2010/05/09
5月の経営方針共有勉強会も最後です。
最近、日本経営合理化協会よりの案内で“西田文郎”著書を購入して、早速読んでみました。
大変感銘を受けましたので、経営方針共有勉強会で
『強運の法則』の中の“理想の死” を取り上げてみました。
西田文郎氏の内容だけ別で掲載します。
「強運の法則」理想の死より
☆ 「理想の死に方」と「理想の生き方」は同じ
人生の一日一日を迷いなく、精一杯生きられる。
その方法は、人生の最終ゴールである「死」について、どのような「理想の死」を迎えたいかじっくり考えていただくことだ。
なぜなら、いつ、どのような死を迎えたいかをリアルにイメージすると、脳はご自分が理想とする「死」を迎えるために、いま何をやらなければいけないか、これからどう生きるべきなのかを、全力で考えだすようになるからだ。
・ ・・中略・・・
自分はどのような人生の終わりを迎えたいかという、文字通りの最終目標が右脳にしっかりとイメージングできれば、「将来の自分」から「現在の自分」をみることができる。
☆ 人生の終わりをイメージングすると、本当に望んでいることが見えてくる
「理想の死に方」を考えてもらうのであるが、
・・・やはりほとんどの方は、妻子に温かく見守られながら、あるいは従業員や友人たちに惜しまれながら、そして自己実現の達成感を味わいながら、安らかに死んでいくことを理想としている。・・・中略・・・
そして、いよいよ死を前にし、もう後は生きなくてもよいと思うことで、「自分が損をしないように」とか「ああしてはいけない」「こうしてはいけない」という理屈脳の危機管理から完全に解き放たれて自由になること、自分にとって一番大切なもの、自分が本当に望んでいたこと、すなわち「人との繋がり」を求め、理屈でも建前でもなく、本気で他人に喜びを与えたいと欲するようになるのである。
☆ 死に方にも運とツキがある
しかし、言うまでもないが、多くの方が理想とするような、人とのつながりを感じ、自己実現の充実感に満たされた死は、誰にでも簡単にてに入るものではない。
そもそも普通の人間は、親の死や病などと対峙する50歳、60歳で初めて死を意識するものであり、まだまだ時間が残されていると安心しているうちに、いつの間にか人生の大切な時間をのんべんだらりと過ごしてしまい、自分の力で他人を幸せにするような生き方を本気で望むようになる頃には、それにふさわしい社会的成功を掴んでおらず、あきらめと無念の境地に立たされる。・・・・・中略・・・
あるいは、「勝つ」という優位性の価値観や、「自分を喜ばせる幸せ」の追求という人生観しかもてなかった人は、人間的成功の価値観を軽視した人生を送り、老いや死の恐怖に直面することになって初めて、自分を支えてくれる存在を持てなかった寂しさを実感し、この世から引き離される分離不安に震えながら、孤独な最期を迎えることになるのである。・・・・・
☆ 死の恐怖を乗り越える感謝のエネルギー
ご自分の人生のタイムリミットを自覚し、その死と、あるいは死に至るまでの人生に運とツキをもたらしてくれた方々をイメージングしてみると、心に自然と強烈な感謝が湧いてくるだろう。
この「感謝」こそが、最強のエネルギーになる。人間はどうしても、日々生きているうちに「感謝」を忘れ、「自分の力だけで生きている」などと錯覚してしまう。
しかし、それは人が宿命的に自己中心的な“本能反射領域”を持っているがゆえのことであり、「自分だけを喜ばせる喜び」「自分のための幸せ」を第一に考えてしまうからである。ただ、驚くべきことに、「死」を意識した人間というのは、この価値観の優先順位に大逆転が起こる。
そういう方の脳内では、なぜか他人や社会に対する愛情が絶対的な「快」になってしまい、どんな困難も肯定的に捉え、人を喜ばす無限の喜びのままに、どんどん大きな成功を掴んでしまうのだ。・・・中略・・・
そして、「死」は間違いなく、人生のどん底だ。何しろ死後の世界などという、あるのかないのかもわからない世界に引きずりこまれるのであるから、これ以上ないくらいの分離不安が心に生じるのは当然のことだろう。しかし、そんな分離不安が、人との繋がりを自覚することで癒されると、とてつもなく大きなプラスエネルギーに変化するのだ。
この死の恐怖を乗り越えたパワーの大きさは、ほんとうに凄まじい。
・・・中略・・・(戦争体験などから死を乗り越えた方々の話)
☆ あなたが命をかけて行なう役割とは何か
皆さん方には皆さん方にふさわし役割があると思っていただきたい。自分がどれだけの人に影響を与えられるか、自分にはどれくらい大きな役割が課せられているのかという、真の使命にしっかり気づいていだだきたい。
感謝と使命感という真の動機付けをエネルギーにして、命をかけてその使命をまっとうしていただきたい。
西田 文郎著
「強運の法則」理想の死より
最近、日本経営合理化協会よりの案内で“西田文郎”著書を購入して、早速読んでみました。
大変感銘を受けましたので、経営方針共有勉強会で
『強運の法則』の中の“理想の死” を取り上げてみました。
西田文郎氏の内容だけ別で掲載します。
「強運の法則」理想の死より
☆ 「理想の死に方」と「理想の生き方」は同じ
人生の一日一日を迷いなく、精一杯生きられる。
その方法は、人生の最終ゴールである「死」について、どのような「理想の死」を迎えたいかじっくり考えていただくことだ。
なぜなら、いつ、どのような死を迎えたいかをリアルにイメージすると、脳はご自分が理想とする「死」を迎えるために、いま何をやらなければいけないか、これからどう生きるべきなのかを、全力で考えだすようになるからだ。
・ ・・中略・・・
自分はどのような人生の終わりを迎えたいかという、文字通りの最終目標が右脳にしっかりとイメージングできれば、「将来の自分」から「現在の自分」をみることができる。
☆ 人生の終わりをイメージングすると、本当に望んでいることが見えてくる
「理想の死に方」を考えてもらうのであるが、
・・・やはりほとんどの方は、妻子に温かく見守られながら、あるいは従業員や友人たちに惜しまれながら、そして自己実現の達成感を味わいながら、安らかに死んでいくことを理想としている。・・・中略・・・
そして、いよいよ死を前にし、もう後は生きなくてもよいと思うことで、「自分が損をしないように」とか「ああしてはいけない」「こうしてはいけない」という理屈脳の危機管理から完全に解き放たれて自由になること、自分にとって一番大切なもの、自分が本当に望んでいたこと、すなわち「人との繋がり」を求め、理屈でも建前でもなく、本気で他人に喜びを与えたいと欲するようになるのである。
☆ 死に方にも運とツキがある
しかし、言うまでもないが、多くの方が理想とするような、人とのつながりを感じ、自己実現の充実感に満たされた死は、誰にでも簡単にてに入るものではない。
そもそも普通の人間は、親の死や病などと対峙する50歳、60歳で初めて死を意識するものであり、まだまだ時間が残されていると安心しているうちに、いつの間にか人生の大切な時間をのんべんだらりと過ごしてしまい、自分の力で他人を幸せにするような生き方を本気で望むようになる頃には、それにふさわしい社会的成功を掴んでおらず、あきらめと無念の境地に立たされる。・・・・・中略・・・
あるいは、「勝つ」という優位性の価値観や、「自分を喜ばせる幸せ」の追求という人生観しかもてなかった人は、人間的成功の価値観を軽視した人生を送り、老いや死の恐怖に直面することになって初めて、自分を支えてくれる存在を持てなかった寂しさを実感し、この世から引き離される分離不安に震えながら、孤独な最期を迎えることになるのである。・・・・・
☆ 死の恐怖を乗り越える感謝のエネルギー
ご自分の人生のタイムリミットを自覚し、その死と、あるいは死に至るまでの人生に運とツキをもたらしてくれた方々をイメージングしてみると、心に自然と強烈な感謝が湧いてくるだろう。
この「感謝」こそが、最強のエネルギーになる。人間はどうしても、日々生きているうちに「感謝」を忘れ、「自分の力だけで生きている」などと錯覚してしまう。
しかし、それは人が宿命的に自己中心的な“本能反射領域”を持っているがゆえのことであり、「自分だけを喜ばせる喜び」「自分のための幸せ」を第一に考えてしまうからである。ただ、驚くべきことに、「死」を意識した人間というのは、この価値観の優先順位に大逆転が起こる。
そういう方の脳内では、なぜか他人や社会に対する愛情が絶対的な「快」になってしまい、どんな困難も肯定的に捉え、人を喜ばす無限の喜びのままに、どんどん大きな成功を掴んでしまうのだ。・・・中略・・・
そして、「死」は間違いなく、人生のどん底だ。何しろ死後の世界などという、あるのかないのかもわからない世界に引きずりこまれるのであるから、これ以上ないくらいの分離不安が心に生じるのは当然のことだろう。しかし、そんな分離不安が、人との繋がりを自覚することで癒されると、とてつもなく大きなプラスエネルギーに変化するのだ。
この死の恐怖を乗り越えたパワーの大きさは、ほんとうに凄まじい。
・・・中略・・・(戦争体験などから死を乗り越えた方々の話)
☆ あなたが命をかけて行なう役割とは何か
皆さん方には皆さん方にふさわし役割があると思っていただきたい。自分がどれだけの人に影響を与えられるか、自分にはどれくらい大きな役割が課せられているのかという、真の使命にしっかり気づいていだだきたい。
感謝と使命感という真の動機付けをエネルギーにして、命をかけてその使命をまっとうしていただきたい。
西田 文郎著
「強運の法則」理想の死より