2011/04/04
経営方針共有勉強会 4月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2011年4月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀 泰治
1、仕事や経営で重視すべき事
・・・・・・・・・・・・・・・・・・大和ハウス工業を躍進させた会長の樋口武男氏
どんな大会社も最初は中小企業だというのは確かなことです。
私は一昨年、日本を代表する有名企業の経営者とお会いする機会がありました。
うちはリチウムイオン電池をやりたいと言って、すぐに昨年の春、工場をオープンしたのですが、その方は、
「樋口さん、大和ハウスは何を目指しているんだ」
と聞くのです。
「うちは創業者の教えで、世の中に必要とされることを事業化していきたい」
と答えると、
「それにしてもリチウムイオン電池なんておよそ住宅会社とは縁がないし、何でそこまでの速さで事業化できるんだ」
とおっしゃる。私は、
「うちはベンチャー企業です。中小企業はスピードが命です」
と答えておきました。
1兆円企業が中小企業とはいいませんよ、と言われましたが、私はずっとそのつもりで仕事をしてきました。
2、「人間的成功」とは、
仕事を通じて学んだ事。
いわゆる「成功」とは「社会的成功」にしかすぎず、「成功」にはもう一つあることを・・・それが「人間的成功」でした。
「社会的成功」いわゆる「成功」とは、社会的地位や財産を得ること。
そして「人間的成功」とは、人間性が高いこと。
人としての価値が高いこと。
徳が高いこと。
そして
使命を全うすること。
人はとかく「成功」というと「社会的成功」のみを追い求めてしまい「社会的成功」を手に入れることで満足をしてしまう。
しかしその「社会的成功」だけでは「成功」は長続きしない。
「人間的成功」も同時に追い求め、探求していくことで「成功」が長続きするベースが構築されていく。
つまり「人間的成功」が土台となり、その上に「社会的成功」が上積みされた結果、はじめて継続的な「成功」を手に入れることが出来る。
そしてそれこそが「本物の成功者」だ
・・・・・・・・・・・・・・・・ある会計事務所の先生より
3、“われわれの人格以上のモノは買ってもらえない!”
氣に入らない相手から我慢してまで買わなければならないほどモノが不足している時代ではない。別に我々から買わなくてもモノはどこででも手に入る。では、なぜ我々から買ってくれるのか。なぜよその店に行かないのか?
それはモノではなく、目の前のわれわれを買ってくれているからなのだ。
われわれにそれなりの好感を抱いているから、なのである。好きになってもらえれば、たとえわれわれが煙草のシケモク(残り少い吸い掛けのタバコのこと)をおススメしても喜んで買ってもらえるかも知れない。
かたや、われわれの人柄を氣に入ってもらえなければ、どんなに良い商品をおススメしてもお客様は二度と振り返ることをしない。
だからこそ、われわれがお客様におススメし、お客様がそれを買ってくれた時、われわれは本当に嬉しく感じるんですね。それは、お客様が商品でなく、我々を買ってくれているからであり、我々も無意識のうちにそれを感じているからなんですね。ですから、さらに、お客様が註文されたモノを、心を込めてお渡しし、お客様に喜んでもらえたとき、何物にも替えがたい感動を手にすることができるわけです。
まさに、接客サービス業の醍醐味ですね。
「労せずして得たものは、苦労して返さなければならない時が必ず来る」と言う言葉が有りますが、一人一人のお客様に365日、一人一人のメンバー(社員・パート・アルバイト)が常に心を込めて接客すると言う事は大変な苦労を伴います。しかし、我々の競争相手も全く同じ苦労をしていますし、やはり中々実現できていません。だからこそ、それが実現できた時に大変な競争力を持つことになり、他を圧倒することができる訳です。苦労が実となって返ってくるわけですね。
しかし、ディズニーランドでの例として有名な話の様に、たとえ100人の中で、たった一人が0点のサービスをしたら、まさに、「飲もうとしたグラスにたった一滴のどぶ水が落ちた」様に、一瞬にして全てが駄目にしてしまう怖さもあります。だから、差がつくんですね。だから、面白い!ワクワクドキドキ!
頑張ってやっていれば、いずれはお客様に認められ、やり続けていた人のみが最後に成功と言う栄冠を手にします。その栄冠とは、お客様に認められた満足感と、「やった!」と言う皆んなで味わう充実感、そして自分自身の成長です
・・・・・・・・・・・・・・・・・ある人のお話しです。
4、いつまでも宝物
ある日、インフォメーションに一人の男性が暗い顔でやって来ました。
「あの・・・・・・落とし物をしてしまって」
「どういったものでしょうか?」
「サイン帳です。子供がミッキーとかミニーちゃんのサインが欲しいって、園内のいろんなところを回って書いて貰ったものです。あと少しでキャラクター全員のサインが揃うところだったんですが・・・・・・」
インフォメーションにサイン帳は届いていませんでした。心当たりの場所にも片っ端から電話をかけてみましたが、どこにも届いていないという返事でした。
「ご滞在はいつまででしょうか?」
「2泊3日のツアーに参加しているので、2日後のお昼には帰ることになっています」
「ではこの後もう少し探してみますので、お帰りの前にもう一度こちらにお立ち寄り下さいますか?それまでには見つけられると思いますので」
そのキャストはサイン帳の特徴を詳しく聴き、男性を送り出しました。
男性が帰った後、さらにいくつかの小さいセクションに電話をしました。サイン帳のことを伝え、さらに他のキャストにも声をかけて貰って、大勢でパーク内を一斉に探して回りました。
ところがどうしても見つからなかった。キャラクターのサインがあるサイン帳だから、誰かがそれを拾った時、嬉しくて持って帰ってしまったのかもしれません。
2日後、この間の男性がインフォメーションに現れました。
「どうでしたか?」
たぶん見つからなかっただろう、という口振りでした。
キャストは残念そうに答ました。
「大変申し訳ございません。全力で探したのですが、サイン帳を見つけることはできませんでした。しかしお客様・・・・・・」
1冊のノートが差し出されました。
「どうぞかわりにこちらのサイン帳をお持ち帰りください」
渡されたノートを開いて見ると、そこにはなんとキャラクターのサインが書かれていました。しかもキャラクター全員分のサインがちゃんと揃っていたのです。
キャストは落としたサイン帳と同じものをお店で見つけてきて、いろんなエリアを歩き回り、キャラクターたちにサインを書いて貰ったと説明しました。
男性は顔をくしゃくしゃにして喜び、何度も何度もお礼を言って帰りました。
この話はこれで終りではありません。
後日一通の手紙が届きました。
先日はサイン帳の件、本当に有難うございました。
実は連れてきていた息子は脳腫瘍を患っていて、いつ大事に至るかわからないような状態だったのです。
息子は物心ついたときから、ディズニーのことが大好きでした。
「パパ、いつか絶対ディズニーランドに連れてってね」
と毎日のように言っていました。
私はそうだね、行こうねと答ながら、でももしかしたら約束を果たせないかもしれないと不安に思っていました。
命は、あと数日で終わってしまうかもしれない。だからせめて今のうちに喜ばせてあげたいと思い、無理を承知でディズニーランドへ連れて行きました。
その息子が、ずっと夢にまで見ていた大切なサイン帳を落としてしまったのです。息子の落ち込みようは見ていて苦しくなるほどでした。
しかし、あなたが用意して下さったサイン帳を渡したときの息子の顔が忘れられません。「あったんだね!パパありがとね!」と本当に、本当に幸せそうな顔でした。
ほんの数日前、息子はこの世を去りました。
ずっと、サイン帳をながめていました。
「ディズニーランド楽しかったね。また行こうね」と言い続けていました。
眠りにつく時も、サイン帳を抱えたままでした。
もしあなたがあの時、サイン帳を用意してくださらなかったら、息子はあんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。
息子はディズニーランドの星になったと思っています。
あなたのお陰です。本当に有難うございました。
手紙を読んだキャストは、その場で泣き崩れました。
・・・・・・・
落とし物を一所懸命探してあげた。それでも見つからなかった。だから「申し訳ございません。一所懸命探したのですが、見つけることができませんでした」と言う謝罪をすれば、それで十分だと普通は考えます。ゲストも納得するでしょうし、誰も責めることはないと思います。
でもこのキャストは、自分にできることは何か?と考えた。
ゲストの家族の深い事情なんて知り様がない。ただいつ、どんなときでも、誰かに尽くそうと言う氣持ちだけがありました。その氣持ちが、亡くなった男の子とそのご両親をどれだけ救ったことでしょうか。
ディズニーランドには絶対にしてはいけない、たったひとつの掟(おきて)があります。それはゲストの夢を壊すと言うことです。悲しんでいる顔を笑顔に変えるにはどうすればいいか。キャストはいつもそう考えながら、ゲストと接しているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・最後のパレードディズニーランドで本当にあった心温まる話
・・・・・・・・・・・・・・・・(サンクチュアリ出版)より
5、3月の言葉
人生は一生ゆっくりの学び
・・・・・・・・・・・・・・・・・坂田道信(ハガキ道伝道者)
相手を尊敬することが、結果的に自分を強くする
・・・・・・・・・・・・・・・・・張栩(囲碁棋士)
教えるよりも感じさせる
・・・・・・・・・・・・・・・・・高嶋仁(智辯和歌山野球部監督)
自分の「名前」を大事にせよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・木村若友(浪曲師)
一所懸命やっていたら次が来る
・・・・・・・・・・・・・・・・・高樹のぶ子(作家)
物事を明るく見る癖をつける
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡邉五郎三郎(福島新樹会代表幹事)
迷いのないところに悟りはない
・・・・・・・・・・・・・・・・・伊與田覺(論語普及会学監)
技術は愛情です
・・・・・・・・・・・・・・・・・今野華都子(エステティシャン)
謙虚にして驕らず
・・・・・・・・・・・・・・・・・福永正三(京セラオプテック元社長)
人の長所を見よ
・・・・・・・・・・・・・・・・・テッド・クロンガスキー(アメリカ合衆国オレゴン州知事)
上に立つ者はストーリーテラーたれ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・平田雅彦(企業社会責任フォーラム理事)
この試練を越えよう
これを越えたところに
また一つの新しい自己が
見出されよう
・・・・・・・・・・・・・・・・・坂村真民(仏教詩人)
人間の力は無限
・・・・・・・・・・・・・・・・・・松下幸之助
暗黒を嘆くより、一燈を点けましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・安岡正篤
人間は追い詰められると力が出ます
・・・・・・・・・・・・・・・・・村上和雄(筑波大学名誉教授)
全員の写真は撮れませんでしたが、皆さんまじめに参加してもらっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2011年4月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀 泰治
1、仕事や経営で重視すべき事
・・・・・・・・・・・・・・・・・・大和ハウス工業を躍進させた会長の樋口武男氏
どんな大会社も最初は中小企業だというのは確かなことです。
私は一昨年、日本を代表する有名企業の経営者とお会いする機会がありました。
うちはリチウムイオン電池をやりたいと言って、すぐに昨年の春、工場をオープンしたのですが、その方は、
「樋口さん、大和ハウスは何を目指しているんだ」
と聞くのです。
「うちは創業者の教えで、世の中に必要とされることを事業化していきたい」
と答えると、
「それにしてもリチウムイオン電池なんておよそ住宅会社とは縁がないし、何でそこまでの速さで事業化できるんだ」
とおっしゃる。私は、
「うちはベンチャー企業です。中小企業はスピードが命です」
と答えておきました。
1兆円企業が中小企業とはいいませんよ、と言われましたが、私はずっとそのつもりで仕事をしてきました。
2、「人間的成功」とは、
仕事を通じて学んだ事。
いわゆる「成功」とは「社会的成功」にしかすぎず、「成功」にはもう一つあることを・・・それが「人間的成功」でした。
「社会的成功」いわゆる「成功」とは、社会的地位や財産を得ること。
そして「人間的成功」とは、人間性が高いこと。
人としての価値が高いこと。
徳が高いこと。
そして
使命を全うすること。
人はとかく「成功」というと「社会的成功」のみを追い求めてしまい「社会的成功」を手に入れることで満足をしてしまう。
しかしその「社会的成功」だけでは「成功」は長続きしない。
「人間的成功」も同時に追い求め、探求していくことで「成功」が長続きするベースが構築されていく。
つまり「人間的成功」が土台となり、その上に「社会的成功」が上積みされた結果、はじめて継続的な「成功」を手に入れることが出来る。
そしてそれこそが「本物の成功者」だ
・・・・・・・・・・・・・・・・ある会計事務所の先生より
3、“われわれの人格以上のモノは買ってもらえない!”
氣に入らない相手から我慢してまで買わなければならないほどモノが不足している時代ではない。別に我々から買わなくてもモノはどこででも手に入る。では、なぜ我々から買ってくれるのか。なぜよその店に行かないのか?
それはモノではなく、目の前のわれわれを買ってくれているからなのだ。
われわれにそれなりの好感を抱いているから、なのである。好きになってもらえれば、たとえわれわれが煙草のシケモク(残り少い吸い掛けのタバコのこと)をおススメしても喜んで買ってもらえるかも知れない。
かたや、われわれの人柄を氣に入ってもらえなければ、どんなに良い商品をおススメしてもお客様は二度と振り返ることをしない。
だからこそ、われわれがお客様におススメし、お客様がそれを買ってくれた時、われわれは本当に嬉しく感じるんですね。それは、お客様が商品でなく、我々を買ってくれているからであり、我々も無意識のうちにそれを感じているからなんですね。ですから、さらに、お客様が註文されたモノを、心を込めてお渡しし、お客様に喜んでもらえたとき、何物にも替えがたい感動を手にすることができるわけです。
まさに、接客サービス業の醍醐味ですね。
「労せずして得たものは、苦労して返さなければならない時が必ず来る」と言う言葉が有りますが、一人一人のお客様に365日、一人一人のメンバー(社員・パート・アルバイト)が常に心を込めて接客すると言う事は大変な苦労を伴います。しかし、我々の競争相手も全く同じ苦労をしていますし、やはり中々実現できていません。だからこそ、それが実現できた時に大変な競争力を持つことになり、他を圧倒することができる訳です。苦労が実となって返ってくるわけですね。
しかし、ディズニーランドでの例として有名な話の様に、たとえ100人の中で、たった一人が0点のサービスをしたら、まさに、「飲もうとしたグラスにたった一滴のどぶ水が落ちた」様に、一瞬にして全てが駄目にしてしまう怖さもあります。だから、差がつくんですね。だから、面白い!ワクワクドキドキ!
頑張ってやっていれば、いずれはお客様に認められ、やり続けていた人のみが最後に成功と言う栄冠を手にします。その栄冠とは、お客様に認められた満足感と、「やった!」と言う皆んなで味わう充実感、そして自分自身の成長です
・・・・・・・・・・・・・・・・・ある人のお話しです。
4、いつまでも宝物
ある日、インフォメーションに一人の男性が暗い顔でやって来ました。
「あの・・・・・・落とし物をしてしまって」
「どういったものでしょうか?」
「サイン帳です。子供がミッキーとかミニーちゃんのサインが欲しいって、園内のいろんなところを回って書いて貰ったものです。あと少しでキャラクター全員のサインが揃うところだったんですが・・・・・・」
インフォメーションにサイン帳は届いていませんでした。心当たりの場所にも片っ端から電話をかけてみましたが、どこにも届いていないという返事でした。
「ご滞在はいつまででしょうか?」
「2泊3日のツアーに参加しているので、2日後のお昼には帰ることになっています」
「ではこの後もう少し探してみますので、お帰りの前にもう一度こちらにお立ち寄り下さいますか?それまでには見つけられると思いますので」
そのキャストはサイン帳の特徴を詳しく聴き、男性を送り出しました。
男性が帰った後、さらにいくつかの小さいセクションに電話をしました。サイン帳のことを伝え、さらに他のキャストにも声をかけて貰って、大勢でパーク内を一斉に探して回りました。
ところがどうしても見つからなかった。キャラクターのサインがあるサイン帳だから、誰かがそれを拾った時、嬉しくて持って帰ってしまったのかもしれません。
2日後、この間の男性がインフォメーションに現れました。
「どうでしたか?」
たぶん見つからなかっただろう、という口振りでした。
キャストは残念そうに答ました。
「大変申し訳ございません。全力で探したのですが、サイン帳を見つけることはできませんでした。しかしお客様・・・・・・」
1冊のノートが差し出されました。
「どうぞかわりにこちらのサイン帳をお持ち帰りください」
渡されたノートを開いて見ると、そこにはなんとキャラクターのサインが書かれていました。しかもキャラクター全員分のサインがちゃんと揃っていたのです。
キャストは落としたサイン帳と同じものをお店で見つけてきて、いろんなエリアを歩き回り、キャラクターたちにサインを書いて貰ったと説明しました。
男性は顔をくしゃくしゃにして喜び、何度も何度もお礼を言って帰りました。
この話はこれで終りではありません。
後日一通の手紙が届きました。
先日はサイン帳の件、本当に有難うございました。
実は連れてきていた息子は脳腫瘍を患っていて、いつ大事に至るかわからないような状態だったのです。
息子は物心ついたときから、ディズニーのことが大好きでした。
「パパ、いつか絶対ディズニーランドに連れてってね」
と毎日のように言っていました。
私はそうだね、行こうねと答ながら、でももしかしたら約束を果たせないかもしれないと不安に思っていました。
命は、あと数日で終わってしまうかもしれない。だからせめて今のうちに喜ばせてあげたいと思い、無理を承知でディズニーランドへ連れて行きました。
その息子が、ずっと夢にまで見ていた大切なサイン帳を落としてしまったのです。息子の落ち込みようは見ていて苦しくなるほどでした。
しかし、あなたが用意して下さったサイン帳を渡したときの息子の顔が忘れられません。「あったんだね!パパありがとね!」と本当に、本当に幸せそうな顔でした。
ほんの数日前、息子はこの世を去りました。
ずっと、サイン帳をながめていました。
「ディズニーランド楽しかったね。また行こうね」と言い続けていました。
眠りにつく時も、サイン帳を抱えたままでした。
もしあなたがあの時、サイン帳を用意してくださらなかったら、息子はあんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。
息子はディズニーランドの星になったと思っています。
あなたのお陰です。本当に有難うございました。
手紙を読んだキャストは、その場で泣き崩れました。
・・・・・・・
落とし物を一所懸命探してあげた。それでも見つからなかった。だから「申し訳ございません。一所懸命探したのですが、見つけることができませんでした」と言う謝罪をすれば、それで十分だと普通は考えます。ゲストも納得するでしょうし、誰も責めることはないと思います。
でもこのキャストは、自分にできることは何か?と考えた。
ゲストの家族の深い事情なんて知り様がない。ただいつ、どんなときでも、誰かに尽くそうと言う氣持ちだけがありました。その氣持ちが、亡くなった男の子とそのご両親をどれだけ救ったことでしょうか。
ディズニーランドには絶対にしてはいけない、たったひとつの掟(おきて)があります。それはゲストの夢を壊すと言うことです。悲しんでいる顔を笑顔に変えるにはどうすればいいか。キャストはいつもそう考えながら、ゲストと接しているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・最後のパレードディズニーランドで本当にあった心温まる話
・・・・・・・・・・・・・・・・(サンクチュアリ出版)より
5、3月の言葉
人生は一生ゆっくりの学び
・・・・・・・・・・・・・・・・・坂田道信(ハガキ道伝道者)
相手を尊敬することが、結果的に自分を強くする
・・・・・・・・・・・・・・・・・張栩(囲碁棋士)
教えるよりも感じさせる
・・・・・・・・・・・・・・・・・高嶋仁(智辯和歌山野球部監督)
自分の「名前」を大事にせよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・木村若友(浪曲師)
一所懸命やっていたら次が来る
・・・・・・・・・・・・・・・・・高樹のぶ子(作家)
物事を明るく見る癖をつける
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡邉五郎三郎(福島新樹会代表幹事)
迷いのないところに悟りはない
・・・・・・・・・・・・・・・・・伊與田覺(論語普及会学監)
技術は愛情です
・・・・・・・・・・・・・・・・・今野華都子(エステティシャン)
謙虚にして驕らず
・・・・・・・・・・・・・・・・・福永正三(京セラオプテック元社長)
人の長所を見よ
・・・・・・・・・・・・・・・・・テッド・クロンガスキー(アメリカ合衆国オレゴン州知事)
上に立つ者はストーリーテラーたれ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・平田雅彦(企業社会責任フォーラム理事)
この試練を越えよう
これを越えたところに
また一つの新しい自己が
見出されよう
・・・・・・・・・・・・・・・・・坂村真民(仏教詩人)
人間の力は無限
・・・・・・・・・・・・・・・・・・松下幸之助
暗黒を嘆くより、一燈を点けましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・安岡正篤
人間は追い詰められると力が出ます
・・・・・・・・・・・・・・・・・村上和雄(筑波大学名誉教授)
全員の写真は撮れませんでしたが、皆さんまじめに参加してもらっています。