」と励ました(『巨人、大鵬、卵焼き』日本経済新聞社)
自然体は自由気ままとは違う。大鵬親方が、かつて語っていた言葉の中に「自然体」の意味のヒントがあった。
「《押し込む力》を磨きあげることです。前に出る。押す。その力と勢いが増せば、相手が見えてくる。そのちょっとした余裕の中で、技は決まるんです」
瞬間で勝負が決まる土俵の上で。「余裕」「自然体」であるために、どれほどの鍛錬があったか。基本を徹底的に磨いた上につかんだ自信の成せるわざに違いない。
伝説の鳥「大鵬」は、ひと飛び9万里を行くという。だが、大空を自在に翔(かけ)る王者にも、羽を必死に動かし鍛える時代があったはずだ。
きょうの努力を怠るまい。
15、負けてたまっか!
作家の阿久悠さんの文章には、自筆で、縦書きが多かったという。縦書きにこだわったのは訳がある。届けた相手が文面を読む。その時、横書きでは否定するかのように首を左右に振ってしまうが、縦書きなら自然とうなずくようになる。それが理由だったらしい。星の数ほどヒット曲を世に送り出した指先には、天賦の才能だけでなく、人と人との〝心の共鳴〟を何よりも大切にする思いが宿っていた。だからこそ、多彩かつ複雑な人間模様を、あれほどに味わい深く、聴き手の心に届けることができたのだろう。
この新春、福島の友人からの賀状が届いた。希望を見いだし、前進している様子が、文面からうかがえた。
福島県外に避難し、昨年は来なかったが、今年の文末に力強い自筆で3行の言葉が描き加えてあった。
「1年目、負けなかった。
2年目、負けなかった。
3年目、負けてたまっか!」
大震災から1年10か月になる今、復興の状況は一様ではない。だからこそ、それぞれの友が復興の春を目指す一歩一歩に寄り添い、心を合わせ、共に励まし進みたい。
16、おむすび
母が娘に語る。「おむすびが、どうしておいしいのだか知っていますか。あれはね、人間が手で握りしめて作るからですよ」 太宰治の『斜陽』の一シーンだ。
1月17日は「おむすびの日」18年前の阪神淡路大震災では、炊き出しボランティアのおむすびに、多くの被災者が救われ、励まされた。この善意に心を留めようと、記念日になった。
ある友人宅にお邪魔した際に、「ご一緒にいかがですか」と、おむすびのもてなしを受けた。一昨年の東日本大震災で自宅を離れ、避難所で数日を過ごした友人の家族は、そこで手渡された一つのおにぎりを親子で分け合ったという。
誰が握ってくれたかわからない。だが、ほのかにぬくもりが残っていたおむすびに、〝一刻も早く被災者に!〟との思いを感じた。「その人と心が結ばれたという希望が、〝負けないで、生きていこう〟という勇気になりました」 以来、「その思いを忘れまい」と年頭、おせちに変えて、おむすびを味わうという。
「おむすび」は「恩結び」でもあるだろう。直接、手を握ることはできなくても、握りしめた励ましの真心は必ず相手に届く。
心は見えない。しかし、心はつながる。心は心を動かす。
17、どのような経験であろうと、全部自分の人生の糧になる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡崎朋美(スピードスケート選手)
18、自分の哲学を落とし込む時間を持つことでブレない軸をつくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡邉幸義(アイエスエフネット社長)
19、ジャンプする時には1回しゃがむだろう。
悩みやスランプは今よりも高い所へ行くためにある。
それに耐えられさえすれば、新たな世界が開けてくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡田武史(サッカー日本代表前監督)
20、人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない
中村久子(四肢切断というハンデを生き抜いた女性)
21、人生に始めも終わりもない。どこからでもやり直せる。
「今」を感謝して、しっかり生きていくことが大切です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西端春枝(真宗大谷派浄信寺副住職)
22、悲しむという心は決して病気ではなく、人としてとても大切な感情
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・笹原留似子(復元納棺師)
23、成功とは99%の失敗に支えられた1%
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本田宗一郎(ホンダ創業者)
24、どんなに周りから無理だと言われようとも、過去の自分ではなく、未来の自分を信じて進む
久瑠あさ美(メンタルトレーナー)
25、人生の花はすぐには咲かない。数年後に花開く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鎌田洋(ヴィジョナリー・ジャパン社長)
26、自然は人間に災いをもたらすが、逆に豊かな実りや大漁をもたらす。
自然の法則の中に生きる者は、ただ黙ってすべてを受け入れ、その法則に沿って生きてい かなければならない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤波祥子(八重垣神社22代目宮司/東日本大震災の津波ですべてを流失した)
挫折
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2013年2月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀 泰治
1、空を飛んだ男
1月2日、沖縄・南風原(はえばる)町で開催された「新春 飛び安里(あんさと)凧揚げ大会」。大会名の「飛び安里」とは、200年以上前の琉球で、“空を飛んだ男”といわれる安里周(しゅう)当(とう)のことだ。
彼は、若いころに抱いた“大空を飛びたい”との夢を、失敗を繰り返しながらも、ついに成功させた、と伝えられる。同町では、その偉業をたたえ、弓の弾力を活用した、彼の飛行機のレプリカを制作し、展示している。
「飛び安里」が実際に飛行に成功したという文献は少なく、伝承によるものが多いが、今後、研究が進み検証されれば、ライト兄弟より100年以上も早く、空を飛んだ人物という事になる。彼は当時、飛行実験で世間を騒がせたとして逮捕されたこともあった。それでも、夢を叶えようとしたチャレンジ精神は、時代を超えて大切なことを教えている。
「成功するまで、絶対にあきらめない」との発明王エジソンの言葉もあるように『あきらめない』は夢えと飛翔するための確信と勇気の源である。
2、最高の〝 宝 〟
「現役で最高のホームランバッターだった」
長嶋茂雄氏が、ユニホームを脱ぐ松井秀喜選手に最大級の賛辞を送った。昨年末に飛び込んだ引退のニュース。
同選手が「一番の思い出」として挙げたのは「高校時代の甲子園での5打席連続敬遠」でも「ワールドシリーズのMVP」でもなく、「長嶋監督と2人で素振りをした時間」だった。野球と真摯に向き合った人でなければ言えない言葉だ。背番号「55」が放つ本塁打の放物線は多くの人に喜びを送った。
昨年、苦節の末につかんだ復帰後の初試合でも、豪快な一発。ベースを回る背番号は「35」に変わっていた。その時も、長嶋氏の背番号「3」を意識し、「師匠の番号を一ついただいた」と。日米通算507本本塁打のうち、背番号「35」で放った2本には特別な輝きがあるように思える。
「一流の人生には、必ず荘厳(そうごん)な『師弟の劇』があり、厳粛さがある。
期待に応えた人がいる。つかんだ栄光を捧げたい人がいる。そういう一念が、どんな苦労を厭(いと)わない不屈の力を、人に与える。師弟の苦難を乗り越えてきた歴史に、最高の〝宝〟がある。
3、問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きい。大して問題の無いものを解決しても、誰も金を払ってくれない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビノット・コースラ/サン・マイクロシステム共同設立者
一見、解決するのが難しい」と思えるような問題を抱えた商売は、誰もが参画するのを嫌がるものです。
ですが、その問題を克服し覆す(くつがえす)ことができれば、今までにない大きなチャンスを掴むことができるのです。
果敢に挑戦し、問題を解決する糸口を見つけ出すための行動をやめない限り、いつの日か独創的な方法を見つけ出すことも可能なのです。
自ら冒険の旅に乗り出し、常識の壁を打ち破ろう。
4、自分を破壊する一歩手前の負担が、自分を強くしてくれる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニーチェ
健康を維持するには、身体にる程度の負荷をかけ、筋力を増強したり、トレーニングをすることが効果的です。
なぜなら、筋肉をつけると、筋肉からの発熱が増えるので、寒さにも強くなり、体温とともに免疫力をも高まって病気を予防するために役立つからです。
だから、どんなことであれ、限界ギリギリまで負荷をかけ、鍛え抜くことが、自分自身の才能や能力を極限まで高め、本当の力を引き出してくれるのです。
自分を強くするために、適度な負荷をかけているか!!!
5、人生は常に頂上に近づくほど困難がましてくる。寒さは厳しくなり責任は重くなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニーチェ
誰にでも簡単に実現できることをやっていても、あまり成長することは望めないものです。
なぜなら、解決しなければなかない問題や困難が大きいほど、未知なる能力が開花する可能性を秘めており、これから臆することなくチャレンジすることで、さらなる成長を遂げることができるからです。
上の立場に就くほど、プレッシャーが増してきますが、責任が大きい分、達成する「やりがい」も膨らむのです。
数年前の自分と比べてどれだけ成長できているか!!!
6、私は、自分のバスケットボール人生の中で、9000回以上のシュートに失敗した。
300近いゲームに負け、26回は試合の勝敗を決めるシュートを外した。
私は、人生の中で何度も失敗している。そして、それこそが私が成功する理由なのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マイケル・ジョーダン
有名なスター選手でさえ、何度も失敗や挫折を味わっています。彼らがズバ抜けた存在なのは、悔しさをバネに、苦しい練習に耐え、勝つための原動力に変えたことによるのです。
大切なのは、失敗を糧に、そこから学び、改善し、成功するまで諦めないという心です。
シュートは、打たなければ入りません。
7、何かが障害として立ちはだかっているように感じても、実際には何もない。ただ、ベストを尽くすチャンスと、ある程度の成功を収められる可能性があるだけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マイケル・ジョーダン
物事が順調に進んでいるときは、新しい何かを考えたり、現在の仕組みを変えようという気は、なかなか起こらないものです。
しかし、売り上げの減少や競争他社の出現など、追い込まれた状況になると、否が応でも現状を打破しなくてはいけないという切迫感が出てきます。
そんな何かに挑戦している時こそ、最大のチャンスであると捉え、逆境を乗り越えるために、最善を尽くしていけば、さらなる成長と飛躍できる可能性が待っているのです。
見えない限界にチャレンジ!!
8、凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されていときではない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウィストン・チャーチル
逆境に陥ったからこそ、秘めていた本当の力が目覚め、それまで見えていなかったものが、突如見えてくる瞬間があります。
その理由は、中途半端にうまくいっている状態よりも、最悪と思えるくらいの方が、覚悟が決まったり、本質を考え、的確な答えを導きだすことが可能となるからです。
厳しい風に打たれたとしても、諦めることなく正面から立ち向かっていく決意が、あなたの真の力を覚醒(かくせい)させ、大きく飛躍する機会をもたらしてくれるのです。
風に流されず、己が信じる道を突き進むことです。
9、好奇心がなければ、チャンスは見つけられない。そして、勝負に出なければ、チャンスを掴むことはできない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発明家/クラレンス・バーズアイ
人生には、入学試験や資格試験、顧客獲得の営業やプレゼンテーションなど、勝たなくてはならない、様々な局面があります。
そんなとき、大切なのは、自発的な調査や学習といった知的活動のもとになる「好奇心」を発揮することなのです。
なぜなら、好奇心によって心底から学習の意欲が湧きあがってくれば、勝負に勝つための戦略を考える「勝負脳」にチェンジすることが可能だからです。
好奇心を持って、チャンスを掴みにいっていますか。
10、人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フランシス・ベーコン
多くの人は、何かに取り組むとき、楽をしようとして、近道や整備された道へ行こうとします。その結果、なぜかうまくいかなかったり、逆に遠回りになってしまうことがあります。
なぜなら、すでに多くの人が通っている安全な道を選んだ場合、画期的な何かを発見できることが少ないからです。
あえて厳しい道を選択し、立ちふさがる難関をクリアすることができれば、困難な環境に身を置く中で問題解決能力が高まり、今までにないヒントを発見し、大きなチャンスを掴むことができるのです。
これから通るべき道は、どんな道でしょう。
11、何かが本当に欲しくてたまらないとき、突如として思いがけない能力が発揮されることがある。
信念、決意があれば、私たちが日頃不可能だと思っていることも成し遂げられる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョー・トーリ
何かを習得する際に進歩が一時的に止まってしまい、横ばい状態になることがあります。そんな時は、停滞期と言われる、一時的な停滞状態にあるだけで、これまでの練習や良い習慣を決してやめてはいけません。
なぜなら、大きな目標を成し遂げるために、長年にわたり、継続して取り組んできたことは、いつの日か花が開くときが必ずやってくるからです。それには、心の底から、欲しい、達成したいと願い、諦めることなく、行動を続ける決意をすることが大事なのです。
限界を突破するには、夢とアイデアを携え、どれだけ強い「信念」を持ち、やり遂げたいと願っているかが鍵となります。
12、ゴルフにバンカーやハザードがなければ、簡単で退屈に違いない。人生も然りだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パーティ・フォーブス
ゴルフが面白いのは、難しいコースに挑戦し、多くの難関を攻略するというストーリーがあるからです。たとえばバンカーに入ったとしても、何度も経験しているうちに、それ自体を回避したり、そこから抜け出す技術も向上してきます。
困難な状況に陥ったとしても。その先に得られるものをイメージできれば、精神的にも強くなれるのです。
自分を成長させてくれる何かに、挑戦です。
13、人生の最大の喜びは、あなたにはできないと言われたことをすることだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォルター・パジョット
誰もが困難だと思うことや、何か新しい物事に挑戦しようとしたとき、他人から不可能だと言われて悔しい思いをすることもあると思います。
しかし、どんなことを言われたとしても、その悔しさをバネにすることができれば、考え方次第で、爆発的な能力を発揮させる大きな原動力になるのです。だから、他人から見れば無理だと思えることででも、自分ならできるという揺るぎない自信を持つことが大切なのです。
何事もプラスの発想に転換すれば、それ自体が、自己成長させてくれる良い機会となるのです。
あなたの人生の喜びは、何を成し遂げることですか。
14、大鵬
大一番が近づく夕暮時、先頭から客が消え、電気店の店先のブラウン管テレビに人だかりができた。昭和の名横綱・大鵬は高度成長時代を象徴する国民的ヒーローだった。
当時、評論家には「大鵬の相撲は型なしだ」と批判された。基本の構えも持たない彼の相撲を、〝横綱らしくない小さな相撲〟と酷評したのだ。だが、師匠のニ所ノ関親方は「相手次第でどんな相撲も取れる」「お前には自然体という立派な型があるじゃないか」と励ました(『巨人、大鵬、卵焼き』日本経済新聞社)
自然体は自由気ままとは違う。大鵬親方が、かつて語っていた言葉の中に「自然体」の意味のヒントがあった。
「《押し込む力》を磨きあげることです。前に出る。押す。その力と勢いが増せば、相手が見えてくる。そのちょっとした余裕の中で、技は決まるんです」
瞬間で勝負が決まる土俵の上で。「余裕」「自然体」であるために、どれほどの鍛錬があったか。基本を徹底的に磨いた上につかんだ自信の成せるわざに違いない。
伝説の鳥「大鵬」は、ひと飛び9万里を行くという。だが、大空を自在に翔(かけ)る王者にも、羽を必死に動かし鍛える時代があったはずだ。
きょうの努力を怠るまい。
15、負けてたまっか!
作家の阿久悠さんの文章には、自筆で、縦書きが多かったという。縦書きにこだわったのは訳がある。届けた相手が文面を読む。その時、横書きでは否定するかのように首を左右に振ってしまうが、縦書きなら自然とうなずくようになる。それが理由だったらしい。星の数ほどヒット曲を世に送り出した指先には、天賦の才能だけでなく、人と人との〝心の共鳴〟を何よりも大切にする思いが宿っていた。だからこそ、多彩かつ複雑な人間模様を、あれほどに味わい深く、聴き手の心に届けることができたのだろう。
この新春、福島の友人からの賀状が届いた。希望を見いだし、前進している様子が、文面からうかがえた。
福島県外に避難し、昨年は来なかったが、今年の文末に力強い自筆で3行の言葉が描き加えてあった。
「1年目、負けなかった。
2年目、負けなかった。
3年目、負けてたまっか!」
大震災から1年10か月になる今、復興の状況は一様ではない。だからこそ、それぞれの友が復興の春を目指す一歩一歩に寄り添い、心を合わせ、共に励まし進みたい。
16、おむすび
母が娘に語る。「おむすびが、どうしておいしいのだか知っていますか。あれはね、人間が手で握りしめて作るからですよ」 太宰治の『斜陽』の一シーンだ。
1月17日は「おむすびの日」18年前の阪神淡路大震災では、炊き出しボランティアのおむすびに、多くの被災者が救われ、励まされた。この善意に心を留めようと、記念日になった。
ある友人宅にお邪魔した際に、「ご一緒にいかがですか」と、おむすびのもてなしを受けた。一昨年の東日本大震災で自宅を離れ、避難所で数日を過ごした友人の家族は、そこで手渡された一つのおにぎりを親子で分け合ったという。
誰が握ってくれたかわからない。だが、ほのかにぬくもりが残っていたおむすびに、〝一刻も早く被災者に!〟との思いを感じた。「その人と心が結ばれたという希望が、〝負けないで、生きていこう〟という勇気になりました」 以来、「その思いを忘れまい」と年頭、おせちに変えて、おむすびを味わうという。
「おむすび」は「恩結び」でもあるだろう。直接、手を握ることはできなくても、握りしめた励ましの真心は必ず相手に届く。
心は見えない。しかし、心はつながる。心は心を動かす。
17、どのような経験であろうと、全部自分の人生の糧になる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡崎朋美(スピードスケート選手)
18、自分の哲学を落とし込む時間を持つことでブレない軸をつくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡邉幸義(アイエスエフネット社長)
19、ジャンプする時には1回しゃがむだろう。
悩みやスランプは今よりも高い所へ行くためにある。
それに耐えられさえすれば、新たな世界が開けてくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡田武史(サッカー日本代表前監督)
20、人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない
中村久子(四肢切断というハンデを生き抜いた女性)
21、人生に始めも終わりもない。どこからでもやり直せる。
「今」を感謝して、しっかり生きていくことが大切です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西端春枝(真宗大谷派浄信寺副住職)
22、悲しむという心は決して病気ではなく、人としてとても大切な感情
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・笹原留似子(復元納棺師)
23、成功とは99%の失敗に支えられた1%
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本田宗一郎(ホンダ創業者)
24、どんなに周りから無理だと言われようとも、過去の自分ではなく、未来の自分を信じて進む
久瑠あさ美(メンタルトレーナー)
25、人生の花はすぐには咲かない。数年後に花開く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鎌田洋(ヴィジョナリー・ジャパン社長)
26、自然は人間に災いをもたらすが、逆に豊かな実りや大漁をもたらす。
自然の法則の中に生きる者は、ただ黙ってすべてを受け入れ、その法則に沿って生きてい かなければならない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤波祥子(八重垣神社22代目宮司/東日本大震災の津波ですべてを流失した)
コメント追加