有明荘 スタッフブログ
信州 山の日
2014/06/30
6月30日(月) 天気:晴れ 午後12時の気温:20℃
こんにちは。
6月も気付けば今日で最終日です。まだ梅雨明けは先の話ですが、7月に入り梅雨が明ければついに夏山の季節がやってきます。
毎年訪れる夏ですが、信州は今までとは違うところがあります。
それは、貴重な資源である「山」に感謝し、「山の恵み」を将来にわたり持続的に享受していくため、長野県独自に7月の第四日曜日を「信州 山の日」と制定しました。
今年は、7月27日がその日に当たります。
長野県では、平成26年度を「信州の山 新世紀元年」と題し、山に関する様々な取組を集中的に実施し、山を盛り上げる1年にしようとしています。
特別な取組ではなく、簡単に誰でもができるのは、元気に、安全に登山をすることが、どんなことをするよりも一番の盛り上げになります。
今年も多くの登山者が元気に山へ登るのを楽しみにしています。
詳しくは、長野県のホームページに記載されています。
長野県 Web site 信州
(吉田)
涼を求めて
2014/06/29
6月29日(日) 天気:曇り時々雨 午後2時30分の気温:22℃
こんにちは!
近頃は梅雨特有の不安定なお天気で、どんよりとした気分になりがちでしたが、今日は久しぶりに晴れ間を拝めました。
雨が降っていると少し寒いくらいですが、日中日が照ると20℃を超し、夏が近づいて来ているなぁと実感します。
有明荘は標高1380メートルの山の中にあり、朝晩は比較的涼しく過ごすことができます。ただ、日中に気温が上がり、風が無いと、かなり暑く感じます。
そんな時は、有明荘の目の前にある自然のクーラーで涼むのも良いものです。
皆様、ご存じでしょうか?有明荘前のバス停の向こう側に中房川の河原に下りる道があることを…。
一見何も無いように見えますが、覗き込むと道があります。
少し山道のような坂を下ります。坂の途中から見上げると、有明荘とベンチが見えます。距離は短いですが、少し急坂であり、地面が濡れていると滑る事がありますので、充分にご注意ください。
河原までの道には青々しく、植物が生い茂っており、私の好きなカエデも、沢山生息しています(^^*)
河原の右手には、堰堤から流れる水が、まるで滝のようにマイナスイオンを産み出しています。
極浅い部分があるので、そちらで足を水にさらすと冷たくて気持ちが良いです。足元には石が転がっていますので、サンダル等を履いたままチャレンジしてみてください。
水辺では風が通っており、まるで自然のクーラーのようです。
左手には、流れが続きます。
温泉が混じっているため、全体的に少し白くなっています。水自体はかなり澄んでおり、深みでは綺麗な青に見え、とても涼しげな雰囲気です。
有明荘にお越しの際は、少し足を伸ばして涼を感じてみませんか?
(弓場(ゆば))
この時期、思うこと。
2014/06/28
6月28日(土) 午後5時半の気温、16℃ 天候、雨
こんにちは。
燕山荘のとなり、大天井岳の「大天荘」も営業開始となりました。
又、槍ヶ岳の「ヒュッテ大槍」もあと数日で営業開始となります。
先日、休暇でたまたま表銀座の某所にいたのですが、偶然が重なり、その両小屋のヘリ荷揚げをすごーく遠くからですが見ることができました。
「大天荘の荷揚げの様子」
「ヒュッテ大槍の荷揚げの様子」
この両小屋が開くと、まさに「夏がきたー!」と感じます。
夏といえば、夏休み!
長期休暇といえば、「縦走」です!
燕山荘、大天荘、ヒュッテ大槍と、表銀座の縦走の方も多くなると思います。
登られる方も、下りてこられる方も、ぜひ有明荘自慢の温泉で汗を流していってください。
夜空を見ながらの露天風呂、なんていうオツなひとときはいかがでしょうか?
(高橋)
中房線の草刈り
2014/06/27
6月27日(金)午後1時の気温20℃ 曇り
梅雨空が続いていますが、午前中は雨も落ちずに、時折太陽も顔をのぞかせる時間帯もありました。
そんな中、今日は燕岳登山口に通じる道路、通称「中房線」の草刈りが、中房線道路愛護会の皆さんによって行われました。
中房線道路愛護会は、中房線を利用する方々が安全に通行できるよう、建設事務所に協力して、道路の維持愛護にあたることを目的に、中房線に関係する9団体により昭和33年に発足し、今も毎年この時期の草刈りや11月の落葉清掃など続けられています。
作業は午前9時から正午まで、愛護会の皆さん約60名ほどで、路肩の草や垂れ下がった枝を整理していきます。
草で隠れていたガードレールも顔を出し、全体的にとても綺麗になり、
何より安全に通れるようになりました。
〈道路が広くなったように感じます〉
燕山荘・有明荘からも3名参加しました。
愛護会皆様のおかげで、きれいになりました。
毎年、本当にありがとうございます!
最後に、中房線は細くカーブが多い山岳道路です。初めてお越しになる方は、是非お気を付けて安全運転でお越しください。
(猪股)
燕チョコ
2014/06/26
6月26日(木) 午前11時の気温 18℃ くもり
燕岳のおみやげといえば「燕(つばくろ)まんじゅう」。
おかげ様で「ロングセラー」と言っていい域に達しつつあります。
いっぽう、燕まんじゅうほど知られていませんが
同じく燕山荘オリジナルの「燕チョコ」も
固定ファンの方の多い商品です。
香ばしいアーモンド味と
ほのかな苦みのコーヒー味。
開封後も口を縛って携帯できるので
登山用のおやつにもよいかと思います。
まんじゅうもおいしいですが、
おみやげに「チョコ」のほうもよろしくお願いします。
(西田)
安曇野散策記③~大王わさび農場~
2014/06/25
6月25日(水) 天気:曇り 午後4時30分の気温:17.5
こんにちは!
そろそろお馴染みになって参りましたでしょうか…
第三回、安曇野散策記です!
今回のテーマは、「大王わさび農場をぶら~りお散歩」です。
大王わさび農場は、長野自動車道 安曇野IC(旧豊科IC)より約10分。または、JR大糸線穂高駅よりタクシー約10分、というアクセスとなっています。
大王わさび農場に入り、まず目につくのは、わさびオブジェです。
日付入り看板が備え付けてあり、記念撮影が可能です。
後ろにはわさび田が広がります。
4月~9月の間、この黒いシートがわさび田を覆っています。
黒いシートは、寒冷紗(かんれいしゃ)といい、
直射日光に弱いわさびを守るため、日陰を作っています。
きっちりと敷き詰められた寒冷紗が、
川の地形に沿って、緩やかにうねっています。
農場のわさび田は、東京ドーム11個分の面積があり、かなり広大です。
少し進むと、「幸いの架け橋」があります。
この橋をカップルで渡ると、幸せになれるとか…
ちなみに、わさびの花言葉は「幸せを運ぶ花」「目覚め」等。
少なくとも、橋を渡っている間のわさび田の景色は、
私たちに感動を与えてくれます。
橋の手前には、大王わさび農場の守り神
「魏石鬼八面大王」が祀られている、大王神社があります。
大きなわらじが飾ってあります。
これは八面大王が大男だったとの言い伝えから、
農場のスタッフの方が手作りしたそうです。
八面大王といえば…穂高温泉郷に「八面大王足湯」なるものがありますが、
こちらはまたの機会にご紹介できたらと思います。
わさび田の周りはお散歩コースになっており、
北アルプスを一望できる展望台などもあります。
わさび田を流れる湧水と緑のトンネルが、とても爽やかです。
わさび田だけではありません!
場内には、お土産屋さんや、そば処、レストランなど、食に関しても充実しています。わさびソフトクリームが人気のようですが、私としては、わさびコロッケバーガーがお勧めです!そしてお土産には生わさびをよく購入します(^^*)
「掘りたてわさびの丸加工作業」が見学できる施設や、わさび漬けを体験できる工房もあります。体験で作ったわさび漬けは、持ち帰ることができます。
(大王わさび農場HPより引用)
ご家族でわさび漬け作りを体験するも良し、場内をお散歩しながら涼を感じるも良し、展望台から北アルプスを眺めるも良し…
色々な楽しみが、大王わさび農場にはあります!!
故・黒沢明監督の映画「夢」のロケ地になった水車小屋
(弓場(ゆば))
周遊コース
2014/06/24
6月24日(火) 天気:晴れ→曇り 午後2時の気温:20℃
こんにちは。
ついこの前まで5月だったと思えば、とうとう6月もあと1週間となりました。
梅雨真っ只中だと思うと、5月の暖かい日が新緑を照らしていたのがとても懐かしく感じます。
そんな雨が止んでいる合間を狙って散歩へ出かけてきました。
有明荘から出発し、有明山の登山口から、たる沢の滝、三段の滝、有明荘へと戻るルートです。
時間はゆっくり歩き、約1時間です。
この地図は有明荘で配布しています。
本格的な登山は厳しい人には、散策気分で!
翌日に登山を控えている人には、足慣らしとして!
山道の周辺には様々な植物が自生していて、植物好きの方にもワクワクするルートです。
分岐点には、しっかりと看板も建ててあるので安心です。
山道でもあるので足元は山用の靴でお願いします。
(吉田)
「ライチョウ座談会」、準備中!
2014/06/23
6月23日(月) 午前10時の気温、17℃ 天候、くもり
こんにちは。
先日から有明荘のホームページ上でも告知が開始されましたが、
来る7月4日(金)、新企画として「ライチョウ座談会」を開催いたします。
「座談会」形式でお茶でも飲みながら(お酒もいいですよ)、ライチョウの事が好きだったり、興味のある人同士で、和気あいあい楽しく、あーでもない、こーでもないと写真を見ながらお話したいと思います。
翌日に燕岳に登られる方は、この会に参加することでライチョウを見つけやすくなるかも!?
会の形式上、集まったお客様の雰囲気で話題が自由に展開していくと思いますが、またそれが座談会の「醍醐味」ではないかと考えています。
「お客様とつくる企画」として、皆様と一緒に楽しい時間が過ごせるように、頑張って準備したいと思います。
ライチョウ好きな人、是非お集まりください!
<開催日程>
7月4日(金)
8月8日(金)
※9月、10月は各月2回の予定(日程未定、決まり次第ホームページなどでお知らせします。)
有明荘「まつの間」(談話室)にて、
午後7時30分より開催。
参加費無料(当日ご宿泊の方対象)
開催日の有明荘宿泊をご予約の際に、「ライチョウ座談会参加希望」とお伝えください。
(高橋)
お答えします。
2014/06/22
6月21日(日)午後3時半の気温18℃ くもり
朝から降っていた雨も午前中には止みました。
今日は週末を燕山荘で過ごした方々が次々と下山して来て、温泉で一息ついていかれました。
「風景は楽しめなかったけど、ライチョウは見られました!」と嬉しそうに話してくれる人が多いこの時期です。
午後のバスでほとんどの方が下山されましたが、バス停近くではつぼみを付け始めた「オオバギボウシ」や「ベニバナイチヤクソウ」が皆さんを見送っていました。
<ベニバナイチヤクソウ>
オオバギボウシが咲き始めると「もうすぐ夏がやって来るのだなぁ」と毎年思います。私の中では「夏の訪れを連想させる花No.1」と言ってもいいかもしれません。梅雨明けが待ち遠しいですね。
それを裏付けるかのように、この所、夏の宿泊予約の電話がとても多くなってきました。7月海の日連休から8月は登山前泊利用でのご宿泊が多いのですが、その中でよく聞かれる質問がいくつかあります。
そのうちのひとつ「お部屋は個室ですか?」という質問に今日はお答えしたいと思います。
基本的に有明荘はすべて個室となっております。ただし、繁忙期はお部屋の予約状況により、大広間を山小屋式の相部屋としてご利用いただける日もあります。
お部屋タイプは大きく2つに分かれます。3~5名様でご利用いただけるお部屋と、1~2名様でご利用いただける小さめのお部屋です。
夏山シーズンには、出来るだけ多くの皆様がご利用になれるよう、ご利用人数によってこちらでお部屋タイプを指定させて頂いておりますのでご了承くださいませ。
<3名様用のお部屋>
<1~2名様用のお部屋>
<快適なお布団を用意致しております>
お部屋はすべて和室で、お部屋にバス・トイレはありませんが、洗面所とトイレは2か所にございます。お風呂はもちろん大浴場で思う存分天然温泉を楽しんで頂けます。
ご宿泊の方は2か所の家族風呂も自由にご利用いただけます。
<宿泊棟の洗面所>
電話受付をしていると、初めての北アルプス登山に不安を持っている方がたくさんいらっしゃる事に気付きます。
燕山荘HP「初めて燕岳に登る方へ」を参考に安全で楽しい登山をして頂けたらと思います。
有明荘は燕山荘グループで運営しておりますので、登山に関して困った事などありましたら、気軽にスタッフにお声かけください。
山の中の簡素な宿ですが、皆様の北アルプス登山をスタッフ皆で精一杯応援していきたいと思います。
(猪股)
松本てまり
2014/06/21
6月21日(土) 午後3時の気温 19℃ くもり
安曇野市のおとなり、松本の名産品で
「松本てまり」という手工芸品があるのはご存知でしょうか。
手仕事ならではのやさしい雰囲気が
見る人の心を和ませるようです。
もともとは江戸時代、松本城下で
武家の婦女子の手仕事として始められ、
藩主の奨励もあって広まっていったものとのことです。
写真のてまりは有明荘内の某所で飾られています。
どこにあるのかは、実際にこちらでお確かめください(^^)
(西田)
夏蕎麦
2014/06/20
6月20日(金) 天気:曇り 午前11時の気温:18℃
こんにちは。
梅雨真っ盛りですが、嬉しいことに今週は天気に恵まれ、心地よい風に包まれた日々を送ることができました。
このような雨雲が休んでいるときには、信州の名物の「蕎麦」はグングンと成長しています。
この時期に花を咲かせる蕎麦ですが、収穫は7月中旬となり「夏蕎麦」と言われます。
夏蕎麦は、簡単に言えば日長反応の違いだそうです。夏蕎麦は日長に対し反応が鈍感で、秋蕎麦は敏感です。
夏蕎麦は一般に開花が早く、開花期間が短く、草丈が低く、これに対し秋蕎麦は開花が遅く、開花期間が長く、草丈が高いです。
全て同じそばではなく、その季節にあった品種を植えているそうです。
「安曇野市観光協会公式HP より引用」
安曇野市では、夏蕎麦と秋蕎麦が栽培され1年で2回も新そばを食べることができます。
7月の新蕎麦が楽しみです。
安曇野市観光協会公式HP
(吉田)
安曇野散策記② ~廃線敷ウォーク~
2014/06/19
6月19日(木) 天気: 午後6時の気温:17℃
こんにちは!
安曇野の面白いところは山だけじゃない…!
安曇野の魅力をもっと沢山の方に知って頂きたい、という想いから
生まれた「安曇野散策記」。
第二回目のテーマは、「旧国鉄篠ノ井線廃線敷を歩こう!」です。
廃線敷とは安曇野市明科地区にある、
昭和63年に廃線になった旧国鉄篠ノ井線跡です。
トレッキングコースとして整備されており、
全長は6㎞のほぼ平らなコースなので、
山登りはちょっと…という方も気軽に歩くことが出来ます。
今回は、潮神明神をスタート地点とし、
漆久保トンネルを目指しました。
潮神明神から10分ほど歩いていくと、
三五山トンネルがあります。
このトンネルの壁は、明科で焼かれたレンガが使われており、
明治時代の面影が色濃く残っています。
三五山トンネルを出ると森の中に道が続いています。
電柱と小石の道と、新緑の彩が情緒溢れる雰囲気を醸し出しています。
三五山トンネルから15分ほど歩くと東平に到着します。
高台に登ってみると、北アルプスが展望出来る、はずです!
…天気が良ければ、ですが。
当時は曇り空で、山の景色は全く見えませんでした。
是非、お天気の良い日にどうぞ!
そこからさらに15分ほど歩くと、けやきの森自然園があります。
線路を守るため防災林として3万本のけやきが植えられているそうです。
森では四季折々の、自然の表情が楽しめます。
また、当時使われていた信号機がそのまま残っています。
線路はほとんど残っていませんが、踏切の名残がありました。
まるで映画のワンシーンを切り取ったかのような風景です。
けやきの森自然園から10分ほど、
漆久保トンネルの少し手前には脇道があり、
その道を下っていくと、小沢川橋梁があります。
こちらはレンガの積み方が特徴的で、
まるでノコギリの刃のようにぎざぎざに積まれています。
このような積み方は、全国的にも稀だそうです。
小道を上がり、漆久保トンネル到着です。
このトンネルも総レンガ造りで、外観も内壁もとてもレトロな雰囲気です。
漆久保トンネルから先には潮沢信号場、旧第2白坂トンネルと続きますが、
今回は漆久保トンネルで引き返しました。
旧第2白坂トンネルに駐車場があるので、
今回とは逆コースを辿ることも可能です。
コースタイムとしては片道1時間半ほどです。
レンガ造りのトンネルや踏切跡などの歴史に思いを馳せ、
森林の爽やかな空気を楽しみながら、
ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。
(弓場(ゆば))
有明山登山道の状況報告(6月16日時点)
2014/06/18
6月18日(水) 午後5時半の気温、16℃ 天候、くもり
こんにちは。
5月のチェック山行から約1ケ月、再び有明山に行って参りました。
朝7時に有明荘を出発。
前回同様、気になる所に「目印テープ」を巻きつけていきます。
山行前半、「ギンリョウソウ」が登山道脇で出迎えてくれました。
しばらく進んで「イワカガミ」がワサッと咲いていたかと思うと、
四合目に到着です。
消えかけていた「こっちは道じゃないですよ!」の×マークをスプレーで吹き直し、
だいたい6割程登ったところで「シャクナゲ」の登場です。
(ホントは四合目下から咲いていたのですが、すでに咲き終えておりました。)
シャクナゲの向こうに合戦尾根が見えます。
この6~7割くらいの地点が現在一番シャクナゲが咲いている所でした。
八合目の標石。薄くなってますが、ちゃんと「八合」と彫ってあります。
目印テープを更に追加します。
山頂間近、再び「イワカガミ」がいっぱい咲いていました。
出発から6時間半、山頂到着です。作業しながらなのですごい時間がかかりました。
天気はイマイチでしたが、燕山荘がしっかり見えました。
有明山の登りの所要時間は一般的には約4時間、下り約3時間と言われています。(休憩時間除く。)
途中、どうしても滑りやすいところ、急な傾斜の所などがあります。
大変楽しい道ではありますが、登られる方は足元に十分注意して「楽しい山行」をしてください。
(高橋)
貴重な梅雨の晴れ間Ⅱ
2014/06/17
6月17日(火) 午後3時半の気温21℃ 高曇り
昨日に引き続き、午前中は晴れ間が広がりました。少し風があるせいか、里から上ってきたお客様は「だいぶ涼しいですね。」と、ちょっとびっくりしている様子ですが、お風呂上りには最高の気候です。
〈6月17日午前9時の有明荘〉
外ではこの梅雨の晴れ間ならではの作業をしているスタッフの姿が…。
まずは、外ベンチのペンキ塗りです。
昨年新しくしたベンチを大切に使う為にメンテナンスします。
塗装が乾いてパラソルが設置されると「夏も目前!」という感じがしてきます。
そして、ほかの場所では、草むしり隊が作業をしています。
敷地内の雑草を貴重な植物を見極めながら抜いていきます。
支配人も率先して作業に当たります。
雨の多いこの季節、「晴れた!」となれば出来る限り外の作業に回ります。山の仕事は自然状況に左右されるので、なかなか予定通りにはいかないので、本当に我々にとっては「貴重な晴れ間」なのです。
天気予報は大きな情報源ですが、ここにいるからこそ養われる直観的な判断も大切になってきます。自然の中で、自然と向き合いながら仕事をすることによって感性も磨かれる職場なんて、そうそうあるものではありません。この自然が私達を人間として成長させてくれているのかもしれない、と感じる今日この頃です。
(猪股)
貴重な梅雨の晴れ間
2014/06/16
6月16日(月) 天気:晴れ 午前11時の気温:20℃
こんにちは。
先週は梅雨本番といっと天気で週のほとんどは雨でした。
しかし、土曜日からは晴天が続き気持ちの良い週末となりました。
貴重な梅雨の晴れ間なので、新しく顔を出している草花がないか散歩へ行きました。
有明山を30分程歩いてきました。
その中でも一番元気だった花がこちらです。
「ミヤマカラマツ」
大きさは30~80cmの花です。
花の特徴は茎先に白ないし淡い紫色の花をつけ、花弁はなく、萼片も早くに落ちてしまいます。花弁のように見えるのは雄しべの花糸です。
近くで見ていると、まるで線香花火が弾けているようでとてもかわいらしい花です。
続いては私が個人的に観察している「矢車草」です。
先週までは、葉の大きさも手と同じくらいでしたが、今日見てみると顔と同じくらいまで成長していました。
ずっと待っている花も、ようやく蕾をつけてくれました。
矢車草の開花が待ち遠しいです。
(吉田)
安曇野散策記① ~道祖神~
2014/06/15
6月15日(日) 天気:快晴 午後5時の気温:18℃
こんにちは!
この週末はとても良いお天気でした。
お天気の良い日には登山!!という方も多いですが、
安曇野をぶらっとお散歩するのもこの地域の醍醐味です。
そこで、今日は皆様に
私自身が体験した安曇野の魅力を、
「安曇野散策記」としてお伝えしたいと思います。
不定期で、勝手にシリーズ化いたしますが、
ご了承くださいませ…
第一回目のテーマは、道祖神についてです。
この石像が道祖神です。
安曇野に来られたことのある方は、
一度は見たことがあるのではないでしょうか。
道祖神とは、安曇野の祖先たちが無病息災、五穀豊穣、よき伴侶との出会いや子供の成長、さらに旅をする人たちの安全を祈願するもっとも身近な神様として、石工に彫ってもらったものです。
安曇野市には約600体の道祖神が存在し、
地域の人達の手で大切に祀られています。
「彩色道祖神」
こちらは、集落の子供たちが道祖神祭りに合わせて
色を塗り替えます。
「双体道祖神握手像」
双体像としては一番多い、握手をしている像です。
握手・肩組み・抱き寄せと、バリエーション豊かです。
「接吻道祖神」
文字通り、見たままの、
キスをする双体道祖神。
元禄年間作とされる、
沢山ある道祖神の中でも珍しい存在です。
このほかにも、様々な種類の道祖神があります、
それぞれとても表情が豊かです。
全部で600体程存在するということなので、
お気に入りの道祖神を探してみてみませんか?
ちなみに私のお気に入りは、木を彫って作られた道祖神です。
こちらは柏矢町駅近くの、安曇野の里で見ることが出来ます。
なお、道祖神巡りに興味がおありの方は、
安曇野市観光協会公式HP 信州 安曇野の旅より「道祖神巡りマップ」
をダウンロードすることができます。
安曇野市観光協会公式HP リンク
レンタルサイクルで道祖神巡り、というのも面白いかも知れません。
(弓場(ゆば))
需要と供給
2014/06/14
6月14日(土) 午前11時の気温、18℃ 天候、晴れ
こんにちは。
今しがたの気温は18℃でしたが、陽射しがある分、暖かく感じます。
さて、雨のあとの晴れ間は、色々と楽しみがあります。
充分に水を吸った植物が活き活きとなり、温かさにつられて虫がどんどん目を覚ましてきます。
少し前から「クリンソウ」が玄関前など敷地周辺にて咲き始めています。
ボリューミーな花で、見た目にも美しいです。
そんな中、新たに目を覚ました「コキマダラセセリ」さんが、その蜜をグイグイと吸っていました。
我々、人間にはその美しさで、
虫達には重要な栄養源として、
小さな事ではありますが、こうやって「需要と供給」が成立しているのだなと、改めて感じました。
天気予報だと、しばらく晴れ間が続くみたいですね。
次は何が出てくるか、楽しみです。
(高橋)
夏に向けて
2014/06/13
6月13日(金)午後3時の気温15℃ 小雨
今日は雨が降ったり止んだり陽が差したりと、目まぐるしいお天気です。
週間天気予報によると、明日からはお天気も回復しそう…登山日和になると良いですね!
今日のような雨の日は来荘者もそう多くありません。
時には大露天風呂をたった一人で貸切!なんて事もあります。
お越しいただいたお客様のほとんどは「ゆっくり温泉に入れて良かった!」と、このゆったりとした雰囲気を満喫して頂いているようです。
先日お伝えした女子露天風呂の白いツツジも満開となり、しっとりと静かな温泉の魅力を後押ししています。
さて、今は静かでゆっくり温泉を楽しめる絶好の季節ですが、梅雨入りが例年よりも早かった分、梅雨明けが早いとしたら…一ヶ月後にはもう夏山シーズンがやってきます。
すでに登山計画を立てている方もいらっしゃる事でしょう。
我々スタッフも夏山シーズンに向けて、色々な準備を始めています。
売店では登山者向けの便利グッズや、燕山荘オリジナルグッズをそろえ始めています。
食堂では夏限定の新メニューを考えたり、入口のボードに楽しい話題や、夕食の献立を書いたり、皆さんに楽しんで頂けるよう考案中です。
今は穏やかな空気の流れる館内ですが、気持ちはもう一ヶ月後の活気あふれる季節に向いています。
この夏、北アルプスで、そして有明荘の温泉で楽しい思い出をいっぱい作って下さいね!
たくさんの方の笑顔を見られる夏を私たちも楽しみにしています。
(猪股)
雨に向かひて・・・
2014/06/12
6月12日(木) 午後1時の気温 18℃ 雨
きょうもまた雨が降っています。
「雨が降った・・・」と嘆いているより、
雨の日ならではの見どころを探してみると
なかなか楽しいものです。
雨を浴びて花に雨の珠を載せているつつじです。
草木が瑞々しく映える梅雨時。
皆様はどんな「見どころ」を見つけられるでしょうか。
(西田)
苧環&柳
2014/06/11
6月11日(水) 天気:曇り→雨 午前9時の気温:16℃
こんにちは。
梅雨ということもあり今日も生憎どんよりとした天気です。
しかし、風雨なんかものともせず草木はすくすくと育っています。
ヤマオダマキは、キンポウゲ科オダマキ属でがく弁は紫褐色で花弁が黄色です。
この花の色違いがキバナノヤマオダマキがあり、がく弁と花弁が共に黄色でヤマオダマキの変種です。
なぜ黄色に変わるのかわかりませんが、アサガオのように土壌の性質に影響されて変化するのかもしれません。
もう一つはヤマヤナギです。
上の写真は5月6日です。
こちらが現在の状態です。
ヤマヤナギは種を飛ばす為に綿を形成します。綿の中に小さな種をたくさん蓄え、風にのせて遠くまで飛ばします。
綿のことを「柳絮(りゅうじょ)」と言います。
この綿が空を漂う様子は、なんとも幻想的な世界へ入り込んでしまった気分にさせてくれます。
今の季節がチャンスですので、是非見に来て下さい。
旧有明荘ブログ
(吉田)
スタッフブログが新しくなりました。
2014/06/10
この度、燕山荘グループのホームページリニューアルを機に、スタッフブログもリニューアルすることになりました。
新しいブログでも今まで同様、山や小屋の様子をお届けします。
楽しみにしていてください!
なお、過去のブログも残っております。
情報収集に利用したい場合はこちらもご利用ください。
旧有明荘スタッフブログ
プロフィール
燕岳登山口下方1,380mの温泉宿有明荘スタッフのブログです。