有明荘 スタッフブログ
自然と向き合う
2014/11/17
11月17日(月)午前11時半の気温 8℃ 高曇り
11月も中旬となり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。里では紅葉真っ盛りですが、標高1380mの有明荘付近は初冬の趣です。
先日降った雪はすっかり融けてしまいましたが、これから先はお天気が崩れれば雪になることを覚悟しなければなりません。
先日から館外はもとより、館内の各所の水が凍らないように凍結対策を始めました。
<露天風呂の洗い場>
露天風呂の洗い場、館内の洗面所、厨房内など夕方~朝方(寒さが厳しくなれば日中も)蛇口から出る水を流しっ放しにしています。ご利用のお客様もこの表示のある蛇口の水は止めないようにお願いいたします。
<館内の洗面所も…>
山頂の小屋では一滴も無駄にできない水。ここでは常に流していなければならない水…設備や環境によって違った対策がとられています。気象状況によって、先人の知恵と自らの感と経験が必要とされる重要な季節です。情報や設備は年々良くなっていくものの、やはり最後は柔軟に物事を判断できる人間の力と感が頼りです。
我々にとっては苦労の多い時期ですが、山の仕事の醍醐味、自然の中で生活するという本来の意味を考えさせられる有意義な時期でもあるなぁ、とも思います。やっぱり山の仕事は楽しいですね。
(猪股)
プロフィール
燕岳登山口下方1,380mの温泉宿有明荘スタッフのブログです。