有明荘 スタッフブログ
節理
2018/08/25
8月25日(土)午後7時現在 気温:21℃ 天候:雨
台風から変わった低気圧から伸びる前線の影響か、有明荘周辺は、今日は、時折、青空も顔を覗かせるものの、一日中降ったり止んだりの、ぐずついた天気となりました。
「便利でない自由」や「何もない贅沢」といった言葉が似つかわしいここ有明荘では、それは、日々の「ブログネタを探す苦悩」とも、実は、同義語だったりします・・・(苦笑)。そんな「苦悩」を胸に(笑)、またも、2km下の『中房橋』まで行ってきました。再びこの橋を目指したのは、橋の上流側に見える岩を撮影がてら、その形を確認したかったからなのです。改めて見る、斜めに亀裂の入った岩・・・、「あーー?これ、何って言ったけなー?」、と、長らく考えていましたが、出てきません。もう、どうでもよくなりかけた時に、突如、「柱状節理」という言葉が口から出ました。 そう!かの『ブラタモリ』で時々出てくる地学用語です。『節理』 を一言で言うと、「岩石に表れる規則正しい割れ目」の事だそうで、有明荘に戻って、改めて写真を眺めてみると、どうも、『節理』の中でも、『柱状節理』ではなく、『板状節理』のようです。
今、中房川の水流に弄ばれるこの岩石の形状が、かつて、(というには、気の遠くなる程の過去ですが)マグマが冷えていく過程で生成されたものとは・・・。
心の中で「あるじゃん!ブログネタ!」と笑ってしまいました。テヘペロ!
そう言えば、15年ほど前まで苦楽を共にした燕山荘の元支配人が、信州大学で地質を学んでいたのを思い出し、当時、そんな地質学の話を聞く時間も一杯あったのにな・・・などと、束の間、感傷に耽る夕方となりました。
(猪股け)
プロフィール
燕岳登山口下方1,380mの温泉宿有明荘スタッフのブログです。